2014年12月20日

12月20日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 中部地区大会 in 名古屋 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:1220日(09:0016:45開場8:45)    ペンクリ会員限定開催日当日会員登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:名古屋国際センター 4 3研修室   住所:愛知県名古屋市中村区那古野1-47-1  電話052-581-5679   
                   今回は調理ブースありませんどーむさんの手料理を期待しても・・・ダメダメ!

2014/15年の予定  ここを押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。ご活用下さい。参加を逡巡されている方はこちらを読んでね!
中部地区年末お楽しみバザールを兼ねています。値切ってなんぼの中部地区大会にご期待を!
迷()ビンゴ大会
の景品を大募集しています。ご自宅や勤務先の雑多な物をぜひお持ち込み下さい。 こちらも読んで!
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Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(3)

2014年12月18日

木曜日の調整報告【 Pelikan 400NN 茶縞 14-OF 吸入出来ず 】

1昨日、奥様の強運に酔いしれて、水曜日の調整講座を抜かしてしまったので、本日掲載することにする。
依頼品はPelikan 400NNの茶縞。当時は緑縞と同じくらい販売されたのではないかと思う。最近では中古市場では茶縞の方が本数が多い。
それほど独逸人は茶縞が好きだったのだろう。同じく日本人も・・・そして濃い茶縞よりも、このような淡い茶縞の方が好きな人が多い。拙者もそうじゃ。
この400NNはPelikanの歴史の中で、もっとも良く出来た万年筆ではないだろうか?M800好きの拙者が言うのもなんだが、出来は400NNの方が上だろう。
この当時のPelikanは主力モデルを一機種に絞り、軸のバリエーションで消費者に選択肢を与えた。市場が大きいときには、この方法が有利だと思う。
実は、現在のMontblancは、ようく見ると、これに似た方式をとっている。No.146のバリエーションとしていろんな軸素材や限定品を輩出している。
No.149はフラッグシップではあっても、メイン商材ではない。メインはあくまでもNo.146および、その兄弟だろう。

23こちらはペン先。OFとペン先に刻印されてはいるが、ペンポイントの溶接は、むしろ右オブリーク気味になっている。
ひょっとすると、オブリークを調整で直しているのかも知れない。おやおや?良く見ると、右側画像上側の斜面が欠けている。
おそらくはどこかにぶつけたせいで欠けたのだろう。この欠けが目立たないよう左右の斜面を研磨して、綺麗な曲線にしておく。
ペン先のスリットも詰まりすぎなので、少しだけスリットの寄りを緩くしておこう。ペン先は少し前に出すぎのようで、少しぐらぐらしており、左右にズレやすくなっている。

45こちらは横顔。このペン先のお辞儀がPelikanの140、400、400N、400NNの特徴。特殊なペン先を除けば、決して軟らかいペン先ではない。
ただし、ST(ステノグラフ)だけは妙にヘナヘナした書き味で面白い。またシャイベンはぬらぬらの書き味を演出してくれる。
右側画像を見ると、左右のペン先に段差があるのがみてとれる。このシリーズではペン先のお辞儀をペン芯でストップさせている形式。
従ってペン芯の中心とペン先のスリットがズレると、すぐに段差が出来てしまうのじゃ。段差対策は、まずはペン芯とペン先の結婚・・・金ペン堂方式じゃな。

6今回はピストン弁が摩耗し、インクを半分程度しか吸入しないということなので、まずは尻軸をはずす必要がある。
今回はPelikan用の尻軸外し工具を用いたが、これがなくても外すことは出来る。
ただし、胴軸を暖める作業をスキップすると、30%以上の確率で首軸を割ってしまうので今ではやっていない。
ペンクリではお湯が手元に無い事も多いのでな。(給湯室がある会場というのは、意外に少ない。)

78左側のピストン弁を見ると、表面がかなり荒れている。この毛羽立ってコロンと取れた破片がピストン弁をさらに削ってしまうのじゃ。
やはり樹脂製のピストン弁というのは無理がある。そこで代替パーツとして海外で販売されている弁を使うことにした。
古い弁を力ずくで外して、ポンと押し込むだけで良い。ただし、軽く止まっているだけなので、表面にシリコングリースを塗らないと胴軸内で外れるリスクがある・・・・
とずーっと思っていたのだが、胴軸内に押し込んで、内壁から押されれば、外れにくくなるということをさきほど気づいた。ま、シリコングリースを塗っておくに越したことはないだろう。

910弁交換は簡単に終わったので、サービスで軸をサン・エー・パールで磨いてくすみを取り、ペン先も調整しようと抜いてみて驚いた。
赤い丸が付いているのが、今回の400NNについていたペン先とペン芯。赤丸無しが正しい400NN用のペン先とペン芯じゃ。
どうやらこいつはニコイチで、ペン先とペン芯はPelikan 140用が付いているようだ。ペン先だけ外から見ても気づかないもんだなぁ・・・
刻印はうり二つだし、見える部分の大きさも同じ。ただし、ペン芯の溝の位置は明らかに違う。ここに気づかなかったとは・・・最近古い万年筆に興味が無くなったので忘れてしまっていたわぃ。

調整師終わった萬年筆で書いてみて驚いた。ニコイチなのにオリジナルよりも書き味が良い。これま儲けものですぞ!


【 今回執筆時間:3時間 】 画像準備1h 修理調整1h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
      
Posted by pelikan_1931 at 21:00Comments(0)

2014年12月17日

30年間恋い焦がれていた逸品を奥様がビンゴで当てた!

