2021年01月31日

2021年1月の〔Lichtope / 万年筆談話室〕開室日

談話室_Lichtope_開室_2021-011月1日〜1月31日Lichtope / 万年筆談話室営業日/開室時間左図のとおりです。


1月もCOVID-19対策としてLichtope万年筆談話室も完全予約制を継続します。


万年筆談話室 
は Lichtope と たこ吉ペンクリニック からなっています。


Lichtope は萬年筆研究会【WAGNER】の調整師である〔たこ娘〕さんのセレクトショップです。営業日は左列をご覧ください。

書き味調整や研出しも行っています。ただしメーカー保証期間中の万年筆は調整/研出しを行う事によって保証がされなくなる可能性がありますので、事前にご相談下さい。

お問い合わせフォームこちらです。(画面の下の方までスクロールしてください)


ご来店ご希望の方はご来店希望日時をお問い合わせフォームにご記入の上、〔送信する〕を押して下さい。混み合いそうなときには時間調整させていただきます。

対面調整をご希望の方は希望内容(日時、開始時刻、症状、依頼本数など)をお問い合わせフォームにご記入の上、〔送信する〕を押して下さい。



なを動画を使った 遠隔調整 は常時行っています。お問い合わせフォームからお申し込み下さい。お問い合わせフォームは こちら です。

直接 info @ mituo.co.jp  にメールしていただいてもかまいません。


Online Store には こちら から入れます。(カード決済もPayPal決済も可能)



他店では入手できないLichtope限定品(万年筆/インク)もあります!



会員登録やメルマガ登録/削除も簡単に行えますので、お気軽に 
e来店 してみてください。


たこ吉
ペンクリニックについて
 
 


たこ吉ペンクリニックには事前予約が必須です。pelikan_1931 @yahoo.co.jp まで、ご希望日と時間帯、修理・調整内容をお知らせ下さい。

予約確認メールが届いてからおいでください。時間調整した上で予約確定メールをお送りします。

お預かりして修理・調整することは可能ですので、お持ち込み本数の制限はありません


たこ吉ペンクリニック基本的に対面調整/修理ですので、当日中にお返しします。お時間の無い場合はお預かりします。


〔修理/調整料金の目安〕


(01)インクフローや書き味の改善など、大幅な研磨を伴わないパーソナライズ   1,000円 
    パーソナライズは下記の研出し/修理とは別料金です。パーソナライズ(書き味調整)は下記全てに付加されます。

(02)一段階の研出し(BB
➡B、B➡M、M➡F、F➡EF)   1,000円

(03)二
段階の研出し(BB➡M、B➡F、M➡EF   2,000円

(04)三
段階の研出し(BB➡F、B➡EF   3,000円

(05)ペンポイントの形状変更 その1(オブリーク化、オブリーク
➡通常)   2,000円

(06)ペンポイントの形状変更 その2(ソフト化:ちとソフトン/ウェバリー、ハード化:らすポス/ポスティング
   2,000円

(07)UEF(超極細への研出しとパーソナライズ:M
➡UEF、F➡UEF、EF➡UEF   3,000円

(08)縦書き用(鉈形状)への
研出しとパーソナライズ:BB➡まさかり、B➡ふと鉈、F➡ほそ鉈、SF➡チビ鉈) 2,500円

(09)横
書き用への研出しとパーソナライズ:Stub化:F/M/B/BB、超絶化:B/M   2,000円

(10)本体の分解清掃(完全分解後清掃して再度組み立てる)
 1,000円

(11)鍍金剥がれの再鍍金(ロジウム鍍金ペン先の研出しの場合には、この料金が追加となります)
 1,000円

(12)ペン先曲がりの調整(かかった時間に連動)
 2,000円〜5,000円

(13)部品交換を伴う修理(テレスコープ吸入式のOリング化、レバーフィラーのサック交換etc.)
 部品代(1,000円〜5,000円)+技術料(1,000円〜5,000円)

(14)上記以外(お見積もりします)



万年筆談話室の地図〔万年筆談話室〕の 場所 :東京都港区三田1-10-10 三田グリーンハイツ 209号室 (エレベーターを降りて正面突き当たりの部屋)


 電話
03-5476-0361 (出られない場合は、留守番電話にメッセージを入れてください)  
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2021年01月30日

2021年1月30日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 中部地区大会@三島 *** 将来日付でのご案内 ***

緊急事態制限により、県をまたいでの移動の自粛が要請されますので開催を中止します。



日時:
130日(  10:0016:30 開場9:30  ペンクリ会員限定( 開催日当日会員登録された方も調整を受けられます )

場所:三島商工会議所 4階 会議室D  住所:静岡県三島市一番町2-29 


2021年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく!  
 

入会申込書 V3


新規入会希望の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
会員登録が必須条件となりますが退会も再入会も自由です。

入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。


記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね。 
  
18未満の方は参加費無料です。友人を誘って・・・勇気を持って覗いてみてね!


この会場は窓を開けての換気が出来ます。従って各種勉強会の実施が可能です。

  続きを読む
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2021年01月17日

ピナイダーの金ペンモデルがとんでもない値段で売られている!

本日、アメ横のマルイ商店におじゃましたら、店主から出物がありますよとのお言葉。


@06聞いてみると、通常は左画像のとおり66,000円となっているピナイダーの万年筆が、その三分の一以下で販売されている。

ふむふむと聞いていて、まだ理性は保っていたのだが、次の言葉を聞いて心は決まった。それは・・・

先日、〇〇さんがいらして2本お求めになりましたよ・・・とおっしゃった。

ぬあにぃ!あの人が買ったなら買わないわけにはいかない!と同じく2本購入してしまった。


@01それが左画像の上の2本でピナイダーの14金フレックス・ニブ付きのモデル。以前はアメ横でも4万円くらいで売られていたはずじゃ。

一番下に比較のためにLabanのWisteriaを置いてみた。こちらも14K Flex ニブ付きだが筆記感はだいぶ違う。


@04@02@03ピナイダーはいずれもFlex-EFで、拙者のWisteriaはFlex-Fなのだが、字幅はWisteriaの方が細い。

ペン先のスリットが一番詰まった個体を選んだのだが、それでも字幅は広い。もっともインクをコンバーターに入れて使えば違うだろう。

また撓りもWisteriaの方が少し大きい。これはペン先両側に抉りを入れる位置の違いかもしれないし、ペン先の厚さの違いかもしれない。

このピナイダーのFlexニブは、通常のニブよりも明らかに弾力がある。そして弾力があるニブはエッジが紙に引っかかりやすい。

紙の繊維にエッジが引っかかった状態で強い筆圧で横線を引くとペン先とペン芯がずれてしまうことも少なくない。

過去に万年筆談話室に持ち込まれたピナイダーの金ペンには根元を少し太らせる細工を施した。

この細工を施せば多少筆圧が強くてもペン先とペン芯とがずれる確率はほぼゼロになる。

いずれにせよこの価格で買わない選択肢はないので、もし購入された方がいたら、速攻でLichtopeか万年筆談話室を予約されたし。

ええようにしちゃるけんのぅ。
  
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2021年01月16日

秋の泉筆五宝展2020 記念万年筆の第一弾の最後の2本

@01既にすっかり忘れていた【秋の泉筆五宝展2020 記念万年筆の第一弾】の最後の2本がひょっこりと出てきた。

この軸はキャップを閉めているときな、WAGNER史上2番目の長さだが、キャップを尻軸に挿すと最も長い万年筆になるということを狙った。

実際、18.5儖幣紊△蝓▲廛薀船覆離好繊璽訐愁撻鸚萇佞のデスクペンよりも少しだけ長い!


@02黒アマビエのスチール製ペン先だけはまだ残っているのだが、軸はこの2本だけ。

Bとスタブ1.1个箸いΑ▲好繊璽訐愁撻鸚茲箸靴討呂△泙蠎要が無かったペン先じゃな。

JOWOのスチール製ペン先のStub1.1个Stub1.5个箸蓮形状が全く違う。Stub1.5个諒はItalicに近い形状になっている。

それに比してStub1.1个浪菫左側のように上部が丸くなっている。

その分、少しペン先を捻って紙に当ててもインクが出るようになっている。

拙者はスチール製ペン先ならStub1.5个Stub2.3个諒が好きだが、字を書くならStub1.1个鯀ぶな。

このペン先のアマビエの上にある飾りは、レーザー刻印する人とデザイナーとの思惑の違いで出来たもの。

デザイナーさんは、アマビエの位置を記す意味で、ペン先に元々刻印されていた模様を描いただけ。

しかしレーザー刻印した職人さんは、その模様もデザインの一部だと考えて刻印機に設定してしまったのじゃ。

大好評だったのだが、デザイナーさんの気持ちを考えるとオリジナルの黒いペン先デザインも残したいという気持ちが強くなってきた。

そこで模様を外した図柄をいただいて、個数限定でアマビエだかが黒い背景に浮かんでいるペン先を作ろうと考えている。

JOWOのスチール製ペン先が取り付けられている万年筆であれば、簡単に交換できる。

ただ、ペン先ユニットが接着されているモデルもあるので、誰でもが交換できるわけではない。

おそらくは30個くらいしか作らないので、さほど販売できるわけではないが、余ったら放出しようと考えているのでお楽しみに!
  
Posted by pelikan_1931 at 23:57Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2021年01月15日

【 Sheaffer Tuckaway 】(アーカイブ 2006年8月)

今回は、まだ調整報告を始めたばかりのころの記事だ。

しかもペン先調整の必要が無く、修理だけという珍しい記事!

そして最後に、【万年筆は刃物】へのLinkが付いているので選んでみた。

ただとんだ先の文字は相当に小さいので、疲れるかも?




修理・調整の回の評判が良いようなので、しばらくは週に2回【水・土】に調整報告をしよう。

WAGNER会場で調整せず、自宅に持ち帰った物は相当修理・調整・改造に時間が必要なので、その過程を撮影しながら出来上がりまでを紹介する。

たまには成功しないものもあるかもしれないので悪しからず!



2006-08-16 01今回の修理依頼はSheafferのTuckawayじゃ。101本の万年筆で紹介されてから人気に火が点いたようじゃな。拙者も1998年ごろには熱中した。


2006-08-16 02小さくて可愛い割りに書き味が秀逸なので、秘書に愛用されていたとか。

101本の万年筆には首軸のところに【リ】に似たマークが彫られていると書かれているが、全てに彫られているわけではない。

事実、今回の修理依頼品には彫られていないし、拙者が過去集めた20本以上のTuckawayにもあったり無かったりじゃった。


このペン先はガチガチに硬いが、インクフローが極端に良いので、長時間一定の筆圧で筆記するにはピッタリじゃ。

Sheafferのラップアラウンド・ニブの細字の書き味は極上で、拙者は【最も書き味の良い細字】と評価している。ただし、飽きるのも早い・・・・面白みは無い書き味なのでな。



2006-08-16 03今回はインクが吸入出来ないということで、分解してみた。Oリングの黒いゴムは、一見問題なさそうに見えるが、弾力は無く空気が抜けてしまう。

これは緑の胴軸内部にセットする。


茶色に変色したカスのようなものは、インクでカチカチに固まったゴムサック。筒の内側に金属のように硬化して貼り付いていた。

これを取るのはかなりの難儀じゃ。まずは熱湯に10分ほど入れて多少ふやかしてから、歯科用のメスを何種類か駆使して、内部から削り落としていく。

内部に少しでもカスが残っていると、そこから新しいゴムサックが腐っていく。


レバーフィラー式やタッチダウン式の万年筆でインクを抜かないでいたアンティーク品は、100%このような状態になっていると考えるべき。

従って、自分で修理できるだけの道具・部品・経験を持ち合わせていない場合で、修理してくれるShopが近くに無ければ手を出さないほうが良い。

WAGNERには修理が得意な人が少なくとも10人はいるから安心しなはれ。



2006-08-16 04 これが新しいサックを装着した状態。レバー・フィラーの場合と違い、サックは真直ぐに接着する。

サックセメントはすぐに乾くので、10分もしたら水を吸入するかどうかサックを押して確かめてから、胴体に装着する。

その後、タッチダウン機能を動かして、実際に水を吸うかどうか確かめる。この段階で水を吸わなければOリングの不良じゃ。



2006-08-16 05これが修理完了したTuckawaynの姿じゃ。ペン芯を真横から撮っている。

この大きなペン芯にたっぷりとインクを含んでおり、そのペン芯をぐるりと巻いたペン先が、独特のインクフローを提供してくれる。MやBではなく、ぜひFで書き味を堪能して欲しい。


今回の依頼品はペン先調整は一切していない。まったく調整が不要なほど完璧!今まで使ったTuckawayの中で最高の書き味じゃ。いやはや、まいったな・・・

修理大成功じゃった!



参考記事

万年筆は刃物! その1 【研ぐとは?】
万年筆は刃物! その2 【心構え】
万年筆は刃物! その3 【準備する工具類】
万年筆は刃物! その4 【インクフローの調整】
万年筆は刃物! その5 【書出し掠れの調整】
万年筆は刃物! その6 【引っ掛りの調整】
万年筆は刃物! その7 【ガタツキ、ズレの調整】
万年筆は刃物! その8 【書き味硬め調整の極意】
万年筆は刃物! その9 【書き味柔らかめの調整】
万年筆は刃物! その10 【ペン先曲がりの調整】 
  
Posted by pelikan_1931 at 23:43Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2021年01月14日

【 1950年代 Montblanc No.142 14C-F ピストン補強 】(アーカイブ 2014年9月)

親方が所有する万年筆が調整報告に出たのは、後にも先にもこれだけだと思う。

調整報告にペン先調整が含まれていないのもそう多くは無いはずだ。

過去の調整報告で掲載された万年筆は1500本以上。WAGNERで修理調整したものを含めれば5000本以上は修理調整している計算になる。

WAGNER創立前のも含めればもっと修理しているなぁ・・・

Blogに記載するのは、あまりに面倒な作業も多いので、Blogだけ読んでも修理が全部出来るようになるわけではない。

コロナ下で萬年筆研究会【WAGNER】の開催もままならないが、修理調整は遠隔でも出来ま〜す

ご要望があれば、このblogの一番上の記事に書かれている
Lichtope万年筆談話室にまずはメールでお申し込み下さい。

症状をうかがってから対応策(+料金)をご提案します。




1今回の依頼品は1950年代のMontblanc No.142じゃ。No.144、No.146、No.149は1970年代以降も作られたが、No.142だけは1950年代で終焉を迎えた。

惜しいなぁ・・・まぁ、この大きさの萬年筆は現在ではヒットしない。M300やモーツアルトもそれほどヒットはしなかったしな。

その割に製造が難しいので割に合わなかったのかも?

萬年筆としての丈夫さは、1950年代No.14Xは小さいほど優れている。ボディがセルロイドなので太くて長い軸ほど狂いが生じやすいのじゃ。

No.149やNo.146では首軸がねじ切れるトラブルに遭遇したことは何度もあるが、No.142では一度も無い。非常に丈夫な軸と言えよう。


23購入してから何の手も入れていないという品だが、ペンポイント先端部は、少しだけ離れ気味になっている。

ペン先が首軸に押し込まれている量はバッチリでしょう。"585"の刻印がギリギリ見える位置というのが一番美しい。

スリットもハート穴やペン先刻印(山型)の頂上に入っている。いわば完璧な状態といえる。これで左右のペンポイントの高さが揃っていれば問題はないのになぁ・・・

ま、そちらは、この萬年筆の所有者がスリスリすればすぐに直ってしまうだろう。今回はペン先はいじらないので、調整講座も楽じゃな。


45このペン先は面白い。ペンポイントが付いている位置のすぐ後ろから、少しだけ上に反っている。まるで軽〜い長刀みたいじゃ。

そしてペンポイントの頭(かしら)から腹に至る稜線の部分に少しだけ書き癖が残っている。曲線の途中に直線部分が見える。

これでは、その直線と曲線が一体化する時のコーナーが少しだけ紙に引っ掛かる可能性がある。

この平面をうまく丸めればスイートスポットになる。すなわちスイートスポットを作る際には、書き癖をペンポイントにいったん刻み込んでから丸めるのじゃ。

その刻み込みは本人がやるのが一番良い。拙者のペンクリでは【320番の耐水ペーパーの上での強筆圧筆記】を強制することがあるが、これはスイートスポット作りなのじゃ。


6No.142では比較的簡単に首軸が外れるはずなのだが、今回は意外と時間がかかった。ヒートガンで胴軸ネジの部分を暖めるのだがこれに難儀した。

暖めても暖めてもネジが緩くならず、何度も何度も温め直した。

ただ、力を入れて回しても、軸が変形することがないのがNo.142の良いところ。とにかく丈夫なのじゃ!

