2015年10月03日

2015年10月3日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 表定例会@水道橋 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:103日(  9:15〜16:55 開場8:50  ペンクリ会員限定(開催日当日会員登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:内海 2F教室(東京学院ビル) 住所:東京都千代田区三崎町3丁目6−15 電話:03-3261-0017
2015/16年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。
参加を逡巡されている方はこちらを読んでね! 調整依頼に関しては こちらも読んで!
今回はヌラヌラ調整実習(改訂版を参加者5人限定で開催します。希望者はラミー・サファリルーペスキマゲージ0.2
持参で参加下さい。
ルーペスキマゲージ
0.2Bのペン先は会場内でも販売します。
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2015年09月27日

9月27日(日)は萬年筆研究会【WAGNER】 東北地区大会@仙台 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:927(9:3016:30(開場は9:00) ペンクリ会員限定(当日会員登録登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:仙台市戦災復興記念館 4F 第1会議室  住所:仙台市青葉区大町二丁目12番1号   電話:022-263-6931
2015/16年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。
参加を逡巡されている方はこちらを読んでね! 調整依頼に関しては こちらも読んで! 
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2015年09月20日

9月20日(日)は萬年筆研究会【WAGNER】 中部地区大会 in 名古屋 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:920日(09:0016:50開場8:50)    ペンクリ会員限定開催日当日会員登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:名古屋国際センター 4 3研修室   住所:愛知県名古屋市中村区那古野1-47-1  電話052-581-5679   
2015/16年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。
参加を逡巡されている方はこちらを読んでね! 調整依頼に関しては こちらも読んで!
迷()ビンゴ大会
の景品を大募集しています。ご自宅や勤務先の雑多な物をぜひお持ち込み下さい!
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Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(2)

2015年09月13日

9月13日(日)は萬年筆研究会【WAGNER】 裏定例会@横浜 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:913日(09:0016:45 (解錠8:50  ペンクリ会員限定(開催日当日会員登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:横浜情報文化センター 7 大会議室  住所:横浜市中区日本大通11番地   
2015/16年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。
参加を逡巡されている方はこちらを読んでね! 調整依頼に関しては こちらも読んで!
ミニ講演会ゲストスピーカーはただいま調整中! また
懇親会中華街で行います。安くておいしい中華料理にご期待下さい!
前日の札幌に続いての横浜開催・・・はてして何人が両方に参加出来るのだろうか? 
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Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(3)

2015年09月12日

9月12日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 北海道地区大会@札幌 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:912日( 10:00〜16:40 解錠9:30 ペンクリ会員限定(開催日当日会員登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:北海道立道民活動センターかでる2.71020会議室  
住所札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル  電話:011-204-5100
2015/16年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。
参加を逡巡されている方はこちらを読んでね! 調整依頼に関しては こちらも読んで!
今回はヌラヌラ調整実習を参加者5人限定で開催します。希望者はラミー・サファリラミー・abcルーペ持参で参加下さい。
 
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Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(1)

2015年09月05日

2015年9月5日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 関西地区大会@京都 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:95日(  9:15〜16:30 開場8:50  ペンクリ会員限定(開催日当日会員登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館 第5会議室 住所:京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375番地 電話:075-222-1777
2015/16年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。
参加を逡巡されている方はこちらを読んでね! 調整依頼に関しては こちらも読んで!
今回は上級ヌラヌラ調整実習を参加者5人限定で開催します。希望者はラミー・サファリラミー・abcルーペ持参で参加下さい。
 
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Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(4)

2015年09月03日

Classic Pens CP6 18C-BB 森山スペシャル 京都大会のミニ・ペントレに登場!

1今回紹介するのは、Classic Pens と Pelikanが共同で販売したCP6の大きい方でM1000の純銀軸であるマルガリータ!
インクを入れていない状態で53g強と、かなり重量感のある萬年筆だが、ズッシリと重いというわけではない。
拙者も以前、3B付きで使っていたことはあるが、マルガリータの重量バランスが今一歩手に合わないので、お嫁に出した記憶がある。
もっともコレクションとしてはシャルロッテと共に未使用を持ってはいる。そちらは限定番号もちゃんと揃えて持っているのだが・・・どこへ仕舞ってあるのかなぁ?やや不安。

23やはり拙者の手に一番合うのはビッグ・トレド型の限定品。すなわちM800ベースの重いやつじゃ。
現在ではHUMANKINDを18C-M(PF)で使っているが、重量バランスも長さも拙者には実にしっくりとくる。重さはインク込みで40gほど。
マルガリータはキャップを後ろに挿しては(重すぎて)筆記出来ないが、キャップを挿さなければ良い感じになる。
その時の重さは36g強。どうやらこのあたりの重さが拙者のツボのように思われる。長さは(短すぎなければ)それほど関係ないようだ。