先ほど、奥様が二日連チャンのクリスマス・パーティから帰宅し、ビンゴで当たったという品をくれた。

まったく期待しないでラッピングを開けると、デュポンのロゴが入っている箱が出てきた。

ああ、クラシックボールペンかぁ〜 てなもんで期待せずに開けると、予想通り金色のボールペン。

やはり金鍍金のボールペンだなぁ・・・と思ったが、奥様がそばに立っているので、ルーペで重々しく覗いてみる。

あれ?925の刻印がある。そばにホールマークも2個!

あわてて、クリップにぶら下がっているタグを見ると、VERMEILと書かれている。

クリップの色は?もしなら興ざめなのだが・・・だ!

これこそ、1985年から入手しようと画策していた Dupon't Classic バーメイル・黒漆クリップだ!

なんと30年間恋い焦がれていたボールペン!

1885年当時は、あまりに高価に思えて買えなかった。1988年The Penには写真は掲載されていないが、価格表には物品税込み6万円とあったはず。

その後、少しの間はデパートには売れ残りとして展示されていた。

しかし、拙者が買う決心をしてからは、一切お目にかかっていない。必死に捜したのだが収穫ゼロ!

クリップの色違い中古品はヤフオクにも出たことはあるが、拙者はボールペン・コレクションは新品と決めている。 

画竜点睛を欠くがごとく、きらびやかなDupon'tのボールペン・コレクションの中で、バーメイル軸だけが欠けており、そこに仕方なくヘミングウェイのボールペンが鎮座していた。

奥様の強運によって、ついにヘミングウェイが退き、Dupon't Classicのバーメイル軸がそこに鎮座することになった。

景品を出した人に電話でうかがったところ、当時、S.T.Dupon'tと取引があり、記念品としていろんなボールペンをいただいていたのを整理し、今回のビンゴ大会に何本か供出されたのだとか。 

すなわち、誰の手にも触れられていないMintの逸品・箱付き、しかも30年間欲しかった物が、いきなり奥様からプレゼントされた。

奥様も、景品として出して下さった人も、もちろん拙者も、大いに興奮し喜んだ!

ここ20年間くらいでは、もっともうれしい・・・という小市民の一日であった。  
Posted by pelikan_1931 at 22:30Comments(6)

2014年12月16日

火曜日のアンケート【 あなたの萬年筆ライフにおける あの頃は〜♪、ハッ!@2014 になるだろうキーワードは? 】

前回のアンケートは、 今年あなたが入手した萬年筆の中で New Pen of The Year 2014 は何ですか? というものだった。

結果は;
23票:パイロット・NAMIKI    (左馬の人気の影響か?)
13票:ペリカン                      (定番品人気)
12票:モンブラン                  (躍進!)
  7票:セーラー                   (WAGNER 2013     5票)
  6票:中屋・プラチナ     (定番品人気)
で、あとは3票以下だった。出現したメーカー数は25社。

2014年はパイロットの圧勝だったと言える。
今年の得票の特徴はパイロットでは左馬人気によるもの。昨年のPelikanでは得票数の半分以上をM800茶縞 が稼いだのと似ている。

それでは、

 師走も近づいてきたので今年1年を振り返るアンケート・その3
 

今回のアンケートは、

あなたの萬年筆ライフにおける あの頃は〜♪、ハッ!@2014  になるだろうキーワードは?

将来、
2014年のあなたの萬年筆ライフ
思いお
こす際のキーワードとなりそうなものを教えて下さい。いくつでもけっこうです。
 

それでは Go



拙者の場合は・・・

No.1はソウル・ペンショーの取材記事が趣味文Vol.32に掲載された事。特に自分で撮った写真が使われるのがこれほど愉快なこととは思わなかった。

No.2は萬年筆研究会【WAGNER】の友人のおかげで、ダイエットを始められたこと。
体重100kg超の友人達が、10kg単位で体重を落として行くのを目の当たりにし、最高体重100.6kgの拙者もさすがに危機感を覚え、ダイエットを始めた。

現在では野菜スープとMECを取り入れた糖質制限ダイエットを実践中。細かくデータを取っているので、何が要因で体重が増減するのかが将来分析できるだろう。
多変量解析は学生時代にさんざん使ったのでなぁ・・・。
今のところわかったのは、〆のラーメンを食べると、翌日体重が500g増加し、元に戻るのに4日かかること。
もう〆のラーメンは食べない。ありがたいのは、奥様も今月からこのプログラムに参加してくれたこと。おかげでパンも米も今月は食べていない(自宅では)。
さて、来年はどこまでを目標にするか?【体重ではなく、ウェストの値】
  
Posted by pelikan_1931 at 16:00Comments(27)

2014年12月15日

月曜日の調整報告【 正体不明の半な萬年筆 ・・・ おじぞうはん 】

1今回は、赤ずきん半 改め 赤点半 さんより点検を依頼された正体不明の萬年筆。伊太利亜製か、米国製かまったくわからない。
それにしても小さなペン先じゃなぁ〜。こういう金をケチった萬年筆は、概ねマイナー・ブランドの萬年筆である。
あるいは、倒産寸前まで追い込まれたブランド。萬年筆製造を止める寸前のデ・ラ・ルー社のONOTOも層だったように記憶している。
それにしても、こいつはいったいどこの国のブランドなのだろう?