胴軸から覗いているピストン弁は樹脂製に替えられている。従って耐久性はコルクよりははるかに高いが、弾力性は劣るので、内部のインク漏れチェックが必要。


78左画像は後ろから吸入機構を引き抜いた直後の状態。

テレスコープ機構がまったくインクで汚れていないので、インクがピストンより後ろに回った形跡はない。

ただし、右側画像のようにピストンを固定するネジの内部にはインク滓が大量に残っているので、時間とともにそれが後ろに回らないとは限らない。


9ピストン弁は左のような形で固定されている。右端のネジは空洞なので、そこから入ったインクがネジの溝を伝って後ろに行く可能性はある。

そこで、念のためにピストン弁の後ろに、中軸に密着するOリングを入れて絶対にインクが後ろに回らないようにしておこう。ま、予防措置じゃ。


10左側が予防措置を講じる前の状態で、右が予防措置を講じたあとの状態。小径のOリングが一個追加されている。

ピストン弁とOリングは強く密着しているのでそこからインクが漏れる事は当分は考えられない。

さらには、ピストン弁の内部や、個々の部品の接点にはシリコングリースを塗っている。従ってさらにインクは通過しにくくなっている。

また将来のメンテナンスに備えて、首軸と胴軸のねじ込み部分やピストン機構を固定するネジにも、シェラックではなく、シリコングリースを塗っている。これは外れやすくするため。

Vintage品は火であぶったり、大きな力で捻ったりすれば、いつ何時ポロっと逝くかもわからない。

従って、きっちりと固定するよりも修理のために外しやすくすることの方が重要と考えている。

それに、今回はわけあってペン先調整はやっていない。今後、依頼人が自分でペン先調整をする際には、当然ながら首軸を外してペン先とペン芯を叩き出す必要がある。

その際、ヒートガン無しでも無理なく首軸を回せるようにするために、首軸ネジにシリコングリースを塗ってからねじ込んであるのじゃ。

ちなみに依頼人は【親方】。ペン先調整が不要なのはそのためでした!


【 今回執筆時間:3.5時間 】 画像準備1h 修理調整1.5h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
    
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2021年01月13日

2021年 お年玉企画 第一弾 の おまけ の使い方

2021年 お年玉企画 第一弾 のおまけの用途に対する質問が多いので、ここにまとめておく。

@01おまけは、インクマイザー、#6000の布ペーパーに左の樹脂製の部品2個とステンレス玉が4つ。

簡単な説明は上の記事に書いてあるのだが、読み返した人は少なかったようだ。

樹脂製の部品は、通称【ペン枕】と呼ばれるもので、セーラー製品を取り扱っているお店では大抵使われている。

ただし、非売品!セーラーの2021年度のカタログには掲載されているのだが、値段は書いてない。

製品を仕入れた販売店に、販促Goodsとして無償で提供されるのだろう。

拙者はネットで探して合計で300個ほど購入したが、70円〜100円と結構高かった!

ステンレス玉は直径さえわかればネットで購入できる。直径は5个世辰燭筏憶している。ただ正式名称を忘れてしまった・・・


@02@03ステンレス玉の用途は、左画像のようなラメインク(夜の標べ)(Frozen Hydrangea)の撹拌用。

1瓶に2〜4個入れておき、使う前に撹拌するとラメが均一に浮遊して書いた際にラメが乗りやすい。

また右側中央のようなアイドロッパー式万年筆にラメインクを入れる際には、胴軸内にもステンレスボールを入れておくとよい。

ラメは万年筆のインクタンク内であっというまに沈殿するので、使う前に必ず撹拌が必要じゃ。

その撹拌用にステンレス玉を入れておけば、ほぼ5〜6回ほど振ればラメの沈殿は解消される。

水色万年筆には、コンバーター内にラメインクを注射器で入れてから使っているが、まだ詰まってはいない。

ただ詰まるかどうかはペン芯の設計によるところが大きい。

上記2本はいずれもJOWO製のペン先とペン芯を使っている。

過去にこの組み合わせで固まったケースは、キャップを開けて一晩放置していた時のみ。

幸い、その万年筆がインク止め式だったので、尻軸を締めて、首軸を超音波洗浄したらすぐにインクが出るようになった。

普通に使っていればラメインクでも使えるペン芯だと高く評価しているのがJOWOのペン芯。

染料系のインクしか使わないのであれば、もっと良いペン芯はあるのだろうが、ことラメインクに関しては、これ以上のペン芯には出会わないなぁ〜
  
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2021年01月12日

【 Waterman ル・マン100 18C-L 書き出し掠れ 】(アーカイブ 2009年3月)

下の文章や写真を眺めていると、太字系に対する調整は2009年の段階で(ある意味)ほぼ確立していたようじゃな。

ただ、太字系の調整では、どういう字を書くかによって調整方法が大きく異なる。

さらには実現するための手段も一杯あるので、実は奥が深い。

この当時はだめといわれていた調整方法が今では最先端であったりもする。いやぁ、調整の世界も実に変化が激しく、面白い。




2009-03-25 01今回の依頼品はWatermanのル・マン100のLニブ。LというのはLargeの頭文字らしい。

太字という意味なのだろうが、実際には極太。SheafferのBとともに、拙者の最も好きな字巾じゃ。Pelikanでいえば極めて3Bに近い字巾と言える。

しかも多少は捻って書いても掠れは少ない。調整無しで書いても【普通に】書けるという逸品ペンポイントじゃ。

軸はル・マン200と同じNASAプラスティック。非常に丈夫な樹脂で傷もつきにくい。

後にパトリシアンが出てくるまで、(金属軸を除いて)平凡な黒色のボディだったので、あまり目立った存在ではなかったが、拙者の萬年筆の原点でもある。

アメ横の今は無き萬年筆店でNo.146と書き比べて、迷わずこちらを選択したほど絶妙の筆記感があった。

その後、多発するインク掠れ(スリットにインクが下りてこない現象)に苦しめられたが、それが無ければここまで萬年筆に嵌ることはなかったはず。

そして、このBlogを見て萬年筆に嵌った方々も煩悩に悩まされる事はなかったかもしれない。罪作りな萬年筆と言えよう。


2009-03-25 02依頼内容は書き出しが掠れると言うこと。拙者の時と同じ現象かと思ったが、単に筆記角度に合わない調整になっているだけ。

そしてスリットがあまりにも詰まっているということじゃな。

拙者の最初のル・マン100の場合には、ペンポイントだけが衝突しており、スリットはO脚のように中央が広くなっていた。

そのため、毛細管現象が働かず、インクが下りてこないという状態になっていた。この個体ではそういう問題はなさそうだが、スリット中央の幅が必要以上に広いのは似ている・・・


2009-03-25 032009-03-25 04こちらが横顔。ペンポイントは非常に綺麗な形状をしているが、よく見るとペン芯のフィンの最前列から2〜3枚が折れている。

これは見映えが悪いので、部品箱にあった正規品のペン芯と交換しておこう。ペンポイント付近と、ハート穴付近とで金の厚みが相当違う。

後方は極端に薄い!この厚さの大きな差が、柔らかい弾力を演出しているのじゃ。


2009-03-25 05書き出し掠れの一番の原因は、ペン先先端部の段差。

書き出しの筆圧が高い人には問題はないが、書き出し筆圧の低い依頼者にとっては、最初がどうしても掠れてしまう・・・

これはスリットを開き、段差を調整してからペン芯に載せる。もしペン芯に載せた段階で新たに段差が出るようなら・・・

ペン先内側の曲率とペン芯の形状を慎重に見極めながら、ペン先の形状を変えたり、ペン芯を削ったりすることになる。今回はそれほど手はかからなかった。


2009-03-25 06こちらがペン芯と分離した状態の調整前のペン先全体画像。最初期のル・マン100には1883-1983という100周年を示す刻印が入っていた。

従って、これは第二世代のニブであろう。この後はハート穴が無くなって単なる切れ込みに変わる。と同時にペン芯にも改良が施されたと記憶している。

今回装着したのは第三世代のペン先を載せていたペン芯。外側から見れば変化はわからないが、内側はずいぶんと変化している。


2009-03-25 07このペン先の根元には刻印があった。拡大してみると、ホールマークらしきものが2つ刻印されている。

上側はPelikan M800のENニブの左側に刻印されている物と似ているが、下側は何かな?

独逸製のPelikanはホールマークを表面に出し、仏蘭西製のWatrmanがホールマークをペン芯の中に隠す奥ゆかしさを出しているのが面白い。

おそらくデザイン上見せない方が得策と判断したのであろう。国民性の差かな?


2009-03-25 08 こちらが多少スリットを開いた状態のペン先。ペンポイントの衝突がないので、書き出しの掠れは無くなるし、スリットのO脚による不具合も減じられる。

個別萬年筆の持つ【設計に起因する不具合】をごまかしながら性能を上げるのも調整じゃ。これは拙者が最初に購入した萬年筆店でも言っていた。

【これはNTカッターの刃を隙間に入れて広げれば直るよ】と言いながら修理しようとする店主を【メーカー送りにせんかい!】と怒鳴りつけた自分が今では恥ずかしい・・・

しかし、カッターの刃は無いよな。スリットの両側が醜く盛り上がってしまう。



2009-03-25 092009-03-25 10こちらが完成した状態。スリットは開き、スイートスポットは若干位置変更した。

心眼が無いと判別は出来ないが、書
いてみると差は歴然としている。もちろん当初あった左右の段差は解消している。

もしオークションなどで、このLニブ付きのWatermanを見つけたら、一本は試してみることをお奨めする。

そして不具合があれば、遠慮無く萬年筆研究会【WAGNER】に持ち込まれたし。これの調整は全調整師が得意じゃよ。



今回執筆時間:3.5時間 】 画像準備1.5h 修理調整1h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間 
  
Posted by pelikan_1931 at 23:08Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2021年01月11日

今インクを入れて使っている台湾製万年筆たち!

一昨年くらいから台湾製万年筆に嵌まって、今では欧米製万年筆はほとんど購入しなくなった。

欧米製万年筆が製造委託先を台湾から中国に移し、それなりに品質が劣化したような気がする。

一方で、中国への委託先変更に危機感を持った台湾製下請けメーカーが、自社ブランドの万年筆製造に乗り出し、脚光を浴び始めた。

手作業に毛の生えたような製造工程?なので、なんとなくぬくもりのあるデザインと、ペン先の互換性が魅力!


@01@02こちらはいずれもLABANの万年筆だが、ペン先は変更してある。

下の鎖帷子のような模様のものはFLORAと呼ばれるモデルで、ペン先は右側画像の左側の黒いものが付いていた。

ただ、ブルーの軸の二倍以上の値段なのに、スチールペン先だけというのが寂しくて、同じJOWO製のWAGNERニブを換装した。

で、のこった黒いペン先をBlue Oceanに移植したのだが・・・これは失敗で、似合わない。オリジナルの金鍍金ペン先の方がエレガント。

この14K-Stub1.1个鮗茲衂佞韻FLORAは忍者のようで実に格好が良いし、書き味も抜群!

重量もあるし、手先に油が無くなってきた老人が持っても一切すべらない。実に良い感じじゃ。

この仕様で販売されるとすると・・・おそらくは定価50,000円くらにはなる。それだと厳しいな。

軸の細工が細かく、丸い装飾なのにつなぎ目が見えない。今後製造するのかどうかもわからない。

生涯で最も気に入った10本に入るくらい大好きな軸なので、4〜5本くらい入手出来たらうれしいなぁ〜。もちろんロジウム鍍金の金ペン先付きで。


@03@04こちらはラメインクを入れて検証中のWAGNER 2021年お年玉企画 第一弾。

【尚羽堂・Winter Night + 泉筆五宝展ペン先】超長い万年筆でーす!

入れているインクはもちろん【深海】。このインクはLichtopeで300本以上売れている人気者!

Namingは拙者だが作ったのはT&Lで販売はLichtope!

既に実験を始めて2ヶ月以上になるが、ラメインクは詰まる気配は無い。

JOWO製ペン芯の出来と、アイドロッパー方式という簡単な機構のおかげだろう。そして書いた文字はギンギラギンに輝いている。


@05@06では、回転吸入式にラメインクは入れられないのかと言えば・・・お奨めは出来ないが拙者は入れて使っている。

Stub1.5个離好繊璽訐愁撻鸚茲付いた方のモデルには、同じく深海が入れてあり、こちらも2ヶ月ほど使っている。

今回の撮影のように、スキャナーの上にキャップを外したままで15分ほど放置すると、インクが出なくなってしまう。

そういう時には尻軸を回してインクをペン先に回し、ラッピングフィルムでスリットをスリスリすれば元通りに出るようになる。

ということは、普通に使っていても、油断するとインクが詰まるということ。

すなわち、回転吸入式にラメインクを入れるのはお奨めできない。自分でスリット掃除できる人は大丈夫ですがね。

また吸入機構の内部で固まらせてしまったら、分解しないと修理できないので、構造を熟知している人以外には奨められない。

ま、そうなったら万年筆談話室へおいでなさい。大抵のインク詰まりは直せます!

  
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2021年01月10日

【 Warl Eversharp Red Ripple 14K-Flexible 】(アーカイブ 2008年6月)

最新の Google AI の COVID-19 予測(1/8-2/4)によれば、一都三県の陽性者数は2月4日まで増え続け、最終日には東京都だけで6000人/日の陽性者が出るとか。

前回の予測では、もっと早く6,000人/日の感染者がでるものの、その後は収束する予想だったが、まったく様相が変わってきた。

そこで
1月16日(土)に開催予定だった表定例会@WAGNER中止!



以下は、Warl Eversharp の修理記録。現在の復刻したWarl Eversharp にもFlex Nibがあるが、似て非なる物。

復刻眼は腰が無い18金ペン先を使っているが、本来のFlex加減を出すには、14金のFlexの方が良さそう。



2008-06-28 01今回は修理。患者はエバーシャープ赤縞エボナイト軸。症状はまったくインクを吸わないこと。

古い萬年筆ゆえ、インクサックが溶けてしまっているのだろうと思った。よくある話なのでな。

昔のRed Rippleは美しい!偶然が織りなす模様であるが、まるでフィヨルドの海岸のように規則的な感じがする。

古い物なのにエボナイトはほとんど曇っていない。良い状態の萬年筆じゃ。

キャップの金具も凝っている。これだけ派手な軸なので、キャップはシンプルにしないと、日本人がデザインしたら野暮ったくなる。

それをここまでエレガントに出来るとはな。しかも鍍金の技術がすばらしい!当時の独逸のへなちょこ鍍金とは雲泥の差!

2008-06-28 02書いてみるとペン先は柔らかいのに、ザラザラする。多少研いでもザラザラは直らない。こういう時は、形状を整えたら研ぐのをすぐに止めた方がよい。


ペンポイントの粒度が荒くて研いでもクレーター状態が直らない。逆に研ぐほど新しいクレーターが下から現れてくる。

こういう場合はインクフローを良くして、書き手の筆圧を下げ、紙にかかる圧力を下げて相対的書き味を上げるのが常套手段。


2008-06-28 032008-06-28 04横から見るとペン先とペン芯の間に多少隙間が出来ている。

しかしペン先のスリットは全く問題無いので、何度か修理しながら今日まで生き延びてきたのであろう。

ただ、その過程で、最低一人はへたくそがいたということかな・・・


2008-06-28 05サックは交換してみたが、まったくインクを吸う気配はない。そこで内部機構を引っ張り出して見たら・・・これでは吸わん!