45このマルガリータは、最近萬年筆断捨離を公言している方が【嫁に出す!】と公言されているので、さっそくお借りして写真を撮影した。
多少調整が狂っていたので微調整したのだが、一目見てあの有名な調整だなぁとわかる。
実は現在の森山スペシャルの調整とは少し違っている。まぁ、いにしえ森山スペシャルかな?
何ていうのか、備前焼のような素朴で力強い調整!それに対して、現在の森山スペシャルは古伊万里のように華のある美しさだと思う。

今回はペンポイントの研磨はやらず、ペン芯とペン先との位置関係だけを少し変えた。ややペン芯を前に出してみた。
ペン先がやたら軟らかいM1000では、筆記途中のインク切れを防ぐには、ペン芯とペン先が密着している方が良いと考えたから。
また少しでもペン先の軟らかさを減じるため、そしてペン先のズレを押さえるためにはペン先を少しだけ首軸に押し込んだ方が良いとうのも理由の一つ。
早い話が拙者の趣味に合わせたわけじゃ。そのうえで、書き出し掠れや引っかかりの微調整は再度行っておいた。
利用者がペン先ユニットを外して清掃したりすると、必ずといってよいほどペン先とペン芯との関係を崩してしまう。
従って調整師は毎回位置関係から微調整しなければならないのじゃ。 

今回のマルガリータの調整はほぼ完璧に出来上がった。あとは婿さんを待つばかりじゃが・・・持参金は高いかも? 
ちなみに森山スペシャルのBBは、通常のBほどの字幅だが、傾けに関しては相当許容度がある。こりゃやめられんわ!   
Posted by pelikan_1931 at 12:00Comments(0)

2015年09月02日

水曜日の調整報告 【 1950年代後半 Montblanc No.146 14C-KOB ピストン機構修理! 】

1今回の依頼品はちと毛色が変わっている。いや、萬年筆ではなく、調整依頼票の中身じゃ。どうして欲しいという欄には、 Dr.珍 とだけ書かれている。他の項目は全て印。
察するに、日程的に萬年筆研究会【WAGNER】に参加出来ない Dr.珍 から無理やり押し付けられたか、気安く請け負った人が調整票を書く段階になって詰めが甘かったことに気付いたのか・・・?
ペン先にはさほど不具合は無いが、まったく吸入しないということだろう。調整表が白紙なので想像するしか無いがな・・・
ペン芯が厚いものなので、おそらくは1950年代後半のNo.146だろう。前半なら146Gなどと尻軸に文字が入っているはずだが、この尻軸には146とだけ入っている。そして反対側の刻印はKOBじゃ。

23この画像からでも、この萬年筆のペンポイントが、鶏の鶏冠(とさか)のように上に盛り上がっているのがわかる。そうクーゲルのペンポイントなのだ。
本来はオブリークのペンポイントだったはずだが、左右のペンポイントの高さの差はほとんど無い。過去に微調整されていたのかもしれない。
現在萬年筆研究会【WAGNER】では、クーゲルのペンポイントに関しては、形状が変わるほどの研磨はお断りしている。書き味向上よりも現状保存を奨めているのじゃ。
このペンポイントも実に見事なクーゲル形状なので、呪いをかけて依頼主に使わせないようにした方が良いかもしれない。

456こちらは、調整前のペンポイントの横顔画像。左側2枚はスキャナー画像で、右側1枚は、深度合成無しのマクロ撮影!
やはり真ん中のスキャナー画像は、かなり前ピンになっているな。右端の画像は見事でしょ!
この右端画像を見て確信した。やはりこのペンポイントは研がれている。しかしスリットが詰まっているため、インクフローは不安定だと思われる。

7こちらはペンポイントを正面から見た画像。なかなか綺麗に研がれているように見えるが、実際に書くと各所で引っかかりが感じられる。
時間の経過と共に書き味が変化してしまったか、自分で変化させてしまったかじゃな。
少しだけ背開き傾向がある。これでは横線、特に左から右に引く直線を書く際に多少引っかかりを感じるだろう。

8ピストン機構を外してみると、内部はインクでかなり汚れていた。ちなみに、左画像は汚れが少ない側じゃ。
ピストン機構がインクで汚れているいう事は、ピストン弁が摩耗している確率が一番高いのだが、やはりコルクが腐っていた。

9こちらは修理終了状態のピストン機構の組み立て図。このように組み立ててから胴軸に押し込むのではなく、弁(Oリング)などは胴軸にピストン軸を固定してから取り付けるのじゃ。
こちらは清掃後、可動機構部分にニコン・ブランドのシリコン・グリースを充填しておいた。そうすれば、この機構の隙間からインクが後ろへ回ることを防げる。
ピストンはVintage No.146に最適な、チビリング+Oリング+チビリング+固定ねじという構造にした。これが一番長持ちする機構だろう。