2大きさ比較のためにPelikan M600とM101Nと並べてみた。どうやらM101Nと同じくらいの大きさのようだ。
ただ軸の素材は、かなりみすぼらしく見える。
素材は・・・セルロイドかな?細長いセルロイド板を斜めに丸めて長い軸を作ったのだろうと想像する。これは比較的簡単に作れるので、技術レベルの低いメーカーでも製造できるだろう。

34軸を直接見ても、どうしても読み取れないので、右側画像のように粉を刷り込んで撮影してみた。左はスキャナー、右はリングライト付きのコンパクトデジカメでの撮影。
どうやら【gefiou】と書いてありそうなのだが、ランブロー本にもこのブランドは掲載されていない。ああ、気になる!
撮影に使ったのは、ここで紹介したオリンパス TG-3。リングライトを使ったので、文字の周りに楕円形の白いラインが残っている。これはリングライトの反射。
すなわちこのカメラを反射する物体に使うのは難しい。すなわちペンポイントの撮影にも厳しいということ。ま、もう少し使ってみよう。年末バザールには出品しませんぞ!

56こちらはペン先。マイナー・ブランドにありがちな、WARRANTEDの刻印のある小さなペン先。
いったい誰が保証してくれるんや?とツッコミを入れたくなるのだが・・・。なんせペン先製造会社を示す刻印は無いからな。
製造メーカーが保証してくれると解釈することも出来るが、実際はどうだったのだろう?
右側画像を見て、最後に調整した人の腕に恐れいった。よくぞこの狭いスリット間隔を出せたものじゃ。
でも本当に驚嘆すべきは、この隙間を映像に残せた拙者のスキャナー載せ技術なのじゃ! いや、単なるまぐれでした。

78こちらが横顔。これを見ると、やはりマイナーブランドのペン芯はしょぼいなぁ・・・と感じる。
かなり凸凹だし、先端部がひん曲がっている。そして実はペン先とペン芯の間に隙間が出来ている。これじゃインク切れのリスクがあるなぁ・・・
さらには、恐ろしく粗いペンポイントの素材と、丸め不足の形状。どうやら最後に調整した人は、ペンポイントの研磨は得意ではないようじゃな。

9首軸を捻るとインクサックが出てきた。これは交換したばかり。しかも真っ直ぐに伸びている。良い仕事してます!
首軸がねじ式の場合は、インクサックを細くしておく必要がある。ねじ込んだ後、胴軸の後ろ側からボタンフィラーの機構を押し込むのじゃ。
ねじ式の場合、外す際は尻軸側からボタンフィラー機構を取り除いてから首軸を回して外すのが王道。機構を外さないで首軸を回すと、機構とゴムが絡まって破損するリスクが高くなる。

10ペン芯はしょぼいが、ペン先の形状はなかなか美しい。拙者の好みの形状だが、願わくば、もう少し大きなペン先がいいなぁ・・・
このペン芯の溝は幅が非常に太く、とても毛細管現象が機能するとは思えない。単に重さでインクが下がってくるのでは?とも考えてしまう。
一方で空気の通り道はしっかりと確保されているので・・・早い話がものすごくインクが漏れやすいのではないかなぁ・・・
それを知っているからこそ、インクサックを小さい物にしていたのなら、直前にこの萬年筆を整備した人は、かなり萬年筆の仕組みに精通した人だと思われる。

調整された萬年筆をわかる人が見れば、調整者の技能だけではなく、知識までもが露呈してしまう。拙者も勉強しなくてはな・・・


【 今回執筆時間:3時間 】 画像準備1.5h 修理調整0.5h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
        
Posted by pelikan_1931 at 23:30Comments(4)

2014年12月14日

奥様と【下男たこ吉】の素敵な日々 ★ 人間ドック ★

先週の木曜日、奥様とたこ吉は、いっしょに近くの病院で人間ドックに入った。今回は脳ドックや各種マーカーの検査もオプションで申し込んだ。
その病院にしたのは、終了後にいただく食券で、ヒレステーキのランチが食べられるから。ま、人間ドックにつきもののランチ・サービスだが、昨年行ったときに【今までで一番!】 と奥様が絶賛したから。
絶対権力を持つ者が過去に絶賛した施策を変えるのは非常に勇気が必要。現に、たこ吉が勤務した会社で、それを断行した会社は無かったものなぁ・・・

ということで、当日8:30から受付開始・・・と言われていたが、やや早めに8:00に到着。それでも番号札は6番と7番だった。
その時、奥様がたこ吉に耳打ちされた。
保険証を忘れたわ・・・・取りに帰ってくる】 というが早いか、トコトコと自宅に帰り始めた。徒歩5分とはいえ、往復時間と捜す時間を含めれば、診察が始まってしまうのではないかとヒヤヒヤするたこ吉。

そのうちに、【1番の番号札をお持ちの方〜】 なんて個別説明が始まった。
本人確認、検査項目の確認、検便や問診票の回収と本日の健康状態の確認、ロッカーのキー渡し。が行われた。
そしてすぐに【2番の番号札をお持ちの方〜】てな具合で、どんどんと5番目まで進んできた。もうだめだ、スキップしてもらおうかと思い、【6番の番号札をお持ちの方〜】を聞くと同時に腰を上げたら・・・
奥様が悠然と入り口から入っていらっしゃったので、かわりに【ハイ!】 と手を上げた。結局はつじつまを合わせてしまう奥様にはいつも感心する。

どこか具合が悪いところはありませんかぁ〜?】 と聞く、看護師さんに対して奥様は・・・

体は大丈夫ですが、性格は悪いと言われます。ついでに隣のは(たこ吉のこと)頭が弱いです】 ときっぱり!