しかも、拙者も見たこともない仕組み。何か部品が足りないのかも知れない。

こういうのが平気で流通していくのがオークションの世界。拙者は最近はまったく信用していない。


2008-06-28 06役に立たない部品に変わって、FPHなどで販売しているJ-Barを使うことにした。これは形状が【】の字に似ているのでJ-Barと呼ばれている。

ちなみにボタンフィラー用は真っ直ぐなので、I-Barと呼ばれている。

このJ-Barをレバーでちゃんと押せる位置にセットして、胴軸内に押し込む。レバーを立てた時にBarがインクサックを押す状態になればOK。

非常に簡単な修理なので、壊れたレバーフィラーがあれば、WAGNERに持ち込まれたし!


2008-06-28 072008-06-28 08 ペン先のスリットを開いたら、見違えるように超柔らかい書き味になった。

インクフローも劇的に改善。これでWarl Eversharp独特の柔らかい書き味を堪能できるであろう。

このペン先の【EVERSHARP】の刻印は斜めに彫ってある。長いから仕方ないとはいえ、大胆なデザインじゃな。



2008-06-28 092008-06-28 10こちらは横顔。ペン先のカーブに合わせてペン芯を研磨し多少反らせた。

これでペン先とペン芯との間の隙間は無くなりインクフローも安定する。

またペンポイントの腹の部分は依頼者の書き癖に合わせてかなり削り込んだ。以前の角度だと、あまりにエッジがあたりすぎて少々研いでも症状が改善しなかった・・・

これも粒度の粗いペンポイントのせい。現在の国産萬年筆と比べると数段階品質の悪いペンポイントを使っていた時代じゃ。

Vintageを溺愛する人が増えているが、ペン先の弾力を除けば残り全ての面で現在のペン先の方が優れているペン芯性能に至ってはミジンコくらい性能が違う・・・

ペン先の弾力】の魅力にあらがえない人はVintageの世界へ行くのが一般的だが、それでも満足できない人の為に【らすとフォルカン】が開発された。

こちらもぜひお試しあれ。5,000円程度の萬年筆で全盛期のONOTOを越える柔らかさを実現することも可能じゃ。




【 今回執筆時間:5時間 】 画像準備1.5h 修理調整2.5h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
  
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2021年1月10日(日)は萬年筆研究会【WAGNER】 関西地区大会@元町 *** 将来日付でのご案内 ***

東京都に出される緊急事態宣言により県を跨いでの移動の自粛が要請されますので、関西地区大会には拙者は参加しません。

しかし、地元には緊急事態宣言は出ませんので、存分に楽しんで下さい。窓が開けられる会議室です。換気に気を配って下さいね。





日時:
110日(  10:3016:30 開場10:30  ペンクリ会員限定( 開催日当日会員登録された方も調整を受けられます )

場所:兵庫県民会館 12 1202  住所:兵庫県神戸市中央区下山手通4-16-3 

2021年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく!  
 

入会申込書 V3


新規入会希望の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
会員登録が必須条件となりますが退会も再入会も自由です。

入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。


記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね。 
  
18未満の方は参加費無料です。友人を誘って・・・勇気を持って覗いてみてね!


この会場は窓を開けての空気の入れ換えが出来ます。室内でも厚着していて下さいね!

  続きを読む
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2021年01月09日

Pelikan Blue Ocean のペン先 は 綺麗だなぁ〜!

@01こちらは、1993年に限定5,000本製造されたPelikan Blue Oceanじゃ。当時は結構な値段だったはずだが・・・

拙者が入手したころには値段は落ち着いていた。たしか600ドル程度だったかな?

現在新品なら1,200ドルくらい払えばeBayで簡単に入手出来るはずだ。Pelikan で5,000本という限定本数はそう簡単には売れる物ではない。


@02これはPelikanの限定品としては2番目だったはずだが、最初のGreen Demonstratorが限定番号無しという失態を犯してしまった。

結局Green Demo は何本作られたかわからないので、値段は全然上がらなかった。拙者ですら10本は買ったはずだ。

買っては飽きてお嫁に出す、また欲しくなって買うがすぐに飽きて・・・の繰り返しでしたな。

このBlue Ocean も軸にはさほど興味は無い。スケルトン軸にはインクを入れない流儀だったのでな。

@03@04ただし、このペン先の書き味は尋常では無い。

PF刻印とホールマークの付いた18C-Mニブで字を書いたことのある人ならわかるはずじゃ。

ちなみに、この万年筆に付いているペン先は調整はしてありますが、使ってません。

今までに100本以上はPF刻印付きのペン先は使った。そして半分弱はホールマーク付き。

ではホールマークの有無は書き味に影響を与えるのか? まったく関係は無かった・・・

細字系はEN刻印が好きで、中字から3BまではPF刻印が好きというのは過去に何度も書いているのでそうだったのだろう。

ま、拙者の好みの問題であって、一般論では無い。ただ最もPelikan M800系が好きな時の言葉なので、話半分かな?

今の拙者なら、ペン先とペン芯との位置関係はこのままで、もう少しだけ首軸に押し込むだろうな。

いずれにしても、良い時代だった・・・
  
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2021年01月08日

2021 WAGNER 限定万年筆候補 の 木製万年筆

@01毎年何本かWAGNER限定万年筆を作っていただいている尚羽堂さんが現在販売しているのがこの2本。

上がKUROSHIO(黒潮)で、下がAURORA(旭光)という名称。まとめた本数で作り、世界中へ出荷して売り切ったらそれで終わりという商品。

実物を見るまでは、全然ピンと来なかったのだが、本物はなかなか可愛い。

ただ、昨年発売した泉筆五宝展限定万年筆と同じ型で軸色違いなので、今回はWAGNERで扱うのはやめることにした。

実は今年は限定万年筆の企画が数多くあり、この2本も加えると収拾が付かなくなるというのが本音かな?

もっとも、これらを代理で入手することは可能なので、ご希望があれば画面左下のメッセージ欄からお知らせ下さい。ペン先を黒のアマビエに変えることも可能です。

値段は送料込みで11,000円くらいだと思います。


@02一方、こちらはWAGNER 限定品の候補。木製軸だが、この木を使うわけではない。

これは台湾限定の軸で、台湾以外では入手が出来ない。

そこで、この軸を別の木材で作ることを検討している。もちろんペン先もオリジナル刻印。

まだ企画段階なので値段も決まっていないが、さほど高価なものにはならないと期待している。

木製なので、首軸は黒い樹脂製。また、木製の胴体には事前に蜜蝋などを塗ってインクで汚れるのを防ぐ加工が必要。

おそらくは台湾出荷段階では蜜蝋は塗られないはずなので、拙者か購入者が塗る必要がある。

絶対に自分で塗る方が楽しいし、飾っておくだけなら蜜蝋は塗らない状態も捨てがたいはずだ。

この台湾限定万年筆は、16日の浜松町大会には持参できま〜す。
  
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2021年01月07日

Goggle AI が 予測する COVID-19 の都道府県別の陽性者/死亡者数

こちらが Google AI が予測した COVID-19 の陽性者/死亡者。


都道府県を選択しEnterを押すと、その県の期間中(28日間)の予測値と将来予想が表示される。

下のグラフには予想推移も表示される。

過去の予想は驚くほど的中していたらしいが、東京都の本日の陽性者数予測は1,854人に対して、実際は2,447人とAIの予測を大きく超えた。

予測では、明日は少し減り、その後徐々に増えて1月14日がピークの4,806人で、その後少しずつ減少していくようだ。

本日から二週間前はクリスマス、1月14日の二種間前は大晦日・・・なるほど人出は多かったかも?

予測では2月1日には東京都の累積陽性者数は13万人弱。東京都の人口は1396万人ほどなので、100人に1人程度は陽性経験を持つことになる。

まぁ、ぽつんと一軒家に出てくるような郊外では陽性者は出ないだろうから、都心ではもっと高確率で陽性者が出るかもしれない。

ワクチン投与が始まるのは2月末。それまでには75人に1人くらいの割合の陽性経験者となるかもしれない。

一般の人にワクチン投与が出来るまでには50人に1人の陽性経験者もありうる。もはや時間との闘い。

対策を判断する国会議員に感染者が出たら審議が止まってしまう。

国会こそリモートで開催するってな事は出来ないのかなぁ〜。ヤジも無くなって良いと思うんだけど。
  
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2021年01月06日

萬年筆研究会【WAGNER】の開催スケジュールの変更

@2 2021年 WAGNER 日程表都内に緊急事態宣言が出るので、WAGNERの実施スケジュールに変更を加えた。

主催者の拙者自身は緊急事態制限の期間中は県をまたぐ移動はしないことにした。

従って1月10日の神戸大会は拙者の主催でないが、開催自体は実施する。

関西地区には緊急事態制限は出なさそうなのと、開催場所である兵庫県民会館は通常通り営業するとのことなので。


1月16日(土)に関しては、拙者にとっては県をまたぐ移動ではないので通常通り開催することにした。

開催場所である都立産業貿易センター浜松町館は緊急事態宣言下でも通常どおり営業するし、コロナが理由であってもキャンセルは認めないとのスタンス。

会場内に入れば密対策は万全(空気は数分で全て入れかわる)だが、会場までの交通機関に関しては各自十分にリスクを考えた上で参加して下され。

おそらくは緊急事態宣言は2月7日まで継続されるはずなので、それまでに開催される萬年筆研究会は全て中止とする。

具体的には;

1月30日(土)開催の三島大会

2月06日(土)開催の裏定例会

は中止とする。こちらは既に会場もキャンセルした。

その後の地方大会は 九州地区大会が2月20日(土)に開催される。

初めての会場なのでぜひ行きたい。それまでに緊急事態宣言が解除されると良いのだけれど・・・  
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2021年01月05日

萬年筆研究会【WAGNER】開催会場の変更について

@2 2020-21年 WAGNER 日程表X左は、先日公開した2021年の萬年筆研究会【WAGNER】関係のイベント日程。

先日の記事で、これらの中で大宮会場と名古屋会場は中途半端に新しくて密対策が出来ないので変更を検討中と書いた。

コロナの感染スピードとワクチン接種開始時期との関係もあるが、少しでも感染リスクを減らすための方策を考えていたのだが・・・

本日、大宮ソニックシティとウィンクあいちの全ての会議室をキャンセルした。

名古屋大会については、以前に開催していた名古屋国際センターの会議室を同じ日に予約した。

こちらは、設備が古く密対策がしやすいというメリットがある。

一方で大宮付近での適当な会場を見つけることが出来なかったので、明日から横浜近辺での会議室を捜すことにした。

窓が開けられて換気が出来るか、浜松町の会場のように、数分間で室内の空気を全て換気できる会場でないと安心できない。

もし大宮あるいは、横浜/川崎近辺で、定例会開催に向きそうな場所をご存じの方がいらっしゃれば教えて下され。


また、同時に、開催時間を原則として 10:30〜16:30の6時間と短縮します。

当然のことながら、会場内での食事は禁止です。

現在東京では1日に1万人に一人の感染が確認されています。

計算上では今後100日間で100人に一人が感染することになります。

すなわち、3末の春の泉筆五宝展に100人の人が参加すれば、1人は感染経験があることになります。

それが2週間以上前なら問題なし、それ以降ならクラスターになる可能があるということになります。

それまでにはワクチンの投与が始まると思います。そこからは感染者は激変するはずですので、もう少し我慢しましょう。

ワクチンをすぐに大量に作れるノウハウを蓄積するまでは、毎年大騒ぎになるかもしれませんが、それも運命。

なにはともあれ、万年筆で楽しめる間は、楽しむぞ!握っているとほっとするから・・・
  
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2021年01月04日

【 OSMIA 76 SUPRA 14K-B 筆圧コントロール困難 】(アーカイブ 2012年5月)

OSMIAが単独では生き残れず、Parkerに食われたのも、品質問題があったのかもしれないな。

泉筆五宝
(Pen、Paper、Case、Ink、Maintenance)を愛でる人は、同時に非常に品質を気にする人でもあるからな。


01今回の依頼品は、独逸マイナーブランドの中では一流のOSMIAの回転吸入式。OSMIA単独ブランドの時代と、OSMIA Faber-Castellの時代とがある。

それほど重厚な万年筆を作っていたわけではないし、ペン先が特に柔らかいというような光った部分を持っているわけでもないが、なんとなく好きなブランド。

ロゴの○の内側に◇が、なんとなく日本の家紋に似ているからかもしれない。

この萬年筆は、過去にペンクリで何回か調整を受けているらしい。その時には良くなったのだが、すぐに調整戻りが発生して書き出し掠れが発生してきているらしい。

また、ペンにコントロールされているような感じがして、うまく運筆をコントロール出来ないとか。

これは、Vintageの欧州ペン先にありがちな症状。特にマイナーブランド物によくある現象。原因は定かではないが、ある程度の仮説は立てられる。


0203こちらが調整前のペン先の拡大図。ペン先の拡大図を見るとペンポイントがずいぶんと斜めに付いていることがわかる。

依頼人はOBではないかと書かれていたが、OBとは逆の付き方をしているので、単なる溶着時の誤差であろう。

当時のマイナーブランドでは、ペンポイントの溶着は手溶接だったはずなので、多少のズレはつきもの。

実はズレが問題なのではなく、左右のペンポイントの体積があまりに違うことが問題なのじゃ。

おそらくは右側のペンポイントの体積は、左側のペンポイントの体積の5〜8倍ほどの重量になっているはず。

これでは左右のペン先が揃っては動かず、運筆に不快な感じを与えると思われる。


0405またペン先の左右の段差も酷い。ペンポイント先端部では辻褄が合っているのだが・・・

ハート穴の近辺からペンポイントに至るスリットの左右で大きな段差がある。

画像のペン先上部の黒く見える部分が段差。ペン先の段差を直す際には、ペン先をペン芯から外し、ハート穴からペンポイントに至るスリットの両側の高さを揃えるよう・・・

時間をかけて段差調整をするのが王道なのだが、プロもアマも、ペンクリでの段差調整は先端部だけで辻褄を合わせている人が多い。

これは生産性向上のためだが、見栄えが悪くなるので、拙者は可能な限りハート穴からペンポイントまでの段差調整を行っている。


06このOSMIA 76 SUPRA で初めて気付いたのだが、クリップにネジが切ってあり、天冠のネジにねじ込んで固定するようになっている。

この方式には初めて出会った。

組立効率は良いが、クリップをぴったり止めてもすぐに緩んでしまう。天冠のネジで締め付けるのがやはり王道であろう。

少しでも緩みを押さえるために、天冠のネジにシェラックを塗って生乾きにした段階でクリップをねじ込んでみた。少しは緩みがおさまりそうな予感がしている。


07こちらが綺麗に磨いたあと、左右のペンポイントの大きさの差を、5〜8倍から3〜4倍ほどに小さくした状態。

相変わらずペン先の単体スキャナー画像は美しい。また手で切り割りを入れているにもかかわらず、スリットが模様の真ん中に来ているのは見事!


08かなり研磨して大きさの差を縮めた段階でも、これほどの差がある。

本来なら不良品としてはねるのが正しいアクションだったはずだが、当時の独逸製品に良心は無かったのかもしれない。

日本製品でもマイナーブランドは、これより酷い状態だったこともあるので、偉そうには言えないが・・・ 

OSMIAが衰退したのは、この程度の品質管理しか出来なかったからかもしれない。品質は企業の継続性に大きな影響を及ぼすのじゃ。
   
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2021年01月03日

幻の WATERMAN CF コンバーター の新品が19本発掘された!

2021-01-03昨年の12月27日の萬年筆研究会【WAGNER】年末大バーゲンに登場してマニアを唸らせた幻のコンバーターがこちら!

非常に高価で素晴らしい書き味だが、カートリッジもコンバーターも廃版になり、つけペンとしてしか使えないWaterman CFが生き返る!