10今回はペン先の調整は含まれていなかったが、あまりにインクフローが不安定なので、少しスリットを開いて落ち着かせた。
ペン先裏の417という刻印数字にも何か意味があったはずなのだが、完全に忘れてしまったなぁ・・・
このコストカット穴の無いNo.146のペン先は軟らかく、弾力があり・・・長時間書くと疲れてしまうということで、萬年筆研究会【WAGNER】会委員には評判が良いとは言い切れない。
クーゲル信仰は洗脳のようなもので、洗脳が解けてしまえば笑い話だが、解けない限りは存分に楽しめる。そう、洗脳中の方が幸せ・・・という珍しいペンポイントなのじゃよ。
ハシカとKugel病には一度はかかって免疫を作っておくべきだろう。でないと年とってから恋狂いしますよぅ。しかも相手はあなたよりもかなり年上だ!すぐにガタが来るかも?


【 今回執筆時間:3.5時間 】 画像準備1h 修理調整1.5h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
    
Posted by pelikan_1931 at 22:10Comments(0)

2015年09月01日

火曜日のアンケート調査 【 萬年筆でイラっとする時は? 】

先週のアンケートは・・・ 本日の1本目の萬年筆は何でしたか? であった。

結果、PelikanとPilotが10人ずつでトップ、それに続くのは4人のモンブラン、アウロラとラミーが3人であった。その他は1〜2人じゃな。

大体、朝一番で使うのは手になじんでいる物を使うので、萬年筆研究会【WAGNER】会員が飼い慣らしている萬年筆はペリカンとパイロットということになる。
その他は、まだまだじゃじゃ馬かな?

さて、今回は萬年筆を使っていてイラっとする瞬間について教えて欲しい。 

選択方式では無く、記述方式で出来るだけ具体的に書いて下され。
結果をまとめて、改めて質問を考え、会員宛のアンケートにまとめ、その集計結果を各メーカーに送付する予定じゃ。

今回のアンケートは、その礎になるものなので、特に萬年筆研究会【WAGNER】会員は積極的に回答してね!
人と重複してもかまいません、不快点を改善して貰うのが最終目的ですから。

では、あなたが 萬年筆を使っていてイラっとする瞬間についてお書き下さい!

拙者がイラっとするのは・・・

★書き出しで左から右へ引く線が掠れるとき。(上から下や、斜め線は掠れても気にならない)
★横書きで書いているとき、紙の下の方が手の脂を吸っており、それによってインクが滲む(今はないが若い頃はしょっちゅうあった)
★ピーピーと鳴くように調整したペン先がちっとも鳴いてくれないとき
★インクがボタっと紙に落ちる
★首軸を握っていた部分がインクで汚れてしまう
★ペン先のインクが拭いても拭いても綺麗にならない。(瓶入りのカーボンインクの場合)
★インクが滲む
★書いた線がノートの罫線の上でスキップする。グラフ用紙では悲惨なことになる
★胴軸にキャップの口で傷がつく
★線を引いているとき、滑りすぎてしまう
★斜め線が微妙に紙に引っ掛かる。特に右上から左したへの線
★後ろに挿したキャップが書いている途中で抜ける。(No.146系限定品)
★そもそもキャップが後ろに挿せない

など。

萬年筆の構造的な問題
仕上げの問題
書き味の問題
インクの影響
破損の影響

etc. いろんな問題がありそうですな。


 それでは  Go
 
  
Posted by pelikan_1931 at 22:00Comments(32)

2015年08月31日

月曜日の調整報告 【 Conway Stewart "Belliver" 18C-F 書き味改善 】

1今回の依頼品は以前に復活した Conway Stewart の限定品(379本)である"Belliver"。これが型をさすのか、模様をさすのかは定かではない。
アクリル樹脂だと思われるが、実に美しい模様だ。アクリル・ブロックからの削り出しなので、(往年のセルロイド軸のように)継ぎ目は見えない。
Conway Stewart は萬年筆の製造から手を引き、残った材料を使って Bespoke British Pens が組み立てていると風の噂で聞いたが、今はどうなっているのだろう?
ブランドを復活した会社は、萬年筆製造に関しては素人同然だったが、デザインや軸の素材に対する取り組みは実に良かったのに・・・残念!もっとも日本ではまだ通販で入手可能だがな。