看護師さんは、キョトンとして二人の顔を見る。その一瞬、彼女の眼に浮かんだ憐憫の情をたこ吉は見逃さなかった。

ちゃいます!ワテはまだボケてまへんがな!】 と言いたい気持ちをぐっと飲み込むたこ吉。この看護師さん、奥様の言葉を真に受けている・・・

その後も、たこ吉は一人で顰蹙を買っていた。腹囲測定では、看護師さんから
私の方を向いてください】 と言われ、【ハイハイ】と顔を向けたら・・・【いや、体をこちらに向けてください】と言われた。なんだ、顔が見たいのかと思ったがな。

胃のレントゲン撮影(バリウム飲むやつ)では、バリウムを飲んだ後、それを胃壁にまぶすために何度か体を回転させるのだが、一回でギブアップ!
たこ吉は、ちょうど今、四十肩と同じ症状が出て、左手を上に上げたり、力を入れて左手で支えようとすると、肩に激痛が走る。

大丈夫ですか?もう一回体を回転できますか?】 

ウギャー、痛い痛い痛い!絶対無理!】 

じゃ、うつぶせになったままでいてくださいねぇ〜】 と言いながら、怪しい操縦桿のようなものを操作すると、ベッドが左右に揺れるではないか!
体を揺する機能が付いた装置なのか!なら、最初からこれでやれよ・・・と思いながら、胃の中でバリウムがチャプンチャプンするのを感じていた。

最後の方で、腕のついた握り拳のようなカメラ(胃を押さえつけて撮影するやつ)が近づいてきた。

あ〜!やめてやめて!今、肋骨のあたりの筋肉を痛めてるの、重い物運んだから】 と言っているのに、

大丈夫ですから】 と言いながら、グイグイと押さえる。

いたぁ〜い!いたぁ〜い!やめろぅ〜!】 と絶叫!本当に痛かったのだ。

なんやかやで、だいぶ省いてもらって終了。疲れ切って部屋を出ると、奥様が順番待ちされていた。

たこ吉、大丈夫?泣き叫んでいたけど・・・】 とおっしゃるので、

奥様、とっちめてやってください、ヒィヒィ・・・】 と言い残して口を洗いに行った。さて、あの若い技師はどうなったのだろう?

最後は、二人で仲良く、ヒレステーキを食べて帰宅した。もっともたこ吉は、ご飯粒は一粒も食べなかったけれども。   
Posted by pelikan_1931 at 16:30Comments(0)

2014年12月13日

テストの珍回答 その106

拙者は最近、小学校、中学、高校で実際に行われた試験での珍回答に涙している。そして自分でも正解できない問いや、同じような間違いを犯しそうな問題も数多くある。
そこで、不定期ではあるが、【テストの珍回答】を紹介しよう。

問いと模範解答を最初の頁に、珍回答をつづきの頁に記す
                                                              
1:
 
理科 相対性理論を発表したのは(         )である。(東京都の中学

解答: 
 アインシュタイン

アルバート・アインシュタインの本名は Albert Einstein 。日本語読みすればアルバート・アインステインと発音しそうだが、アインシュタインと呼ばれている。
これをみて、スノーケルをシュノーケルと発音する違和感を思い出した人は萬年筆ヲタクじゃ。
実は趣味文Vol.32にもViscontiのシュノーケル・デバイスという表記があった。伊太利亜製萬年筆なのになぜ独逸語読みするかなぁ・・・
アインシュタインといえば、相対性理論で有名だが、それでノーベル物理学賞をとったのではない。wikiによれば・・・

特殊相対性理論および一般相対性理論、相対性宇宙論、ブラウン運動の起源を説明する揺動散逸定理、光量子仮説による光の粒子と波動の二重性、アインシュタインの固体比熱理論、零点エネルギー、半古典型のシュレディンガー方程式、ボーズ=アインシュタイン凝縮などを提唱した業績により、20世紀最大の物理学者とも、現代物理学の父とも呼ばれる。
特に彼の特殊相対性理論と一般相対性理論が有名だが、光量子仮説に基づく光電効果の理論的解明によって1921年のノーベル物理学賞を受賞した。
 

日本ではともかく、物理学者としての評価はボーアの方が上なのかな?

「あなたは本当に、神がサイコロ遊びのようなことに頼ると信じますか?」(アインシュタイン)

「あなたは、物の性質をいわゆる神の問題に帰するときには、注意が必要だと思いませんか?」 (ボーア)
 
ちなみに、ボーアは【非常に不器用で実験が苦手、実験室の機材を壊すことで有名】だったとか。
そういえば、驚くほど不器用な理論物理学者が萬年筆研究会【WAGNER】にも一人いる。ひょっとしてボーア並の天才か!
 
 
2: 算数 証明の基礎は【AならばB】という風に理論を展開することです。この方式を用いて例文を作りなさい。 (中学

解答例: 
 明日雨が降るならば試合は中止だ

この回答例はおかしくないか?原因と予測を書いているだけだ。
本来なら、Aとは【X>Y & Y>Z】であり、Bとは【X>Z】 くらいでないと、算数の問題とは言えないのではないか?
解答例は条件を書いているだけに見えるな。 

 
3: 社会 アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ東部のサンノゼ近郊にある、IT産業が集積している地域の俗称を答えよ。(長野県の高校

解答: シリコンヴァレー

ずっとシリコンレーと書くのだと思っていたが、確かにシリコンヴァレーが正しいな。いやはや勉強になりました。
そういえっば、小学生の時、岡山市はサンノゼと姉妹都市になりました!と朝礼で聞いたことがある。 
岡山市をイメージして(というか拙者の住んでいた田舎の村から想像し)、壮大な水田がある村だろうと勝手に想像していた。
当時は姉妹と言えば、かしまし娘こまどり姉妹ザ・ピーナッツしか知らなかったので、似ていると言う意味が姉妹都市の条件だと考えたわである。
そういえばひまわり姉妹が後楽園に来たときには、学校をサボって見に行ったのだが、あれは高校生の時だったかな?
真ん中の女性がめちゃくちゃ可愛かった記憶があるのだがなぁ・・・ちなみに135F3.5に3倍のテレプラスを付けて撮影した。場所は後楽園(岡山)で、ロケだったはず。
ものすごい人だったので、けっこう人気があったのかも? 