当時は7万円ほどもした純銀細工の入った軸が、コンバーターが無いことで、ここ10年以上は捨て値で売られていた。

Waterman CFを他社のカートリッジで使える改造も過去にはやったことがある。

過去のペントレでも、このコンバーターが出品されたことはあったが、6000円の値札にもかかわらず瞬殺された。

今回の出品者はこのCFコンバーターを20本以上と、カートリッジ(箱ごと)を数個出品されていた。

現在のオークションでの相場は、CFコンバーターは、なんとか使えるという程度でも、9,000円を超えることもあるという。

またカートリッジは、インクの有無にかかわらず一本が1万円で売られた事もあったのだとか。

めったに萬年筆研究会【WAGNER】に参加出来ないほどお忙しい方なので、無理を言って、紹介させて貰う事にした。

会場では4,000円の値がついており、数本お嫁に行ったとのこと。

ただ、それに気づいた方はほとんどいらっしゃらなかったはず。

そこで今回、お捜しの方がいらっしゃったら、WAGNER会員のいかんを問わず、お譲りすることを提案し、受け入れていただいた。

値段は年末大バザール会場と同じ4,000円。お一人様5本まで。送料は別。

ご希望の方はお名前(フルネーム)と希望本数を pelikan @ hotmail.co.jp までメール下さい。

首尾良く割当が出来ましたら、折り返しメール送りま〜す。
  
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2021年01月02日

万年筆評価の部屋 2021年 お年玉企画〜!

下記の  2021年 お年玉企画 第一弾 ですが、おまけが無くなりましたので、いったん終了とさせていただきます。2021年1月2日19:40!

具体的には、インクマイザーが底をつきました。19:40以降は、インクマイザーなしでもかまわない方のみお申し込み下さい。

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昨年予告していた〔万年筆評価の部屋 2021年 お年玉企画〕を紹介しよう!

この企画は通常は萬年筆研究会【WAGNER】会員/会友あてに告知される限定品を数量限定で会員以外の方々にも紹介するものです。

もちろん、会員の方々からのお申込みも歓迎です。

下記に紹介する商品記号(A-3とかC-1など)と希望本数を pelikan @ hotmail.co.jp までメール下さい。

折り返し、ブツを確保出来たかどうかと(確保出来た場合は)お振込先を返送いたします。



@01@02A:最初はPENLUXのスチールペン先付きモデル Deep Sea に泉筆五宝展記念の18金ペン先を換装したもの。

もちろん、オリジナルのペン先もお送りしますが、18金ペン先はしなやかさを出すため、通常の状態よりペン先を前に出しています。

グラグラしないようにするため、ペン先の根元を太らせてソケットに差し込んでありますので、ペン先交換は出来ませんので悪しからず。

以下のペン先バリエーションがありますが、それぞれ2〜4本ほどしか準備がありませんので、お早めにお申し込み下さい。

ペン先はひっかかりや段差が内容にAdjustment調整を施してからお送りします。値段は後述のおまけと送料込みで40,000円です。海外発送もOK!

A-1:18K-FF    
A-2:18K-MF    
A-3:18K-BBF  
A-4:18K-1.1F 




@03@04@05B:次はLABAN-FLAMEという赤軸のフレックスペン先付きモデル。

紫軸は14K Flex-EF(極細軟)のペン先付きで35,000円(税/送料込)でLichtopeの通販で購入できます。

今回お年玉企画で販売するのは赤軸のみで、値段は同じく送料込み35,000円。

ペン先は14K-Flex-F(細軟)。ただし後述のおまけ付き

紫軸の方はたこ娘さんが超絶調整を施しているので、赤軸もそれに負けないよう1時間ほど時間をかけてたこ吉が調整します。

B-1
:14K Flex-F(細軟) 本数は2本しかありませ〜ん。 完売しましたF   




@06@07C:こちらは尚羽堂の限定品〔Winter Night〕(スチール製ペン先)を泉筆五宝展限定のペン先に交換した物。

元々はペントレ記念万年筆に使われていたロゴで、スッポンが万年筆を咥えている。

ペントレでは一度万年筆を掴んだら、雷が鳴っても手を開くな!という教えに基づいている。

手を離さなかったおかげでプラチナの70周年記念のスネークウッドの軸を入手されたパコさんの教えだったかな?

なをスッポンと万年筆の模様がアマビエ+疫病退散に変わった高級モデルもありますが、そちらは後日紹介します。

下記 C-1 〜 C-5 は後述するおまけ付き&送料込み27,000円/本

C-1:14K-EFF    
C-2:14K-FF    
C-3:14K-M
C-4:14K-B
C-5:14K-1.1




@08@09こちらは1本のみ。尚羽堂がWAGNERの真鍮軸をVersion-Upしてスチール製ペン先モデルを販売したので・・・

対抗して、それに18金 Stub 1.1丱撻鸚茲魎港したモデル。

もちろん世界に一本しかありません。ラメ入りインクでも使えます。

D-1:18K Stub 1.1弌〜料込み、おまけ付きで 22,000円 現在の18金ペン先の価格を考えれば超割安!
完売しました




@10@11@12左の2枚の画像はOPUS88 FLORAでスチール製ペン先付き11,000円(税/送料込)。

Lichtopeの通販で購入できます。ペン先はEF〜Stub 2.3个泙任△蠅泙后

ラメ入りインクを入れて楽しむ方にはStub2.3个人気のようです。

@12@13E:こちらが今回のお年玉企画対象のOPUS 88 DEMO と言うモデル。最新の趣味文で拙者の分解講座で紹介した物。

FLORAがBOCKのスチール製ペン先を搭載しているのに対して、DEMOはJOWOのペン先を搭載している。

定価はFLORAよりも高いのだが、今回はFLORAと同じく11,000円(送料込み+おまけ付き)とする。

BOCKはまっすぐで、JOWOはすこしお辞儀している構造になっている。これは好き好きだが、どちらも甲乙つけがたい書き味。

E-1:EFF    
E-2:FF    
E-3:M
E-4:B
E-5:Stub-1.5




@14@15@16F:こちらはOPUS88のFLOWというインク止め式のモデル。

ペン先は先に紹介したFROLAと同じくBOCK製で、ペン先はEF/F/M/B/Stub2.3と各種選べる。

こちらはDEMOよりもさらに高価なのだが、今回はFLORAやDEMOと同じく(送料込み/おまけ付き)で11,000円ポッキリ!

F-1:赤軸 ペン先はEF/F/M/B/Stub2.3の中から選択して下さい 完売しました
F-2:緑軸 ペン先はEF/F/M/B/Stub2.3の中から選択して下さい 完売しましたF    
F-3:青軸 ペン先はEF/F/M/B/Stub2.3の中から選択して下さい 完売しました



@17おまけの紹介:今回お申込みいただいた方々には、左記のインクマイザー、ラメインク攪拌用ステンレス玉4個、ペン枕2個(枕木有無は後でご指定下さい)。

それに6000番の布ヤスリ(奥深い使い方が可能)が一本につき1セット付属します。

それぞれの使い方は購入された方だけにお教えします。


それでは決心の付いた方からお申し込み下さい。はっきりいいます! 万年筆愛好家への
お年玉です!

 pelikan @ hotmail.co.jp までメール下さい。  
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2021年01月01日

2021年度の萬年筆研究会【WAGNER】活動計画


皆様、新年明けましておめでとうございま〜す!


@2 2021年 WAGNER 日程表2021年開催スケジュールクリックで拡大表示。あくまでも現時点2021-01-01での予定なので、変更の可能性は大いにあります。

最新版は常にこの2021年1月1日のBlogに掲載し、Updateをかけ続けます。

左端の欄に【確】という文字が入っているイベントは日程も会場も確定しています。これに合わせて交通機関やホテルの予約を取っていただいて結構です。

2021年は春の泉筆五宝展、ペントレ、秋の泉筆五宝展、年末大バーゲンがちょうど三ヶ月間隔で開催されます。

それに加えて、5月にy.y Day、11月にはTIPS(東京インターナショナルペンショー)とKOBE Pen Show が開催されます。

2021年前半のリアルイベントは、コロナの影響で中止になるものもあるでしょうが、ワクチン投与が始まれば、後半はいけんじゃないかな?


なを、名古屋大会の会場である【ウィンクあいち】と裏定例会会場である【大宮ソニックシティビル】は、中途半端に新しい会場です。

窓を開ける事が出来ず、換気も十分に出来ない仕様。すばらしく便利で快適な会場なので残念至極!

いずれもコロナ対策には不適な会場と言わざるを得ません。両会場とも、代替となる会場を捜していますので、直前に変更になる可能性もあります。

ワクチン投与が始まれば、この限りではありません。
  
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2020年12月31日

2020年で印象に残る万年筆

@01@022020年で印象に残った万年筆を思い出しながら書いてみよう。

まずはKaweco Sports の ステンレス仕様。下から二番目。ステンレス製はずっしりと重く実に手になじむ。

胴体が重いので、それに合わせてスチール製BBのペン先に換えてある。カートリッジを使っているのですぐにインクが切れるのが難点!

一番楽しませてせてもらったのは一番下のペンシル。なんど塗り直したことか!

ペイントが剥がれるのが良いので、重ね塗りはしなかったが、何度か頭がクラクラするほどガスを吸い込んでしまったのもいい思い出。

一番上のWinter Nightは深海(ラメ入りインク)をアイドロッパーで軸に入れて使う事を前提に入手した。

予想にたがわす、三ヶ月以上、まったく詰まらないで使えている。

@03@04そして真骨頂がこちら!

アマビエの模様が付いた黒の長軸!医療関係者の方々にたくさんお嫁に行った!

いまだに人気があるが、取り付ける軸が無くて困っていた。ところが本日の大掃除で、使える軸を何本かみつけた!

こちらも新春お年玉企画に登場する予定でーす!お楽しみに!
  
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2020年12月30日

お年玉企画に向けて終日 Adjustment に明け暮れる

萬年筆研究会【WAGNER】関係のイベントは、例年どおり【年末大バーゲン】で幕を閉じた。

実はそこに2021年お年玉企画用に調整した万年筆を混ぜておいたのだが、誰も気づかなかったようじゃ。

コロナ自主対策として、試し書きをされない人が多かったのが理由かもしれないな。


@01本日、秋の泉筆五宝展記念万年筆を少しバージョンアップしたものを終日作っていた。それがお年玉企画!

特に軸やペン先の模様が変わったわけではない。一見すると何の変化も感じない方がほとんどだろう。

上の軸にはラメ入りの深海が入っている。下の万年筆にはインクは入っていない。


@02実は25日まではどちらの軸も、ペン先は太さ刻印がギリギリ見えるくらいまで首軸に押し込まれていた。

それがJOWOやBOCKの金ペン先をセットする正しい位置だから・・・というか、そうしないと少しぐらぐらしてしまう。

ソケットがスチール製ペン先と共通なので、肉厚のスチール製ペン先に合わせたソケットに薄い金ペン先を入れると緩い。

それを回避するためにぐっと奥まで押し込んでいたのだが・・・ペン先の根元を太らせて、ペン先を少し前に出す改造を加えた。

最初にペン先をひん曲げてしまった左側の軸で試してみたところ、タッチが格段に柔らかくなって超良い気持ち!

一度大きく曲げてから伸ばしたせいかも?と考え、曲げていない右側のペン先でも試してみたが、こちらもしなやかになった。

10年以上前はペン先を無意味に前に出す細工を施していたが、筆圧が高い人はすぐにペン先をずらしてしまった。

そこでそのやり方は封印していたのだが・・・ペン先を太らす方法を会得してから、いつかはやろうと考えていた。

ま、動機が無くてやっていなかったのだが、曲げたペン先を面白くするに際して試してみた。

実に良い感じの柔らかさなので、お年玉企画として、この柔らか加工した万年筆を少しだけ販売することにしまーす!

このBlogでのご案内なので、どなたでもお申し込みいただけます。1月1日の23:59スタートです。
  
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2020年12月29日

2021年の萬年筆研究会【WAGNER】が関係するイベントは・・・

@2 2020-21年 WAGNER 日程表まだ日程も、会場も未定の物もありますが、一応は左のような感じかな?

右端の欄の赤字は、一般の人も(入場料を払えば)自由に入場できるイベントであることを意味しています。

青字の日は、初めて参加の方は萬年筆研究会【WAGNER】への会員登録をしてから入場するイベントです。

実は盛岡、松山でも開催を考えていたのですが、あまりにも人が集まりそうもないので断念しました。

会場は今後も変更になる可能性もあります。

たとえば裏定例会の会場は、良い場所が見つかれば横浜方面へ変更したいところです。

大宮しか行けないという方は少ないのだが、横浜なら行けるという方は意外に多い。

5月22日の静岡大会は、コバブンさんへ遊びに行きたい人への動機付け。買ってきた万年筆を駅(会場)で調整!てなもんです。

y.y Day はオリンピックの影響を回避するため7月開催が5月1日開催となった。

懸念しているのは、中途半端に新しい会場は密対策がしにくいこと。

たとえば、部屋ごとの空調が出来ない会場は、窓が開けられないし、排気機能も弱い。

むしろ古い会場の方が窓を開けての密対策がしやすい。

最新の浜松町会場などは数分間で部屋の空気を全て入れ換えてしまう。密対策しにくいのは、中途半端に新しい会場なのじゃ。

1月から3月までで、一番中途半端に新しいのは・・・大宮大会の会場。なんとか変更できないかと画策中。

この他にもたこ娘が各地の文具店でペンクリやる機会も(コロナが落ち着けば)増えてくるかも?
  
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2020年12月28日

【 1950年代 Montblanc No.146 14C-BB 吸入不良修理 & 1950年代らしい書き味に!】(アーカイブ 2014年12月)

2014年当時は1950年代Montblancの人気が徐々に落ちていた時代だったと思う。

あまりに市場に出すぎてみんな書き味に飽きてきたのではないかなぁ?

確かにふわふわして気持ち良い書き味なのだが・・・所詮手慰み用と感じてしまった。

最近のFlex Nib はこの時代を研究し尽くしているので、かなり似た書き味を、もっと丈夫なボディで提供してくれる。

万年筆にノスタルジーは不要と考えている拙者には、Vintageよりも現行品の方が、自信を持って他人にお奨めできるなぁ〜




1今回の依頼品はBCNRさんからのもの。1950年代のNo.144とNo.146だったが、No.144の方は吸入機構に問題が無く、書き味調整のみだったため省略。

テレスコープ吸入式の弁を交換したNo.146についてのみ対象とする。実は、現在の状況でコルク製吸入弁にはなんら問題はなかった。

機能的な面では弁交換は必要ないのに・・・インクが半分しか入らない・・・というのは、テレスコープの構造を十分に理解していないからではないのかな?

インクがピストン弁より後ろ側に回っていないという証拠写真は後でお見せしよう。


23ペン先はまぎれもない14C-BB。最近、ほとんど見かけなくなったなぁ。拙者も1950年代No.14Xに嵌まっていた時代もあった。

その時には、出来るだけ太い字の書けるペン先を!ということで集めまくっていた。

ある時、憑き物が落ちたようにまったく興味が無くなり、Montblancはごく一部を除き、手放してしまった。

拙者はMontblancと相性が良くないようだ。もちろん書き味は好きだし、最近のペンポイントの出来に関しても太鼓判を押している。が、欲しくないんだなぁ・・・なんでだろ?

このペン先はBCNRさんがご自分で調整されているようだが、この時代のNo.146らしい書き味にして欲しいとのこと。

たしかに現在のペンポイントの研ぎにはおもしろみが無い。研ぎとしてはかなり上手なのだが、1950年代No.146の持ち味を殺してしまっている。


45こちらが横顔。右側のペンポイントの写真を見て、【コテ研ぎ】と判断した人がいたら、まだ調整に関しては未熟者じゃ。

実はコテ研ぎではなく、筆記角度に合わせた絶妙な調整が施されている。自己調整としてはかなりのレベル。

しかし・・・おもしろみの無い書き味なのじゃ。はっきり言えば、現行品を細工すればこの書き味は出せてしまう。

BCNRさんが望んでいるのは、1950年代のNo.146らしい書き味と言うこと。それには、ペンポイントの腹を研磨して、もっと薄いペンポイントにするのがコツ。

こうするとこの時代らしい書き味に変わるはずじゃ。


6こちらは首軸を外した状態。コルク弁が胴軸の口から少しだけ覗いている。

1950年代No.14Xのコルク弁交換はこの状態で行う。外すのにはヒートガンが必須ですぞ!