23この18金ペン先を紙に当ててみて驚いた。ものすごく弾力があるのじゃ。ペン先のスリットの長さの半分から前が実に軟らかくピコピコと撓る。
18金のペン先というと、柔いが撓らない・・・ものなのだが、こいつは珍しく撓る。といっても14金ペン先のように戻りが良いわけではない。
従ってどこまで戻るか?なんて撓りの実験をしているとペン先が上に反ってしまう。最初、このペン先を見たとき、てっきりそれが原因でペン先が変形しているのだと思った。
スリットは少しだけ開いているのだが、この萬年筆の空気吸入能力からすれば、この程度のスリットでは不十分。インクがカスカスで、ペン先を紙に押さえつけないとインクが出ない。

45こちらは横顔。ペン芯はペン先を位置固定する設計にはなっていない。従ってペン先とペン芯との関係は自由に動かせそうだが、そうはいかない。
ペン先製造メーカーに製造委託したペン先ユニットは、何故かどこのメーカーのペン先も緩い。
従って絶妙な位置決めをしてペン先とペン芯を押さえて首軸に突っ込んだ後、ペン先だけを押せば、クイと首軸に埋まっていく。
ペンポイントは購入したときと同じ状態なので、段差もスイートスポットも存在しない。ただ決定的に書き味に悪影響を与えているのは、背開きじゃ。

6それがこちら!かなりの背開きじゃ。ただそうであっても書き味を何とかしようと、ペンポイントの腹の部分が丸められている。
もし国内で入手されたのなら、おそらくはどこかで出荷前の微調整がなされたと考えられる。丸めがかなり上手じゃな。
ペン先を外すと、背開きは状態ではない。ということは樹脂製のペン芯がやや反っているため、ペン先を押し上げてしまい、結果としてスリットが開き、背開きになったのであろう。
このように、書き味が悪い原因がわかれば、どのように修理調整すれば良いかがわかる。これは経験するのが一番早いのだが・・・そのうち調整講座で教えますぞ!

7このモデルはコンバーター式なのだが、一つ困ったことがある。ペン先とペン芯とはソケットに装填し、その状態で右に捻って取り付ける。
コンバーターはねじ込み式で、同じく右に捻って取り付けるのだが・・・ソケットの首軸へのねじ込みが弱いと、コンバーターをねじ込むと、ソケットが左に回って外れてしまう。
ペン先ユニットをねじ込むタイプの首軸に、ねじ式のコンバーターは危険!このあたりは、製品検証プロセスで発見されるはずなんだがなぁ・・・

8こちらがペン先。ところどころに凹みや出っ張りがある。最初はペン先固定するためかと思ったのだが、ちっとも固定はされない。
ひょっとすると、ソケットの内部にペン先を固定するのに、この出っ張りを使うのかもしれない。(とてもそうは思えないが・・・)

910こちらが微調整が終了したペン先の拡大図。スリットはやや拡げ、ペンポイント先端部はやや平べったく研いだ。
またスリットは背開きではなく、ほぼ平行になるように調整した。Mより太い字幅なら、ペンポイントは腹開きにするが、Fなら平行の方が使いやすい。
インクをつけて書きながら、最後の微調整を行った。腹の研ぎは、エッジのひっかかりをミクロン単位でスリスリするだけ。特に削る必要もなかった。
あとはインクフローが良くなるようにと、あの手この手と工夫してみた。結果、これほどスリットが開いているにもかかわらず、細字で、紙に盛り上がるようなインクフローで字が書ける。

微調整は、キャップを後ろに挿さない状態に合わせておいた。キャップを後ろに挿すと、かなりリア・ヘビーになるので胴体の真ん中付近を持つ事になる。
そこを持って筆記するのなら、どんな調整にしておいても、インクフローさえ稼げれば、書き味は十分によく感じる。
難しいのは軸だけを、しかもかなり前の方を持ち、筆記角度が高い人向けの調整なのじゃ。その調整さえ施しておけば、寝かせて書く人は必ず気持ちよく書ける。(もちろん秘密?のテクも少しはあるがな)


【 今回執筆時間:3時間 】 画像準備1h 修理調整1h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
       
Posted by pelikan_1931 at 23:30Comments(1)

2015年08月30日

奥様と【下男たこ吉】の素敵な日々 ★ あたしの僕(しもべ)になりなさい ★

ここ数日間、雨が降ったりやんだりなので、家からあまり出ないで過ごしている。
歩数計のカウントを見ると、4日前は27,497歩、3日前は25,506歩、2日前は25,211歩なのに、昨日は1,944歩で本日はなんと223歩!これから歩いたとしても、あと500歩程度だなぁ・・・

町内会の仕事に出かけると、3〜4時間歩き回るので、2万歩以上は稼げるのだが、家にいるとほとんどの家事は奥様が暇を見てやっていただけるので、食べて寝るだけ。
ただし、食べる量は奥様の2/3程度。回数も量もその程度しか食べない・・・というか、そもそもお腹がすかない。

本日も、朝からPC数台のセッティングやデータの移行をやっていたので、ほとんど机から離れなかった。

一番時間がかかったのは、間違えて別のPCにInstallしてしまったOfficeを、正しいPCにInstallしなおす作業。
マイクロソフトに電話して移行方法を聞いたのだが、古いPCからアンインストールしても、結局は電話で番号を取得しなければダメだった。

まぁ、おかげで2万円弱は助かったが、面倒くさかったぁ。それに2GBメモリー付きで買ったPCに4GBのメモリー2枚を挿したのに、最初は4GBしか認識しなかったりしてテンヤワンヤ!