 
4: 国語 【かえる】のはんたい語はなんでしょう?(群馬県の小学

解答: いく

この回答には違和感がある。かえるがどういうシチュエーションで発せられた言葉かを定義しないと回答できまい。
もし、下宿していた息子が夏休みで帰ってくるのを待ち受けている母親なら・・・
(故郷の自宅に)戻るなら、反対語は下宿に帰る。ならばかえるの反対語はもどるだろう。
もし、部屋の模様を変えるという意味なら、反対語は変えないだ。
もし、名詞的に使ったら・・・ 
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Posted by pelikan_1931 at 21:45Comments(0)

12月13日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 表定例会@水道橋

日時:1213日(  9:00〜16:55 解錠8:45  ペンクリ会員限定(開催日当日会員登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:内海 2F教室(東京学院ビル) 住所:東京都千代田区三崎町3丁目6−15 電話:03-3261-0017
2014/15年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。ご活用下さい。参加を逡巡されている方はこちらを読んでね!
迷()ビンゴ大会
の景品を大募集しています。ご自宅や勤務先の雑多な物をぜひお持ち込みください。 こちらも読んで!
今回はミニペントレ無し
年末大バザールのための内覧会となります。ただし予約(ツバ付け)は可能! また、萬年筆以外取引はOK!
 
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Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(19)

2014年12月12日

趣味の文具箱 Vol.32 発売!

1趣味の文具箱が12月13日に発売される。どうやら今回はインク特集らしいな。
今回のVol.32を持って気づいたのだが、なんだか分厚いような気がする。何故かな?と探ってみると・・・
折り込みが二つ付いている。一つは全メーカーのインクの色チャートで、もう一つは村上龍とステッドラーの物語じゃ。
萬年筆に関しては、限定萬年筆で欲しいのがいくつもあった。最近の拙者には珍しい現象だが、心を揺さぶられる萬年筆に出会った気がする。
昔は限定品が出ると必ず購入しなければ・・・という発作的欲望と義務感のようなものに背中を押されて何でも購入していた。
ところがここ何年も、心の底から欲し〜い!と思える萬年筆にほとんど出会わなかった。むしろ、定番品(および色違い軸)の方が好き、すなわち書き味重視路線になっていた。
しかし、今回は軸の魅力にイチコロというものが何本も出てきた。そして販売店の限定品には2つの傾向がある。
数が少なくともペン先のバリエーションを増やす店と、ペン先バリエーションを少なくして販売本数を増やす店。
萬年筆研究会【WAGNER】でも限定萬年筆を何種類も作っているのでわかるのだが、ペン先バリエーションの予測は難しい。
萬年筆研究会【WAGNER】では、火曜日のアンケートで事前に希望を書いて貰った数から割り出した予測値と、実際の注文とが全く違う!
そこで、来年の10周年記念萬年筆は注文が確定してから発注する事にした。といってもペン先のバリエーションは多くない。
萬年筆研究会【WAGNER】にふさわしいペン先しか作らない予定じゃよ。

23こちらが今回のVol.32の目次。もちろん既に全部目を通した。一番新鮮で面白かったのは古山画伯の記事。
久保幸平さんとは20年以上のお付き合いだが、まだまだ置くが深いなぁ・・・と驚いた。
前回までの記事や万年筆の達人などには書かれていなかったエピソードが満載!買って最初にじっくりと読むべき記事です!
またパイロット好きにはたまらないのが1950年代から1970年代のパイロットの名品が紹介されている藤井栄蔵(ユーロボックス)の記事。
そして、ここに並んでいる萬年筆は、ごく一部を除いてさほど入手が難しいわけではない。事実、ソウル・ペンショーでも多数販売された。
12月13日の水道橋大会でツバをつければ、年末大バザールで入手出来るかも知れませんぞ?
拙者は今回はソウル・ペンショーの記事を書いた。実は、拙者の撮影した写真が書籍に掲載されるのは、写真コンテストを除けば初めてなのじゃ!
20代前半に写真コンテスト荒らし(といっても金賞とか一席とかは取ったことはない)をしていたころは、それなりの高級カメラを使い、自分でフィルム現像から引き伸ばしまでやっていた。
今回はデジカメで撮影した(RAWとJPEG)画像をSDカード毎編集部に送って写真を選んで貰った。
当然、Photoshopでさんざん加工していただいて、やっと使い物になった程度でお恥ずかしい限り。だが本人は非常に喜んでいるわけです。


4152頁には趣味の文具箱ペン・オブ・ザ・イヤー2014の定番部門と新作部門の募集が出ている!
応募者の中から抽選で、1位の萬年筆がモニター・プレゼントとして送られる。

ただし、それに対する使用感などのレポートを書くことが求められるようだ。
その内容はメーカーにフィードバックされ、ひょっとすると改善点が反映されるかもしれない。

物欲ではなく、使命感で応募して欲しいな。もちろん、拙者も書くつもりじゃよ。   
Posted by pelikan_1931 at 21:45Comments(0)

2014年12月11日

パコさんの印度レポート(号外)

1234





エボナイトでおっちゃんにミニペンを作ってもらいました。ようやく完成したので、写真をお送りします!
 