すなわち、コルク弁止めネジを外し、尻軸を胴軸から専用工具で捻って後ろから外す。

そうするとコルク弁だけが胴軸内に残るので、それを先端部を平らにした五寸釘で尻軸側から首軸側へ押し出すのじゃ。


7こちらは、そうやって分解したピストン弁を再度組み上げたもの。この段階まで一切洗浄は行っていない。

無洗浄にもかかわらず、ピンク色のインクの痕跡は、コルク弁より左側には無い。

これはインクが後ろに回っていないことを意味している。すなわちコルク交換は不要な状態ということ。


8とはいえ、この先何十年も使うのであれば、劣化しやすいコルクよりもOリングの方が安全と考えたのであろう。拙者も同感じゃよ。

ただし、ソウルペンショーの時に、Parker 51さんからうかがった話はやや気になる。

コルクはもろいので、力を入れて引っ張ってもテレスコープ機構を壊すことは無い

一方、Oリングは非常に丈夫だが、反面内壁にきっちりと貼り付くと吸入しようと尻軸を回すと、機構が壊れるリスクがある】と。

機能的にはOリングの方が優れているが、テレスコープがいつまで壊れないでいられるか?ということを考えれば、むしろコルクのままで、頻繁に交換した方が良いのかも?

ちなみに、海外でたのむと、コルク交換は50ドルが相場。ま、そう頻繁に換えることは出来ないだろう。


910こちらが調整が終了したペン先の画像。前の画像と区別がつく人は、調整師の素質アリじゃよ。

一見、変化が無いようで、書き味は大きく変化している。実は左側画像では・・・ペン先を清掃しただけ。上から見ても研磨の痕跡は見えない。

横から見ると、ペンポイントの腹の形状が明らかに違う。そして書いてみると、ホッペがほっこりとする。

そう、それが1950年代のNo.146の書き味なのじゃよ。やっぱ、1950年代No.146の書き味はすばらしい。すぐに飽きるけどな・・・



【 今回執筆時間:3時間 】 画像準備1h 修理調整1h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
  
  
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2020年12月27日

萬年筆研究会【WAGNER】の2020年の行事は全て終了しました〜!

12月27日(日)に開催された年末大バーゲンをもって、萬年筆研究会【WAGNER】関係の2020年の活動が全て終了いたしました。

想定ではせいぜい50人ほどの参加者と考えていましたが、終わってみれば出店者と参加者をあわせて80人ほど参加。

鬱積した万年筆愛を晴らすような【買いっぷり】だった方もチラホラ。

以前のように席に座り込んで大声で長話するような方は皆無。あっというまに決断し、ささっとお支払いをされる方が多いのも印象的だった。

また例年に無く女性の参加者が多かったなぁ〜。

やはり最近の万年筆界を引っ張っている女子パワーは、辺境の地(あるいはブラックホール)の萬年筆研究会【WAGNER】にも影響を及ぼしているようじゃ。

本日驚いたのは、インク止め式の万年筆を購入された女子が多かったこと。

その理由はラメ入りインクを使いたいから・・・・。これは拙者が執筆した趣味分の分解講座の影響であろう。

皆さんからご意見いただき、萬年筆研究会【WAGNER】創立16周年記念万年筆の候補も絞られてきた。

そこでは、半一族とそれ以外とで、好みがくっきりと分かれたのも面白かった。どちらの意見も捨てがたいので・・・

ボディデザインにバリエーションを入れる15周年記念と同じ方式の限定品にすることにした。

そして、その中には、やや細身の女性好みのバリエーションも潜り込ませる予定。

久しぶりに多くの人からの熱い要望を聞き、例年に無く制作意欲が湧いてきたところじゃ。(最近滅多に無かったこと)

やっぱりリアルのイベントは楽しい。

来年の年末大バーゲンも、おそらくはマスク着用のイベントにはなるだろうが、もはやうっとうしさにも慣れてしまった。

これが世界の新しい日常だと納得し、2021年もみんなで万年筆というか泉筆五宝(Pen,Paper,Case,Ink,Maintenance)を楽しみましょう!
  
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12月27日(日)はWAGNERの【年末大バーゲン】@両国 *** 将来日付でのご案内 ***

2020年の【 萬年筆研究会年末大バーゲン@両国】は予定通り開催します!



日時
:1227(10:0016:30


場所
:国際ファッションセンター KFC Hall & Rooms 2F Hall 2nd
  住所:東京都墨田区横網1-6-1 

2020/21年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく!  


萬年筆研究会【WAGNER】会員以外でも、入場料(2,000円)を払えばどなたでも参加出来ます。



泉筆五宝〔
PenP
aperCaseInkMaintenance〕に関係のあるGoodsが出品されます。


Pen:万年筆(
Vintage &Modern)、ガラスペン、ペンシル、ボールペン、鉛筆、筆記具小物

Paper:原稿用紙、一筆箋、手帳、ヌルリフィル etc.

Case:ペンケース(革/布)、ペントレイ etc.

Ink:Shop 限定の新色インク:Lichtopeの定番インク全て + α(深海など)

Maintenance:ペン先調整/研出し を有料で行います。(書き味の調整は1,000円程度)

 166屬旅〜い会場です。テーブルもたくさんあります。お値打ちな萬年筆&関連Goodsを販売用テーブルに多数並べて下さい。なんせ・・・年末大バーゲンですから!

また商品にはプライスタグをつけるか、価格一覧を展示して下さると助かります。


9:30ごろより入場者の受付を始めます。出店者以外の方は受け取った名札をつけて、エントランスでご歓談下さい。



出店料 


 ★筆記具本体を販売するテーブルは5,000円/台(1台に1人のSocial Distance確保)テーブルチャージを払った方は入場料免除。

 ★それ以外の物を販売するテーブルやイベント/調整は出店料無料(入場料は必要)例:インクだけの販売であれば何本売ってもテーブルチャージ無料! 


出展をご希望の方は 
事前に pelikan @ hotmail.co.jp @前後の は排除)まで連絡下さい。

   プロ/アマを問わず、どなたでも出店出来ます。コロナ対策として店舗数に上限を設けます。申込順ですのでお早めに。


   テーブルを使う方(出店者)は9:30ごろまでには会場にお入り下さい。開場は8:50です。


注意事項;


★参加者の方は10:00と同時に入場して下さい。それまでは出店者の方以外は絶対に会場内に入らないで下さい。

会場内にはご自身で飲むドリンク以外持込禁止です。

お土産など他の参加者に提供する目的で持ち込む飲食物は禁止ですので一切持参しないで下さい。

入会申込書 V3

新規にWAGNERへの入会希望の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります

記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね 

新規にWAGNERへの入会希望の方は11:00以降に受付で申し込んで下さい



施設の消毒体制(KFCホールの運営会社はホテルのため、それに準じた安全対策がされています)==> こちら


クラスター発生リスクを減らすための対策

仝_后兵付前に非接触型の体温計で検温) 37.5度以上の方はそのままお帰り下さい。会場には入れません。

▲泪好着用 必ずマスクを着用して下さい。マスクは各自ご持参下さい。

@02
受付に飛沫感染防止ビニールシートスタンドを設置します。

ぜ付時に入場者全員の連絡先情報を収集いたします。
 
 ★萬年筆研究会【WAGNER】会員の方は会員番号を記入して下さい。

 ★一般の方は姓名と連絡先電話番号を記入して下さい。




2018-12-30 レイアウトこちらが会場のレイアウトのサンプルです。当日、いかようにでも変更できます。

歓談用のスペースを多めにとりましたので、今年最後の萬談試筆をお楽しみください。

乳母車や大きなスーツケースなどはバックヤード(右上の奥)に収納できます。

会場の収容可能人数の半分まで入場されたら一時的に入場制限をかけます。

入場制限がかかるのは、出店者を除いた入場者が50名を超えた時点ですので、入場制限がかかる可能性は限りなく小さいです。


お正月も近い
ので、中身を覗ける福袋を用意します。万年筆やインクや紙物やペンケースやルーペや調整道具?など、全て中身が違う福袋です。

万年筆愛好家向け、インク沼住人向け、調整希望者向け、カリグラフィー入門者向け・・・などいろいろと考えていまーす。

当然、調整済みのブラウゼ3丱撻鸚茵椒ランダッシュのペン軸、BELOMOの10倍ルーペ、インクマイザー、ボーグルーペ、ステンレス玉もあちこちに入ってます。

さらにはガニメ、TWSBI工具(Pelikan向け)、隙間ゲージ、ゴム板、ロットリング洗浄液などの分解洗浄工具もあるでよ(欲しい人いるんかいな?)

昨年は中身を確認出来ませんでしたが、今年は入場順に中身をじっくりと吟味してからお買い上げいただけます。

久しぶりに、幻の
Waterman CF用コンバーターをたくさんお持ちの方が出品されるようです。これは奪い合いになりそう!

  続きを読む
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2020年12月26日

12月27日(日)は両国のKFCホールで、萬年筆研究会【WAGNER】主催の年末大バーゲンへ!

年末大バーゲンの概要はこちら

今回は乙女座会の面々が、紙物や珍しいインク(金&銀)を展示販売される。

拙者は新旧合わせて80本ほどの万年筆を展示する予定だが、持って行くのが重くて挫折するかも? 

そしてTIPSKOBE Pen Showで人気だったbechori さんあやかりシリーズも販売。


@02左記のbechoriさんの二冊目の本に、Tono&Limsさんのベチョリウム・ミニボトルブラウゼの3ペン先をプレゼント!

先日、Lichtopeのオンラインストアで瞬殺された夢のセットだが、この年末大バーゲン用に5セット残しておいた!

しかも、小銭を準備するのが大変なので端数切り!(1円の桁)



@01こちらは、万年筆が売れないTIPSで唯一爆発的に売れたbechoriさんあやかりセット

もちろん、KOBE Pen Show でもペン先を研ぐのが間に合わないほど売れた・・・

bechoriさんが使っていらっしゃるカランダッシュのペンホルダー+拙者が研いだブラウゼの3丱撻鸚2個。

さらにはbechoriさんのレタリングを切り絵にしたLichtopeのそえぶみ箋が1冊ついて2,000円!破格です!

ほかにも、珍しい物が満載の萬年筆研究会【WAGNER】主催年末大バーゲンへおいで下さい。


今年の大目玉は、
Waterman CF用の新品コンバーターが多数出品されること!これこそ幻の逸品です!
  
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2020年12月25日

【 Montblanc No.149 ニブ塗分け 】(アーカイブ 2006年11月)

この鍍金をした時は、初めてに近かったので2度としないと書いたんだろう。その後、何度も塗り分け鍍金をしているので、再度闘志が湧いたはずだ。

鍍金マスク液の配合を会得すれば、マスキングはきれいに出来る。絵心がある人がやればもっと上手く出来るはずだ。

ボーグルーペをつけての作業になるので、超細かい絵筆も必要。出来れば命毛があるような筆が良い。

いずれにせよ絵筆の幅が狭く、細い毛の物が良い。

鍍金する時になっていつも【あれ買っておけば良かった!】と思うのだが、終わると達成感で忘れてしまう。



2006-11-25 01実はこのペン先のバイカラー鍍金には、過去何度か挑戦したことはあるが、ことごとく失敗していた。はやい話がマスキングがうまくいかなかったわけじゃ。

木工用ボンドは金属の上では接着が弱いし水で溶ける、セメダインは脱脂液をつけるとボロリと外れてしまう、瞬間接着剤は鍍金終了後はずれない・・・

これ以外のもマスキングテープやらいろんなものを試してみたがことごとく失敗。

ではMontblancはどうやってプラチナ鍍金しているのか?と調べていたら、シールのようなものをペン先に貼っている写真があった。

良く見るとプラチナ鍍金すべき形はくり抜かれてはいない。

ということはマスキングテープではなく、プラチナ鍍金すべき鍍金液が染み込んだようなシールかな? それ以上は解からないが手作業で鍍金しているらしい。

やはりマスキングしてプラチナ鍍金をするのではないな。あまりのも効率が悪すぎる・・・ところが鍍金シールが絶対に手に入らない素人はマスキングしての鍍金しか出来ない・・・

と諦めていたのだが【鍍金マスク液】なるものを見つけてから期待は盛り上がっていた。

これまでに紹介したように、ペン先の裏にロジウム鍍金する際、鍍金液が表に回らないよう表面全体にマスク液を塗った事はあった。

しかし今回はマスクする面が非常に狭い。したがってうまくいくかどうかはわからない。

依頼者からは失敗しても良いから・・・なんていわれていたが、引き受けた以上鍍金ごときで失敗しましたとは言えない。

2006-11-25 02左がバイカラー鍍金、しかも中央はニッケル→ロジウム→銀厚鍍金の結果じゃ。

拡大してみれば多少の鍍金斑はあるのだが、メーカーから出荷したばかりのペン先でも斑はいっぱいある。ただ拡大鏡で見ないので気づかないだけ。

プラチナよりも銀の方が上品な輝きなので、いっそう豪華には見える。ただ・・・二度とやりたくないほど面倒な作業だった。

鍍金マスク液は粘りがあって細かい塗りが困難。といってうすめ液で薄めるとドバーっと拡がって余計な部分をマスキングしてしまう・・・

その部分をナイフで削り取るとペン先にダメージを残す可能性があるので、全部剥がしてやり直し・・・・

結論から言えば、ペン先のバイカラー再鍍金は、よほどの事が無い限りお奨めは出来んな。

今回はマスキングする部分が外側だけだったが、内側もマスキングして金銀金のバイカラー鍍金であれば発狂していたかも。

自由奔放に斑模様を創るような鍍金は面白そうなので、今度実験してみる。早い話がバーメイルが一部剥れたような感じを出したいのじゃ。 
  
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2020年12月24日

萬年筆研究会【WAGNER】年末大バーゲン フライングゲット予約

@01左画像はついに完成した【遊色万年筆軸 夜の水鏡】。聿竹さんが企画者で、軸作りは筆記具工房さん。

いずれも萬年筆研究会【WAGNER】会員じゃ。

万年筆軸というだけあって、首軸から先は付属していない。

首軸およびペン先は国産三社のものを自分で入手してつけるという算段じゃ。

当然、首軸に太さやネジのピッチはまちまちなので、パイロット5号、セーラー中型、プラチナセンチュリー用がある。

このフライングゲット・予約用には各2本用意できるとか。

申込は、聿竹さんのblog記事 から直接申し込んでも良いし、当blogの左下のメッセージ欄から申し込んでも良い。

値段は全て同一で60,000円/本。え〜ペン先が無いただの軸が6万円と考えるか、自分の好きなペン先を綺麗で豪華な軸に乗り換えられる!と考えるか?

後者の方がスマートですよね】というのが聿竹流。

人造オパールなので、素材自体がめちゃくちゃ高い。それでも書き味の良いペン先を飾るにふさわしい軸が欲しいと作った作品!

その心意気や良し!特殊な研ぎ出しをしたペン先の付いた首軸をっ取り付けると、世界に二つと無い万年筆になりますぞ!


@02@03こちらは秋の泉筆五宝展2020限定万年筆第二弾のペン先を第三弾のペン先と付け替えた物。

筆記時の長さ18.7僂箸いΔ箸討弔發覆つ垢機ちなみにプラチナのデスクペンの長さは18僉

しかしキャップを外してしまえば全長15僉これセーラーのプロムナードのキャップを後ろに挿したときの長さとほぼ同じ!

