2022年12月31日

2022年12月の〔Lichtope @恵比寿・代官山〕営業日 と 〔万年筆談話室 @麻布・三田〕開室日

談話室_Lichtope_開室_2021_12_V111月23日〜12月31日〔Lichtope @恵比寿・代官山〕 営業日 と  〔万年筆談話室 @麻布・三田〕開室日左図のとおりです。


Lichtope は萬年筆研究会【WAGNER】の調整師である〔たこ娘〕さんの(筆記関連製品)セレクトショップ。


Lichtope 2022年5月3日(火)より恵比寿・代官山の新店舗で営業を開始しています。


代官山駅からだと平坦で徒歩4分以内。
恵比寿駅からだと登りで徒歩5分程度。住所は 渋谷区恵比寿西1-27-10 ZUKADAIKANYAMA 1F

書き味調整や研出しも行っています。メーカー保証期間中の万年筆は調整/研出しを行う事によって保証されなくなる可能性がありますので事前にご相談下さい。




102_代官山営業時間の横に(フリー)と書かれている日は、ご予約無しでご来店いただけます。

当日に調整希望の方は事前に予約を入れておいていただけるとお待たせしないで調整出来ます。

営業時間の横に(要予約)と書かれている日は、希望日の前日19時までにご予約確認をお願いします。

HPのお問い合わせフォームでお願いします。

予約状況によっては時間調整させていただきます。

お問い合わせフォームこちらです。(画面の下の方までスクロールしてください)

対面調整をご希望の方はご希望内容(日時、症状、本数、依頼内容など)をお問い合わせフォームにご記入の上、〔送信する〕を押して下さい。


102_恵比寿なを動画を使った 遠隔調整 は常時行っています。こちらも、お問い合わせフォームからお申し込み下さい。

直接 info @ mituo.co.jp  にメールしていただいてもかまいません。


Online Store には こちら から入れます。(カード決済もPayPal決済も可能)

他店では入手できないLichtope限定品(万年筆/インク)も多数ございます!

会員登録やメルマガ登録/削除も簡単に行えますので、お気軽に e来店 してみてください。




万年筆談話室萬年筆研究会【WAGNER】の創設者〔たこ吉〕が営む常設の〔ペン先調整 / 万年筆修理工房〕2023年1月上旬に閉鎖


万年筆談話室訪問には事前予約が必要です。  pelikan_1931 @yahoo.co.jp まで、ご希望日と時間帯、修理・調整内容をお知らせ下さい。

予約確認メールが届いてからおいでください。時間調整した上で予約確定メールをお送りします。

お預かりして修理・調整することは可能ですので、お持ち込み本数の制限はありません


万年筆談話室基本的に対面調整/修理ですので、当日中にお返しします。お時間の無い場合はお預かりします。

ペン先ひん曲がり、自己調整の失敗作、ペンクリ調整品の調整戻り、オークション出品前の整備、ニコイチ戻し、再鍍金、ペン先大改造・・・など他で相談しにくい案件こそ大歓迎!

また萬年筆研究会【WAGNER】限定品の販売や、修理/整備後の販売委託も承ります。ご相談下さい。


〔修理/調整料金の目安〕


(01)インクフローや書き味の改善など、大幅な研磨を伴わないパーソナライズ   1,000円 
    パーソナライズは下記の研出し/修理とは別料金です。パーソナライズ(書き味調整)は下記全てに付加されます。

(02)一段階の研出し(BB
➡B、B➡M、M➡F、F➡EF)   1,000円

(03)二
段階の研出し(BB➡M、B➡F、M➡EF   2,000円

(04)三
段階の研出し(BB➡F、B➡EF   3,000円

(05)ペンポイントの形状変更 その1(オブリーク化、オブリーク
➡通常)   2,000円

(06)ペンポイントの形状変更 その2(ソフト化:ちとソフトン/ウェバリー、ハード化:らすポス/ポスティング
   2,000円

(07)UEF(超極細への研出しとパーソナライズ:M
➡UEF、F➡UEF、EF➡UEF   4,000円

(08)縦書き用(鉈形状)への
研出しとパーソナライズ:BB➡まさかり、B➡ふと鉈、F➡ほそ鉈、SF➡チビ鉈) 3,000円

(09)横
書き用への研出しとパーソナライズ:Stub化:F/M/B/BB、超絶化:B/M   2,000円

(10)本体の分解清掃(完全分解後清掃して再度組み立てる)
 1,000円

(11)鍍金剥がれの再鍍金(ロジウム鍍金ペン先の研出しの場合には、この料金が追加となります)
 1,000円

(12)ペン先曲がりの調整(かかった時間に連動)
 2,000円〜5,000円

(13)部品交換を伴う修理(テレスコープ吸入式のOリング化、レバーフィラーのサック交換etc.)
 部品代(1,000円〜5,000円)+技術料(1,000円〜5,000円)

(14)上記以外(お見積もりします)


〔万年筆談話室〕 は 2022年月末ごろまで、下記の場所で営業しています。

万年筆談話室の地図〔万年筆談話室〕の 場所 :東京都港区三田1-10-10 三田グリーンハイツ 209号室 (エレベーターを降りて正面突き当たりの部屋)

電話
03-5476-0361 

留守録に切り換わった場合は・・・ 
pelikan_1931 @yahoo.co.jp まで、ご希望日と時間帯、修理・調整内容をお知らせ下さい。  
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2022年11月27日

【号外】 Chronos しゃんの Montblanc O221 の画像  アーカイブ 2006年8月

この記事を書いた当時は、まだ万年筆の知識が不足していたのかなぁ〜

ペン芯から細管が飛び出ていればカートリッジ・コンバーター用とすぐにわかるはずなのだがな。

それにしてもこういう亜流があったことは、この記事を読み返すまですっかり忘れていた。

Montblancの60年代2桁番代の時代はMontblancの経営は順調だったのか、亜流は少ない。

しかし1970年代に入ると相当あやうい経営になったようで商品も迷走している。

このモデルは回転吸入式からカートリッジ・コンバーター式への移行期のモデルだと思われる。

これからMontblancの1970年代以降の3桁番代を集めようとされる方は、色のバリエーションのほかに、こういう亜流も考慮する必要がある。

むしろ、1960年代よりも難しいかもしれない。しらんけどな・・・



2006-08-15 O221 012006-08-15 O221 01-2

2006-08-15 O221 022006-08-15 O221 02-2


2006-08-15 O221 032006-08-15 O221 03-2




Chronosさんから、
Montblanc O221の画像が送られてきたので掲載。

左上が全体像。右上がバレル。これだけだと、60年代Montblancに70年代のキャップを被せただけのように見える。が驚愕の事実は中と下の写真。

いずれもが、左側がO221のペン先で、右側がNo.14のペン先。

ペン先のペン芯もまったく違う!O221は初期のノブレスに近い形状をしておる。

以下はChronosさんからのメッセージ。

二桁のものと比較しますとペン芯後方部が突出しており、二桁の軸に装着しようとするとこの部分がピストンに当たってしまうため、互換性がないようです。

この突出部は、軸の透明部に見られる漏斗状の形状に合わせてあると思われます。あくまで私の推測ですが。
  
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2022年11月26日

【フェンテの集い、ペントレ、Off会の意義】アーカイブ 2005年10月

リアルタイムの交流しか手段の無かった2005年当時は、下記の記事のように・・・

★交流の幅を拡げる集まり

★交流を深める集まり

の2種類に限定されていた

しかしネット全盛の現代では【交流の幅を拡げる】役割はtwitterにかなりの部分依存しているように思える。

万年フレンズの若者のようにほぼ全員がtwitterで知り合うところから始まったグループの特徴は・・・

年齢による上下関係が無く、年に関係なくため口で会話する(まぁ、ちょっと極端だが)こと。

なんどか話したが、実はそういう関係こそが拙者が萬年筆研究会【WAGNER】設立時に意図したことだったが達成できていない。

そういう初対面に近い人たちがリアルの交歓会で交流を深めていく・・・まさにうらやましいくらい理想に近い世界じゃ。

ただ、ユーザ側の集まりだけではビジネスの拡大は部分的になってしまう。業界のビジネスに貢献するのが大きな目的だった萬年筆研究会【WAGNER】としては忸怩たる思いだった。

そこに販売者側の交流が深まるとさらに筆記具文化は熟していくだろう。

TIPSやT&L 宇宙遊泳がそれで、販売店やクリエーター同士の交流が深まれば、そこでコラボ企画や仕掛けが話し合われていく。

そういう仕掛けに、既存ユーザが新たな人を巻き込むことによって、さらに潮流は勢いを増していく。

過去の例で行くと、短期間で盛り上がったものは、短期間で潮が引く。(例:女子プロレス、ルービックキューブ)

そしてコアなファンだけが残り、業界を維持させる。そしていつかまた違うスターが出て盛り上がる。

ネットの時代になって少し様子が(昔と)違うなと感じるのは・・・

煽るのは販売店やクリエーター本人ではなく、ユーザ自身であること。

影響力の強い人が押すとあっというまに伝搬してブームになる。

そしてインフルエンサー自体がどんどん変化しながら情報発信する。

2005年当時とはまったくスキームが違うのが実に興味深い。

拙者の思いは昔からただ一つ。【業界が活性化すれば、必ずもっと良い万年筆が現れてくる!】これにつきる。

これこそが【万年筆談義】の著者3人の共通した願いだ。




Off会が始まってから初めてのフェンテ交流会が終わった。万年筆関連の団体で定期的に会合を開いているのは・・・

フェンテ交流会、ホッペンクラブ、万年筆博士交流会、スクーナー、kiyomiさん部屋のOff会(Pelikanクラブ off会とも言う)、ペントレーディング in 東京じゃ。

拙者はペントレの主催者、Pelikanクラブ顧問の関係上、ペントレ、Off会、フェンテ交流会(全国、中部)、万年筆博士交流会に出席している。

それらの中での感想じゃが、年に一回のイベントは、交流の幅を拡げる会、頻繁に開催されるoff会は交流を深める会との印象を持っとる。

毎週のように会っている人は、フェンテ交流会ではいつものように深い会話が出来なくて調子が狂っていた。

反面、今まで知らなかった人や新しい万年筆の愛し方を知り、情報源が増えたなぁ!という感じを持って帰られたのではないか。

これからもこの両者をうまくバランスとりながら仲間を増やしていきたいが、その広告塔として、このblogやLink先のblogも必要であろう。

フェンテの集いで【ぱいたん】しゃんとも話したが、どちらのBlogも
ミニ檸檬発売当日から訪問者数が2倍になった。

ミニ檸檬のファンになった方々がそのまま万年筆のファンにもなってくれれば、世界は変わるかもしれない。なんせ12万本(敢えて冊とは呼ばず)完売ですからな。
   
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2022年11月26日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 裏定例会 in 横浜 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:1126(10:4516:15 解錠10:30  ペンクリ会員限定開催日当日会員登録された方も調整は受けられます)

場所:夢・あいホール  住所:
横浜市中区 蓬莱町 2-4-3  CIMA関内ビル


2022年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく! 
 

入会申込書 V3入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。

新規入会ご希望の方は
左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね。 

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
会員登録が必須条件となりますが退会も再入会も自由です。


18未満の方は参加費無料です。友人を誘って・・・勇気を持って覗いてみてね!

ゴミは各自持ち帰りとなりますので、ドリンクはペットボトルのみで、お菓子類持ち込まないで下さい。

★ペンクリを依頼する万年筆は、インクを抜き清掃してからお持ち下さい。インクが入ったままだと清掃料(500円)がかかります。

  続きを読む
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2022年11月25日

年忘れ泉筆五宝展2022は、ひさしぶりに・・・

年忘れ泉筆五宝展202212月30日開催)は、久しぶりに会場を両国のKFCホール 2Fにもどして開催します。開催時間は10:00〜16:30まで。

荷物は前日着で会場に送っていただければ、当日には会場に運び込んでおいてもらえます。

また終了後は荷造りし宅配便ラベル(着払い)を貼って会場に放置すれば、あとは宅配会社に連絡して配送して下さいます。

ゴミは持ち帰る必要はなく、会場内のゴミ箱に捨てられます。

会場内での飲食は可能ですが、他の人に提供する目的での飲食物(お土産含む)は持込不可。自分用の飲食物はとっていただいて結構です。

とにかく面倒見が良く、地下鉄の駅から濡れないで行けるという秀逸な会場です(賃料はそれなりに高いですが・・・)

唯一の難点はタクシーがなかなか捕まらないということでしたが、いまやタクシーアプリでそれも解消されました。

以前は【年末大バーゲン】と呼んでいたくらいなので、それにふさわしい出品を期待しま〜す。

今回は3つの島を作ります。

(1)ステューデン島(万年フレンズをはじめとする学生の方のテーブル)

(2)半島(半一族の方々の勉強会/研究発表会/トレーディング)

加えて

(3)隠岐の島おきのしまではなくインキのしまと読む〕(インク界の大物降臨)

注:血糖値が標準より高い方のためのランゲルハンス島は不評につき廃止しました。


泉筆五宝展は学園祭に近いので、出展者も参加者も〔わはは、わはは!〕と楽しむ場です。莫大な売上に〔ガハハ!〕と喜ぶのは場違い?

年忘れですが、同時に〔福袋〕の販売も考えてみて下さい。出来れば中がのぞき込める福袋が良いですね。

マニアック過ぎて店では売れない物貴重だけど興味なくなった物断捨離の遺物〇〇本まとめてドン!・・・などを期待しています。

価格は1,000円の倍数にして下さい。それ以下の価格の物はおまけを付けるか、まとめて1,000円(の倍数)にして下さいね。

泉筆五宝(Pen、Paper、Case、Ink、Maintenance)に関わる物なら何でも出展可能です。たとえば iPhone Case でもOK牧場。

過去には手袋(手のCase)、靴(足のCase)や壊れた筆記具の残骸(Maintenance 部品)などもありました。

会場の部屋の裏側に郵便局のキャッシュ・ディスペンサーがあったはず。

珍しい吸入方式の万年筆や、そうきたか!という限定品とかも出展されるようです。


そして、恒例のフライングゲット予約12月14日〜27日の間にかけて断続的に10日間行います。当Blog上で開催。拙者が疲弊しないよう断続掲載とします。

こちらで販売したい筆記具があれば、お早めに連絡下さい。

直接メールしていただくか、左列一番下のメッセージ欄からお問い合わせ下さい。

過去、中古万年筆で売れ残った物は一本もありません。未使用新品は売れ残った物あります。

このBlogをご覧になる方々は、相場も良くご存じなので、相場より安かったり、珍品だったりすると掲載後数分で売約済となります。最速1分というのがありました。

今回も珍品が集まってきていますが、まだまだ大募集中です。どうしようかなぁ〜?とお悩みのブツはぜひお問い合わせ下され。


最後ですが、このイベントに合わせて、万年筆ファンが唸るスペックを持つインクを開発中です。

え〜!そういうのやって良いの?〕という疑問は持たれるかもしれませんが、色味が良くて書き味も良くて万年筆に優しいインクになる予定です。

ラメも顔料も香料もはいっていませんが・・・〇〇〇〇〇〇は入っているかも?

いずれにせよお楽しみに!
  
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2022年11月24日

【 AUSONIA EXTRA 02 14K-EF 書き味向上 】アーカイブ 2011年10月

この記事を書いてから11年が経過したが、このAUSONIAというメーカーの万年筆には、その後一度も遭遇していない。

Vintage万年筆は少なくとも1000本くらいは購入し、その全てを分解修理したし、萬年筆研究会【WAGNER】で修理したものは・・・数もわからないほど。

今ではすっかり憑き物が落ちた状態となり・・・(レバーフィラーの)Vintage万年筆は一本たりとも手元に無い。

記事でも指摘しているが、単純構造のペン芯を持つ万年筆に大きなサックを装着するのは愚の骨頂。

ペン芯のインク保持能力が弱い構造の場合は、インクサックは小さいほどよい。大きくて太いインクサックを使うとインクダダ漏れ。

拙者もインク吸入量の多い万年筆をもてはやした時代もある。いま考えればお恥ずかしい限りじゃ。

あと、書き味が異常に柔らかいペン先に出会ったら、まずはペン先の劣化、ヒビ割れなどを疑う習慣を付けよう。

無名のメーカーの場合、かならずペン先は委託生産していたはずだが、良心的な下請けばかりでは無かったはず。

金の量をごまかすべく混ぜ物をしたり、必要以上に薄くしたり・・・Vintageを愛用するにはそういうリスクもtのしむ余裕が必要。

仲間内で【やられた〜】という話をして悔しさを発散させよう。

それに最も適した【
裏定例会】は、今週の土曜日に横浜の関内で開催されます!