全長5センチ!! で、キャップを後ろに付けられます。キャップをつけた状態で8センチ。ちゃんと実用で使えますし、構造は大型ペンと全く一緒で非常に堅牢です。インドも職人は侮れないなぁ・・・・

おっちゃん、カスタムオーダーでチビ万年筆作って欲しいんだけど。カラーエボナイトで。

おーー、わしは何でもできるから作ってやる。

300円くらいになんない?

なにをいっとるか!エボナイトで全く同じ構造で作るのだぞ。小さいからとても技術がいるのだ。だから高いのだ・・・・

え〜〜〜、いくら??

う〜〜ん・・・・・・・(実は商品になっていないので、いきなり値段を聞かれて困っているオヤジ)

結論から言うと、ざっくり1000円でした。 欲しい人がいれば、今度注文取ります。(かなりの変態マニアかもしれませんが、)

5それから、リップルの新色、オリーブができたので、これも写真に送ります。なかなか気に入ってます。

時間があるので色々いじってみたところ、なんと、ペリカンM800のペン芯がぴったり合います。

さっそく、装着してみました。現代のペン芯は、インキ保持力が高いので、これでボタ落ちはかなり解決できると目論んでます。

M800がOKということは、セーラのプロフィット21でも合うかも知れませんね。

それでは、12月30日両国でお会いしましょう! 
  
Posted by pelikan_1931 at 13:00Comments(4)

2014年12月10日

水曜日の調整報告【 Pelikan M60 14C-F 細字化 】

1今回の依頼品はPelikan 一筋?のakiさんからのもの。例によって左手用 & 細字化の要望。
もはや慣れているのでBlogにUpしなければ10分程度で終わってしまう調整なのだが、非常に興味深いモデルであったので紹介することにした。
Pelikan M60は1965年の2月〜1979年6月までの14年4ヶ月にわたって製造された。
M30(CapだけRolled Gold)、M60(全体がRolled Gold)、M100(全体が14金無垢)の中では最も長く作られたモデル。
そしてakiさんも拙者も知らなかった事実が隠されていたのじゃ・・・

23ペン先はかなり詰まっており、決してインクフローが良いわけではない。
しかし、書いてみるとインクフローが少ない割に字幅が広い。これはペンポイントの腹の部分が外に張り出すように角張っているから。
なんとなく現行のPelikan M400〜M800シリーズのMに近い。もっとも最近のは製造ロットや時期によってかなり形状が変化するようだがな。
ペン先がやたらにオレンジっぽく見えるのは、ペン先が下方向に傾斜しているから。スキャナーのガラスの上に萬年筆を乗せてScanすると、角度によってはこのような色調になる。

45こちらは横顔。これを見ると何故akiさんが細字化を求めたのかがよくわかる。
左手に萬年筆を持って押し書きする場合は、上から下の線の太さは、画像の赤い丸で囲んだ部分の太さになる。
すなわち、縦線が太くなるような形状をしている。これを直すには、赤丸の部分にエッジが立つような研磨を施し、しかる後に丸めるのが王道だろう。
この時代のPelikanのペン先は・・・Parker 45に似ているように思う。ただし格は上を狙っている。この戦略が失敗してさんざんな経営状態になったと思われる。
いや、まてよ?この後のシグナムでとどめを刺されたんだったかな?悪い情報はメーカーからは出てこないし、Pelikanファンとしては知りたくもないのでよう覚えとらんなぁ。

6こちらがペン芯。ペン先から続くスリットが途中で切れている。インクタンクから導かれたインクはペン芯の内部を通ってスリットに導かれるようだ。
けっこう複雑な構造だが、なんでこういう根元が細いペン芯にしたのだろう?回転吸入式であればわざわざ細くする必要はないはず。
ひょっとすると、後にカートリッジ式に移行することも考えて設計されたペン芯だったのかもしれない。

7こちらが抜き取ったペン先。M60のペン先は18金製だと思い込んでいた。akiさんもそう思っていたらしく、調整依頼書には18C-Mと書かれている。
ところがペン先には14CとFという刻印がある。あれ?ニコイチかな?とも思ったが、こういう不人気モデルでそういう事をする人はあるまいと調べてみると・・・
M60のペン先が18Cになったのは1970年の8月6日からで、それまでは14Cのペン先だったとわかった。
すなわち1965年2月から1970年8月6日までの5年半は14Cのペン先、その後の9年弱は18Cペン先付き。
この萬年筆が1965年1月以前に製造されていたことがわかった。後期モデルよりも製造期間も短いが、製造本数については不明。

89こちらはakiさんの要望に添って細字化を施したペン先。まずペン先の斜面も研磨してペンポイントの幅自体を細くした。
さらにペンポイントの背中側よりも腹側の方が細くなるように研磨。この研磨にはポケッチャーとCarちゃんをフルに活用。
もはやこういう専用工具が無いと生産的に字幅を変えることは難しいなぁ。だんだん調整に費やせる時間も少なくなってきたしな。

10そして左利き用の細字化の胆がこちら。ペンポイントの背中側を削り、腹側に立った部分を作る。
これは押し書きをスムーズにするのと、縦線を細くする目的で削り込んである。もちろんakiさん用の研磨手法なので左利きなら誰にでも適用できるわけではない。
調整とは、その人の書き癖に合わせて、毎回アレンジするものなのじゃ。だからこそ、創意工夫する力があれば、場数を踏んだ方が上達するもの。
調整力は・・・場数と調整時間の関数といえよう。場数を踏んだ人が時間をかけて調整すれば個々人に合った調整が出来ると言う事じゃな。


【 今回執筆時間:3時間 】 画像準備1h 修理調整1h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
      
Posted by pelikan_1931 at 23:45Comments(0)

2014年12月09日

火曜日のアンケート調査 【 New Pen of The Year 2014 】

前回のアンケートは、今年もっとも愛用した萬年筆は何?というものだった。

結果は;
14票:ペリカン
13票:パイロット
10票:モンブラン
 
  7票:
中屋・プラチナ
  6票:セーラー
で、あとは2票以下だった。
 
前回調査で
は;
12票:ペリカン
10票:パイロット
  7票:セーラー
  5票:モンブラン
  4票:中屋・プラチナ
で、あとは2票以下だった。

前々回調査では・・・
15票:パイロット
10票:中屋・プラチナ
10票:ペリカン
  7票:モンブラン
 5票:パーカー
 3票:セーラー
であとは2票以下だった。

品質が少し改良されたPelikanと現行品ではないMontblanc No.149が人気のようだ。後者は誰かのせいかな?


それでは、

 師走も近づいてきたので今年1年を振り返るアンケート・その2
 

今回のアンケートは、

今年あなたが入手した萬年筆の中で Pen of the year 2014 は何ですか

今年購入した萬年筆が対象です。そして、理由も書いて下さいね。
 

それでは Go



拙者の場合は・・・

やはり WAGNER 2014 左馬 14K-B じゃ。これを使って、改めて微調整の段階でのPilotのペン先の実力を感じた。

大幅調整すれば萬年筆の書き味はいかようにでも変化させられるが、微調整の段階でもすばらしい書き味を提供してくれるものは少ないからな。

それに左馬の刻印が実に良い感じ!ポンちゃん、ありがとう!



萬年筆研究会【WAGNER】会員は、

このアンケートには

積極的に
回答するようにな!
  
Posted by pelikan_1931 at 21:00Comments(78)

2014年12月08日

月曜日の調整報告【 Sheaffer スノーケル オープンニブ 14K-F Oリング交換 +α 】

1今回の依頼品はペン先がラウンドニブではないSheaffer スノーケル。未だに堂々と【シュノーケル】なんて各所に書いている人もいると聞く。
正式名称・発音はスノーケルなので間違えないようにな。もっとも当時のカタログにはシュノーケルと書かれていたという噂も聞いたが、そうであってもそれは間違いです。
Snorkel のどこをどう読んでもシュとは発音しないのは明白! まぁ、 歯牙にもかけない を がしにもかけない と読むよりは罪深くはないだろうが。

高級バージョンはラウンドニブで、安価バージョンはオープンニブだったが、修理を前提とするなら、安価モデルの方が理にかなっている。完全円筒チューブなので、位置合わせが必要ないからな。

今回の依頼事項は吸入機構が壊れており、まったくインクを吸わないとのこと。サックがやられているか、Oリングが硬化しているか、あるいはその両方かだろう。

23今回はペン先調整は求められていないので、いじらない予定だが、状態はさほど良くない。
まず、かなりペン先が詰まっている。そしてペンポイントの左右のバランスが取れていない。ペンポイントの量が左右アンバランスだなぁ・・・
少しだけスリットを開いてスリット内部を鏡面化し、インクフローをあげる加工を施した方が書き味は向上する。
しかし調整依頼用紙に書かれていない作業はしないことにしているので、ペン先はこのまま返却することになる。

45スノーケルはラウンドニブの場合はかなり上に反っているが、オープンニブの場合には反りがほとんど無い。従って書き味も全く違う。
オープンニブの場合は、金の量を減らすためか、ペン先が多少薄く、少しの力でペン先が開く。いわゆるやわらか系のペン先なのだ。
一方でラウンドニブのスノーケルはガチガチに硬いペン先。少しでもソフトタッチに・・・としたのが上反り加工されたペン先。この方法は実は理にかなっている。
ペンポイントの美味しい部分の利用頻度を最も高くするためにペン先を反らせていたのだろう。

6こちらが自慢のスノーケル機構を最高に伸ばした状態。尻軸を左に回すと、スノーケル管が前進し、最後に尻軸が空回りするようになる。
そうなったら尻軸を思いっきり引っ張り、タッチダウンの容量で素早く尻軸を胴軸方向に押す。ジュボ!という音が出れば成功だが、この個体では尻軸がスムーズに動かない。

7なを吸入時にはスノーケル管の先端部の切れ込み部分がインクに浸かっていればインクは吸入できる。

8拡大すると、この部分。実は吸入されたインクがペン芯に注がれるのは、この溝を経由するもののみ。それにも関わらず、吸入後、スノーケル管を収納するとすぐにインクがペン先に供給される。
この仕組みを皆で研究しているのだが、いまだによくわからない。スノーケル管は単なる管ではなく、内部にエボナイトのような縦割れした棒が何本か入っている。
それが毛細管現象を誘発していると想像しているのだが・・・いかがだろう? 不思議なことに、ペン芯にいっさいインクが付着していない状態で、スノーケル管を収納し終わったとたんに書ける。

9今回はインクサックは生きていた。これが死んでいたら吸入機構をいったん壊し、サックを嵌めてから再度組み立て直す作業が必要。しかも元通りではなく、大きな傷が残る。
今回はインクサックが生きていたので、修理は楽。ただし、左のバネが真っ茶色に錆びていたので、可能な限り錆びを取り、オリーブオイルを塗っておいた。
常にインクの脅威にさらされている部分に鋼のバネを使うなんて愚の骨頂!萬年筆をよく知らない人が図面をひいたのだろう。スノーケルは世紀の名品ではなく、世紀の失敗作と言えよう。だからこそ大好きなのだが。

10こちらがOリングで、胴軸後端部にある劣化して硬化したOリングを歯科用のメスで切り取って外し、ピンセットでOリングをつまんで溝にセットするだけ。
ただし、この作業をぶきっちょな人がやると、2時間くらいかかっても出来ない。拙者は今回は10秒だった。普通の器用さを持った人なら、5分もあれば作業完了となる。
萬年筆の修理の中では、初歩的だけどやりがいのある・・・と言われている。これでサック交換がからむと、あまりの残酷さにとても画像としては紹介できないのだがな。


【 今回執筆時間:3時間 】 画像準備1h 修理調整1h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
       
Posted by pelikan_1931 at 15:30Comments(2)

aurora_88さんの【萬年筆研究会【WAGNER】第34回関西地区神戸大会報告】


 実に懐かしい雰囲気の神戸大会でした!
  
Posted by pelikan_1931 at 10:00Comments(0)

2014年12月07日

奥様と【下男たこ吉】の素敵な日々 ★ 野菜スープを奥様が飲む ★

前回、12月1日は【男の料理教室】に行き、サバの味噌煮を習う予定だったが、11月30日に町内のビラ配りを奥様といっしょにやり、疲労困憊してしまった。

当日の朝、奥様が 【男の料理教室】の事をすっかり忘れていること、冷たい雨が降っていることから、こっそり【男の料理教室】を休んでしまった。
もちろん、その事を話題にもしなかったので、奥様が思い出すこともなかった。奥様は執念深いタイプではないので、思い出して怒ることはない。
結果を怒るのではなく、今後に対する計画の無さを怒るので、QCストーリーでいう「残された問題と今後の進め方」 をしっかりと考えていれば、これ以上怒られることはないはずだ。

ヒェー!たったいま、奥様がこの文章を書いているPCの前にいらっしゃって・・・

たこ吉、週刊文春と週刊新潮は読んだ?終わってたら管理人さんにあげるから】 と言いながらたこ吉の横顔を見ている。あと45度首を振ればPC画面が眼に入る!

このBlogを発見されたら拙者の萬年筆人生も終わってしまう。庭に穴を掘らされ、肩まで埋められて、首のまわりに蜂蜜を塗られ、人食い蟻やナメクジや毒蜘蛛を放たれるらしい。

はたしてナメクジ毒蜘蛛蜂蜜に興味を示すのか?はたして人食い蟻なんぞ集められるのか?は疑問だが、奥様がおっしゃると心底怖いから不思議。

え、どこですか?さっき読んでいたのがどちらかわかりません。どこにありますか?】 と言って、奥様を押すようにして部屋からいっしょに出て行った。

奥様の言葉に反応するのではなく奥様の意図に反応するような(しつけられた)男がそういう不自然な行動をとれば、すぐに意図を見抜かれてPC画面を見られてしまうだろう。

幸か不幸か、たこ吉はいまだに奥様の言葉に過敏に反応してしまうので、週刊誌・・・と言われたら無条件にそれを確認しようとしても、不自然とは思われない。助かったぁ〜! 

1先日、奥様が血液検査の結果を聞きに行き、ついでに血圧を測って貰ったらしい。もちろん今まで降圧剤など飲んだことはない。

その結果、上が145で下が100くらいあったので、塩分を控えるように先生に言われたらしい。

特に味噌汁が悪いと言われたわ】 と困っていらっしゃった。実は奥様は味噌汁が大好きで、生野菜が大嫌い、果物もめったに召し上がらない。
非常に男らしい食生活を送っていらっしゃる。

たこ吉が毎朝作っている野菜スープをお飲みになりませんか?けっこうおいしいですよ】 と誘ってみた。

普通ならご自分の好き嫌いを優先して、たこ吉の言う事など歯牙にも掛けない奥様ではあるが、医師から注されて気になっていたらしく、素直に野菜スープを飲むことになった。

ちなみに、上の文章を書くためにGoogleで漢字を検索するまで、拙者は歯牙にも掛けないを【がしにもかけない】 と思い込んでいた。まさか【しがにもかけない】と読むとは!
今まで何百回も使っていたが誰も注意してくれなかった。言語不明瞭で話し声が小さいので誰も聞き取れなかったのかな?

聞き取られていたら、ガシちゃん というあだ名になっていたかも?

たこ吉野菜スープは、寸胴鍋に満載した野菜のちょっと下まで水を入れ、沸騰させてから弱火で40分間煮るだけ。調味料は入れない。
出来上がった直後はさわやかな味で、何度か煮直すと味は濃厚になる。栄養価は後者が高いが、おいしいのは最初。

野菜嫌いの奥様も【これはおいしいわ】 とスープをマグカップに2杯と中の野菜をお茶碗に2杯食べられた。奥様がこんなに野菜を食べたのは初めて見た!

これなら【サバの味噌煮】 を作れなくても怒られまい。 今回は臨場感のあるBlogになってしまった・・・  
Posted by pelikan_1931 at 21:30Comments(2)