すなわちキャップを外しても、小型万年筆のキャップをした時の長さほどあり、非常に握りやすい。

これに徹底的なAdjustment(追い込み調整に近いかも?)を施した物をフライングゲット予約対象として公開する。


@04@05ペン先の根元を太らせ、ペン先を少し前に出してもペン先が左右にぐらつかないように修整。

そして多少鉈研ぎ風にして書き出し時と払いの時には細く、筆圧を書ければ太くなるような研ぎにした。

筆記角度はやや高めの人。60〜65度くらいの人向け。

ペン先バリエーションは 14K-EF / F / M  / Stub1.1个4種類。

年末大バーゲンにも展示しますが、お渡しはその場では無く、後日郵送(2〜3日お待ち下さい)

相当根性を入れて調整しないとこの味は出せないので調整に時間がかかるのでな。

もっとも、Stub 1.1个鉈研ぎにはしないのですぐに調整が終わるはず。


@06@07この画像を見てもわかるように、JOWO製のペン先には破綻が無い。(少ないと言うべきか)

しかし、BockにしろJOWOにしろ、金ペン先専用のソケットという物は存在しない。

すなわち、素材が厚いスチール製ペン先を固定するソケットを金ペン先でも流用する。

スチール製ペン先は、弾力がない分、丈夫さを素材の厚みで補っている。

なので、スチール製ペン先用のソケットに金ペン先を押し込むと、けっこうぐらぐらになることがある。

それを防ぐために金ペン先の根元を太らせるのじゃ。がっちりと固定され、ペン先が長く前に出ている分、いやおうなくソフトタッチに変化するペン先は良いでっせ!

呼び名は面倒なので、スッポン黒軸と呼んでおこう。

こちらは当blogの左下のメッセージ欄からお申し込み下され。会員の方は拙者のメアドに直接申し込んでいただいても結構です。

こちらの価格は送料込みで27,000円。追い込み調整料無料なのでお得。これ2020年12月31日までの時間限定です。

2021年からは追い込み調整料は有料になりまーす!ペン先の種類は各種ありますが、軸は10本しかないので最大10本まで。

それではGo! 萬年筆研究会【WAGNER】会員の方でなくとも申し込めます!
  
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2020年12月23日

【 Parker 75 Flat Top 14K-M 生贄 】 (アーカイブ 2013年4月)





1今回の生贄はParker 75シリーズの一部。初期の数年間作られたフラットトップじゃ。

これを珍重する向きもあるが、夥しい数が市場に溢れており、さほど珍しい物ではない。

また初期であるが故に発生する【不具合や脆さ】も兼ね備えており、拙者としては日常使用はお薦め出来ないと考えている。

拙者が持っている初期モデルは、初年度に発売された首軸後部が金属製のもの。以前monolith6さんからMintに近い状態で譲っていただいたもので、拙者の宝物。

それ以外のフラットトップはどんなに安くても手を出さないことにしている。

インナーキャップと兼用の勘合機構が樹脂製の物があり、それが劣化したときのなさけない音は聞きたくないとうのが一番の理由。

売り主はそのことに気付いていないので、インナーキャップの形状を書いているケースは皆無。

従ってオークションでは怖くて購入できない。これが拙者がフラットトップを避ける理由の筆頭!


23今回のモデルはフラットトップであると同時に首軸に【0】マークが入っている。首軸と天冠との整合性は取れている。

いいなぁ・・・・と思うのはペンポイントが球状であること。

亡父のParker 75に似た形状のペンポイントで、かなりがさつな書き味なのだが、これがなんともParker 75らしくて良い。

ただ、多少スリットが詰まりすぎており気持ち良くインクが出て来ない。ここはスリット調整が必要と判断した。


45こちらは横顔。横から見てもペンポイントは球状なのだが、本当に球形をしているわけではない。

後で正面画像を見ればわかるが実は円盤形のペンポイントなのじゃ。

これだけインクの出が悪いペン先なのに、ペン先とペン芯との間に隙間が出来ていない。

通常の使い方をすれば、インクを出そうとして250g以上の筆圧がかかり経年変化で隙間が空いてしまう。

ということは、この萬年筆は使い始めてすぐに放置されたものと推測した。書き癖もペンポイントには一切残されていない。


6書いた時に多少ひっかかり感があるのは、左画像のように少し右側のペンポイントが下がっているから。左から右への線を引く際に紙を削るような感触がある。

先ほど述べたように前から見ると球形ではなく、ちゃんとした円盤研ぎ。ただしかなり厚めの円盤研ぎなので、多少書き味は異なっている。

ペン先をペン芯と分離し、スリットを拡げる際に、少しだけ右側のペンポイントを上に反らし、左右のペンポイントの下側がそろうようにしておこう。


7Parker 75には【一度インクを決めたら一生それを変えるな!】という台詞がピッタリ。

左画像は外した首軸とペン先ユニットを試験管に入れて熱湯とアスコルビン酸を加えたもの。

激しく50回ほど振り回すとこのような状態になる。ペン先ユニットはそれほど汚れていないが、首軸ユニットからは夥しいインクが溶け出してくる。

アスコルビン酸を入れなければあまり濃い色にはならない。

首軸ユニットはこのあと、三日三晩、熱湯とアスコルビン酸を朝夕変えながら洗浄をくりかえし、やっと綺麗な状態になる。

よい子はParker 75のインクは絶対に変えないようにな。またブルーブラックは入れないように!


8今回のボディには一番下のコンバーターが附属していた。これが時代とマッチしたコンバーター。拙者が一番好きな型じゃ。

真ん中がその後のコンバーターで、もっとも広範囲に出回っているもの。一番上は安価モデル用のコンバーターだが、スライド式なので実に使い勝手が良い。

画像の物には金属玉が入っているが最近のものにはコイルが入っている。定価は735円。通常の回転式コンバーターには金銀二色あるが、いずれも1,050円。前者がお薦めじゃよ。


910こちらがペン先をペン芯から外し、スリットを多少広めた状態。それほど寄りが強くなかったので0.1个鬟好螢奪箸忘垢傾んでクイクイと軽く捻っただけ。

この程度であればスリットの両側に削られた金が盛り上がったりしない。

あまりにスリットの寄りが強い場合には0.15个0.2个鬚海呼れるが、その場合は盛り上がった金を研磨する。

今回は美しい球状のペンポイントを削りたくはなかったのでスリットを拡げるだけにした。

もしFの球状研ぎであれば、側面も研磨を施されておらず、真ん丸のペンポイントが拝めるのではないかと期待している。

残っているparker 75の中にそういう物が無いかなぁ・・・




【 今回執筆時間:3時間 】 画像準備1h 修理調整1h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
  
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2020年12月22日

【 1950年代 Montblanc No.144G 尻軸からインク漏れ・・・ 】(アーカイブ 2012年3月)

このBlogを書いたころには、まだVintage万年筆を使っていたらしいなぁ。

今では使うよりも修理する方が楽しくなってきている。

人の心をパッと明るく出来る仕事はいろいろあるが、修理や調整の仕事もそのひとつ。

3日やったらやめられない!



 @01今回の依頼品は1950年代のMontblanc No.144G。1950年代のNo.14Xシリーズの中では、拙者が最も気に入っているモデル。

フェンテのでべそ会長も同じような事をおっしゃっていた記憶がある。

既に1950年代No.149は大型なるがゆえのセルロイドの変形によって、コルク交換不能状態に陥っているものが多い。

またNo.146に関しても首軸が外れない状態や、内径が円ではなく楕円に変形しているものも見かけるようになってきた。径が大きいほど劣化も激しくなるのじゃ。

その点、No.144は萬年筆としてのバランスが取れているのか、修理不能状態のブツはほとんど見かけない。問題は交換用のコルク供給だけ。

優秀なドイツ製コルクの有力供給者が日本へのコルク供給を一部の販売店以外へはストップしたという噂を聞いた。

そのことに不安を覚えている方も多いが、それも考え方しだい。棺桶に片足突っ込んだような萬年筆を酷使する蛮行から脱却する良いチャンスだと考えませんかな?


@02@03ペン先はややひっかかるという事だったが、斜面が醜い形状をしている。

発売当初からこのような形状で出荷したとは思われないので、60年近くの歴史のどこかで削られてしまったのだろう。

その時にはベストだと思われ絶賛された行為が、後世では邪道と評価される。

我々調整師も過去に数々の蛮行をしてきたが、これからは美観を大切にした修理にも目を向けなければならないと感じている。


@04@05横顔を見ると、ペンポイント先端部が尖っている。どうやらペンポイントが上に盛り上がっていた部分を砥石で研磨したと思われる。

横線を糸のように細くするために研磨したのであろう。ただ横顔だけ見ていたのではわからないほど綺麗に研磨されている。

実際、拙者も三枚目の画像でペンポイントの背中側が異常に光っているのを見るまで気付かなかった。

実は背中を揃えるように研磨すると、腹側の調整が狂い、腹側も研磨しなければならないのだが、それをやった形跡は無い。

そのせいで引っ掛かりが目立つ状態になっているのであろう。これは他人の求めるままに萬年筆調整をやった人が一度は陥る失敗。

調整のやり方について素人の求めに応じて研磨する削り屋ではいかん!ということを感づかせてくれる。

調整師は【どういう書き味の要望があるのか?】を良く聞き、削り方に関しては自分で考えなければならないのじゃ。


@06こちらはテレスコープ吸入式のピスを縮めた時と伸ばした時の長さの差。可動部分は4倍程度に伸び縮みする。

すばらしく凝った仕組みなのだが、この複雑性が引き起こすトラブルも多い。

そもそも強酸性のインクに触れるリスクが高いにもかかわらず金属製部品を使うという発想が理解出来ない。

MontblancやSheafferの当時の設計陣の専門分野を調べてみたい。おそらくは化学系の人がいなくて、機械系出身者ばかりだったのであろうな。


@071950年代のNo.14Xは首軸を外さないとコルク交換が出来ない。

吸入機構は左図で胴軸の左側からネジ込み、コルクはピストン機構先端部の黒いネジを外し、首軸側からコルクを押し込んでネジで固定する。

最後に首軸を胴軸にねじ込む。一番の難関は胴軸が収縮したり、ネジが接着剤で固定されており、首軸が外れないこと。無理に捻ると胴軸がネジ切れる。

最近ではお預かりする際に、まずヒートガンで胴軸と首軸を暖めて捻り、首尾良く外れた場合だけ修理を受けている。

この修理には高額の実費がかかるので、直る事を確認出来ないと修理を引受けないことにしている。

@08こちらは修理前のペン先全体図。通常なら美しい形状にうっとりするところだが、やはり斜面の曲線の途切れが残念!

この部分を円筒に巻いた耐水ペーパーで形を整えてから最終研磨に入る事にする。

@09@10こちらが修理完了したペン先。斜面については書き味に異常をもたらさない範囲で少しだけ研磨した。

またペンポイントは、主としてペンポイントの左右が書き出しで紙を削らないように研磨した。内側のエッジではなく、外側を研磨したことになる。

これでペンを80度以上に立てて書かなければ引っかかる事はなくなるであろう。

我々素人調整師は、調整直後が最高の書き味で、それ以降は書き味が劣化する程度まで追い詰める調整を基本としている。

事実、調整師認定試験ではその技術が最大の評価ポイント。

だからこそユーザも自分で微調整出来るよう腕を持たないと書き味は維持できませんよというスタンスだ。

ペンポイントの寿命の20%程度は最初の調整で飛ばしてしまうので異を唱える人もいる。しかしペンポイントの寿命は、現代人の筆記量なら、自分の寿命の2倍はある。

それほど気にせずに良い書き味を楽しむのがよいであろう。

ただし、ペンポイントが良い書き味のうちに、次世代に伝えるべく完全清掃して水を含ませて保管して欲しい。

そして水は1ヶ月に一度は交換・補給するという作業を永遠に続けるのじゃ。それが無理ならVintage萬年筆など持つ資格は無い。

従って拙者はVintage萬年筆をコレクションとしては持っていない。



【 今回執筆時間:4時間 】 画像準備1h 修理調整2記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
  
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2020年12月21日

【 Shaffer PFM-I パラジウム-B 精密検査 】  (アーカイブ 2010年12月)

現在パラジウムの1g当たりの価格は金よりもかなり高くなっている。

だが、このPFM-気作られた当時は安かったのであろう。一番値段の安いモデルについいていたぐらいだから。

プラチナ・プラチナも最初に作られたときには、金よりも高価な素材だったが、現在では7,000円対3,800円で金の方がはるかに高価!

プラチナの100周年記念のプラチナ・プラチナをプラチナではなく、金で作っていたらとんでもない値段になっていたことであろう。

この当時はスノーケルが頻繁に持ち込まれたが、最近はとんと姿を見ない。不思議だなぁ〜。男の子は大好きなはずなのだが・・・



2010-12-24 01今回の依頼品はShaffer PFM-I じゃ。拙者は今までPFM-靴PFM-垢禄衢した事はあるが、それ以外には不思議と縁がない。

この
 PFM-Iもスチールペンと勘違いして収集対処に入れていなかったが、どうやら今話題のパラジウム合金製ペン先らしい。

後悔先に立たずとはこのこと。今回のようなBニブ付きのPFM-Iなんて二度と入手は出来ないであろう・・・

依頼人によれば、吸入機構が働いているかどうか不明。分解しようにも尻軸とピストンを固定しているネジが外れないとのこと。

試してみたが、水は吸うようなのでサックが逝っているわけではなさそう。


2010-12-24 022010-12-24 03こちらがパラジウム合金のペン先。りっぱな形状のBニブじゃ。残念なことにスリットが詰まっており、僅かに背開きになっている。

惨い背開きの状態では、エッジが引っ掛かったまともに書けないものだが、今回のは【ほんの少しの背開き】という程度なので問題は無い。

ただ、ペンポイントの背中側が開いて見えるのはいただけないので、そこだけスリスリして、背開きが目立たないようにしておいた。

PFMのニブの形状で背開きを直すには相当の覚悟を決めて作業しなければならないが、今回はその必要が無かった・・・セーフ!というところか。


2010-12-24 042010-12-24 05
こちらが横顔。SheafferのBニブは球形になっている。従って、その気になれば如何ようにでもペンポイントを研磨出来る。

調整の幅が非常に大きなペンポイントである。何故拙者がBroadニブの萬年筆ばかり入手するかといえば、調整の幅が大きいということにつきる。

ペンポイントが大きければ削りだして細字を作る事は可能だが、小さなペンポイントからヌラヌラ太字の書き味は(いくらスリットを拡げても)作り出せないのじゃ・・・。

書き味は一義的にはペンポイントが紙に当たる際の接紙面積で決まってしまう。


2010-12-24 06特に問題は無いようなので、健康診断をしてみた。

ゴムサックは生きており、この状態で棒で突っつくと勢いよく水を吸い込む。また細字のスノーケル式と違って、PFMに入っているバネは錆びにくく、ほとんど問題にはならない。

やはり時代と共に進歩している。


2010-12-24 07尻軸が外れないということだったが、それ専用に改造したドライバーを使えばいとも簡単にネジは回った。

この専用ドライバーを作ってから10年以上になるが、ネジがつぶれた1本を除けば、全て外れたと記憶している。非常に使用頻度の高い工具じゃ!

Oリングも外してみたが、弾力は失われていない。おそらくはちゃんとしたメンテナンスをした後でオークション(eBay)に出されたものであろう。

ただ個体差か拙者の持っているOリングより若干硬いようだったので交換した。さらにOリングを胴軸に取り付ける際に周囲にシリコングリースを塗っておいた。

これによって多少とも気密性は上がるであろう。


2010-12-24 082010-12-24 09吸入量を調べてみると、若干ではあるが増えた。それ以外に手を加える点は無い。非常に状態の良い個体じゃ。

ペン先もかなり柔らかく筆圧をかければすぐに開いてくれる。

ヘロヘロの柔らかさではなく、1970年代のフォード製ピックアップトラックのダンパーのような感じかな・・・(単なるイメージで言ってます。乗ったことはありません  )


2010-12-24 10スノーケルは不思議な機構で、いったん吸い込んだインクをペン芯に供給するのは、左画像の細長い穴と、直前の画像(管)にある斜めの切れ目だけ!

これで潤沢なインクフローが何故実現出来るのか不思議!

実は管の中はエボナイトに似た素材を細切りにしたような物が充填されており、その隙間を通ってインクが吸入・排出される。

インクサックからペン芯までの直接繋がっている部分は無く、常にこの管を経由して出入りしている。

どうやらスノーケルの本当の秘密は、中に充填している素材のようじゃな!