ペン先調整は得意だが、どうもPCの調整は手際が悪い。

奥様のPCがあまりに遅く、いまにもたたき壊しそうなので、移行を申し出たのが1年前。その当時購入したPCはもはや使う気がしないので、超小型のデスクトップ(SSD付き)を購入。あまりの起動の速さにビックリ! 

それは良いのだが、アカウントとパスワードの関係とかをノートに萬年筆で書いていたので、正確性に難があったために大混乱!やはりたこ吉には手書きでの管理はできない。

たこ吉、さすがにあのオバサン(おかまさんのこと)も、ドアの前でオシッコしたのはまずいと思ったらしく、最近は酔って帰らないからつまんないわ】 と奥様。

いやぁ、オカマさんだと思ったんですがねぇ。背が高いし〜】とまだオカマ説を捨て切れていないたこ吉。

ところでたこ吉は土日はうちにいるの?それとも萬年筆?

今週末は萬年筆は無しです。家にいます。でも・・・】 パソコンソフトの整理とパスワードの整理をする予定です・・と言おうとしたのだが、

あらうれしい、それじゃ週末はあたしの僕(しもべ)になりなさい

え〜、いつだって僕じゃないですか。これ以上なにを期待なさるのですか?

何言ってるの!何もしない僕なんていないわよ!せいぜいあたしが頼んだ買い物にいやそうな顔して行くだけじゃないの!

普段はすぐに怒りがおさまる奥様が、めずらしく24時間近く口をきいて下さらなかった。けっこうこたえたなぁ・・・もう平気だけど、ちょっとビクビクにゃんこたこ吉。  
Posted by pelikan_1931 at 21:30Comments(1)

2015年08月29日

テストの珍回答 その138

拙者は最近、小学校、中学、高校で実際に行われた試験での珍回答に涙している。そして自分でも正解できない問いや、同じような間違いを犯しそうな問題も数多くある。
そこで、不定期ではあるが、【テストの珍回答】を紹介しよう。

問いと模範解答を最初の頁に、珍回答をつづきの頁に記す
                                                              
1:
 
国語 次の漢字を読みなさい。
       剽軽(          )

解答:  剽軽( ひょうきん )

yahoo! 知恵袋に寄れば、剽軽の語源は中国にあるらしい。

元々の意味は、「素早い」。<学研漢和大字典>には、出典として、『史記』が載せられていた。日本に入ってから、特別な意味に変わってきた。

【剽軽】(ヒョウキン・ヒョウケイ)
,垢个笋ぁ「楚兵剽軽、難与争鋒=楚兵剽軽にして、ともに鋒を争ひ難し」〔史記・絳侯周勃〕
軽はずみで、争い事を好むこと。「剽軽不逞之徒(ヒョウケイフテイノト)」〔後漢書・史種〕
《日本語での特別な意味》気軽でこっけいな性質。▽キンは唐宋(トウソウ)音・・・

オレたちひょうきん族・・・のひょうきんは日本での特別な意味(こっけいな)だろうが、ひょっとすると軽はずみで、争い事を好むと掛けていたのかもしれないな。【たけしフライデー襲撃事件

気軽で、ふざけて人を面白がらせるような性質であること・・・というのが一番わかりやすいだろう。
しかし、こういう漢字を試験出す学校ってどこ?こういう問題でないと全員が100点を取って差別化できないような学校なのかな?
 
 
2: 音楽 次の3人の音楽家の通称を答えなさい。
       バッハ(        )  ハイドン(        )  シューベルト(        )

解答: バッハ( 音楽の父 )  ハイドン( 交響曲の父 )  シューベルト( 歌曲の王 )

wikiからそれぞれの音楽家について引用すると・・・

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685年3月31日(ユリウス暦1685年3月21日) - 1750年7月28日)は、18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家である。
バロック音楽の重要な作曲家の一人で、鍵盤楽器の演奏家としても高名であり、当時から即興演奏の大家として知られていた。
バッハ研究者の見解では、バッハはバロック音楽の最後尾に位置する作曲家としてそれまでの音楽を集大成したとも評価されるが、
後世には、西洋音楽の基礎を構築した作曲家であり音楽の源流であるとも捉えられ、日本の音楽教育では「音楽の父」と称された。20人子供をもうけたことでも有名。
バッハ一族は音楽家の家系で(バッハ家参照)数多くの音楽家を輩出したが、中でも、ヨハン・ゼバスティアン・バッハはその功績の大きさから、大バッハとも呼ばれている。J・S・バッハとも略記される。 