2011-10-17 012011-10-17 02今回の依頼品は珍しい!AUSONIAというイタリア製。初めて聞くメーカーなのでみくびっていたら、軸の作りは非常に良い。

メチャケチャ綺麗なセルロイド軸で、MontblancのNo.24Xの色軸と比較しても遜色がない。

ボタンフィラーだが、I-Barが錆びていてインクサックにも錆が付いていた。依頼内容はI-Bar交換、ペン先段差修正、書き味向上。

ただペン先段差だけは誤解であろう。寄りが強いので段差に見える事もあるが、紙に当てれば段差は消える。


2011-10-17 03こちらは既に交換されていたゴムサックがまずかった状態(上)。

ここまでサックが長いと、I-Barを入れる際にサックが邪魔になり下に押されてしまう。結果として吸入が出来ないこともある。

そこでサックを5ミリ強切断してI-Barが入りやすくした。ペン芯の能力がお話にならないほど弱い万年筆なので、インク吸入量は少ないほど安全じゃ。


2011-10-17 04こちらが清掃したペン先。ものすごく柔らかいが、寄りも強い。


では、寄りを弱めようか・・・とした時に気付いた。ペン先に亀裂が入っている!気付かないでエラを引っぱったら悲惨な事態になっていたかもしれない。


2011-10-17 05ごらんのように大きな亀裂がエラの直後に入っている。ハート穴に亀裂があるのはよく見かけるが、エラの部分に亀裂があるのは初めて見た。

この時代の万年筆は紙のように薄いペン先が多かったので、ちょっとした力でも裂け目が出やすかったのかもしれない。あるいは金が脆くなる混ざり物を入れていたのかも?


2011-10-17 062011-10-17 072011-10-17 08この万年筆に付いているペン先は純正ではない。純正ならば左端のようにペン先に【AUSONIA】という刻印が入っているはず。

ただ、これについているペン先は羽のように柔らかい。

ペンポイントにはザラザラ感があるのだが、インクをつけて書いてみると、とたんに柔らかな筆のような書き味に変身する。


2011-10-17 092011-10-17 10ペン先とペン芯との間に隙間があったので、ヒートガンでペン芯を少し反らせて、ペン先と密着するようにした。

またペンポイントは筆記角度50度くらいで最高になるように研磨した。ただ柔らかなペン先なので、どちら向きに力を入れようとそこそこの字が書ける。

ひょっとしたら本家AUSONIAのペン先よりも上かもしれない。この書き味には嵌まった。

仕上げ状態を確認しようとして書いている内に時間を忘れ、30分以上も試し書きしてしまった・・・・無意識で!


【 今回執筆時間:4時間 】 画像準備1.5 修理調整1.5記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
 
  
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2022年11月23日

2023年の萬年筆研究会【WAGNER】地方大会 復活する都市は?

萬年筆研究会【WAGNER】の地方大会の楽しみは、宿泊して地方の料理を楽しむことだったのだが、コロナのおかげでそういうわけにもいかず・・・

年々開催都市が少なくなっていたのだが、2023年は首都圏&関西圏での開催を減らし、地方大会を増やすことにした。

現在決定している地方都市(名古屋は地方都市には入れない)は、例年開催している

新潟、福岡、岡山、仙台、札幌に加え・・・

秋田、松江、三島が復活!

さらに、金沢と盛岡と山形が追加候補に挙がっている。この3つの都市の中から2つが選ばれる予定。

候補日は5月28日(日)と11月12日(日)。金沢と盛岡は何度か開催しているが、山形は開催したことは無いはず。

現在、石川県の会員は5名、岩手県の会員は1名、山形県の会員も1名。

ということで、石川県金沢市での開催はほぼ決定。関東からも関西からも行きやすい。

あとは岩手県盛岡市と山形県山形市のどちらか?あるいは両方?

盛岡の魅力は(拙者にとっては)冷麺。まだ行っていない焼肉苑の冷麺を食べてみたい気持ちは非常に強い。しかし人が集まらないことこの上ない。

関東圏から4〜5人、仙台から3人、福島から1人で、地元民1人〜2人という感じ。とにかく地元の人が集まらないのが残念。

盛岡で開催する必然性は・・・拙者が冷麺食いたいということが第一。

山形市での開催は過去に無い(はずだ)が、素敵な限定万年筆を多数市場に投入している八文字屋さんの地元。そこの本店に行ってみたいというのが一番。

山形駅に下車した記憶はあるのだが、それは山形田のそばが食べたかっただけだったと思う。

天童へはなんどか出張で行ったので、その際に山形駅に下車して蕎麦たべたのかな?

蕎麦は正直に言えば銀座の山形田のほうがおいしかった記憶がある。

食べ物で選べば盛岡が山形に勝っているが・・・

地元の方の動員数は多分山形が上だろう。地元に大きな文具店があると万年筆文化が育っているのが常。

交通の便なら2時間45分の山形に対して、盛岡へは東京から2時間12分、金沢へは2時間29分。どっこいどっこいかな?

ちなみに仙台から山形は1時間17分で行ける。また秋田から盛岡へは1時間半程度。どちらも応援が無ければ継続的な開催(参加者15名以上)は難しい。

判断基準が曖昧なので(拙者には)簡単には決められない。古希を迎えて判断力も鈍っておるしな。

ということで会員の方からの要望で判断するしかあるまい。

ここで質問です。

萬年筆研究会【WAGNER】の地方大会に参加したいとすれば、盛岡ですか?それとも山形

コメント欄にお書き下さい。書かれたコメントは公開しませんので。

地元の方からの熱いメッセージをお待ちしています。
  
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2022年11月22日

今週末に裏定例会が開催される〔夢・あいホール〕近辺のおいしいお店

2022-11-21

昨日紹介した〔夢・あいホール〕近辺のおいしいお店の情報をFUKU4さんがコメントして下さったので、再掲します。

イセザキモールが近いので食事する所は沢山ありますよ。

挙げときます。

ラーメンなら、ラーメン二郎横浜関内店、塩ラーメンなら地球(ほし)の中華そば、煮干しラーメンの丿貫(へちかん)。

横浜発祥のラーメンと言えば家系ではなくサンマーメン!

寒い時は最高!発祥の店の一つとされる玉泉亭。

カレーなら、横浜で最初に上がるアルペンジロー、北海道に本店があるスープカレーの店ラマイ。

変化球でカレーラーメンがある太源(たいげん)長年通ってるが自分はラーメンと茶碗カレー。競馬があるとめちゃ混みです。

洋食なら桃山、チョット距離あるけど狐狸庵、某深夜の独りグルメ番組に出たトルーヴィル。

天ぷらなら登良屋!関内駅の反対側にサザン原由子さんの実家の天吉。

イセザキモールには不二家のレストランもあります。

明治43年に元町の洋菓子店を出し大正11年に伊勢佐木町に出店したそうです。今の店舗は昭和12年に新築したらしい(御大より年上)



どうやらランチが最も盛り上がる裏定例会になりそうですな。
  
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2022年11月21日

今週末の裏定例会の会場は・・・・

今週末の11月26日(土)に萬年筆研究会【WAGNER】の裏定例会が開催される会場は、初めて利用する施設。


夢・あいホール は横浜市中区 蓬莱町 2-4-3 CIMA関内ビル 9階にある。地図はこちら

根岸線の関内駅から200mほどなので、普通に歩けば3分ほどで到着するだろう。それは良いのだが・・・

2022-11-21

会場の周りにいささか魅力的なお店がいっぱいありそう!

特に、往年の萬年筆研究会【WAGNER】は沖縄料理と縁が深かったので惹かれるなぁ〜
  
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2022年11月20日

〔ようやく秋の岡山堪能・・・昔なら足の小指にシモヤケが出来ていた時期〕アーカイブ 2007年11月

今から15年前に久しぶりに自転車を買ってたんだなぁ〜。このときは5万円程度の自転車。

岡山ではこれで通したが、東京で10万円くらいの自転車を購入し、すぐに飽きて、20万円くらいのママチャリを購入。

正確にはママチャリに見える伊太利亜製のスポーツバイクだったが、こちらもすぐに飽きて数年後に友人に無料で献上した。

それからずーっと自転車には乗ってなかったのだが、明日、折りたたみ式の電動自転車(14kg弱)が届く。値段も14万円弱。

バッテリーがスマホ用の充電器ほどの大きさなので、どれほどアシストしてくれるのか不安だがな・・・




2007-11-03 01昨日早朝、雨まじりの羽田空港を飛び立って、岡山に到着。写真は岡山駅前。秋晴れの空は綺麗なのだが、なんとビックカメラが出来つつある!

岡山市の財政は破綻状態にあると聞いたが、マーケットとしては魅力があるのかもしれない・・・

都内中心部のマンション一階に住んでいて、会社まで地下鉄で10分・・・という生活を繰り返していると、空を見上げる事が少ない。

見上げたところでビルばかり・・・従って、この岡山の空は久しぶりに心地よかった!


2007-11-03 02上の写真で【回送】と表示したバスが入線したので、迷う事無く乗り込んだ。出発は10時2分のはず。なのに10時ちょうどに出発した。

へー・・珍しいなぁ・・・と思っていたが・・・別方面行きじゃった。20分間は同じ道を通るのだが、途中から聞きなれない停留所名が・・・

その時既に乗車していたのは拙者一人。40年前は自転車で走り回った地域だが、まったく様子が変わっている。

ぼんやりと眺めながら3つほど停留所を通り過ぎてから、新岡山港入口でバスを降りた。

気持ちよいので20分ほど歩いて帰宅することに。歩いていて上のポスターを見つけた。

そういえば【姫の虎退治】で盛り上がった参議院選挙だったなぁ・・・。姫井由美子氏が片山虎之助氏に挑戦し、打ち負かした選挙。

ご近所の親父さんが江田五月氏の講演会所属、高校の先輩が片山氏、妹の同級生が姫井氏のご主人・・・ということで、部外者ながら結構気になった選挙戦だった。

いずれも県政や市政に貢献された方々なので、【ぶってぶって・・・】で一括されたのではなぁ・・・


2007-11-03 03これと同じ構図の写真がラヴィアンカフェのBlogに掲載されていた。

下の本のなかに【ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!】が無かったので、実家に40部送付してある初版1刷を持って訪問。

Mattyしゃんは、【嬉しい!これ売ってないんですよぅ】と喜んでくれた。

東京駅前の丸善オアゾは専用のコーナーまで作ってくれたが、同じ丸善とはいっても地方との温度差はあるようじゃ。


2007-11-03 04 力作ぞろいの写真の中に、Pelikan トレドを写した作品があったので、題名を見ると・・・【無題】

えぇ・・無題? 拙者が近隣の高校の写真部一年生だったころ、写真の題名に関しては、3年生に徹底的に総括されたものじゃ。

当時家で飼っていた【チル】という名の猫がラグビーボールの上に乗っている写真に【チル】という題名を付けた時には、2時間ほど恫喝され続けた。

構図も焼きもすばらしいが、題名が全てを台無しにしている!

お前は本を読んでいるのか?物に感激したことは無いのか?悲しかったことは無いのか?苦労したことは無いのか?・・・・・等々。

夏休みの間に文庫本を50冊読んで全てについて感想文を書いて持ってこい!という宿題を出された。

写真の技法の指導ではなく、感性を磨く指導。意地で50冊読破し、感想文も書いた。

おかげで国語の成績はその時だけトップクラスになったが、数学や物理・化学がおぞましい成績に!

理系志望の拙者が短期間にこれだけ本を読んだのは最初で最後だったが、国語の成績は本を読めば上がるということは確
かだと言える! そして理系科目の成績が下がる↓

無題】という題名ならば、理系人の作品に違いない! いったい誰の作品じゃ?と目を凝らしてみると・・・


2007-11-03 05なんとゑでぃしゃん! (やはり理系・・・)  

いつのまにやら、関東支部長になっておる。

WAGNER唯一のラヴィアン会員なので間違いではないな。

次回の写真展には、WAGNERのライカ同盟からも何点か作品を出してもらいたいものじゃ。

一人一点しか出せないにもかかわらず、写真展として整合性が取れているのは、テーマが明確だから。

写真の盛んな岡山では、デパートの地下で良く写真の作品展が行われている。

ただし、それぞれが自慢の作品を持ち込んだ展覧会には惹きつけられる物が少ない。照明も悪いしな・・・

その点、このラヴィアンの写真展は環境も、テーマの一貫性も作品自体もすばらしい。一人が30点の作品を持ち込んだよりも場の空気を濃くしている。

WAGNER本の第二弾は【萬年筆のある光景】にしても面白いかも・・・写真機と萬年筆と・・・国語の力・・・最後が自信ない


2007-11-03 06クローズドノートの並びに【ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!】を置いてもらった。

ぼろぼろになるまで読んでもらえれば本望じゃ。あと39冊あるので、いつでも追加出来ますぞ!

重版が手に入ったら初版と比べて見
るのもよろしかろう。200箇所くらい修正が入っておるのでな。【校正】ではなく【修正】じゃよ。

間違い探し本としては最高に面白いと思う。拙者はまだ20箇所ほどしか見つけられていない・・・国語力を磨かねば・・・

ラヴィアンで自転車の本を見ているうちに・・・自転車が欲しくなり、自転車を買って、それに乗って帰った。

二ヶ月に一回程度しか帰省しないので、大きな無駄使いじゃが、万年筆に比べれば安いもの。

37年ぶりに乗る自転車、体重59キロから95キロに増加している事、車道を悠々と走っていた時代から凸凹の歩道を走らねば危険な時代になっている事・・・

などを考慮し前2段、後8段切り替えの自転車を買った。

前週末、フェンテの集いでSunnyしゃんに自転車に乗って一ヶ月で○kg痩せた!と聞いたのも影響しているかも知れない。15万円以上の自転車らしい・・・

また11月から会社のメタボ4人組で【3ヶ月間で4人合計で24kg減量!ただし二酸化炭素削減量と同じく、差分は1kg1万円で売買可能】と誓った影響かも・・・

よし!自転車代6万円弱は追加削減した脂肪を売って取り戻すのじゃ!

と元気に自転車屋を出発して、実家に戻ったのじゃが・・・たった7キロほど走っただけで、お尻は痛いは、両腕は痺れて感覚はなくなった。

そして、自転車を降りたとたん膝はガクガクして倒れそうになるは・・・体重があると自転車って、こんなにキツイ乗り物だったのじゃな・・・早くも挫折しそう・・・
   
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2022年11月19日

【 Sailor 島桑 21K-M 絶妙に! 】アーカイブ 2013年5月

萬年筆界のエリカ様という表現で、この島桑のなんたるかを理解してくれる人がひとりで見いると嬉しいな。

これほど調整戻りが早い万年筆は他に知らない。

調整戻りのスピードが軸の長さに関係があるなんて思わんよなぁ〜


1今回の生贄はセーラーの島桑。以前にも別の島桑をこちらで調整報告をしていた。

今回はその結果をまったく参考にしないで調整したのだが、同じような結果になった。

島桑はキャップを後ろに挿すことは出来ない。だがその状態で最も書きやすいような設計になっている。握った時の太さ、前後のバランスなど、最初は多少違和感がある。

ところが、5分間も書いているとすぐにこのバランスに慣れて、極上の書き味を体験することが出来る。ただし、それは(拙者の?)調整を受けて・・・という条件付き。


23こちらは調整後の画像。調整前の画像は過去記事(↑)を参考にされたし。

実は調整前とはいえ、以前の水道橋の定例会で途中までいじっていたのを完成させたものが左画像。

前回の水道橋の定例会では時間切れで途中で持ち帰っていただいた物を、ペントレで再度預かり完成させたものじゃ。

なぜ時間切れになったかは、前回の記事でも指摘した内容と同じ。あまり表に出すような内容ではないのでだんまりを決めておく。

ただ、島桑に関しては、よほどの事が無い限り素人がペン芯を抜かない方が良い。

今回は拙者が調整のために抜いたのだが、再度押し込む際には新品のペン芯に細工を施して押し込むハメになった。

書き味は抜群に良いのだが、病弱かもしれない。勝手にいじりまくると取り返しが付かないことになりますぞ。


45こちらが完成後の横顔。この横顔の公開は初めてかも?

当初の形状はZやBと似た研ぎなのだが、それが美味しいところを選んで研磨しているうちに長刀似になっていく。

これは非常に面白い結果だった。拙者は横書きなので、長刀研ぎの萬年筆では横線のシャリシャリ感が気になってしまう。どうしても長刀になじめないのじゃ。

しかし島桑では結果的に長刀似の横顔に行き着く・・・ということは長刀研ぎの書き味の特徴であるシャリシャリ感はエッジの研ぎでわざと出している事を意味している。奥が深い。

実はセーラーの21金のペン先は非常に柔い。柔らかいのではなく柔いのじゃ。少し爪で力を加えるとすぐに曲がってしまうほど。剛性が無いと表現した方が良いかな?