【 今回執筆時間:3
時間 】 画像準備1修理調整1記事執筆1
h
画像準備
とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
 
  
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2020年12月20日

【 OMAS 360 Demonstrator 18K-B 】(アーカイブ 2007年6月)

この当時の記事はペン先調整よりも修理の記事の割合が多い。

単なるペン先調整だけでは記事になりにくいので、敢えて修理物をBlogに書いていただけだったはず。

しかし、今とは修理の大方針が異なっている。拙者は最近はペン先をほとんど前に出さない。この当時は前に出していた。

前に出す癖を身につけてしまうと、Vintage万年筆のペン先もつい前進させてしまう。

その結果、ペン先が天冠に衝突し、キャップを開けたらペンポイントがX字のようにクロスしていた・・・なんてことになる。

もちろん拙者も経験者。一度や二度では無い。

ペン先をどこまで首軸に入れるかは、首軸内部のきつさ加減と、インナーキャップの奥の長さから判断する事じゃ。

その当たりの理屈がまだよくわかっていなかったころの記事じゃな。



2007-06-06 01今回の依頼品はOMAS 360 Demonstrator。

多少黄色っぽいゴールド・トリムの物と、この非常にクリアーなシルバー・トリムの物があるが、拙者の好みは圧倒的にシルバー・トリム!

この透明感は只者ではない。スキャナーで調子を出すのに苦労したほど。しかも、Demonstratorだからこそ、内部のどの部品にも手抜きが無い。

コストカットに血道を上げる万年筆メーカーが多い中で、見上げた根性じゃ!どこに買収されようともイタリア人気質は失ってないようじゃ・・・・ん? 

そういえば買収先も完璧主義の会社じゃった・・・・ 


2007-06-06 02今回の不具合は、ペン先のソケットがぐらぐらして書き位置が決まらない事。どうやら首軸内径が真円になっていないらしい。せっかく褒めたのに・・・

ただしソケットを強く右に回せば固定できた・・・が固定された位置は三角形の底辺の位置がペン先の正面。これでは書けない。

三角形の頂点の位置にペン先のスリットが合わさる形状になって欲しい。

直し方は簡単で、いったんソケットを固定した後でペン芯とペン先を引き抜いて、位置を変えて首軸に固定されたソケットに押し込めばよい。

それだけなら非常に簡単なのじゃが・・・・

デモンストレータにインクの汚れが付いているのが嫌いな拙者は、完全清掃をしてみたくなった。拙者のもとを旅立つ時には無垢な姿で戻って欲しいいう願いをこめて。


2007-06-06 03こちらがソケットを首軸から抜いた状態。

ネジの部分に赤くインクカスが付着している。赤インクは着色しやすいといわれるが、細かい粒子が素材の隙間に食い込むような感じになるのかもしれない。

それにしても作りの良いエボナイト製のソケットじゃ。もちろんペン芯もエボナイト製。

拙者が初めて購入したウォーターマンのル・マン100は必要にかられて購入したものであって、惚れて購入したのではない。

惚れて購入した万年筆第一号はオマス・ジェントルマンだった。その時からずっとエボナイト製ペン芯。もっともその当時はNo.149ですらエボナイト製ソケット&ペン芯じゃった。

製造時間の短縮、コストカット・・・などの目的でエボナイトの使用を止めるメーカーが多い中、OMASの企業姿勢は立派じゃ!意地さえ感じる。

近くにエボナイトの製造と加工を行う部品メーカーが存在する事も、オマスの意地をささえてくれる要因でもあろう。

ちなみにモンテグラッパもエボナイト製ペン芯に拘っているメーカーじゃ。



2007-06-06 04ペン先をソケットからはずしてみると、根元にはロジウムは鍍金されていない。

ロジウム鍍金自体は装飾目的以外にも、インクフローを向上する効果があるようで、メーカーでも効果を認める人もいる。

それが理論的に実証されていればペン先の首軸内部の部分にも鍍金を施すじゃろうが、経験値でしか無い段階では、そこまで求めるのは酷かも・・・。

ま、鍍金溶液に浸ける際にクリップで挟む部分に鍍金がかかってないことにしておこう・・・


2007-06-06 05これは驚異の画像。特殊な工具が何も無くてもここまで分解出来るのは凄い!

普通なら仕組みがわからないと怖くて分解出来ないような部分も、デモンストレータだからこそ可能になる。内部構造が全て見えているから!

特に、尻軸とピストンを固定するピンのはずし方など、内部構造が見えない限り想像もつかない。これをはずすのにも特殊工具は要らない。

先端が平たい注射器の針を使ってタタキ出すだけ。

オマスはこれまでに100本以上分解して来たが、ここまで完全分解出来たのは初めて!非常に気持ちよい。

今回はペン先調整は求められていなかったので、低テンションで始まった修理じゃったが、俄然最高潮のテンションになった!

首軸内部の部品の隙間の薄い色残りを除けば、完璧に清掃が出来た。



2007-06-06 06こちらが組み立てなおした状態。これでこそデモンストレータじゃ。実に美しい!

しかも、ペン先を多少伸ばしてみたのじゃが、どの位置まで伸ばすと、首軸内部の頂点にあるネジに衝突するか良く見える。これは助かる。

尻軸は三角形なので最後がきちんと胴軸とそろうのか不安じゃったが、まったく問題はなかった。

これは非常にうまい仕組みによるものだが、その説明は文章ではなかなか表現できない・・・・


2007-06-06 07
ペン先はBで、ほとんど使われていない状態。多少腹開きにしておいたのでインクフローは良いじゃろう。

デモンストレータには自分ではインクを入れて書かないので確信は無いがな。

今回は今までで一番興奮させられた修理じゃった。いままでモヤモヤしていた事がすっきりした!



【 今回の調整+執筆時間:2.5時間 】 調整1.5h 執筆1h   
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2020年12月19日

【 Montblanc No.146 丸善120周年記念 】(アーカイブ 2006年9月)

さすがに14年前ともなれば、今とは調整の大方針が異なっている。

当時は書き手の癖に合わせて万年筆を改造しようとしていた。

現在では、それらが二次市場に出回った場合の入手者の落胆を防ぐ意味でも、出来るだけオリジナルを維持しようとする。

ところで、このBlogを読むと、金とエボナイトが接触しているところがエボ焼けしていると思わないだろうか?

正しくは、エボの近くで空気にもペン先にも触れている部分が変色していると思うのだがどうだろう?空気に触れたところが硫化されやすい?という仮説。

ペン先の表側だってエボや消しますからね!



2006-09-27 01今回の依頼品は【丸善120周年記念】じゃ。

この時にはMontblanc No.146-18Kモデル(今回の依頼品)、Pelikan M800-20C モデル、カスタム型Pilot製 14K モデルの3種類が発売された。

MontblancとPelikanについては、ペン先の金素材を一捻りしてあるのが丸善らしい。

依頼品は素通しインク窓だが、拙者が購入した2本のうち、1本は現行品と同じストライプのインク窓! 拙者は素通しのほうが好きじゃ。

今回の調整において頭に入れておく事は、依頼者が極端にペンを寝かせて書く癖があること。Montblanc 60年代の2桁番代モデルをそのまま使用するとペン芯が紙に触ってしまうほど。

依頼者は既に1950年代のNo.146を所持しているので、こちらは柔らかさよりもある程度ガッシリとした書き味が良かろう。


2006-09-27 02非常に珍しい限定品なのだが、不具合はいくつかある。まずは左の画像のようにペン先とペン芯の間に隙間がある。

この状態ではたまにインク切れを起こしてしまう。やはり先端は密着しておく必要がある。

次にピストンが異様に硬い。10往復もさせれば全身の筋肉が痙攣するほど。痩せていて非力そうな依頼者には酷な作業かもしれない。


2006-09-27 03調整前のペン先を上から見た画像じゃ。ペン先のスリットもちょうど良い具合になっており、完璧に見える。ところが書いてみると、ややガリガリする。

上の横画像で見るとイリジウムの研ぎはややペン先を立てて書くように調整されている。それに対して依頼者はペンを極端に寝かせて筆記する。

従ってイリジウムの腹の部分の一部が紙にガリガリとエッジを当てている。


2006-09-27 04こちらは裏から見た画像じゃ。ペン芯はエボナイト製で上下二段になっている。このペン芯のフィンはすぐに折れるので要注意! 

前からゴム板で挟んで引っぱるとフィンを折る確率が高い。ここは定石どおり、ピストン機構を外して後ろからペン芯とペン先を前にたたき出す方が安全じゃ。


2006-09-27 05ピストンが硬いのには驚いたが、なんとかしようとピストン機構のいたるところにグリースが塗られている。

が、回転機構が硬いのではなく、胴軸の内壁に対してピストンの外形が太すぎるのじゃ。簡単に直すにはピストンのシリコンラバー部分を交換すればよい。

趣味の文具箱で紹介したように、No.149とNo.146の内径はまったく同一。No.149用、No.146用のシリコンラバーをいくつか試し、納まりの良いのに交換した。

これで驚くほどスムーズに動くようになった。


2006-09-27 06こちらはペン芯から取り外したばかりのペン先の表。最近のペン先と違って、コストカットの穴は空いていない。

音波洗浄を施しても首軸内部に入っていた部分にはインクがこびりついている。これは金磨きクロスでゴシゴシやればすぐに落せる汚れじゃ。

それにしてもずいぶん根元まで首軸の中へ入っているものじゃな。


2006-09-27 07こちらがペン先の裏側。エボ焼けがニブ裏側を覆っている。

このままではインクフローが悪いので、金磨き布を使って綺麗に落す必要がある。

真ん中あたりを見るとペン芯があたる部分がいっそう濃く焼けている。エボナイト製ペン芯だから起こる状態。

見た目には年代を感じさせてくれて良いのじゃが、筆記には向かない。


2006-09-27 08左が完全に調整が終了したものじゃ。これだけではどこがどう変わったのかはわからないはず。一応は軸はピカピカに磨いたつもりなのだがな・・・


2006-09-27 09ペン先はやや前に出した。依頼者の筆圧が低く、寝かせて筆記することから考えて、ペン先を前に出し、ペン芯は奥に引っ込めるような位置決めをした。

上から3番目の画像と比較すれば位置関係がわかるじゃろう。

このMのペン先はNo.146に搭載されたペン先の中では最も出来が良いと思う。調整の幅が大きいので楽しい!


2006-09-27 10 完成品を横から見た画像。筆記角度にあわせてかなり削っている。また、ペン芯を下げて筆記時にペン芯を擦らないように位置調整を施した。

一見ほんのわずかな調整に見えるが書き味の激変ぶりに歓喜の声が上がるじゃろう。ペン先の先端を絞ってインクフローが悪くなる調整に見える。

ところが以前にも増してインクは流れ出る。引っ掛りも解消。この時代のMontblanc No.146らしい書き味の余韻は残しつつも異次元の体験をさせてくれる。

拙者は1950年代から現在までのあらゆるNo.146を筆記してきたが、平均すればこの時代のNo.146のニブが最も好きじゃ。その中でも飛び切りの一本になった・・・・かもしれない。
  
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2020年12月19日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 中部地区大会 in 名古屋 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:1219日( 10:3016:30 開場10:00  ペンクリ会員限定開催日当日会員登録された方も調整を受けられます


場所ウィンク あいち【愛知県産業労働センター】121210会議室  住所:愛知県名古屋市中村区名駅 4-4-38


2020/21年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく! 

入会申込書 V3


新規入会希望の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
会員登録が必須条件となりますが退会も再入会も自由です。

入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。


記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね。 
  
18未満の方は参加費無料です。友人を誘って・・・勇気を持って覗いてみてね!


当分の間じゃんけん大会 は中止します。

  続きを読む
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2020年12月18日

【 1960年代 Montblanc No.72 ペン先曲がり、そして・・・ 】 (アーカイブ 2009年5月)

一時はMontblanc の2桁番やPIXの0.92个鬚困い屬鵑判犬瓩燭發里世・・・飽きてしまった。

筆圧の超低い者がまともな字を書こうとすると、やはり硬くてインクフローが良い万年筆の方が使いやすい。

願わくば30g以上の(軸の)重さがあればありがたい。

このBlogを書いた当時は、まだ柔らかいペン先に魅了されていたのかもしれない。

時の流れを感じるなぁ〜。また自身の変節の黒歴史も・・・




2008-08-25 01今回の依頼品はMontblanc No.72緑軸。一回り大きなNo.74と共に金張キャップが特徴の回転吸入式。

ペン先は有名なウィングニブ筆圧をかけると横に拡がらないで縦にしなる・・・ という伝説があるが、これは正確ではない。ちゃんと横にも拡がる!

18金ペン先付きだが、今回の依頼品は14金ペン先に付け替えてある。どうも14金ペン先付きの方がタッチがやわらかかったせいか、かなりの確率で14金ペン先付きNo.72に出逢う。

このシリーズは萬年筆も人気があるが、ペンシルのPIXの方が有名で、ある時期、萬年筆よりも値段が高かった!

0.92仗弔No.75で、1.18仗弔No.76No.75の方が圧倒的に人気がある。


2008-08-25 02拙者はこの時代のMontblancはそれほど評価していない。

書き味は申し分ないのだが、左画像ように首軸のセンターと切り割りの位置があっていない・・・相当ムラがあるのじゃ。

ペン先なら調整や研磨でいかようにでもごまかせるが、外装をいじるのには(最近は)抵抗がある。

この依頼品のペン先はNo.72の中では比べものにならないほど柔らかい!あり得ないほど柔らかいニブを持っている。こういう場合にはかならずアレがあるはず・・・


2008-08-25 042008-08-25 03依頼事項はペン先の段差を直して欲しいということ。どこかへぶつけたのかも知れない。

上下の段差は少しだが、右画像を見ると、向かって奥側(上から見て左側)が急角度で曲がっている。

この曲がりを直すのにはメーカーで使っている専用工具を使った。プロの調整師の方から譲ってもらったもので、非常に重宝している。

ペンポイントは既に研磨されているが、曲げ戻しによって多少の微調整は必要。


2008-08-25 05 こちらはペン先の裏側。スリットはほんの少しだけ開いている。裏側に汚れも皆無!非常に良い状態のペン先じゃ。ある一点を除いては!

それにしても複雑加工してある。ペン先にこのような加工を加えると無駄な力が溜まりペン先に良い影響は与えないと考えるのだがな。

拙者はやはりシンプルで無理のないオープンニブが好き!


2008-08-25 06こちらが首軸に取り付けた状態。ペン先が綺麗になった分、問題点が目立ってきた。それはクラック

図で上側の中間部分より少し右側に切れ目が入っているのがわかるかな?これは最初から入っていたのだが清掃するに従って目立ってきた!

最初の曲がりがあった時点で、このあたりに力が加わってクラックが入ったのであろう。

2008-08-25 07
拡大してみると上から下まで綺麗に割れている。これが超柔らかいペン先の秘密

通常のNo.72よりもはるかに柔らかい書き味は、このペン先のクラックが演出してくれていたのじゃ!

PelikanのVintage物で異様に柔らかい書き味のものは、たいてハート穴付近に亀裂が入っていた。またCNニブではハート穴に切れ込みを入れて柔らかさを演出した物もあった。

らすとるむさんの改造の中にも人工クラックを入れたものがあった。クラックは柔らかさには良い影響を与えることもあるので忌み嫌うのはかわいそう・・・

実際この個体は、夢のような柔らい書き味。実は多少鳩胸調整を施し、上に反らし気味にしてある。

それによって柔らかさに拍車が加わり、絶妙の筆記感覚を与えてくれるようになった。そして低筆圧で書くことによってクラック部分への負担も減るという効果も狙った。

筆圧ゼロで書くと最高に気持ち良い! ああ、良い仕事をした!