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn, 1732年3月31日 - 1809年5月31日 ウィーン、但し遺体はアイゼンシュタット)は、古典派を代表するオーストリアの作曲家。
また、弟ミヒャエル・ハイドンも作曲家として名を残している。
数多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲し、交響曲の父弦楽四重奏曲の父と呼ばれている。
弦楽四重奏曲第77番第2楽章にも用いられた皇帝讃歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」の旋律は、現在ドイツの国歌として用いられている。 

フランツ・ペーター・シューベルト(ドイツ語: Franz Peter Schubert, 1797年1月31日 - 1828年11月19日)は、オーストリアの作曲家。
各分野に名曲を残したが、とりわけドイツ歌曲において功績が大きく、「
歌曲の王」と呼ばれることもある
シューベルトの死亡原因については、死去した年の10月にレストランで食べた魚料理がもとの腸チフスであったとも、
エステルハージ家の女中から感染した梅毒の治療のために投与された水銀
彼の体内に蓄積、中毒症状を引き起こして死に至ったとも、いくつかの説が言われている。 

どうやらミュージシャンが多淫なのは昔かららしいな。
 
 
3: 国語 【  】に適した言葉を入れて四字熟語を完成させなさい。
       技術は一【   】一【   】では身につかない。

解答:  技術は一【 】一【 】では身につかない。

一朝一夕に関しては、韓国語にも中国語にも同じ表現があるらしい。一朝一夕일조일석) 一朝一夕 (ピンイン:yizhāoyixī 注音符号:ㄧ ㄓㄠ ㄧ ㄒㄧˋ 閩南語:it-tiau it-se̍k)

技術が一朝一夕で身につかないのは、その理屈を理解するのに時間がかかるのではないか?
そして理屈を理解していないと、応用が出来ないからだと思う。
先日のラミーサファリのぬらぬら調整講座は45分程度だったが、驚くほど上手に出来た人が2人いた。
同じペン先であれば、何度でもうまく調整出来るだろう。ただし、細字調整が出来るようになるまでには調整の理屈を覚えなければならない。
しかし、ロボットに教えるのなら理屈を伝えれば良い。そしてロボットは実験するうちに、もっと良い調整方法を見つけるだろう。
将棋ソフトも同じかな?ソフトを作った人よりもはるかに強い。同様に調整ロボットが出来れば、教えた人よりも上手になるはずだな。
とすると調整ロボットに勝てるのは、らすとるむさんだけかな?まさかロボットはあそこまではやらないだろうて・・・
 
 
4: 国語 【 快刀乱麻 】の意味を答えなさい。

解答  様々な問題を鮮やかに解決すること

快刀乱麻を断つとは、複雑な問題や紛糾している事態を、ものの見事に解決することのたとえ。とすれば、快刀乱麻とは複雑な問題や紛糾している事態ではないのかなぁ?
解決の意味まで含まれているのだろうか? 

使用例としては【取引先にまで普及していたあのごたごたを、快刀乱麻を断つように見事に処理した課長はさすがだ】 など。

一般的に快刀乱麻といえば、快刀乱麻を断つの略語だ。従って問題は略語か部分かを表示していないので、回答は複雑な問題や紛糾している事態でも良いはず。
というか、そちらの方が正しいだろう。これなら先生の鼻を明かせる。
ちなみに、鼻を明かすのあかすは、おどろかせて鼻をぴくぴくとさせること。 
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Posted by pelikan_1931 at 09:00Comments(4)

2015年08月28日

金曜日の調整報告 【 Montblanc No.146 & WAGNER 2009 ペン先交換もどし 】

1今回の依頼内容は少し変わっている。過去にペン先を相互に交換したWAGNER 2009とMontblanc No.146を元の状態にもどすというもの。
ただし単にペン先交換すればいいというものではない。違う母体にペン先だけを移植したので、その際に多少改造して取り付けている。
その改造状態も元にもどす必要があるわけじゃ。さて出来るかな?なんせ古い話なので、どうやって移植したのかを覚えていないのでなぁ・・・

23こちらがNo.146にとりつけたWAGNER 2009(SENATOR PRESIDENT 18C-B)のペン先。
先端部をかなりお辞儀させているのだが、長年の使用でペン先に段差が出来ているようだ。またかなり傷がついている。
本来大型のSENATORのニブがNo.146に入るわけないように思えるのだが、WAGNER 2009に限っては特殊事情がある。
ちょうど300本発注したころ、金の価格が上がりはじめ、このままでは採算割れすると焦った発注先が金の量を少なくして、薄いペン先にしたようなのじゃ。
その証拠に、出来上がったSENATOR 2009は全てペン先がスコスコ抜けるので、300本全てを拙者が抜けないように改造した。
死ぬほど退屈な作業だったなぁ・・・ちなみに1本につき、約15分ほどかかったので、合計で75時間!

4こちらは横顔だが、No.146のペン芯に合わせるため、SENATORのペン先をかなりお辞儀させていた。
そのため、SENATOR本来のヌメっとした軟らかさは消え、少しだけ硬い書き味になっていた。
ただ、それは重いNo.146にはかなりマッチしていたのだが・・・いかんせん、カッコ悪い。
大きなペン先がスリムなNo.146にどうしても似合わないのじゃ。カトリーヌ・ドヌーブがモンペを着用したようなアンバランス感がある。
以前は、こういうアグリーな組合せももてはやされたのだが、最近のはやりではない。

5一方、こちらはWAGNER 2009のボディにNo.146のペン先を装着したもの。こちらもかなりアンバランス!
ドナルドダック纏足(てんそく)したような感じとでも言おうか・・・かなりなさけない姿をしている。

67不思議なことに、このペン先も首軸には少し小さいらしく、マニキュアで太らせてある。この部分の秘密は、直接聞いて下され。
なんせペン先を交換すると、両方とも(ペン先が)ゆるゆるになるという不思議じゃ。
いずれにせよ、調整戻りが発生しているのか、ペン先が多少詰まっている。こういう調整戻りがあるので、たまには定期点検に出していただけるとありがたい。

8こちらは調整戻りを直し、ペン先に塗られていたマニキュア?を綺麗に剥がした状態。
この14Kのペン先がNo.146の中では一番好きじゃ。軟らかくないので書いていて疲れない。
No.146は体積の割に重い萬年筆なので、硬いペン先の方が拙者にはずーっと書きやすいのじゃ。

910いずれのペン先にもかなり傷が入っていたので、じっくりと時間をかけて銅磨き布で擦って傷を消した。
また、筆記角度に合わせてエッジの丸めをかなり丁寧に行った。じつはどちらのペンポイントも腹の部分は削り取っていない。
従って、今後どのようにでも調整出来る余地を残している。棺桶に入れる覚悟が無い萬年筆は、調整しすぎない方が良い・・・なんてがらにも無い事を言い出したたこ吉62歳であった。

ちなみに書き味は、WAGNER 2009の方が数段上だが、筆記している時の充実感はNo.146が良いですなぁ・・・ やはり拙者には軟らかいペン先は使いこなせないわぃ。


【 今回執筆時間:4.5時間 】 画像準備2h 修理調整1.5h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
     
Posted by pelikan_1931 at 22:10Comments(0)

2015年08月27日

木曜日の蘊蓄 【 どん兵衛 ニッポンのそば 関西版 がうまい! 】

#00ある意図があってコンケラーの100枚入りのA4用紙を購入した。
厚手で、透かしが入っており、萬年筆で書く際の書きごこちがおそろしく良い。
値段は1900円強だったが、3000円を超えなければ送料がかかってしまう。
なにかほどよい商品はないかなぁ・・・と思って捜していたら、何故かコンケラーを売っている店が日清のどん兵衛も売っている。
しかも良く見ると日清のどん兵衛 天ぷらそば[西]と書かれている。 昨年度はおなじころ、赤いきつねの食べ比べをしたのを思いだした。

12まあ、あまり期待しないで12個入りを購入してみた。まずければ札幌でのビンゴ大会にでもお思って購入した(実は札幌大会ではビンゴをやめたのを忘れてた)
たしかに説明書きの最後に(W)と記号が書かれている。これが関西を意味するのだろう。
で、実際に作って食べてみると、これが実に旨い!みどりのたぬきなんて足もとにもおよばないうまさ! 

3じゃ、関東版と食べ比べてみなくちゃ・・・ ということで、ナチュラルローソンで左側のを購入してきたのだが、(E)というマークが説明欄にない!
おかしいなぁ・・・と思って良く見ると、模様が違う・・・あれ? あー、だしが旨い液体つゆ なんて印刷されている。
日清のHPで確認すると、液体つゆが新製品らしい。すでにコンビニには液体つゆしか無いのかもしれない。食べ比べるのなら両方とも粉末つゆか両方とも液体つゆでないとだめじゃがな・・・ 

そこで、近くのセブンイレブンで確認すると、やはり同じ大きさのどん兵衛は液体つゆに変わっている。

45 しかし、特盛りバージョンは粉末スープだし、説明書の最後に(E)の暗号が書かれている。だが、彩り七味が付属していないようだなぁ。ま、いつも一味を使うから大勢に影響あるまい。
問題があるとすれば、拙者の味覚!これが一番自信が無いなぁ・・・
さらには、最近、こういう糖質のあるものをあまり食べていないので、三つも食べ比べできない。きっと具合が悪くなるだろう。
まぁ、一口だけ食べて捨てればいいのだが、なんとなくもったいないし、にゃんこは食べてくれないし・・・

こういう悩みしかない拙者だからこそ 【今まで生きてきた中で、が一番幸せでーす!】と言えるのだろうな。  
Posted by pelikan_1931 at 23:00Comments(1)

2015年08月26日

水曜日の調整報告 【 1950年代 No.642 14C-OB コルク交換 】

1今回の依頼品は1950年代のNo.642ということなのだが、なんとなくボディのバランスがおかしい。特に一番下のキャップをした状態が・・・
キャップを押し込むときの感触、キャップを尻軸に押し込むときの感触も・・・スカスカな感じがする。
ひょっとして、No.644のキャップを間違えて挿しているのではないかなぁ?頭でっかちな感じがしてしまう。
コルクが劣化してインクが吸入出来ないとのこと。各種オークションで入手したVintage品には、ほとんど瑕疵があると考えておいたほうがいいですぞ。
萬年筆研究会【WAGNER】にいつでも参加して修理依頼できる人はともかく、”きっと大丈夫だろう” てな安易な気持ちで入札すると、ほとんどの場合、墓穴を掘るようですな。

23こりゃまたずいぶんとペン先が前に出ているなぁ。左右にぐらぐらするほどじゃ。せめて585の刻印がかろうじて見えるくらいまでは、ペン先を押し込んでおいた方が良い。
このNo.642はキャップは押し込む方式なので、ペン先が曲がるリスクは少ないが、このペン先ユニットをNo.142に取り付けたら、キャップを閉めた瞬間にペン先が捩れる!
ペン先のスリットが詰まりすぎているので、書き出しでインクが出ないリスクが高そうじゃ。しかもOB・・・少しだけスリットを開いてインクフローを良くしておこう。
ペン先調整は、受渡時にチョチョイのチョイと簡単にやれば良いだろう。ペンポイント自体は実に美しい形状をしている。出来れば平べったく研磨しないで欲しいなぁ。

6今回の修理で一番時間がかかったのは首軸を外す作業。首軸全体にビッシリとシェラックが厚塗りされており、ヒートガンで15分くらい炙っても外れない。
出来ませんでした・・・というネタにしようかなと考えて、そういう画像を準備していたのだが、もしやと思って80度のお湯に3分間つけてかき回してたら、ぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅ〜〜と首軸が回った!
胴軸側も首軸側もゴムでプロテクトした挟み工具で回した結果なので、まぁよくぞ割れないでいてくれたものじゃ。ラッキー!

9尻軸外し工具で尻軸を回してもビクともしない。こちらにもシェラックがびっしりと厚塗りに!
こういう部分はシリコングリースなんかを塗っておいた方が次回の修理はやりやすい。
修理しながら使う必要のあるVintage品には、そのような気遣いが必要じゃよ。そう、次の修理人の手間を考えて、いま修理にあたるのじゃ。
後ろからピストン機構を引っ張ったらすぽんと上のように抜けた!これではインクなど吸うわけがない。

8ピストン部分がコルクでは、すぐにまた劣化するので、Oリングで代替しよう。
左側の径の小さいのを、奥と手前、右側の外形が大きいのを真ん中にしてピストン先端部に固定するのじゃ。
なを内径も違うので、中央の外径が大きいリングを取り付ける際には、内側にシリコングリースを塗り込んで、空気が内側の隙間を抜けないようにする。

7そうして完成したのが、左のイメージ図じゃ。実際には・・・一番奥のリングを嵌めてから、胴軸の尻側からねじ込み、その後で2個のOリングを首軸側から嵌める。
そして最後にエボナイト製の固定ねじで軽く留めるわけじゃ。力を入れてし締めすぎると、ピストンの動きが渋くなる。


10ペン先を首軸に押し込む位置としては、この辺りがふさわしいだろう。ペン先がペン芯の上で、左右に暴れなければOKじゃ。
実は、少しだけペン芯をヒートガンで炙って上に反らせてある。そのせいで、スリットがほんの少しだけ開いている。
おそらくは、この辺りが、萬年筆としておいしいところだろう。それにつけても、キャップがやや大きいのが気になるなぁ・・・


【 今回執筆時間:4時間 】 画像準備1.5h 修理調整1.5h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
      
Posted by pelikan_1931 at 23:00Comments(0)