最近らすとるむさんが力説していらっしゃるバネのあるflexな柔らかさではなく、粘土細工に近い柔さ。

この状態で書き味を継続させるには低筆圧でペン先を紙に真っ直ぐに当て書く必要がある。

すなわち書き手が姿勢を正さなければ良い感じにはならないが、決められたとおりの使い方をすれば期待以上の極上の書き味を提供してくれる。

誤解を恐れずにいえば、上級者向けから初心者向けに各メーカーのペン先を大くくりで並べれば、セーラー、パイロット、プラチナとなるであろう。

セーラーのペン先を使いこなすにはコツ(と調整)がいる。


6こちらは調整前の正面画像。以前の島桑と同じく段差が出来ている。出荷時点では段差は無い。

それが使い方によってすぐに段差が出来てしまうのじゃ。

ペン先を逆さにして、裏書きできるかなぁ〜なんてグっと力を入れると、ヘコっと曲がってしまう。あれ書き味が変わったな〜と思ったときにはこうなっている。

21金ペン先にこだわるのも良いが、耐久性を考えるなら、今や幻となった18金ペン先に戻して欲しいなぁ・・・

【18金の時代のセーラーのペン先は(世界)最高だった】と素人調整師が口を揃えて言っている。


2今回、10年以上前に入手した新品のペン芯と交換した。上がこの島桑に付いていた物で、下が10年以上前の物。設計はまったく変わっていない。

おそらくは設計を変える必然性が無いのであろう。古山画伯も絶賛のペン芯じゃ。

これを拡大したキングプロフィットのペン芯を持つ萬年筆ではインク切れが起こるような使い方をしても、このプロフィット型のペン芯の萬年筆を使えばインクは切れないとか。


3こちらが研磨調整後のペン先の正面画像。スリットをひらいただけではなく、形状がまるっきり変わっている。

今回はスリットの腹開きをやめ、多少背開き気味に調整した。

その分、腹の処理を丸めにし、紙への引っ掛かりは腹開きと同じようにした。今回腹開きを止めたのには訳がある。腹開きだと書き味が古くさい感じがしてきたからじゃ。

拙者は新し物好きなので、書き味も常に新たな物を求めている。最近盛り上がっている2013年型の書き味とは、最後に左から右に線を引く際にだけククっと抵抗感があるもの。

そういう書き味と比較すると腹開きのドバドバ調整は多少古くさいので、今回は少しキレをよくしてみた。

インクを含ませて書いていると、でへへへ・・・とホッペが緩みっぱなしになる書き味になった。

しかし調子に乗って人に貸してはいけない。150gを超える筆圧で書かれると書き味が変わってしまう危険性がある。

いわんやflex度合いを試して見ましょう・・・という大魔王の誘いには絶対のらないように御願いしたい。繊細で華奢で、そして気むずかしい【萬年筆界のエリカ様】なのじゃ。


【 今回執筆時間:5.5時間 】 画像準備1.5h 修理調整3h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
 
  
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2022年11月18日

古希のお祝いは・・・

本日11月18日は拙者の70歳の誕生日だった。いわゆる古希じゃな。ちなみに11月2X日はマルイ商店のお兄さんの方の70歳の誕生日だとか。

まさか同い年とはな!10歳くらい年下と思っとったわ。

本日、台南より友人が訪れたので、マルイ商店の前で待ち合せ。

単に待ち合わせ場所にしただけなのだが、ご兄弟から集中攻撃(買えと言わないステルス販売戦略)を受けて、3本の限定品を購入予約するはめに。

来週最新限定品の1本が到着なので楽しみにしておこう。入手したらすぐにUpしま〜す。その1本だけね!

来月くらいからPelikanが大幅値上げ。現在マルイ商店の店頭には、値上げ対象となっていない過去の限定品がずらりと並んでいる。

過去の限定品だけに、今回の値上げ対象外。M800が値上げすると、限定品の方が価格が安くなるというジレンマがおありのよう。

さすれば、今のうちに唾つけておいた方がよさそうですな。というわけで拙者も過去の限定品に匂いをつけておいたというわけじゃ。

なんせ定番品ですらなかなか入荷しないで困っている店が多い状況。

本当に過去の限定品はペン先の太さが気に入れば今が最後のチャンス!

ペンポイントが太い分には細く研磨できるのでOK牧場。いそいそとアメ横へお出かけくだされ。
  
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2022年11月17日

【 Pelikan 400 茶縞 14C-KEF 健康診断 】アーカイブ 2012年4月

Montblanc も Pelikan も独逸の万年筆メーカーなのだが、長年見てきていると、その企業姿勢は正反対のようにも思える。

自動車メーカーに例えれば、Montblancはフェラーリに似ている。

実験的な機構を搭載したり、華美な外装で高額化を図ったりする。

品質も伊太利的で、実験をするたびに、何か問題を起こすのだが、短いサイクルで直していく。

Montblancとは独逸語で(インク漏れの意味)なんて拙者に陰口をたたかれても【インク漏れがいやなら飾っておけばいかがでしょう】てな感じ。

フェラーリが雨漏りすると訴えた顧客に〔雨の日は日本車に乗れば?〕と回答したという小話に似てる。でも華麗でかっこいい!

一方でPelikanは同じ機構を長く使い続けた三菱のデボネアみたい。不必要な設計変更はしないという方針。

なので、時代を超えて部品が共用できる。400NNのソケットはM400にも問題なく使える。

分解して整備調整をやる拙者のような人間にはPelikanの方がありがたいし、武骨なデザインも好きだ。

何よりM800では胴体の装飾が変わっても同じペン先というのも良いと考えている。

しかし、米国や日本の若者の間ではMontblancの方が人気がある。限定品にはそれ専用のペン先刻印が欲しいというものだろう。

これには拙者も賛同する。萬年筆研究会【WAGNER】の限定品では可能な限り特殊な模様のペン先を用意することにしている。

特にWAGNER 202X、万年筆談話室 X 周年、WAGNER創立XX周年には今後とも専用の刻印を施す。

変化を楽しむMontblancと無駄な変化を拒否するPelikan。個人的にはPelikanが好きだが、WAGNERとしてはMontblanc方式で限定品を出す!



2012-04-02 01今回の依頼品はPelikan 400 の茶縞。14C-KEFじゃ。尻軸には【F】の刻印があるので、ペン先は別のボディから移植したと思われる。

この時代のPelikan 400には茶縞が非常に多い。海外オークションでも、一時は緑縞よりも茶縞の方が本数が多かったほどじゃ。

茶縞軸は黒色キャップではなく、キャップも尻軸も茶色になっている。これは復刻されたPelikan #500の茶縞もそうだった。

独逸では茶色に対するこだわりが強いのかもしれない。ちなみに独逸国旗は黒、赤、金色からなっている。

茶縞軸は緑縞軸と違って色が濁りやすいのだが、それがまたなんとも良い感じを醸し出している。拙者は乳白色に近い色の方が好きだなぁ。


2012-04-02 022012-04-02 03こちらはペン先。特に不具合は無い。ただ寄りがかなり強いので、このままではほとんどインクが出てこない。少し寄りを弱めた方が良かろう。

もっともこの強烈にお辞儀したPelikan 400や400NNのペン先のスリットを開くのは至難の業じゃ。

お辞儀のせいでなかなかスリットが開かないし、開いたとしても翌日にはまた詰まってしまう。


2012-04-02 042012-04-02 05左側の画像を見ると、フィンが一枚折れている。また中央のフィンが少し波打っている。

ということはペン先を火で炙って曲げようとしたと思われる。

このペン芯を反らせたり寝かせたりするのは100度程度の熱では非常に難しい。

ヒートガンならば比較的簡単に曲げられるのだが、その時の温度は推定120度。お湯につけてもなかなか言うことを聞いてくれない。

ならばとガスコンロの火で炙れば温度が高すぎて曲がるし、あわててつまめばポキっと折れてしまう。

どうやらそういう目にあったペン先らしい。もっともフィンが折れても萬年筆の基本的な機能にはまったく関係がない。


2012-04-02 06こちらはペン先をソケットから外してスリットを拡げた状態。一応全身を金磨き布で磨いてある。

いつもながらスキャナーのガラスの上に置いたペン先は本当に美しい!

画像で左側の方にある穴は何の為にあるのか良くわからない。ペン先に鍍金でもかかっているのであれば、つり下げ用の穴とも考えられるのだが・・・

切り割りを入れるときの固定に使うのかな?それともコストカット穴?特にペン芯側にこの穴と連動するような機構は無さそうなのだが・・・


2012-04-02 07ピストン機構を専用工具で抜いてみると胴軸の尻軸寄りの部分に亀裂が入っている。圧縮した素材を薄く切って巻いて作った縞なので割れやすいのは事実。

ただし、これでインクや空気が漏れる心配はない。

この胴軸は二重構造になっており、内側のピストンが上下する部分の管の回りに縞模様の薄い板を巻いて作ってあるので、外側の縞に亀裂が入ったとしても内側の管には影響は無い。


2012-04-02 08左画像で内側の緑の半透明な部分が内筒で、それに外の縞の部分が巻き付いているのがわかるかな?

ピストンは一番内側の部分を上下するので、茶縞の部分の亀裂は一切関係ないのじゃ。よく考えられている。


 2012-04-02 09実はこの個体の一番大きな問題はピストンの弁が摩耗して、インクが弁の後ろ側に回り始めていること。それほど大きな摩耗では無いのだが、時間の問題!

そこで弁を交換することにした。

以前は弁付きの棒ごと交換していたので非常に高価だったが、刈谷の巨匠のおかげで、弁だけを販売しているところを見つけ、いくつか購入しておいた。


2012-04-02 10なんとなく安っぽくて大丈夫かいな?と思わせるような弁なのだが、どっこいこれが非常に良い!

柔らかいので多少の軸の歪みにも追随するので、漏れはピタっと止まった。またシリコングリースとの相性も良く、スコスコとスムーズに動いてくれる。

最後にペン先を少し舐めておいた。

ものすごく硬いペンポイントなので紙当たりは強いのだが、インクフローが良くなったことによって筆圧が下がり、シュルシュルという心地よい音を立ててペン先が走るようになった。



【 今回執筆時間:3.5時間 】 画像準備1h 修理調整1.5記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
  
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2022年11月16日

【年忘れ泉筆五宝展2022 フライングゲット予約】の商品募集!

2022年12月30日(金)には、年忘れ泉筆五宝展2022 が開催されます。

当然のことながら泉筆五宝(Pen,Paper,Case,Ink,Maintenance)に関する出展があります。

年に3回開催される泉筆五宝展の中でも、もっとも参加者が多く、破格値で、マニア垂涎のブツが出るのが年末に開催される年忘れ泉筆五宝展です。

しかし、その恩恵(出品/購入)を得られるのが関東近郊の人だけというのは、地方会員の方に申し訳ないということで・・・

萬年筆研究会【WAGNER】の会員/会友の方は、どこに住んでいても(たとえ外国でも)出品できます。

また購入に関しては、会員/会友以外の方でも購入できます。商品のペン先調整はしてお送りしますが、改造/化粧直しは行いません。

商品は万年筆とペンシルに加えて、調整道具/工具を追加します。過去ボールペンはほとんどお嫁に行っていないので今回は扱いません。

万年筆に関しては、会員/会友の方の出品物は95%以上がお嫁に行っています。

販売には手数料がかかりますので、提示価格が丸々入手できるわけではありません。

一本の万年筆に関して写真撮影から商品説明に1時間以上かけてBlogにUpし、書き味調整して出荷しているので、その点お含みおきください。

出品希望の方は、 pelikan @ yahoo.co.jp ( の部分を削除)までお問い合わせください。

出店希望の商品をご提示いただければ、手取り額と販売額をご提示します。

なを販売価格20,000円以下の万年筆は手数料が割高になります。安いものはまとめて出品してください。(例:3本セットで2万円とか)

人気が高いのは Vintage Montblanc と Pelikan。また萬年筆研究会【WAGNER】の過去の限定品などです。

断捨離の一環として、ぜひご利用ください。万年筆を大切に使っていただける方に、書き味の良い万年筆をお譲りできるのは確実です。

毎日6〜8本の万年筆の説明を7〜12時間かけてBlogにUpすると同時に10人以上の方がbidするという状態がフライングゲットの恒例。

完全に早い者勝ちなので、1分間に20回ずつEnter Keyをたたき続け、それを24時から6時まで延々とやられた方もいらっしゃいました。

ただし、人気は偏っているので、最初の方は意外性のあるものにBidするのも良いでしょう。

全ては出品物で決まります。ぜひ、早めに出品物を決めて問い合わせてくださいね。

すでに万年筆談話室にも少しずつ持ち込まれています。では、連絡をお待ちしていま〜す。
  
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2022年11月15日

【 Pelikan #500 茶縞 14C-BB 】 アーカイブ 2007年7月

この時代には書き味を良くするため以外の目的でもペン先の形状を大幅に変えるような研磨をよくやっていた。

今回の記事のような個体に今であったらどうするかと考えてみた。

もしキャップと尻軸が茶色なら、ペン先研磨はしないで、ペン先の書き味だけを調整する。(首軸は胴軸と同じ茶色)

オリジナルの形状を尊重し、もしかしたら#500の茶縞にこのペン先がついていたかもしれないという資料として残すだろう。

ただしキャップと尻軸が黒で、首軸が茶色という状態のこいつには・・・今回と同じ調整を施すだろう。

本来はありえない組み合わせなので、オリジナルでないことは明白だから。

結果は同じだが、意思決定のやり方は違う。当時は書き味重視で、悪い書き味の万年筆は一本たりともこの世に残さないぞという意気込みだった。

書き味をよくするためには、ペン先の形状も変えていた。

今は、時代に合った個体であれば、ペン先の形状は尊重しつつ、書き味だけを直すだろう。

結果、書き味は満点ではないが、時代としては正しい万年筆が出来上がる。現在はこちらに重点を置くようになった。

これが15年の年月の差による変化。おそらくは正しい変化だと思う。



2007-07-04 01今回の依頼品(左図の上)を預かった時には気付かなかったが、調整前の点検をする際、天冠刻印の色が緑なのを発見。

正しい#500(左図下)と並べて比較してみたら・・・

なんとキャップの色は本来茶色であるべきなのに黒!依頼者が間違えて装填したか、販売者が間違えたか、意図的か・・・はわからないが確かにキャップは茶縞のものではない。

ちなみにキャップの刻印はW.-GERMANY。以下便宜的に【偽装#500】と呼ぶ。写真では天冠の一部もわずかに見える。上が緑、下が薄茶色なのがわかろう。


2007-07-04 02この【偽装#500】に付いているペン先は左図上。下が#500のニブに比べるとポッチャリとしていて、刻印も深い。これは現行のM250用ニブと同一。

このニブが#500についていた時代があったのかもしれないし、後で250と入れ替えたのかもしれない。

ペリカンは昔から規格化が進んでいて、新旧の万年筆の部品のネジピッチなど共通。従って新旧品を混ぜて壊れた万年筆をレスキューする事が簡単に出来る。

万年筆ユーザにとってはありがたいことであり、万年筆コレクターにとっては厄介なことじゃ。


2007-07-04 03これが今回の依頼品の拡大画像。スリットは十分に開き、ペンポイントの調整も、ペン芯の位置も問題ない。

実際にインクを付けて書いてみると・・・ヌラヌラとインクは出てくるのだが、ヌルヌルという筆記感ではない。ギクシャクという表現の方が近い。

拙者も修行が足りんのか、実際に書いてみるまで書き味の悪さに気付かなかった。

ここでムラムラと義侠心が・・・【偽装#500】である事実が持ち主に知られるまであと数時間。気の短い持ち主は【偽装#500】である事に気付けば捨ててしまうかもしれない。

そこで捨てきれないような書き味にしてお返しすることにした。


2007-07-04 04こちらが整形後調整前のペン先じゃ。整形前のペン先と比較すればペンポイントへ続く斜面の贅肉がそぎ落とされたようになっているのがわかろう。

こうすることによって、多少の弾力が出るのと、圧倒的に見栄えが良くなる。美容整形にたとえれば脂肪吸引のようなものじゃ。

もう少し表面を薄く削れば刻印がの彫りが薄く見え#500に近づく。ただ刻印の字幅は変えられないのであまり意味が無いのでやめておいた。


2007-07-04 05

こちらが最終状態。すぐ上の図からここに至るまでに1.5時間が経過している。久しぶりにペンポイント研磨に集中出来た。

さて書き味であるが・・・インクに付けて書き出した時、思わず声を上げた。これほど激変するとは思わなかった。

ギクシャクとして紙を拒絶するような書き味が、紙に吸い付くようになった。実に良い。

数ヶ月ぶりの大成功じゃ!


【 今回の調整+執筆時間:4.0時間 】 調整3.0h 執筆1.0h   
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2022年11月14日

【趣味の文具箱 Vol.12】に浸る アーカイブ 2008年12月

Vol.12のころの趣味文は万年筆色が強い雑誌だったようだ。

現在でも万年筆関連の記事は多いが、この当時と比べるとだいぶ少なくなってきているのは確かだ。

当時の万年筆色の強さを物語っているのが、今回の記事。

拙者の連載はまだ始まっていないが、萬年筆研究会【WAGNER】会員で、この号に名前が出ている人は下記のごとし。

萬年筆研究会【WAGNER】研究陣(半一族)の知識を披露すれば、記事は何本でも書けるのだが・・・

おそらくは大半の読者がついてこられないだろう。でも、そういう記事も万年筆の歴史を残すうえでは、たまには掲載するのも悪くないと思う。



2008-12-22 01今回の【趣味の文具箱】はすばらしい!毎回【もうこれ以上は出来ないだろう】と感心するのだが、次号でそのバーをいとも簡単にクリアーしてしまう。

まるで走る度に世界記録を更新するマラソン・ランナーのようじゃ。

今回は本の出来上がりが遅かったとみえて、出来上がった本が編集部に届くのが遅れたような気がする。さもありなんという充実ぶり!見事!


萬年筆研究会【WAGNER】
会員の登場箇所を気がついた範囲で拾ってみると・・・

1:20〜25頁【万年筆でコーディネートを楽しむ

   この撮影は裏定例会の会場で行われた。単なる長イスの上に撮影用キットを広げてテキパキと撮影していたが・・・

   これほど綺麗に仕上がるとは!やはり北郷カメラマンは魔法使い!

2:30〜31頁【気ままなお出かけが楽しく充実!万年筆画で散歩メモをとろう

   古山画伯は萬年筆研究会【WAGNER】創設当時からの会員じゃ。会員番号【119】。

3:113〜119頁【続万年筆の達人】【古山美術館

   取材されている
中園宏氏も萬年筆研究会【WAGNER】の名誉会員で会員番号【0】。

   中園コレクション消滅の瞬間に立ち会った
すなみまさみち氏は会員番号【1】。

4:121〜123頁【コレクターが調べたシズレの系譜

   執筆した
monolith6しゃんは拙者と同じ頃フェンテに入会した友人で、WAGNERでの会員番号は【5】。

   緻密な分析力はいつも会員各位を驚かせている。研究はパーカー75の
広告にも及んでいる。いつか再び誌上で公開してくれるかも知れない。

5:133〜135頁【伝説のホワイトスター そのふるさとを訪ねて

   取材した藤井栄蔵氏はユーロボックス店主であり萬年筆研究会【WAGNER】の会員でもある。会員番号は【4】。

   そして集合写真の中に会員番号【177】の
venezia 2007しゃんも写っている!

   彼が撮影したMontblanc社内の【モンブラン山頂上の石】には会員一同大爆笑。秘蔵写真もいっぱいあった。この写真集は会員番号【1】の
すなみまさみち氏に献上された。

6:146〜150頁【すてラボ! 吸入機構で万年筆を選ぶ

   執筆したのは
stand_talkerしゃんで会員番号は【400】。毎号出てくるレントゲン写真を全て受け持っている。

茶軸万年筆コレクターと自称し、Pelikan M800茶縞軸も所有!マジで【
茶軸博士】に改名してもらおうかと考えている。理由は秘密・・・

7:151〜153頁【読者の文具箱

   会員番号【1132】の
インキ止めおやじしゃんが投稿!中部、関西地区の定例会には必ず顔を出してくださる。

フェンテ投稿の常連でもある。インキ止め式が嫌いな拙者とのトークバトルはおもろいですぞ!


8:154〜155頁【読者の文房具モニターレポート

   なんと会員番号【4753】の
dodomenしゃんが感謝のレポート!良いなぁ・・・今度定例会で見せて下され!

9:161〜164頁【Stationary Shop Guide

   ユーロボックス、六善、KINGDOM NOTE、竹内文具店でも萬年筆研究会【WAGNER】会員が活躍している。


 
こうしてみると、【趣味の文具箱】のおかげで萬年筆研究会【WAGNER】会員に活躍【研究発表】の場が増えてきたことを痛感する。

萬年筆研究会【WAGNER】の主旨は【研究活動を通じて万年筆界の発展に貢献する】こと。来年も新たな研究分野を見つけて邁進して下され。
 
  
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2022年11月13日

KOBE Pen Show 2022 が終了しました。今年も楽しかったでーす。

最近、拙者が個人や組織として参加する主催以外のイベントはかなり多い。

その中で萬年筆研究会【WAGNER】主催者という個人として参加するのは KOBE Pen Show  だけ。

他の難波ペンショーやTono&Limsさんのイベントには万年筆談話室という屋号で参加している。

TIPSには個人としては参加しているが、あくまでもlichtopeの見習店員としての参加。だれよりも偉そうにしておるが、誤解なきよう。

KOBE Pen Show には商売として参加しているわけではないので、いくら請われても万年筆を嫁がせないことが少なくない。

それは、どう考えても当該万年筆を使いこなせないことが明らかな場合。

その筆記速度と筆圧と縦横無尽の筆記角度変化で書かれては萬年筆がかわいそう・・・と思ったら頑として嫁がせない。

試し書きも途中でやめていただくこともある。そう萬年筆研究会【WAGNER】では主役は万年筆であって持ち主ではない。

その万年筆にふさわしい持ち主に嫁がせるのが拙者の使命と考えている。

一方で、他の屋号で参加する場合には、主役はお客様なので、使いこなせんなぁ〜と思ったら、アドバイスはするがその場では売ってしまう。

どちらにも場合も、ペン先調整を依頼されれば、一瞬で調整師モードに変わってしまう。

そこから先は求道者のごとく問題解決にあたるのじゃ。そして、ここが一番楽しい部分。

乞食とヤクと調整師は3日にやったらやめられない・・・のだと思う。調整師以外は知らんがな。
  
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2022年11月12日

KOBE Pen Show 初日終了〜

本日はKOBE Pen Show の初日に出展しました。昨日のべたように出品する万年筆を極限まで絞り込んで!

結果、狙った通りの成果は得られたので、まずは成功。

実は、持って行っているが見せてなかった商品も少なくないので、こちらは、本日開示。お楽しみに!
  
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2022年11月12日(土)〜13日(日)に 〔 KOBE Pen Show 2022 〕 が開催されます *** 将来日付でのご案内 ***

@01@02



















11月12日 (10時〜17時)
11月
13日 (10時〜16時半) ※大抽選会有
入場料:一般500円 前売り無し(小学生以下 無料)
場所:北野工房のまち 3階講堂他  神戸市中央区中山手通3-17-1
問合先:神戸ペンショー事務局  penshowkobe@gmail.com



いよいよ待ちに待った KOBE Pen Show 2022 が2日間にわたって開催されます。

出展者の中でTIPSにも出展したのは半分以下なので、TIPSに参加された方にも目新しいブツにいっぱい出会えそう。

ちなみに萬年筆研究会【WAGNER】はTIPSには出展していません。拙者個人は Lichtopeの販売員見習い としては参加していたがな。

実は萬年筆研究会【WAGNER】という屋号で出展するのはKOBE Pen Show のみ。

手帳の市 や Tono&Lims関係イベント(Space Walk & クリパ) には 万年筆談話室 という屋号で出展している。

また TIPS には Lichtopeの販売員見習いとして個人的に参加しているだけじゃ。

泉筆五宝展ペントレ萬年筆研究会【WAGNER主催者だし、そもそも屋号を明示しないアマチュア色が強いイベント。


KOBE Pen Show萬年筆研究会【WAGNER】として出展するからには、他ブースとはひと味違った目新しい〔コト〕を用意する覚悟じゃ。

単に万年筆を販売するだけではなく、珍しい物の披露や、今後の限定品の要望を聞いたり、ちょい見せしたりもやります。

当然、万年筆の大幅改造や修理、書き味調整などもガンガン受け付けます。(改造物はお預かりになります)

関西での開催だけに値切り交渉も醍醐味ですが、WAGNERに限っては値切る毎に価格が上がっていく?場合もありますのでお楽しみに!

また普通の人にはわからない珍品をありえへん価格で出しているケースもあるのでお楽しみに。ただし、両日とも午前中で引っ込めるかも?

また大抽選会の景品に萬年筆研究会【WAGNER】として出すのは・・・さすが 萬年筆研究会! と言わせるようなもの(インク女子には無用の長物かも?)を出しま〜す。

当日の8時に神戸空港に到着するので、そこから1時間かけて会場入りし、1時間で準備が終わるか?というのはあるのだが・・・

入場時に行列している人が殺到するようなブースでは無いので、開場してもゆるゆると準備しているかもしれないので、その節は長〜〜〜い目で見てお待ち下され。

開催日の2日前が親方の誕生日、6日後が拙者の70歳の誕生日。港区のシルバーパスを入手出来るのでわくわくじゃ!

関西方面で萬年筆研究会【WAGNER】17周年記念萬年筆を申し込まれた方には会場でお渡しします。

申し込まれた方でKOBE Pen Show 2022へ参加される方は事前に拙者まで連絡されたし。その方の分だけ持って行きます。
  
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2022年11月11日

萬年筆研究会【WAGNER】@ KOBE PEN SHOW

11月12日(土)と13日(日)に開催される KOBE PEN SHOW 2022 における萬年筆研究会【WAGNER】ブースのは今までとは少し変わった展示となる。

まず万年筆の品数が少ない。メインは2種類で、使用済み万年筆をあわせても5種類はない。

海外製のハイエンド・モデルがメインに入っているが、この定価20万を超えるモデルの新品販売価格は税込定価の45%オフ!

海外から数多くの購入要望(インスタ経由で知ったのかな?)が来ている万年筆談話室4周年モデルは、KOBE PEN SHOW終了までは海外には売らないことにしている。

今回の特徴は18K-Cの研ぎにバトラフがあること。(小太刀、長刀と同一形状)

18K-Cをバトラフに研ぎあげたものを5本以上販売している。研ぎは長原幸夫さん。

18K-Cを購入して、会場で長原さんに小太刀に研いでもらうのもありかな?

WAGNER ブースで販売するバトラフはすべて細字に研ぎあげられているが、字幅は十分に太いです!そして長原幸夫研磨+たこ吉微調整。これ実は貴重・・・ふふふ。

万年筆はせいぜい3〜5種類ですが、インクは万年筆談話室ブランドのものを各3〜11本の範囲で販売します。当然お試しいただけます。

万年筆の調整も、最近ではあまり力を加えないで目的を達成するような技を編み出したのでお試しあれ。

両日とも(NANIWA PEN SHOWで売りまくった)強力な助っ人(背押人)がブースに常駐するのでお楽しみに。
  
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2022年11月10日

【 Pelikan M800 18C-M → 18C-B(PF) 交換しての仮説 】アーカイブ 2008年11月

ペリカンはペン先を外注したり、自社生産したりしているが、もし自社生産に切り替えるとすれば、1にコスト削減、2に設計の自由度向上だろう。

この記事以降、ペリカンのペン先については何度も書いているが、重要なことを忘れていると気づいた。

コストカット穴などについては何度も話題にしたのだが、それで何グラム金の量を減らせられたのかは書いてなかったような気がする。

もっとも効果的なコストカットは、根元の穴開けと、ペン先を薄くすること。

最近のフレックス全盛には、コストカットに最適というメーカー側の戦略もある。

金型代が巨額なので、なんとかブームが続いて欲しいというのが願いでもあろうが、見落としてはならないこともある。

フレックスのペン先の方が、ペン先とペン芯の結婚(金ペン堂初代店主)が難しいということ。

そう金の量は少なくてすむが、人件費が増えてしまう可能性もある。プラチナが定番ラインナップにSM(中軟)を加えないのもその理由らしい。

逆に言えば、そういう限定品は出たら買い! ということになる。




2008-11-01 01今回は拙者のM800のペン先交換だが、いろいろおもしろい仮説が出てきた。

現行のM800のMニブは【PF】時代のMニブよりも良いといわれているが、今回その謎の一端が見えた気がする。

M800のペン先は14C、18C-EN、18C-PF、20C、18C(現行)に分けられる。

硬い柔らかいといった意見は多数あったがどれも個体差の範囲に近いような気がしていた。

目で見て違うのは、18C-PF以外はB以上のニブのペンポイントの厚みが薄いこと。

PFだけが(特に3Bなど)巨大なペンポイントが付いている。調整師にとっては調整の幅が拡がるので歓迎!というだけ・・・・

それを何故に現行のメタボペン先に換えたのかがわからなかった・・・

たぶんコストカットかなぁ・・・と思っていたのだが、ひょっとすると違っていたかも?と不安になるような発見をした。それはあとで・・・


2008-11-01 02左の画像は、キャップ、尻軸付きピストン。いずれも旧型の軸のパーツである。やはり刻印のある天冠は良いなぁ。

このセットがあれば現行軸が旧軸に変わるわけだがペン先は現行のままになる。それが気にならない人は【書き味重視派】で、気になる人は【見映え重視派】。

実は拙者は意外にも【書き味重視派】であり、旧軸に現行18C-Mニブを【インクフロー調整済 but 未研磨】の状態で使っていた。

なかなか手にはなじまないが、それも一興と割り切って使っていたのだが・・・・


2008-11-01 03どうしてもメタボな形状が気になって仕方ない。左が現行のMニブで、右がPFのBBニブ。

刻印の深さなどの細かい違いは気にならないが、旧ニブの方が腰回りが締まっていて見映えがよい。

やはり書いている際に見映えが悪いのは気になる・・・

そこに朗報がはいった。たまたま入手した現行M800の中古になんとPFニブが付いていた。

そりゃ交換するしか無いでしょ!
ということでイソイソと現物を確認してみた。


2008-11-01 05なかなか状態が悪いペン先である。ペンポイントは未使用に近い。まったく摩耗していない。しかしペン先の表面には数多くの擦り傷がある。

どうやらインク滓を取り除こうと無謀にもサンドペーパーで擦ったらしい。

いくら表面を金磨きクロスで擦っても相当時間がかかるし、100%傷はとれない。またバイカラーは汚くなってしまう。


2008-11-01 06元々バイカラーが好きではないので、ここは金一色に鍍金することにした。

鍍金はざらついた面には綺麗にかからない。表面を鏡面にしておく必要がある。

そこでルーターで表面の凸凹を直し、金磨き布でバフをかけてから20金を鍍金した。

18金より20金の方が色がドギツイので拙者の趣味には合っている。

 
2008-11-01 07鍍金作業は、準備10分、鍍金1分、片付け10分で終了!

左から現行ニブ18C-PFニブ・オリジナル18C-PFニブ・20金鍍じゃ。

同じプラチナ鍍金なのに現行ニブの方が輝きがないのは、おそらくは下地に鍍金したニッケルのせい。

ニッケルを下地に鍍金すると、ロジウムをその上に鍍金しても輝きが失われて鈍い色になった。おそらくはプラチナも・・・と想像・・・

ペン先単体で見るとバイカラーのペン先には惚れてしまうが、胴体にまったく銀色部分が無い萬年筆にバイカラーのペン先を付けることにはかなり抵抗がある。やはり金一色でしょう!


2008-11-01 08そしてインクはウォーターマンの昔のブラック。趣味文Vol.11のテストでも取り上げて貰ったが、なかなか粘度が高くて好ましい書き味を提供してくれる。

もちろん強烈な薬品臭もある!


なによりこの瓶のかわいさに参ってしまう。薄っぺらで場所をとらないのも良い。

どうしてこういうインク瓶をやめたのかな?インクがキャップに付着する量も口径が小さい分少ないだろうし・・・


2008-11-01 092008-11-01 10
さて意気揚々とインクを入れて書いてみたのだが、全然良くない。たまに掠れるし・・・。

現行18C-Mの方が未調整同士なら数段上じゃん・・・とブツブツ言っていてわかった。

旧18C-B(PF)のスイートスポットで書くためには、萬年筆を起こし筆記角度80度程度にし、首軸先端の金属部分と胴体のネジの間を握り、キャップをはずして書く必要がある。

一方で現行18C-Mなら、キャップを後に嵌めて、かなり後を持ってもまったく気にならないで書ける・・・

ひょっとすると現行ニブのお辞儀は萬年筆の後を持っても書けるようにする改良だったのかも知れない。

長原先生のコンコルドは長い萬年筆の後を持っても気持ちよく書けるが、その効果をペン先をお辞儀させて出そうとしたのが現行M800ニブかな?

いろんな啓蒙メディアのおかげで、最近では萬年筆の後を持って書く人が世界的に増えたのかも・・・

それに対してPFニブはマッチしなかったため、新たに設計したお辞儀ニブを投入した。

お辞儀させるにはウェストを絞っていてはうまくいかない。そこで形状もメタボになった・・・という必然かも?

なぜか急に現行ニブが好きになってきた。PFやEN二ブは見ている分には良いが、調整無しでは不細工な持ち方しか出来ない。さて真相はどうなのかな?



【 今回執筆時間:6時間 】 画像準備2.5h 修理調整2h 記事執筆1.5h
画像準備
とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
 
  
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2022年11月09日

〔斑模様の Sheaffer Balanced Lifetime 硬いけれども柔らかい?〕アーカイブ 2005年8月

下記の記事を執筆したのは2005年の8月。その年の12月17日に萬年筆研究会【WAGNER】が創設された。

従ってまだ〔こと細字に関しては、Sheaffer Balanced Lifetimeの右に出るものは無い
〕てなことを言っていたようだ。

良いか良くないかは拙者が決めることではなく、使う人が感じること。

インクがほとんど出ない状態でも非常に満足している人もいる。その人にインクフローを上げる調整を施した場合の感想も様々。

(1)うゎ〜何これ〜! といって感激するパターン

(2)首をかしげて・・・時が太くなってしまいました といって途方に暮れるパターン

調整を始める前にどちらかを判断できるようになる事が調整師の第一歩なのじゃ。



Sheaffer Balanced Lifetimeは非常に優れた万年筆だ。先日、古山画伯と話をしたが、この時代のRigidなペン先の魅力については、完全に意見が一致した。

Rigidは【硬くて曲がらない様】をあらわすが、本当にこの時代のSheafferのペン先は曲がらない。

ペン先のスリットの間隔を拡げようと指でペン先を変形させようとしてもビクともしない。スリットの間に強引に紙やすりを入れて削るしかない。

調整に一番苦労させられるのがこの時代のSheafferだがうまく調整出来た時の感激も大きい。

まったく筆圧をかけなくとも同じ太さの線がニュルニュルと書ける。インクフローは安定しており、細字はインクが盛り上がる。まさに理想の書き味だ。

太字や極太の書き味は細字とは違うので一緒には論じられないが、こと細字に関しては、Sheaffer Balanced Lifetimeの右に出るものは無いのではなかろうか。

左はグリーンのマーブル軸。多少派手目のSheafferの模様の中では一番落ち着いているように思われる。1935年くらいの製品だ。【Marine Green pearl & black MBL】が色の正式名称。

右は同じ大きさに見えるが、かなり小さい女性用だ。こちらの方は書き味云々よりも純粋に模様の珍しさを楽しんでいただきたい。

こちらも1935年くらいの発売。【Silver gray MBL red vein】



2005-08-31 AM FP Sheaffer Balance2005-08-31 AM FP Sheaffer Balance lady 

蛇足だが、1997年に復刻された、右の写真の大型モデルは、Sheaffer Balance LE という商品名だった。

どうしてBalanced が Balance に変わったのだろうか?米国における表記が変わって、Balanced の 意味で Balanceが使われるようになったのかなぁ?

【ぜんぜん書き味が良い!】なんていう表現を我々の世代が使うご時世だから米国でも用法が変わったのか? 変えた理由をメーカーに確認してみたいもんじゃ。
   
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2022年11月08日

【 Parker 75 マシーフ ペン先&首軸交換 】アーカイブ 2013年4月

この記事で指摘した、〔プリミア用の首軸は先端部が樹脂のため、パチンと綺麗な音をたてては閉まらない〕という発見をすっかり忘れていた。

Parker 75の後継モデルとして発売されたプリミアが、75より短命だったのは、こういう細かい部分の不満の積み重ねだったのだろう。

新モデルを出す際に、コストカットして値段を上げるというのは常套手段だが、購入者は感じてしまうのじゃ。あ〜あ、便乗値上げ野郎め・・・と。

ただ、最近はウクライナ危機の影響で、ただの水が自販機で100円から120円に値上がりしても許してくれる時代。

基準モデルとの価格差が妥当であれば許してくれるもの。

プリミアに関しては、ペン先が18金製になったこと、軸の装飾が豪華であることが評価されていた。

ただ、今回の首軸先端部の樹脂化など、ユーザーの気持ちを考えないコストカットがボディブローのようにパーカーを弱らせたと言えるだろう。

設計開始前にどうして万年筆愛好家に聞かないのだろう?

この当時と違い今はSNSで悪い噂は一瞬で拡がっていく。

なんだか冒険をしにくい環境に万年筆メーカーが追い込まれているような気がする。

高額万年筆は愛好家との開発前のディスカッションが出来たかどうかで売れ行きが違ってしまう。

メーカーはもっと若い愛好家を開発段階から巻き込んだ方が良いと思う。

TWSBIが開発を愛好家とやりとりしながらすすめたところ、一挙にファンが増え、今でいえばバズった状態になったのも理由は愛好家巻き込み戦略と信じている。

原監督なら
愛好家巻き込み大作戦と言っただろうがな・・・(駅伝監督でっせ)



1今回の生贄はParker 75 マシーフじゃ。過去にここで拙者のマシーフを紹介している。それよりは擦れが激しいが紛れもないマシーフ!珍品じゃ。

ただし、首軸がParker プリミア時代初期の形状をしている。

軸もストライプ、首軸もストライプで、一見マッチするように見えるが、先の記事のとおり本来の首軸先端部は銀色であるべき。

どっかで変わってしまったのだろう。そして一番の問題はキャップがパチンと音をたてて締まらないこと。プスンという音では気持ちが落ち込んでしまう。

このモデルはキャップトップにオニキズが飾られているのが特徴。それだけでずいぶんと高級な感じが漂ってしまう。

Parker 75 の純銀軸が定価2万円で販売されていた時代に4.5万円だったマシーフ。拙者は同じ物をアメ横で8万円で購入した。その時は既に骨董価値が出ていたらしい。


23首軸先端部の模様はなかなか良いのだが、ペンポイント先端部に目をやると、空間が捻られたような錯覚に陥る。

ペンポイントだけ90度ほど回転させたような形状になっている。ペン先の刻印は仏蘭西製を示しており、時代も合っている。

なぜ首軸だけプリミア用がついているのだろう?

もしこの組み合わせが正しいとすれば、プリミア初期の首軸はParker 75用と共通だったということになる。

とすればこのギザギザ金色首軸を持ったParker 75がうじゃうじゃあるはずなのだが・・・


457では、ペンポイント部分がどのように捻られているのかを見てみよう。いかがかな?

ペンポイント部分が横に50度ほど捻られている。どうしたらこのように出来るのかもわからない。実に酷い。

回転式のキャップなら天冠に衝突して・・・・なんてことも考えられるが嵌合式だしな。いずれにせよ、この形で先端部だけ捻られたものを元通りにするのは不可能。

すっぱりとあきらめて、別のペン先を移植することにしよう。幸い、ペン芯が壊れてペン先だけのParker 75があったはず。


6もう一つの不具合であるキャップがパチンと気持ち良く嵌まらない件については、首軸に新たなネジが胴軸によって彫られている状態を疑っていたのだが・・・

その影響はごくわずかで、むしろ首軸の先端部分が金属から樹脂に変わった事による影響の方が大きいようだ。

そういえば初めてプリミアを購入した際、キャップの締まる音がParker 75ほど気持ち良くないなぁ・・・とガッカリしたが、先端部が樹脂であった事は今の今まで気付かなかった。


8左側が予備のペン先で、右側が捩れたペンポイントのもの。右側のペン先にはホールマークやメーカーマークなどごちゃごちゃと入っている。

またスリットがハート穴の中央からズレている。最近気付いた事なのだが、Parker 75のペン先には長いものと短い物がある。

今回の2個もまさにソレじゃ。首軸に挿すと相当差があるように見えるが、こうやって比べるとそれほどの差でもないなぁ。


9こちらが本来のマシーフの首軸にUSA製のペン先を装着して研磨を施したもの。元々はXFのペン先を研磨したので、ペン芯の表記とは異なっている。

しかし、この萬年筆で字を書いた人は、首軸の表記を信じるだろう。当初の書き味がウソのように改善された。

スリットもごくわずがに開いているので、インクを出すために紙に押しつけるというXFにありがちな苦行は不要。

紙に当てるだけで、細字の字幅のインクがニュルニュルと出てきてすぐに乾く。といって、【いかにも調整師が処置しましたぜ!】という自己主張はしていない。

あくまでもParker 75 の書き味の特徴は残っている。素材を生かした調理としては、最高レベルに出来たのではないかな?


10こちらが胴軸に正式な首軸と新しいペン先を装着したもの。やはり以前の首軸の違和感は大きかった。一方でペン先の違和感はそれほど無い。

いずれにせよニコイチなので、この状態で事情を知らない人のあいだで流通するのは困る。あくまでもニコイチと知った上で楽しんでほしい。

ボディの細工とペン先の調整は最高レベルなので必ずや楽しませてくれるでしょう!

ちなみに、このボディもシルバー・ポリッシュのお風呂に1ヶ月間入浴していた。ただしバーメイルなので汚れが落ちただけで表面変化は少なかった。



【 今回執筆時間:3.5時間 】 画像準備1h 修理調整1h 記事執筆1.5h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
 
  
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2022年11月07日

筆記具関連四方山話 【 スネーククリップ 】 アーカイブ 2012年11月

以下で紹介したスネーククリップは、その後萬年筆研究会【WAGNER】会員から20本以上の注文があったように記憶しているが・・・正確な本数は記録に無い。

出来上がったものは、プチプチで包んでレターパックで送ったのだが、天冠にはめる部分が潰れて装着できないトラブルが多発。

レターパックは速達扱いなので取り扱いも慎重だと思っていたのだが、下の方に入れて運搬されると、それなりの重量がかかり・・・

柔らかい銀製品のリング部分は圧力でひん曲がってしまう。

プチプチも衝撃には強いが、圧力は正直に伝えてしまうようだ。

送り返されてきたもののうち、とても自分では直せないほど変形した物は、また海外で作り直してもらった。さらにお待ちいただいたわけじゃ。

それ以降、レターパックで万年筆を送らなければならない場面では、かならずドリルケースか、専用箱に入れて送るようにしている。

現在では萬年筆研究会【WAGNER】会員向けWAGNER 限定万年筆は2種類の送り方をしている。


(1)クリックポストの中にドリルケースに入れた万年筆をテープで固定して送る。

   利点:郵便ポストで受け取れるので、受け取る方は楽。今までに1000本以上は送っているが紛失事故はゼロ。

   欠点:自分でポスト投函する必要があるので大量に送る場合は、何個ものポストを満タンにしてしまい迷惑をかける。


(2)化粧箱に入った万年筆を宅急便コンパクトに入れて送付。

   利点:集荷に来てくれるので非常に楽。また化粧箱が1個であればクイックフィットエコノで箱をきっちりと固定できるので梱包スピードも速い。

   欠点:受取先の電話番号が必要なので、毎回送付先を確認しておく必要あり。


以前は宅急便コンパクトやクリックポストに入れられる化粧箱もあったのだが、最近だんだんと化粧箱が豪華(肉厚)になった。

結果として化粧箱入りの万年筆をクリックポストで送ることは出来なくなった。

実は化粧箱は無料だが、ドリルケースは1個100〜120円かかるので、化粧箱がクリックポストに入らなくなるとその分持ち出しが増える。

宅急便コンパクトの場合は箱とクイックフィットエコノは合計で140円だが、宛先によっては1000円以上の送料がかかる。

ちなみに現在の普通の化粧箱は宅急便コンパクトにも入らない物が多い。そうなるとさらに高価な輸送手段が必要となる。

萬年筆研究会【WAGNER】会員は、付加価値のないただの化粧箱に価値を見いだせない方も多い。また保管スペースが無いので箱不要という人も少なくない。

なので、最近は化粧箱の要不要を聞くようにしているのだが、送る際の確認の手間が増えて、さらに面倒ということもわかってきた。

ただ、自分が受け取る際の事を考えれば、不在時でも確実に届くクリックポストが一番ありがたいと思う。

送り手として考えれば、宅急便コンパクトが圧倒的に楽だがな。悩ましいところだが、運送手段と化粧箱の要不要は依頼者に希望に合わせたいと思っている。

一番ありがたいのは万年筆談話室で受け取ってくれる方。微調整が無料なのでメリットもある。

一番困るのが、荷物を宅急便で送らない東京近郊のイベントで受け取りたいとおっしゃるケース。

しかも化粧箱必要といわれると・・・その空間を確保するために調整道具スペースを削ることになり本末転倒。

東京近郊で開催されるイベントで、拙者が宅配便で荷物を送るケースはT&L主催のクリパのみ。後は全て荷物はハンドキャリーなのじゃ。そこんとこよろしく!


1先週の土曜日は萬年筆研究会【WAGNER】2012年最後の関西地区大会 兼 年末大バザール@元町であった。

拙者は岡山での中学の還暦同窓会へ参加する都合上、調整道具を持たず、スーツでの参加となった。

価格が信じられないほど安かった事もあり、萬年筆4本、ペンシル・ボールペン各一本を購入した。もちろん、お嫁に行った萬年筆も多数。

いずれにせよ、調整をまったくしないというのはかなりの手持ちぶさたになる。しかし、今回だけはある目的があった。それが Pen and message. 訪問。

依頼していた試作が出来たとのことで、開店前の10:30に一人でこっそりと訪問したのだが、しげお氏に後をつけられていた。やはり不審な行動はすぐに見破られるらしい。

左の画像は、最近販売開始したオリジナルインク・ボトルじゃ。革で出来ており、インクがこぼれても目立たない仕様になっているとか。

セーラーのインク工房や各販売店のオリジナルインク用のボトルならどれでも入るオシャレで安定感抜群のインクケース。これならインクを持っての旅にも使えそう。


2しかし、本命はこちら。年初から仕様を詰めていた2013年用の萬年筆研究会【WAGNER】限定スネーククリップの試作品を確認するのが訪問の目的だった!

装着先はPelikan M800系。色が銀色なのでM805系の現行品や限定品が似合うであろう。

巳年にちなんでのスネーククリップであったが、製作者が海外に移住したので遅延。

また、製作も2013年の8月くらいまでかかるとのことで、オヨヨ・・・な結果になりそうだが・・・


34出来は良い!拡大してみると、蛇が玉をくわえている。素材はもちろん純銀。

持って帰っていい?と聞いたらコレ一個しかないのでダメだとか・・・(涙

この一本から型をおこして複数生産をするらしいのでしかたあるまい。せめて写真だけでもと撮影しておいた。 

生産も工場で一気につくるのではなく、東南アジアののんびりとした環境で少しずつ作るらしく、催促無しの条件で・・・ということらしい。

とはいっても秋までは待てん!とのことで8月までには・・・ということになったしだい。気長に待てる会員限定で〜す。

萬年筆研究会【WAGNER】会員の方には本日中にメールで連絡します。お楽しみに! 
  
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2022年11月06日

〔Pelikanが創った逸品【Dupont クラシック 純正漆 フラーメ 】〕アーカイブ 2006年12月

下の記事の最後の方に〔言い返す時には万年筆でもバキっと折るしかないか〕と書いたが、本当に万年筆をバキっと折られた人に数年前に出会った。

Pelikan M200かM400だと記憶しているが、いずれにせよ、相当な力が無いと折れないだろう。

しかも折ったのがうら若き女性だとか。

そうとうアドレナリンが出ないとそこまでの力は出ないだろう。

拙者は万年筆を折ったことはないが、鉛筆を真っ二つにたたき折ったことはある。

新入社員教育の合宿研修のグループワーク。新入社員と前年度に中途入社した人が同じグループにで議論する。

ところが中途の人は、まったく議論に参加しないが、グループワークなので、最後に一応は意見を聞いた。

その途端に成果物の不備や、配慮不足の項目などを延々と15分くらいしゃべりまくった。

さすが他社で同じ仕事を5年ほどされていた方なので、ごもっともなのだが・・・

グループワークに一切参加せず、咎めるだけ咎めるというスタンスが許せなかったので・・・

鉛筆を中指の上にので、薬指と人差し指を上からかぶせて、思いっきりテーブルに平手をたたきつけた。

その途端に鉛筆はバキっと折れ飛び散った。そして中途の人は黙った。

じゃ、続き始めましょうか・・・といって議論を何も無かったかのようにみんなで続けた。ひとりを除いて。

でも発表は散々だった。上司から中途の人が指摘したのと同じツッコミが入って立ち往生。

その途端に中途の人が上司の指摘を切り返して事なきを得た。

やっぱりバキっとやるのは良くないなぁ〜 感謝すべきだったかなぁ。




2006-12-04 01今から25年ほど前、拙者がまだ万年筆を持っていない時代のことじゃ。常務の部屋に上司といっしょに相談に行った。

部屋に入ると、常務はスーツの上着の内側左に特別に取り付けた小さなポケットからライターを取り出しては火を付ける動作を繰り返していた。

 【あれ、常務は煙草吸わなかったのでは?】

 【吸わんよ】

 
【でも、ライターを・・・】

 【ああ、これは商売の小道具ょ】

 【こ、小道具?】

 【俺が営業に同行してお客様の所へ行く場合、90%は謝罪する為なんょ。行くとお客様の情報システム部長はカンカンに怒って、怒鳴りまくるわけ】

 【こちらはただただ平身低頭しているんょ。で、部長が怒り疲れて煙草を口にくわえる。その時に素早くライターを差し出すわけょ】

 【デュポーン!という大きな音がするんで、相手は一瞬たじろいだ後、煙を吸い込む。当然しゃべりは止まる。そこから怒涛のようにこちらの言い分を言うわけょ。】


それが拙者がDupontという名に出会った最初じゃ。

影響されやすい拙者は、それからDupontの鞄、システム手帳、時計、ボールペンなどを買い捲った・・・が万年筆に出会うのはもっと後じゃ。



2006-12-04 02このクラシックシリーズのペン先はPelikanがOEMで作っていた。しかしどちらかといえば、Pelikan暗黒時代のペン先なわけで、それほど評判は良くない。

拙者もたいしたペン先ではないとの先入観から本気で調整などしないで放置していた。

半年ほど前に、調整の練習用に引っ張り出して本気を出してみたら、凄く良い書き味になった。

ヌラヌラではなく、サラサラという感じで中字が書ける。原稿用紙の升目を埋めるのにはちょうど良い大きさじゃ。


2006-12-04 03インクの出も極めてよい。ハート穴の無いペン先の場合、空気はペン芯横のヒダか、ペン芯の穴から入る。この万年筆の場合は後者じゃ。

左の図で見える穴が2僂曚票鷦瓦涼罎貌り、そこから上に回ってペン芯上の空気通路に空気を供給しているのであろう。

最近、インクフローが悪いという万年筆を預かることが多いが、80%はペン先のイリジウムが詰まり過ぎで、のこり20%は空気の通路が途中で遮断されているせいじゃ。

最近のペン芯は気圧や温度変化に対応するため、空気通路を長く取って、なかなか空気が入りにくくしているような気がする。

そのせいで、インクの出がVintage物に比べて悪いような感じがするのだろう。

インクを引っぱる力は、設計が新しいほど強いが、空気が入りにくくなっている分で相殺されて、差し引きするとVintage物よりインクフローが悪いのかな?

もっともVintage物を、最近の品と同じように胸に挿して酷使したら、インク漏れによる酷い事故にあう確率が高いので止めた方が良い。

Vintage物は自宅で、いたわりながら使うのが正しいのじゃ。


2006-12-04 04左はフラーメの漆の拡大画像。金粉というのはもう少し大きなものと考えていたが、ここまで細かくなるとはビックリ!ゴールドダストとは良く言ったものじゃ。

この軸の模様はフラーメというらしい。真暗闇の中で、残り火がゆらゆらと揺れながら燃えているような気になってくる。

最近は煙草を吸う人が少なくなって、Dupontのライター作戦は使えなくなった。言い返す時には万年筆でもバキっと折るしかないか・・・
 
  
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2022年11月05日

【 Montblanc No.1464 18K-M ペン先から落下! 】アーカイブ 2007年12月

ペン先曲がりの調整には、今でもこのゴムブロックを使うことがある。ただし7僂任呂覆5僂諒。

なんせ重さが36%程度なので遠征ペンクリには重宝している。

もっと大きな曲がりがあるときにはヤットコを使うが、横への曲がりの修整にはこちらの方がペン先に無理がかからない。

ゴムと0.8个箸いηいスキマゲージと柔らかい割り箸ならペン先にかかる力も弱いのでお奨めじゃ。



2007-12-31 01今回は依頼品ではない。拙者の萬年筆。猿はめったに木から落ちないが、拙者は頻繁に万年筆を落下させる。

今回のNo.1464はズミルクスさんとの物々交換を通じて入手したものじゃ。

キャップが後ろに挿さらないので【Artist Colour】をキャップ内側に塗ってみたりしていたが、頻繁に塗る必要があり、結局は面倒でやめてしまった。

かわりにキャップを外して書くことにした。そうして初めて気付いたのは、重い万年筆はキャップを外しても書きやすい!ということ。

当然、多少首軸よりを握ることになり、ペンが立ってしまう。

ところが中字程度の字巾であれば、ペンが立つことによって、ペンの自重でペン先が押しつけられるため、書き出しの掠れが全く発生しなくなった。

キャップを後ろに挿していた時には、金属部分を握っていたが、キャップを嵌めない場合には首軸のネジのあたりに指をかける。

この個体に限っては、その位置が一番書きやすくなるように調整を変えたせいか、実にここち良く使っていた。

ところが、どうも最近、ガリガリとひっかかる感じがするなぁ・・・と思ってペン先をルーペで確認して驚いた。


2007-12-31 02ペ、ペン先が曲がってる! なんじゃこりゃー!


自分のペン先は常に完璧!と考えていたので、すぐには状況が受け入れられない。

この萬年筆は持ち歩くことがほとんど無いので、誰かにやられたわけではない・・・

う〜ん・・・・と考えていたら、先日、スキャナーに乗せて萬年筆目録を作っていたとき、パソコンのキーボードの上に落としたのを思い出した。

キーがガシャ!と鳴っただけだったので、萬年筆に問題が発生するなんて考えもしなくて、PCの方ばかりチェックしていた。



2007-12-31 03しかし、こんな無惨な形状になっていたとは!重い万年筆は、どう落ちてもダメージは大きい。

画像で確認する限りは、ペン先の右側から落下したと思われる。スリットが先端近くで最も拡がる形になってしまっている。

たしかにこれなら書き味は悪かろう・・・が、人間の感覚なんてあてにならないもの。

こうなった状態で2週間ほど毎日使っていて、【最近書き味悪いなぁ・・・調整戻りかなぁ・・・】くらいにしか感じなかった。

ダメ出しの女王の調整をする際には、指の感覚が超鋭敏モードになるのだが、自分の普段の筆記では、この画像の状態でも、さほど気にならなかったとはな!


2007-12-31 04こちらは横顔。多少安心した。上下方向の曲がりは極めて少ない。上から見て右側のペンポイントが左側より多少上にズレ手入る程度。

過去に何度も紹介してきた【曲がりの修正】から考えれば変形は少ない。

まずはペン先を首軸からたたき出して、形状の確認から。思わぬ所に無理が生じている可能性もあるでな。


2007-12-31 05素通しインク窓、エボナイト製ペン芯の時代であっても、既にペン先のコストカットは始まっていたようじゃな。

1992年春のメディチの時には、既にペン先のコストカットは始まっていた。

同時期のNo.149でも同様のペン先根元のくり抜きがあった事から考えれば、1991年からコストカット開始ではないかな?



2007-12-31 06こちらが拡大図。どうやらスリットの左側には問題が無く、右側の曲がりが左側を押して、全体として曲がって見えるだけのようじゃ。

これなら修理は一瞬で終了するはず。

修理に際して完璧を期すなら、ルーペだけに頼らず、スキャナーで拡大してから確認する方がよい。

立体的に見えるルーペでは問題の本質を見落とす可能性もある。

また中心点を少しでもはずすと周囲が歪んで見えるのでミスジャッジする可能性が高い。

自分で修理し、なおかつ時間が十分にある時には、まずはスキャナーでじっくりと状況確認した方が良い。

頭がカーっとした状態が調整作業には最もまずい結果を及ぼす。

ペン先を曲げてしまったり、調整失敗した場合、あわててその場で元に戻そうと焦ってはいけない。

まずは正確な状況確認が必要。確認している内に冷静になってくる。早合点とあせりが調整の大敵!

何本もオシャカにしてきた拙者が言うのだから間違いない・・・自慢にはならないが・・・


2007-12-31 07ではペン先の曲がりを戻す為に必要な機材のセットのしかた。

東急ハンズで売っている7兒擁のゴムの立方体の上に、スキマゲージの0.08个里發里鬟董璽廚埜把蠅垢襦スキマゲージは斜めにセットするのがコツ。

この斜めの部分にペン先のスリット部分を噛ませて曲がった方のペン先が上側に来るようにし、割り箸を削った先端で適度な力で押す。

毎回ルーペで確認しながら少しずつ力を加えて加減を知るのじゃ。拙者は既に力加減を体得しているので、一瞬で終わり・・・


2007-12-31 08こちらが曲がりが戻った状態。曲がる前と区別が付かないほどなのがわかろう。竹製の割り箸先端で押す時間は合計でも20秒ほどかな。

実際には左右の曲がりよりも上下の曲がりの方が作業量は圧倒的に多い。

上下に曲がった場合、ペン先が波打ってしまう。それを消す為に相当長時間の磨きが必要となるからじゃ。


2007-12-31 09こちらが修理後のペン先の拡大図。ちゃんと腹開きになっている様子がわかろう。実に書き味がよい。

ところがこのペン先をルーペで見ると、まだ左側に曲がって見える。実はそれは眼の錯覚。

スリットの右側の方がペンポイントの根元に至るまでの幅が若干広いので、曲がって見えるのじゃ。

だからこそ、人間の眼だけに頼らず、機械も利用して正確な判断をしなければならないのじゃ。今回、あらためてそう感じた。



【 今回執筆時間:6.0時間 】 画像準備1.5h 調整2.5h 執筆2.0h

画像準備
とは分解し機構系の修理や仕上作業、及び画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、Blogに貼り付ける作業の合計時間
調整とはペンポイントの調整をしている時間
執筆とは記事を書いている時間  

  
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2022年11月04日

〔Pen Doctors' Rules その20〕アーカイブ 2008年5月

今回再掲した〔Pen Doctors' Rules その20〕には今でも通用する知見がいっぱいある。

ペンクリに持ち込むときは、正直に不安と、その理由をを語っていただく方が良い。

書き味は大丈夫だけど、落としたので不安・・・のように。

調整師はカウンセラーなので、正直に相談しないと良い結果は得られないのじゃ。




Doctors Rules 今回は20回目。

 まずは青字の文章を読む。

 それに対する拙者の 本音ギャグ を下に書いてある。

 これを真似て、青字の部分に関する【浅はかで愚かな解釈】をコメント欄に書いて下され。


1.患者話すのではなく、患者話すこと

 → ペンクリは調整師話す場ではなく、調整師(症状を)話す場である。世間話で調整師を長時間独占しないこと。

 → 依頼主と話すのではなく萬年筆と話なさい。後者の方が雄弁だ!


2.病気の治療に多くの薬を用いると言うことは、そのいずれもが有効でないことを意味する

 → 萬年筆をいろんな人に調整してもらうと、各調整師の腕を奮える部分がどんどん小さくなる。いろんな人に調整してもらうより、同じ人に何度も調整してもらう方がまし。


3.混乱は学習過程において必須の段階である

 → 自己調整の習熟過程においては【長い混乱時期】がつきもの。途中で投げ出す事なかれ!その先に桃源郷あり!


4.医師がまず最初に行うべき仕事は、患者が病気なのか健康なのかを判別することである

 → 【この萬年筆に問題があるかどうか見て下さい】といって持ち込む依頼主に注意しなさい

    言葉とは裏腹に必ず【大きな不安】を持っている

    依頼主が何故【不安を表現出来ない】のかを考えなさい

    ・自分でいじって変にしたのをあわてて直したが・・・これで良いのか?

    ・別の調整師に舐めてもらったら書き味が激変したが・・・言い出せない

    ・使うな!といわれたインクを入れていたのであわてて抜いて持ち込んだ



5.病気は発症した状況を知りなさい。診断上の多くの手がかりを得られるであろう

 → どんなインクをどれだけの期間入れて使っていたのかを聞き出しなさい。インクを変えるだけで直る症状も20%ぐらいはあります。

   奇をてらったインクは必ず何か問題を持っています。



6.医師の持っている信念によって患者の信念が左右される

 → ペンクリの待ち行列の長さと調整の出来は反比例する。ひまな時ほど良い調整になる(確率が高い)。
 
  
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2022年11月03日

〔Pen Doctors' Rules その13〕アーカイブ 2008年4月

下の記事で・・・

 → 大先生があなたに語っていることに耳をかたむけなさい。師匠は調整を騙(かた)るが、大先生は人生を語る

というのがある。ここで述べている大先生は長原宣義さんで〜す。


Doctors Rules 今回は13回目。 まずは青字の文章を読む。

それに対する拙者の 本音ギャグ を下に書いてある。

これを真似て、青字の部分に関する【浅はかで愚かな解釈】をコメント欄に書いて下され。


1.初心患者には、少なくとも5分間は自由に喋らせること。多くのことがわかるはずである。

 → ペンクリ初心患者に何分間書き味について喋らせても無駄だ。それよりペンポイントの減り方を見た方がはやい

 → 聞くべきは【自分で使って減らした萬年筆か、形見か、中古を入手したか】じゃ

 → オークションで入手した萬年筆のペンポイント摩耗を、依頼者の書き癖と勘違いしてはならない

 → 趣味の文具箱 vol.10 を見せながら好みの書き味を聞き出すと理解しやすい

 → 理解しやすいのと、調整がちゃんと出来るのとは別問題だ・・・
 
 

2.患者の中には頭の回転が速い者もあれば、遅い者もある。あなたのほうで患者のペースに合わせなさい

 → 患者の中には手首の回転の速い者もあれば、手首を動かさない者もある

 → 患者の中には頭の回転が速い者もあれば、口の回転が速い者もある

   頭も口も回転が遅い者の方が調整師にはありがたいが、めったにいない

   少なくとも口の回転だけはみな驚くほど早い


3.患者があなたに語っていないことに耳を傾けなさい

 → 8の字旋回をしている時には、患者があなたに語っても聞こえないふりをしなさい

 → 大先生があなたに語っていることに耳をかたむけなさい。師匠は調整を騙(かた)るが、大先生は人生を語る
 

4.患者が持っていてほしいと貴方が願う病気でなく、患者が実際に有する病気を治療しなさい

 → 患者が持っていて、貴方が欲しいと願う萬年筆を、持ち帰って調整しなさい。十分堪能できます


5.患者と話しをしながらカルテを書かないこと

 → 修理・調整を始める前にカルテ(好み、筆圧、捻り etc.)を書きなさい

 → 依頼者と確認しながらカルテを書きなさい。信頼感が上がります

 → 患者の前で縦書きの文を書かないこと。あまりに下手だと調整師の腕を疑われます
 
 

6.患者から希望を取り去ってはならない

 → 依頼者の個人的希望を一枚一枚取り去って困惑状態にした後で【生贄調整】を施しなさい。感激はずっと大きくなる

 → 雲上の書き味を知っている人しか満足のいく調整は出来ない

 → 患者が希望する書き味ではなく、予想もしない書き味にしなさい

   ただし希望しない形状にしてはならない
  
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2022年11月02日

11月3日(木)〜5日(土)まで、代官山の Lichtope にて 〔漆工房牧門堂 牧野浩子展〕が開催されます

@00@01萬年筆研究会【WAGNER】会員でもある〔牧門堂〕の牧野さんが、

代官山にあるたこ娘さんのショップ〔Lichtope〕で展示会を開催されます。

牧野さんは今後の展示会は考えていない・・・とのことなので、現品を見られる貴重なチャンスです!

Lichtopeの住所は 渋谷区恵比寿西1-27-10 ZUKADAIKANYAMA 1F です。

道に迷ったら 03-3464-0330 まで お電話を!


@02@03@04@05@06










@08@09@11@12@13










@07@10
102_代官山102_恵比寿


  
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2022年11月01日

Gravitas の チタン製万年筆 ペン先 Upgrade

2022-11-01左画像は英国のヒースロー空港で長い間留め置きされていたGravitasの万年筆の改良版。

本日到着したのでさっそくペン先ユニットを交換した。

Gravitasは先日のTipsでLichtopeの隣のブースで出展していた。

実は拙者は既に3本をGravitasの本拠地であるアイルランドから購入し、追加の2本が到着するのを待っていた状態だった。

その2本の内の一本が左の万年筆で、アイルランドを出た時点からTrackingが出来なくなり、TIPSの前日に英国のヒースロー空港にあると判明した。

拙者は1988年頃にアイルランドの首都ダブリンにいったことがあるので懐かしさのあまり購入してしまっていたのじゃ。

まさか隣のブースに作家さんがいらっしゃるとはな。

ただ、既に入手して使っていたからこその改良点や、こういう限定品位したいというアイデアもあったので、楽しかった。

オリジナルはジンハオ製のスチール製ペン先付きなのだが、これがけっこう書き味が良い。

しかしJOWO製の14金ペン先Unitと交換すると、さすがの書き味になる。

実はジンハオ製のペン先ユニットはJOWO製とほんの少ししか違う点が無いのでコンパティブルなのじゃ。

そして、ヒースローでの長逗留の末届いたこのモデルは全身チタン製。

なにが良いって、キャップの一部に平べったいところがあるので、クリップ無しでもキャップが転がらないこと。

今の金相場だとこのモデルを金ペン先付きにすると6万円を超える値段になるだろう。

ただ、今後日米の金利差はさほど拡大しなさそうなので、かならず円は強くなるはず。

その時まで臥薪嘗胆し、WAGNER限定品をGravitasで作りたい。既に仕様はほぼ決まっているのだが、値段が怖くて聞けていない。
  
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2022年10月31日

【 Montblanc No.146 14C-F インクは漏れるが書き味は超絶! 】 アーカイブ 2011年12月

モンブランという単語を日本語に訳すと・・・〔インク漏れ〕と言う小話を作ったのは拙者だが、みなさん大なり小なりそう思っていたはずだ。

特に1980年代のNo.146は漏れまくり。その理由は・・・首軸先端部がすぐに割れてしまうこと。

実は何本かインク漏れ修理依頼のNo.146をお預かりしている。

このインク漏れは直す方法と延命処置をとる方法がある。

今回の記事はで紹介しているのは・・・延命処置にほかならない。




2011-12-26 01左画像は修理・洗浄・軸磨きが終了した患者さんの画像。それにしても持ち込まれたときの姿は・・・無残というより汚かった。

プラスティックのケースに入れられたNo.146がさらにジップケースに入れられて郵送で我が家にやってきた。

中身を出してみるとピストン側から壮大なインク漏れ。そもそもピストンを少しでも動かそうとすると、前か後ろかにインクが噴き出す状態。

インクはブルーブラック。電話で伝えられたメッセージでは、30年間かけて書き味をここまでにしたので、ペン先はいじらないで欲しい・・・と。


2011-12-26 02しかたなくペン先は胴軸から外さないで修理することにした。ここから先がまた大騒動。

左記のカニ目を挿し込もうとしたのだが穴が固まったインクで塞がれており空回りする。

熱湯で洗い流したあとでカニ目を入れて左に回そうとしたがビクともしない。そこで軸の後端をヒートガンで熱して軸を十分に膨張させたあとで捻ると・・・はずれた!

と、同時にツブツブであふれたインク滓がどっと出てきた。お湯で洗い流してもそう簡単にはとれない。

そこで熱湯にアスコルビン酸を大量に入れた液を超音波洗浄機に入れ、中で各部品を洗浄した。途中で4回ほど液を交換した。

金属部分は画像のように赤銅色に変わったがあれほどこびりついていたブルーブラックの滓?はほとんど無くなった。

その後、ボーグルーペで見ながら、歯科用先端工具で溝にこびりついたインク滓を取り除いた。ピストン先端部の白い弁は今回交換したもの。


2011-12-26 032011-12-26 042011-12-26 05もともと付いていた弁は黄色っぽいもの。

最初は黒い弁かとおもうほど汚れていた。洗浄後に表面をよく見るとインク滓が胴体との間で擦られて弁を削っている様がよくわかる。

このえぐられた部分から(長い間に)少しずつインクが後ろへ押し出されていつしかピストン部分全体を滓で充満させたのだろう。

インクは上下するピストンとピストンがスライドする空間の部分から尻軸を通ってネジまで逆流しているものがほとんどだった。

従ってスライドしようにもピストンがスムーズに動かない・・・というような状態だった。

ワセリンとシェラックとシリコングリースと、傷の無いピストン弁によって見事によみがえったNo.146。

ただし軸も傷だらけだったので、サンエーパールで少しだけ磨いておいた。ぱっと目には新品同様になったかな?


2011-12-26 062011-12-26 07分解も研磨もいっさいしていないが、このNo.146についているペン先の書き味はすばらしい。

Mから研ぎ出してFのような書き味にしたのかと思ったが、30年かけてこの書き味にまで・・・研ぎ上げたといことらしい。

いままで完璧に調整されたといわれるMontblanc No.146を数多く触ってきたが、書き味では間違いなく最上位クラス。

ひょっとするとトップかもしれない。

この書き味を調整しないで実現したとなると・・・調整師としては自信喪失。

画像のように非常に美しい形状をしているペンポイント部分のとんがり方もすばらしい。本当にこういう形状をしていたのかなぁ?

ペンポイントが紙との摩擦で表面に傷が付き、書き出し掠れは一切発生しない。ペンポイント先端部は密着しているのに書き出し時、筆記時のインク供給は問題ない。

もしこれがオリジナルの状態から使い込んで実現できたのだとすれば・・・・

【Montblancが日本市場で突出したのは利幅が大きいので販売店が積極的にお客様にお薦めしたから】という従来から言われてきた仮説がひっくり返ってしまう。

書き味が(国産を含めた)他社製と比べて秀逸だったから・・・と歴史評価を変えなければなるまい。

またこの時代のNo.146のペン先は柔らかい。少し筆圧をかけるとすんなりとスリットが拡がる。


2011-12-26 082011-12-26 09エイリアンのかぶり物を脱がせたら、中からオードリー・ペプバーンが出てきたかのような美しいペン先。

ペンポイント先端部は若干上に反っているように見える。Montblanc得意の円盤&鉈研ぎではなく、流麗な日本刀の先端部のような綺麗な形状。

長刀よりもさらに鋭敏な尖り方。それでいてシャリシャリ感もなければ、引っ掛かりも無い。

筆圧に反応して字幅は広くなるが、ある一定以上の字幅になると、それを戻そうという力が働く。

極細文字を書こうと思えばペンを立てて筆記すれば良い。ただこの尖り方だとひっくり返しては書けまいな。

表面の荒れ方を高倍率のルーペでみて、自分ならもう少し研磨したいとか、スリットを少し拡げたい気持ちはあるが・・・

それをすると依頼者の30年の苦労を踏みにじることにもなるのでやめておいた。


2011-12-26 10こちらが正面から見たペンポイントの拡大図。

上から見た画像、横から見た画像、そして前から見た画像を見比べて、どうしてもどこかで研磨をうけているような気がしてならない。

同じ筆記角度で書き続ければかならずやその痕跡(スイートスポット)が残るものだが、削られた平面がどこにもない。

あるのは綺麗な曲面、しかも一切破綻の無い曲面のみ。あるいみ数学的ですらある美しさじゃ。

今回何枚かペンポイントのアップ画像を掲載しているが、これは今後の拙者の細字調整・細字演出の資料とするためというのが本音。

特に円盤研ぎ前のMontblancのペンポイント調整には非常に重要な資料となる。

それにしてもこれが未調整のまま30年間で研ぎ上がった萬年筆・・・というのが未だに信じられない。

たまたまルービックキューブが6面揃ったというに等しい確率のような気がする。それほど美しく、かつまた、書き味の良いペン先であった。

もっとも、この研ぎをサクサクっと出来る人がいるとしたら、シャッポを脱いで降参するしかないがな・・・



【 今回執筆時間:5時間 】 画像準備1.5h 修理調整2.5記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
 
  
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2022年10月30日

TIPS 3日目終了 最後に腰を痛めた・・・

TIPSの3日目は最初と最後は人が少ないように感じられたが午前中の最後の方はかなり賑わっていた。

万年筆中心のイベントとの違いは参加者の会場内滞在時間が少ないことかな?

また出店者同士の会場内での交流は盛んだった。こちらは楽しかったなぁ〜

拙者がLichtopeの販売員見習いだったのは、すぐに持ち場を離れてよそのブースを冷やかしに行くから。

他のブースの方々もワンオペで無ければ、かなり自由にブース間の冷やかしをされていた。この緩さは堅苦しくなくて良かった。

また無料の講演会は別の会議室で開催されたので、マイクから流れる轟音で会話が出来ないという事もなかった。これは過去の教訓?

あるいは、出店者が多くて、会場に収まりきれなかったからだろうが、非常に助かった。

今回は拙者は調整はしなかったのだが、調整する際には音で仕上がりを確認するので、マイク音が大きいと仕上げに時間がかかるのでな。

実に楽しく過ごせたのだが、一部でブースに張り付いてひとりで長時間しゃべり続ける人がいた。お店も迷惑だし、参加者も近づけない。

お店も参加者も初参加だったようなので、仕方ないかも?次回からは注意してもらうよう、はじめにアドバイスしておこうと思った。

昨年までと異なっていたのは、最後に自分の宅配便荷物は、自分で1階の荷出し場までまで運ぶというルールに変わったこと。

前回は会場のあるフロアまで出せば良かったので、途方に暮れた。

エレベーターのところに台車が無かったので、しかたなく手にコンテナを二個持って荷出し場にヒーヒー言いながら持って行ったのだが・・・

なんと荷出し場に台車がいっぱいあった。どうやら台車で下に荷物を下ろした人が(車で来た人だったのか)台車を上に上げないまま放置したらしい。ありえない・・・

結局スタッフとボランティアの人たちがエレベーターで上に上げる事になったようだが、その間会場では荷出し出来なかったはずだ。

70歳間近の拙者は腰を痛めて、お爺さんのように(もうようにじゃないか・・・)前屈みで歩く羽目になった。

自分の年齢を認識していないことによる大失敗だったな。

昨年の難波ペンショーでは、会場セットアップの時には〔爺はひっこんでろ〕命令があり、N御大と拙者はセットアップ免除となった。

なんとなく寂しい感があったのだが、今になって理由が良くわかった。爺は気持ちだけ若くても体がついていかないから危ないのだな。

以前、会社のソフトボール大会で、元野球部という人たちが、外野で玉を追う際や、キャッチャーフライを追う際にバタバタと転倒したのもそのせい。

目と気分は玉の行方を捕捉しているのだが、足が着いていっておらず、最後に慌ててスピードを上げようとして・・・転ぶ、そしてよく骨折する。

実は昨日のBlogで紹介した拙者の元上司もソフトボール大会骨折組。ただ野球部ではなかったはずだがな。

次回からは軽くても台車を使うようにしなければな。そして台車で荷物を下ろしたら、速やかにその台車はエレベーター内に戻すルールにして欲しいものじゃ。
  
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2022年10月29日

TIPS 二日目終了 本日はいつものイベントと同じ雰囲気

TIPS 2日目が終了

本日は昨日とは異なり、いつものペンショーの顧客層と同じで、多くのショップが胸をなで下ろしたようだった。

本日は高島屋の万年筆売り場で有名だったNTさんがLichtopeのブースへ来て下さった。

で、万年筆をお客様に上手く売るための裏技を一つだけ伝授していただいた。

実店舗でお客様が迷われている際に有効な方法だが、心理学的に考えても的を射ていると思った。

以前、外食の役員をしていた時、ショーケースの上にメニューを置く場合は、その斜め左下?に一番売りたい商品を置け・・・なんて経営会議で聞いた記憶がある。

それに似たテクニックだが、自分で編み出すには相当長く店頭にいないとわからないはず。いい話を聞かせてもらった。

午後の販売が終わった後は、出店者同士の夜店が行われた。よその店に行って買っても良いイベント。

実は大抵のイベントでは、出店者は他の店の商品を買うことは遠慮するという暗黙のルールがある。プロのルールね。

萬年筆研究会【WAGNER】のイベントはアマチュア中心なので、始まる前に出店者が他の店の逸品を買っても良いというルール。

すなわち参加者が会場に飛び込んでも、実は出店者同士で商談が成立しており逸品が全くない・・・という可能性もある。

こういうのは出店者が楽しむことに重点を置いたイベントなのだが・・・

販売中心のイベントの主役はあくまでも参加者。なので出店者が自由に他の店の品を(おおっぴらに)買って良いというのは画期的。

是非来年もやって欲しいな。ちなみに台南ペンショーでは、出店者どおしの取引の場合は、出店者値引きがあった。

今回のTIPSでも割引販売があったのは、日本としては画期的!ちなみに割引販売が発表したショップの責任者は台南ペンショー参加者でした。

そして一番びっくりしたのは、スティロアート軽井沢の数野さんと話したときの小話?

数野さんの地元で、別荘に来ていた80前の紳士に〔貴方は何をやってるの?〕と聞かれたので、〔万年筆を作ってます〕言ったところ・・・

〔私の元部下にも万年筆が好きなのがいてねぇ。岡山出身で、XX大学からYYに新入社員で入社して4年目に私の部下になってね。名前はたこ吉というのだけど知ってる?〕

と聞かれたそうだ。その後のやりとりもうかがったのだが、本質では無いので省略する。

やはり世の中は狭いので悪い事はするもんじゃないな。つくづくわかった。(してなくてよかったという意味でっせ)
  
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2022年10月28日

TIPS 初日終了 なんだかいつもと違う そして 限定品とプロト到着

TIPSの初日が終了! けっこうドタバタした初日だった。

朝9時集合と聞いていたのだが、行ったらボランティア・スタッフの方々が会場セットアップ真っ最中。出店者の方々もいっしょに大忙し。

来年は会場が2フロアになるのでセットアップ時間も倍。出店者に負担のかからない方法を考えますと主催者の方からアナウンス。スパッと方針を決めるところは良いね!

でも出店者の荷物が多すぎてトラックが2回に別れた。二回目のトラックに重要なものが乗っていたブースは(Lichtope)も含めて超忙しかった。

来年会場が2倍の広さになったら、全日搬入しないと間に合わないのでは?特に来年は初日が休日なのでな。

また出店者の数とボランティアスタッフの数を合わせると200人を越え、参加者(200人/回)よりも多かったのでは?

少なくともセットアップ時点では会場内に200人以上はいたみたい。一回の入場者をもっと増やしても大丈夫だと思う。

特に来年はインバウンド顧客もねらうそうなので、そうなれば2フロア間の行き来をするお客様のバランシングも難しそう。

そういう意味も含めて主催者にエールを送りたい。頑張って!


かなりの出店者(販売店)の方から聞いた初日の特徴は・・・

(1)転売業者がほとんど来ない(入場料が高いので初日はスルー?)

(2)インクがあまり売れない(ペンショーの客層と言うよりも女子文具博の客層?)

ということで、けっこう暇だったもよう。

拙者はLichtope ブースの販売員見習いで参加したが、販売したのは万年筆談話室開設4周年記念限定万年筆のみ。

これじゃLichtopeに貢献してないじゃんてな感じ。

一方でたこ娘さんは調整で大忙し。調整枠が全て埋まっていたのでずーっと調整!

その間、まったく手が汚れていない。なんで?と思ったら病院で使うグローブをはめていた。手が蒸れるので拙者はあまりやらないのだが・・・

ひとり終わる毎にグローブを替える様はお医者さんみたいだなと変なところで感心!

右隣の外人さんブースの商品は面白かった。CONIDの特許に触れないバルクフィラー(日本では改造王子がカクノに装着したことあり)は面白い。改良版も楽しみ。

やはり平日開催は、休日開催と違って、客層が違うようで、歩いている人の目が紙製品や小物、可愛いもの中心に向いているようだった。

土曜日からは休日の客層になるので少し変わるかな?

金曜日は結局は知り合いとしかお話する事がなかった。先週の万年筆交流会と比べても仕方ないが・・・

つまんなかった。そういう意味ではWAGNERや万年筆談話室という名前で独自出展しなくて正解だったな。

万年筆専門店のLichtopeは十分に存在感を発揮していたが、WAGNERや万年筆談話室と言う万年筆愛好家団体とTIPSとは趣向が違うと感じた。

あくまでもTIPSは販売の場所であり、万年筆愛好家の歓談の場ではないのはたしか。

万年筆談義が好きな拙者には自分の主催イベントやKOBE Pen Show、NANIWA Pen Showなどの万年筆好きが多数集まるイベントの方が楽しい。

そして顔なじみが多い Tono&Lims 主催イベントも楽しい。こちらは販売イベントには変わりないが、出店者は学園祭に近い雰囲気で参加している感じ(拙者の主観)。

ということで、土日も、来年のTIPSもLichtopeの販売員見習いとして頑張ります!(来年は見習いがとれるといいな。それ以前に生きていられますように・・・)
  
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2022年10月27日

10月28日(金)〜30日(日)は東京インターナショナルペンショーに参加

10月28日(金)〜30日(日)東京 インターナショナル ペンショーに出展する Lichtope の 偉そうな販売員見習いとして参加しまーす。

TIPSの概要は こちら 

LichtopeフロアマップF5 で出展します。入り口から向かって一番左奥から数えて右に4番目のショップです。


この一画はかなり万年筆色の高い地域なので、万年筆愛好家の方々は、インク女子の間を縫っておいで下さい。


@01このTIPSのためだけに数本残しておいたWAGNER 2022(白いNICE)もオープンから販売されます。

14K-SF、14K-M 共に数本ずつ準備してありますが、すぐに無くなってしまいそうです。

また、いまだ海外会員にはご紹介していない万年筆談話室開室4周年記念限定万年筆(半透明マットのプレジデント紫軸)もイベント限定発売します。

18K-C(コース)と18K-M(M)があります。18K-C(コース)に関してはNib Shaperに小太刀に研いでいただいたモデルも並べます。

小太刀-F/M/Bの3種類から選べます。裏技としては、Lichtope で18K-C(コース)の 
Normalモデルを購入後・・・・

 フロアマップ の D16 にいらっしゃる Nib Shaper こと長原幸夫さんに持って行って小太刀に研いでいただくことも可能ます。

癖あり小太刀がご希望の方は、ぜひ18K-C(コース)のNormalモデルをお求めの上、Nib Shaper ブースへお持ち下さい。ただし予約は必要でしょうが。

この万年筆談話室開室4周年記念限定万年筆(半透明マットのプレジデント紫軸)はプラチナ社内でも評判だったとうかがいました。

日本では持っている人が多くないプレジデントの素晴らしさを国内でも知っていただきたくて、海外会員に紹介する前にTIPSで公開します。

ぜひ一度ご覧下さい。プレジデントでは過去に透明軸は存在しましたが、半透明軸(しかもマット軸)は世界初。しかも秘密の万年筆談話室独自仕上あり。

地味なようで初チャレンジてんこ盛りの逸品で〜す。お楽しみに!

なをたこ娘のペンクリニックは以下の時間割で行います。初日は空き無しとなりました。

29日と30日のご予約はinfo@mituo.co.jpからお申し込み下さい。

10/28(金)13:00〜17:00 たこ娘のペンクリ:14:00から16:30まで5枠(全て予約済

10/29(土)09:30〜13:00 たこ娘のペンクリ:10:30から12:30まで4枠

10/29(土)13:30〜17:00 たこ娘のペンクリ:14:30から16:30まで4枠

10/30(日)09:30〜13:00 たこ娘のペンクリ:10:30から12:30まで4枠

10/30(日)13:30〜16:00 たこ娘のペンクリ:14:00から15:30まで2枠

そのほかにも女子力の高い万年筆はテーブル上に展示し、貴重でマニアックな限定品はUnder The Tableに隠してあります。

お気軽にお声がけ下さい。長々とは万年筆談義は出来ませんが、秘密のご相談には乗れま〜す。

余談ですが、3日目に新たに登場するであろう逸品もあります。日本には届いているのですが、保税倉庫に2日間保管されたまま・・・はたして届くのか?乞うご期待!
  
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2022年10月26日

ひと昔前のカタログ 【アウロラ】 アーカイブ 2007年2月

2007年当時の記事だが、今考えれば赤面物じゃ。

拙者がM&AかけるならViscntiと書いてある。

この会社は創業者であり万年筆コレクターだったダンテ・デル・ヴェッキオ氏が全てを決定していた会社。そういう会社を買収しても意味は無い。

M&Aの時に考慮すべきは耳障りの良いブランド名ではなく顧客数やブランド価値(高品質品を作っているイメージ)。

以前にソフトバンクのM&Aを担当していた人に聞いたが、企業買収時に考えるのは技術力ではなく、何人の顧客情報を持っているかだと。

買収した会社から技術者が抜けてしまったら技術は落ちるが、顧客情報の価値は落ちない。グループ全体の戦略に使える・・・もちろん個人情報保護法以前の話ですがね。

Viscontiを買収しても、技術者であるダンテ・デル・ヴェッキオ氏が抜ければ継続的に良い製品は作れない。会社にノウハウが残っているかどうかが問題。

ひとりの人間のセンスに依存している会社をM&Aしても意味は無いということだ。

現にダンテ・デル・ヴェッキオ氏は2016年12月にViscontiを去り、その後、ピナイダーに移って画期的機構の万年筆製作に携わっていると聞いた。

http://www.europassion.co.jp/visconti/about.html

上記のように現在のViscontiは時計も作っているが、参入は2013年。まだダンテ・デル・ヴェッキオ氏が会社にいる間の出来事。

この決定が彼を追い詰めたのかもしれない。イタリアは不況のどん底だった時代だからな・・・

その点、AURORAは古くから万年筆を作っている会社なので、市場の変化に合わせて作る万年筆を変えられる技術が会社に蓄積されていたということだろう。

Hastilの時代とはまったく異なったターゲットに向けて万年筆を作っているようだ。

Hastilはスマートなビジネスマンが胸ポケットから出してサインするためだけに存在するような万年筆だったが、今や・・・以下略

バーメイル軸に純正漆をあしらったテッシー(ボールペン)をJetstreamで作ってくれたら、再びスーツで生活してみたいと思うがな。

現代の筆記具には〔ビジネスマンが使っていてかっこいい〕スマートさを持つ物は非常に少ない。あまりに装飾過度かあまりにシンプルなものの両極端。

拙者が 
Otto Hutt design04 押しなのは、まさにビジネスマンの道具というセンスにあふれているからじゃ。

ビジネスシーンでは高価な限定品や装飾過多の筆記具は目障り。持ち手を有能でかっこよく見せるのが第一目的。

従って持ち主より目立っちゃいけない。でも高品質でそれなりに高価であり、そこそこの長さも必要。持ち手を有能と見せるにはそういう筆記具を選ばなくてはな。

Hastilはまさにそういう道具だったし、現代では Otto Hutt design04  がそういう筆記具の筆頭だろう。

持ち主を
有能だと思わせる雰囲気を持ちつつ、持ち主より目立たない筆記具
Hastil や Otto Hutt design04  を持ってみればその理由がわかります。



2007-02-27 012007-02-27 02

この時代のアウロラは、日本市場においては単なる弱小企業のイメージでしかなかった。

本国でも同じような状態ではなかったのかなぁ・・・

拙者がHastilを購入したのは1986年くらいだと思うが、その時の殺し文句が【ニューヨーク近代美術館に永久保存された万年筆】というもの。

勝手に永久保存された万年筆はHastilだけだと考えていたが、正確には【筆記具として初めて永久保存された】ということ。

他にも保存されている万年筆はあると聞いている。


アウロラがグングン存在感を伸ばし始めたのは、88とオプティマを投入してから。軸色の美しさから一気に市場に受け入れられた。

時を同じくして数々の伊太利亜新興ブランドが美しい万年筆を作って市場参入を果たした。

EU圏が確立し、域内貿易関税が撤廃され、一気に各国の製品が縦横無尽に流通し始めた事も拍車をかけたのかもしれない。

同時にM&Aが活発になり、万年筆ブランドの売り買いも活性化された。結果として筆記具が中心ではないブランドと化したMontblancなども・・・

これが経済圏確立の光と影かもしれない。もし拙者がM&Aをかけるとすれば、ブランドの【音】として魅力的な【ヴィスコンティ】じゃな。

この耳障りの良いブランドをMontblancと同じような拡がりのある商品ラインナップにする・・・

忘れてならないのは万年筆素材の高級化によるイメージアップ。まずはペン芯をエボナイト製にもどす・・・だめかな?

この時代の珠玉の逸品はボールペンの【テッシー・ラッカー】じゃ。拙者は緑しか持っていないが、まさに宝石のように美しい。

概してヨーロッパ系のインクは青色が美しく、黒が悪い・・・と言われていた。

青が美しいのは今でもそうだが、黒もカランダッシュを筆頭にすばらしいものが出てきた。

やはり市場がメーカーを育てるのだ。爛熟市場では良い製品が出る!はやく日本の万年筆界でも爛熟を再現せねばな。

  
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2022年10月25日

iPhone を 8 から 14 pro に変更するのに(こころが)四苦八苦

iPhone 8 を使い続けて55ヶ月。70歳を目前にしても老眼の気配はあまりないので小さな画面も特に不自由していなかった。

しかしバッテリーの残量表示がおかしくなって困るようになって・・・はや1年。

100%から見ているうちにじわじわと減り、次にポケットから出した段階では35%。

次は15%、その次は1%まで減ってしまうのだが、そこからでも不自由なく使えるが・・・不安で長いメールなど書けない。

また内蔵カメラの解像度が低いのでiPhoneで撮影した画像はBlogではとても使えない。

といってPCで撮影しPCで加工した画像をインスタに上げようとすると基本1枚のみしかUp出来なくて不便。

そうこうしているうちに、バッテリー表示がますますおかしくなってきたので、思い立って機種変更することにした。ついでにキャリアも変えた。

データ移行が面倒だなぁ〜、ひとまず仮眠と思ったら6時間も眠ってしまった。嫌な作業の前っていくらでも眠れる。トホホ。

四苦八苦しながらデータ移行したけど、画面レイアウトが古いiPhone8と同じになってちょっとがっかり。

ホームボタンが無い状態にも慣れないしなぁ〜。

メールって再度パスワード入れ直しかい・・・

しかしじゃ! 現役の頃やっていた、新システム構築にともなうデーター移行系計画なんて半年以上かけてやってたことを思えば楽なもんじゃ。

最後にそう気づいて少し気が晴れた。もっとも拙者のアプリやデータなど保存する価値はほとんど無い。

写真はほとんど消しているし、電話番号も10人と保存していない。

基本はPCで管理するので落とす危険性のあるiPhoneには入れないのが基本。

と、気持ちを切り替えていたのだが・・・14 proでアプリを開く度にUser IDとかPasswordを再設定。ああめんどくさい。

今回初めて端末買い取りにしなかったので、2年に一回は買い換えることになるだろう。

その度にコレやるのかと思うとげんなりじゃ。 やや憂鬱な秋のたこ吉でした。
  
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2022年10月24日

【 Montblanc No.139G 14C-F インクフロー改善 】アーカイブ 2010年11月

No.139をはじめとするNo.13XシリーズがNo.14Xシリーズに何故取って代わられたのか?

メンテナビリティはNo.13Xの方がはるかに良いのに!これは長い間の疑問だったのだが、理由の一つは軸素材の変更があるのかもしれない。

No.13XもNo.14Xもセルロイド製の胴軸なのだが、耐久性はだいぶ違う。No.13Xの方がはるかに脆い。

またペン芯の能力に対する吸入量がNo.13Xの方が多すぎるように思われる。まぁよく漏れる。

しかしそれを受け入れた先には悦楽の時が待ち構えている。

インクが漏れようがフローが悪かろうが、No.13Xの方がNo.14Xの方より面白い。

無骨な形状が実にかわいいではないか!



   
 2010-11-05 01今回の依頼品はMontblanc No.139。ヘミングウェイの原型として有名じゃ。

分解清掃やコルク換えなどは、No.149よりも簡単に行える。何故変えたのかはわからないが、ひょっとするとデザイン上やむを得ずそうしたのかもしれない。

たしかにNo.149と比べればNo.139は無骨・・・


2010-11-05 022010-11-05 03ペン先には【250】という刻印がある【139】という刻印は見たような気もするが、【250】というのは初めてかも?

依頼事項はインクが出にくいのでインクフローを改善して欲しい!というもの。

たしかにスリットはピッタリと閉じたまま。これではインクが出にくいであろう。

No.139のペン先はバイカラーだけだったと思っていたが、この【250】ニブは金一色。

これが正しい色なのか、バイカラーが剥がれてしまったのか気になる。もっとも剥がれたような形跡はない。


2010-11-05 042010-11-05 05こちらは横顔。本当に綺麗なペン芯じゃ。加工精度は高いが、実際にはインクの保持能力は強くない。

胴体内部に多量のインクを保持出来るのだが、このペン芯では空気膨張に耐えきれないであろう。

すなわち胸に挿したり、ペンケースに入れて移動する(=細かな振動を与え続ける)のには適さない。机上でいたわりながら使って欲しい逸品じゃ。


2010-11-05 06このピストンのストロークが多量のインクを胴軸内に保持できる秘密!テレスコピックとかテレスコープ式吸入機構と呼ばれている。

三段に延びるというピストン。Pelikanの回転吸入式の特許に抵触しないものとして考案されたと噂されてる。

この部分が簡単に外れるのがNo.13Xシリーズの魅力になっている。コルクが後ろから外せるので、インク漏れを作る危険性から逃れることが出来る。

1950年代のNo.14Xシリーズは後ろからでは、コルクをつけたままの機構を抜けない。従ってコルク交換は首軸を胴軸から外し、そこからやる必要がある。

この作業を実施する際、首軸を溶かしたり、曲げたり、変色させたりしがち・・・。どう考えてもNo.13Xの方式が優れている。


2010-11-05 07このペン芯(上側)をセーラーのペン芯(下)と比べてみると、Montblanc製ペン芯の簡単さがわかろう。

セーラーのペン芯は左右非対称。空気とインクの圧力が均衡して一瞬インクが出なくなる(息切れ)の防止のために非対称にしたと、遠い昔に聞いた事がある。

2010-11-05 08こちらが清掃し、スリットを拡げる前のペン先。この首軸の中に隠れた部分の金の長さがNo.139やNo.149の特徴。

通常はコスト削減の意味もあって首軸に隠れている金の長さが短い!有名どころでは、プラチナとMontblancは、ここが長い。

それにしてもエラが張っていて、美味しそうなペン先!


2010-11-05 09こちらが先端部のスリットを拡げた後のペンポイント先端部。少しだけスリットが開くようにしておいた。

この僅かなスリットを作る事によって書き味は激変する。そっとペン先を紙の上に置くだけで、インクがにゅるにゅると出てくる。


2010-11-05 10決して軟らかいペン先ではないのだが、弾力は強いので、力を入れただけの反応が返ってきて楽しい。

単にいたずら書きをするだけではなく、契約書のサインなどに使って欲しい逸品じゃ。ただし持ち歩きには適さないですぞ。


【 今回執筆時間:5.5時間 】 画像準備1.5修理調整3記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
  
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2022年10月23日

第二回万年筆交流会は万年筆再興の歴史そのもの

10月23日に開催された〔第二回万年筆交流会〕は感無量だった。

総勢70名と昨今のコロナ下で万年筆愛好家だけが集まる集会としては異例の大人数。

しかも参加しているグループも様々で懐かしさいっぱいだった。

主催は〔萬年筆くらぶ fuente  1993年創設〕と〔萬年筆研究会【WAGNER】2005年創設〕

参加者:上記2グループ +〔まんねんフレンズ〕+ 〔万年筆&インクcafe〕+ 一般参加者(家族、記者)

会場内の小グループ活動

★フェンテ・バザール&オークション(入札方式)

★WAGNER ペン・クリニック by シロウ

★半一族勉強会@半島

★まんねんフレンズ・バザール&ペンクリニック@Studen島

★万年筆談話室 ペンクリニック by たこ吉

特徴的だったのは・・・

半一族勉強会:最初から最後まで超マニアックな技術交流

まんねんフレンズ・バザール:万札が飛び交う様に年配者は目が点!

感じたのはごく一部の年配者のマナーの悪さと全ての若者のマナーの良さ。

他人の万年筆に断りも無く触ったり書いたりするのはイベント慣れしていない年配者で、若者は必ずことわってから手を出す。

次回からはイベントの楽しみ方パンフレットを出さなくてはな。

学生さんは塾の時間の合間に参加している方が少なくない。来られる時間も帰る時間もまちまち。

しかし閉会直前に一斉に会場を去るのはどんなものかな?時間に余裕がある方だけは最後の原状復帰を手伝うのが大人の感覚だと思う。ほぼ5分で終わるのだから。

この万年筆交流会は〔フェンテ交流会〕の流れなので、運営もフェンテ流。出来る人でセットアップ、残った人で後片付けしましょうという慣例。

この緩さがいいので、参加される方は老いも若きも、無理しない程度に、個々人が出来る範囲で協力していきましょう。

来年は10月14日か15日くらいに開催する予定で〜す。変わるかもしらんが・・・

  
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2022年10月23日(日)は 第二回〔万年筆交流会〕 が開催されます *** 将来日付でのご案内 ***

*** 第二回 〔万年筆交流会〕***


1023(10:3016:30

場所:
東京都立産業貿易センター 浜松町館 4F 第3会議室A  住所:東京都港区海岸1-7-1

入場料(2,000円)を支払えばどなたでも参加出来ます。フェンテWAGNERの会員でない方も大歓迎!


萬年筆研究会【WAGNER】は、フェンテのメンバーのうちで、書くことよりも万年筆自体に興味ある人の受け皿として発足した Pen Collectors of Japan の後続団体。

それもあって、当初のWAGNERメンバーは90%以上がフェンテのメンバーでもありましたが、いまでは重複しているのは100人以下でしょう。

年に1回のフェンテの集い(フェンテ交流会)に参加すると、なつかしい人にお会いでき、楽しい思い出にあふれていました。

しばらく途絶えていたフェンテの集いを昨年、万年筆交流会としてフェンテWAGNERの合同開催としたのは・・・

別々に時を過ごしている方々が、初心に戻って改めて万年筆を愛でる場になればと考えたからです。

この〔万年筆交流会〕は昨年同様に(フェンテ交流会)感満載とする予定です。

でも若い人々にも参加していただきたいので、秋の泉筆五宝展と同じく、〔studen島〕も用意します。学生の方もふるってご参加下さい。

ということで、オークションやフェンテへの寄付品の販売なども行われます。それらの収益や入場料の余りなどはすべてフェンテの運営資金に寄付されます。

会費も購読用も送料も取らず、年3回発行されているフェンテの運営資金のお役に立てるよう、萬年筆研究会【WAGNER】でも何か面白いものを準備しようと考えています。

過去のフェンテのオークションでは、万年筆には高値が付かず、周辺Goodsが高額で落札されることが多かったです。

バザーとしては、今年の新米(しんまい)とかも毎年持ち込まれ、大好評です。

古い人はゆっくりと昔話を楽しみ、初めて参加された方は先輩達の楽しみ方を聞かせてもらう・・・

初めて参加された人同士でおしゃべりする・・・など多様な楽しみ方が出来ます。

萬年筆研究会【WAGNER】よりも少しだけ時間がゆっくりと進むような気がします。

もちろん、いつものようにペンクリもありますが、大がかりな工具は持参しないので修理は出来ませ〜ん。ただ、どこで修理できるかは皆さんが教えてくれます。

拙者よりも先輩がいっぱいいらっしゃるのがフェンテです!


9:30ごろより会場のセットアップを始めます。お時間のある方はお手伝いをお願いします。

開場の準備が整い次第受付を開始します。だいたい10:30くらいでしょうか?まぁ、ゆるーく始まります。

例年は差し入れ等がありますが、今回はコロナが終息していない中での開催ですので、差し入れは禁止です。

ぴったり16:30には終了し、17:00には会場を後にします。


注意事項;

会場内にはご自身で飲むドリンク以外持込禁止
★マスクを着用されていない方は入場できません。
★会場内では静かな会話をお願いします。
★入場時に本名と連絡先を万年筆でご記入下さい。ご記入いただけない場合は入室をお断りします。

事前に荷物を送られる方は・・・

 10月23日午前中必着〒105-7501 東京都港区海岸1-7-1 東京都立産業貿易センター 浜松町館 4階第3会議室A 宛てで

 コメントとして(万年筆交流会 10:00必着)と入れて下さい。少しは早めに到着するでしょう。

会場内の空気は約20分間で全て外気と入れ替わります。日本一?換気の良い会場です。ご安心下さい。

  
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