【 今回執筆時間:6時間 】 画像準備2h 修理調整2.5h 記事執筆1.5h
画像準備
とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
  
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2020年12月17日

【 Montblanc '50年代 No.146 14C-KB インク漏れ 】(アーカイブ 2009年5月)

この時代にはピストン弁にコルクを輸入して使っていたんだなぁ。

今ではOリングを使うのが一般的。ただし、Oリングは硬いので、軸が収縮すると軸自体が裂けてしまう可能性が無いとはいえない。

韓国のPenHoodでは、それを避けるためにOリングはやめてコルクに戻したと聞いたことがある。



2009-05-27 01今回の依頼品はMontblanc No.146。画像でわかるとおり1950年代のモデルじゃ。

過去の掲載ログを見たところ、Montbanc+Pelikanの独逸勢が圧倒しているが、その中でもMontblancがPelikanの2倍ほどはあろうか・・・。

萬年筆研究会【WAGNER】は【ペリカン倶楽部】が母体となっているので、会員の持っている萬年筆ではペリカンの方がモンブランよりも多いのは、過去の持ち物検査で判明している。

にもかかわらず調整報告での登場回数ではMontblancがPelikanを圧倒している・・・

これからVintageの世界に入る人は、この事実を冷静に捉えた上で足を踏み入れるようにな・・・。近くに修理・調整してくれる店が無い場合は非常に危険。

特に海外からの入手は。自分である程度の技量を身につけた後であれば問題無いと考えるのも早計。部品が入手できないと万事休すという場合も多いのじゃ。


2009-05-27 022009-05-27 03今回はペン先には何の問題もない。スリット調整、研磨の状況、ペン芯とペン先の位置・・・

全てが拙者の好みじゃ。拙者のBlogを見て誰かが調整したのか、拙者自身が過去に調整したのか、単なる偶然か・・・

最近、個体判別能力が落ちているので定かではない・・・


2009-05-27 04不具合はインク漏れ。しかもピストンの後側へインクが回り、尻軸のところからインクが漏れるというもの。

画像では古いコルクを外しているが、こういう場合はコルクが収縮して胴軸内部とコルクとの間に隙間が出来、そこをすり抜けてインクが後ろに回るというもの。

ある種、宿命だが、座敷牢に収納する時に内部に水を充填し、コルクが乾燥しない状態にしておけば長持ちする。

インクを少量残したまま乾燥させてしまうのが最悪じゃよ。


2009-05-27 052009-05-27 06横から見ても、ペン先の状態には問題がない。ペンポイントもクーゲルらしくなっている。

このペン先の厚さであれば、紙にペンを置いた瞬間の感触はふぅうわっとして最高であろう。

拙者自身はクーゲルの書き味は好きではないが、紙当たりの感触には一目置かざるを得ない。

2009-05-27 07ここから先は直し方を伝授。まずは左画像。これはコルクとピストンと胴軸の関係を表している。

ピストンは後側から専用工具を使って外す。コルクはNo.146専用のコルク(独逸から通販で入手)を胴軸内径よりやや細い状態にサンドペーパーで削る。


2009-05-27 08それを左図のようにリングで止めて装着し、スムーズに稼動するかどうかを確認する。

その後でコルクをピストンから取り外したうえで、熱したイボタ蝋の液に浸け、回りを蝋で固める。

ピストンだけを胴体に取付け。ピストン先端部を一番前まで前進させて、胴軸の首軸側から蝋で固めたコルクを押し込んで、リングで止める。


2009-05-27 09その状態がこちら!書けば簡単じゃがかなりの微調整が必要で、専門家でない拙者は毎回コルクを一個は余分にダメにしてしまう・・・。

ちなみに以前、独逸にコルク交換を頼んだら、送料抜きで50ドルかかった!コルク代ではなく、あきらかに人件費!趣味なら嬉々としてやるが、商売としては拙者には出来ない・・・



2009-05-27 10こちらが最後に首軸を取り付けた状態。首軸の取り外しには胴軸をヒートガンで温めて行う。これはヘアードライヤーで十分。

世界のコレクターは携帯用のヘアードライヤーを使っているそうな。それなら最高温度は低く、軸にダメージを与えるリスクも少ないじゃろう。



【 今回執筆時間:6時間 】 画像準備1.5h 修理調整3.5h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
  
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2020年12月16日

【 Montblanc No.147 14K-OM 羊の皮をかぶった山羊 】 (アーカイブ 2007年11月)

2007年の段階ではオブリークを非オブリークに研ぐ暴挙をやめていたことがわかった。

この長原宣義さんとの会話
(赤字部分)が、拙者と長原先生の最初の出会い。そばには川口先生が修理スタッフとして同席されていた。

そのタイミングは2005年の12月くらいのはずだ。



2007-11-26 01今回の依頼品はMontblancのNo.147。No.146に似ているがカートリッジ専用。コンバーターは使えない。昔は【トラベラー】と呼んでいた記憶がある。

旅行の際、インク壺を持って行かなくても良いので便利!ということだった。

No.146の太さは好きだけど、インク瓶は持って歩きたくない・・・という人向けに開発したのだろう。

専用の萬年筆を作る発想がMontblanc。Viscontiは【携帯用インポッド】を作った。


2007-11-26 02尻軸をねじるとカートリッジケースが現れる。ここにヨーロッパ共通カートリッジを背中合わせに入れて、ネジ込むとカートリッジがセットされる。

いったんセットしたらインクが出なくなるまで尻軸は捻らない方がよい。頻繁に開け閉めしているとカートリッジの口からインクが漏れだしてしまう。

ちなみに、ほとんどの人が尻軸を開けてしまい、インクを大量に漏らしている。やはりお約束は守らねばな。


2007-11-26 03ペン先は14KのOM。左に90度捻って書けば、縦細横太の線が引ける。依頼者は、このオブリークで普通に字が書けるようにして欲しいとのこと。

拙者の自説を聞いていたためか、【OMの形状は変えないで、普通に右手で持って字を書けるように調整せよ】という依頼内容。そうそう、よい子じゃ!

最近独逸方面からやってくるVintage萬年筆にはオブリークのニブがついていることが多い。

それに当たってしまった人は、なんとかしてオブリークを普通のニブの形状に削り直すという依頼を調整師に出す。


2007-11-26 04しかし形状を変える必要は全くない。正しい持ち方をしている人には、オブリークの形状のままでも書き味に違和感のない調整が可能。

せっかくの変化に富むペンポイントを平らに研磨したところで、【羊の皮を被った狼】のような大変化ではなく、せいぜい羊が山羊に変わるくらいの小さな変化。

しかも平凡になる。なら無理に削ることはない。素材の味を生かしたまま調整すればよい。その方が二次マーケットでの活躍範囲も増えるはず。

左画像が調整前。スリットがギチギチに詰まっていてインクが出そうにない。

ペンポイントの腹が開いていればインクフローは良くなるのだが、この個体ではそちらもギチギチに詰まっている。

スリットを開く作業はペン先を外してから実施した方が微調整が出来る。

No.147のように、前から引っ張って抜くしかないモデルは、ペン芯を抜く際にフィンを斜めにしてしまう危険があるので、ペン先を持つ位置に注意が必要!


2007-11-26 05横顔を見ると理想の位置。当たり前だが、この時代のMontblancは既にペン芯とペン先の位置が固定されるようなストッパーがペン芯についている。

位置ズレが出来る余地がないのじゃ。

それに軽々しく位置をずらすとインクフローに影響がある。ペン先との密着場所を十分に考えた複雑なペン芯設計になっているので、動かせない!というのが事実じゃ。


2007-11-26 06こちらが調整前のペン先。いかにも呼吸が苦しそう。調整を始めたころ、長原先生に自分の調整を見せた事がある。

当時は紙当たりだけ調整していて、インクフローにはほとんど目がいっていなかった。

こりゃ、呼吸困難になっておる。息が出来んゆうとる】と言ってParkerのイタリックのニブを【グニャグニャポン!】と力一杯こねたら信じられないほど書き味が良くなった。

そのニブを持ち帰ってスリットを拡げてくれたのに気付いたのじゃ。


2007-11-26 07そこでスリットだけ少し拡げた状態が左。見ただけで呼吸が楽になったように思えるじゃろう?

ここから形状は変えずに裏側だけを研いでいくのじゃ。これはペンポイントがBのケースと同じように研げば良い。

それにしてもOMというのは通常のMよりもずいぶんと角張った感じ。こういう角張った方が見映えは良いなぁ!


2007-11-26 08こちらが研ぎ終わって首軸に装着した状態。スリットが開いた以外はまったく変わっているように見えまい。腹側だけを調整しているからじゃ。

背中側はほんの少しエッジを落としただけ。当然、萬年筆をひっくり返して書く調整は出来ない。


2007-11-26 09横顔は左のとおり。右側(ペンポイントの大きい側)から見た画像なので、ペンポイントの斜面がまるで初心者調整のように斜めになっている。

とはいえ、こちら側が直接紙にあたる事は少ないので、丸めたところで意味がない。というかペン先が滑る確率が高まるだけ。

大きい方のペンポイント先端を出来るだけ紙に当てないように調整すればOMであってもBの書き味が楽しめる。こりゃ病み付き
になりそうじゃ。


今回執筆時間:3.0時間 】 画像準備1.0h 調整1.0h 執筆1.0h
画像準備
とは分解し機構系の修理や仕上作業、及び画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、Blogに貼り付ける作業の合計時間
調整とはペンポイントの調整をしている時間
執筆とは記事を書いている時間 
 
  
Posted by pelikan_1931 at 23:20Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2020年12月15日

【シェーファー ノスタルジア バーメイル】(アーカイブ 2006年7月)

下の記事で新兵器と読んでいるのは、アクリルパイプの周囲に耐水ペーパーを貼り付けたもの。

これは今でも最後の仕上げように使っているが、荒削りは回転ゴム砥石を使っている。

こちらを使うと、それまで1.5時間ほどかかっていた左右の形状を整える研磨が、約30秒2回 = 1分間 で出来る。生産性90倍!


2006-07-15 01今回の調整報告は【シェーファー ノスタルジア バーメイル】。ペン先が14金一色のモデル。

1984年の【THE PEN】には物品税込みで10万円と出ている。ちなみに純銀モデルは8万円じゃった。

それぞれ物品税抜きでは¥86,956と¥69,565となっている。拙者は物品税が廃止されてからデパートで購入したが、消費税抜きでそれぞれ8万円と7万円だったように記憶している。


2006-07-15 02今回の調整依頼事項は、ペン先の形状が左右不揃いなので矯正する事、ややカモノハシ気味にして柔らかい書き味にすることじゃ。

実はイリジウムの切割りが前から見て異常に右斜め下向きに入っている。これは切割りを入れる際にペン先が斜めになったままヤッチマッタ・・・ためじゃろう。

これも矯正依頼となっていたが、さすがにコレは無理じゃ。従ってやや目立たないような細工をするにとどめた。今回の調整はイリジウムの矯正に絞って報告する。


2006-07-15 03左が調整前のイリジウムの拡大画像じゃが、確かに酷い。よくこれで出荷検査を通ったものじゃと思う。

イヤ・・・イリジウムの形状などのチェックはやってなかったのかもしれない。しょせんSheafferじゃから・・・

しかしこの大雑把さが拙者は好きじゃ。Sheafferはいじる箇所が非常に多く残されている。これが国産品じゃと皆同じ形状で面白みが無いでな。

調整には新兵器を使った。今回は耐水ペーパーの貼り付けにVHBを使用。超強力な両面テープなのでGoodじゃ。


2006-07-15 04こちらが280番の耐水ペーパーを例の新兵器で形状を整えた直後の画像じゃ。

まだ仕上げはしていないが、醜い形状がウソのように無くなっているのがわかろう。

これは上から見た画像じゃが、下から見ても同様の形状になっている。これは削る時の注意事項じゃが、真直ぐに削っているようでも斜めに削っているケースがある。

従ってこまめに裏表から形状確認しながら削る必要があるのじゃ。急いではイカン。本日、この調整で約5時間かけておる。

もっとも画像処理して、文章を書いて・・・という行為も含めてじゃから、調整だけで正味3時間というところか・・・・それほど早くは無い。

替えがきかないニブの調整にはそれなりに時間をかける事が大切じゃよ。


2006-07-15 05こちらが完成図じゃ。ペン先先端はややスタブ気味の筆跡になるように平たくしている。裏でも表でも書ける。

裏書すると横線は極めて細く、縦線はかなり太い筆跡となる。表書きなら縦と横の字幅はやや近づく。

依頼者は首軸の先端付近を持ってゆっくりとした速度で筆記する。しかも極太の筆跡が好きじゃ。

従ってペン先のスリットを拡げ、インクフローを拡大した。元のままではペン先が詰まってインクが出にくいからな。

調整が終わって試し書きしてみると・・・(依頼者はキャップを後ろに挿さないで筆記する)・・・表ではゴシック体文字に最適、裏では行書体文字に最適な字幅が得られる。

インクフローはいずれも良い。

今回も大成功じゃった! 
  
Posted by pelikan_1931 at 21:29Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2020年12月14日

趣味の文具箱 2021年1月号の分解講座で紹介した OPUS88 の インク止め式万年筆

@01左は【趣味の文具箱 2021年1月号】の分解講座で紹介したOPUS88 の インク止め式万年筆たち。

しかし記事をよく読むと、どこも分解していない。せいぜい首軸を外したぐらいじゃ。

本当は胴軸に付いているインク止め式の機構をがばっと外したかったのだが、メーカーからは接着してあると教えてもらった。

しかし実は接着などされておらず、工具を自作すれば簡単に外れることがわかった。

ただ素人がやると正しい位置以上に前進させたり、後退したままにしてしまったりして、インク漏れや機構破損を招きやすい。

従って、接着されていと信じて触らない方が良いだろう。

上が DEMO で 下が FLORADEMOは万年筆談話室やLichtopeにいらっしゃれば購入できる。

FLORAはLichtopeの ECショップ で購入できる。税・送料込みで11,000円は破格!

FLORAにはBOCK製のペン先ユニットが付いている。そしてDEMOにはJOWO製のペン先ユニットが付いている。

スチールペン先の書き味はJOWOの方が良いが、柔らかさはBOCKの方が柔らかい。そこで使い分けているのかも?

あるいは、新しいシリーズから徐々にペン先をBOCKに変更していくのかも?


@02@03DEMOにはEFからStub1.5までいろいろな種類があるが、拙者のお奨めはMとStub1.5で決まり!

JOWOのスチール製ペン先のMは、調整映えする!うまくいくと書いた後、思わずペンポイントをのぞき込んでしまうほどの書き味になる。

JOWOのスチール製ペン先にはStub1.1とStub1.5の2つのStubペン先があるが、まったく味付けが違う。

Stub1.1はペン先の両端を丸く研ぎ上げている。一方のStub1.5は博型のまま。

このStub1.5に少し手を加えれば、ラメががっつり入った【深海】インクを入れても、まったく詰まらない。

それどころか、ヌルルヌヌラヌラの書きごこちまで提供してくれる。ペン先が金である必然性ってあるんだっけ?と言わんばかりの書き味!

ペンポイントの調整にさほど時間をかけなくても良い感じになるが、究極を目指すなら万年筆談話室にお持ち込みを!

FLORAについている2.3个Stubはオリジナルのままではインクが全く出ないことがある。

今回からStub2.3个蕕靴そ颪味になるよう、ある程度研磨してから出荷しま〜す。なんじゃこりゃぁ〜というかも?良い意味でな。

前にも書いたが、インク止め式万年筆の価値は、ラメ入りインクがポピュラーになってからぐーんと上がった。

尻を締めれば、インクをタンクに入れたままで、ペン先をジャブジャブ洗える。

洗剤やロットリング洗浄液、アスコルビン酸、超電解水・・・なんでもござれ!


そうそう、大事なことを忘れていた。

インク止め式万年筆は、購入後に必ずやらなくてはいけないおまじないがありますぜ。

(1)ロッドに潜水カメラ用のシリコングリースを塗ってピストの動きをスムーズにすること。昔の人は、ロッドにヒマシ油を塗ってたそうですな。

(2)首軸を外して首軸内部にインク誘導液を垂らして、尻軸ピストンを緩めた際、すぐにインクが落ちるようにする。


Lichtopeや万年筆談話室で購入されるものには、あらかじめこれらの【おまじない】が施される予定でーす。
  
Posted by pelikan_1931 at 23:45Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック