2021年05月31日

2021年5月の〔Lichtope / 万年筆談話室〕開室日 ----------------------  常設の ペン先調整 / 万年筆修理工房

談話室_Lichtope_開室_2021-054月23日〜5月31日Lichtope / 万年筆談話室営業日/開室時間左図のとおりです。


5月もCOVID-19対策としてLichtope万年筆談話室も完全予約制を継続します。



万年筆談話室 
は Lichtope と たこ吉ペンクリニック からなっています。


Lichtope は萬年筆研究会【WAGNER】の調整師である〔たこ娘〕さんのセレクトショップです。営業日は左列をご覧ください。

書き味調整や研出しも行っています。ただしメーカー保証期間中の万年筆は調整/研出しを行う事によって保証がされなくなる可能性がありますので、事前にご相談下さい。

お問い合わせフォームこちらです。(画面の下の方までスクロールしてください)


ご来店ご希望の方はご来店希望日時をお問い合わせフォームにご記入の上、〔送信する〕を押して下さい。混み合いそうなときには時間調整させていただきます。

対面調整をご希望の方は希望内容(日時、開始時刻、症状、依頼本数など)をお問い合わせフォームにご記入の上、〔送信する〕を押して下さい。



なを動画を使った 遠隔調整 は常時行っています。お問い合わせフォームからお申し込み下さい。お問い合わせフォームは こちら です。

直接 info @ mituo.co.jp  にメールしていただいてもかまいません。


Online Store には こちら から入れます。(カード決済もPayPal決済も可能)



他店では入手できないLichtope限定品(万年筆/インク)もあります!



会員登録やメルマガ登録/削除も簡単に行えますので、お気軽に 
e来店 してみてください。


たこ吉
ペンクリニックについて
 
 


たこ吉ペンクリニックには事前予約が必須です。pelikan_1931 @yahoo.co.jp まで、ご希望日と時間帯、修理・調整内容をお知らせ下さい。

予約確認メールが届いてからおいでください。時間調整した上で予約確定メールをお送りします。

お預かりして修理・調整することは可能ですので、お持ち込み本数の制限はありません


たこ吉ペンクリニック基本的に対面調整/修理ですので、当日中にお返しします。お時間の無い場合はお預かりします。


〔修理/調整料金の目安〕


(01)インクフローや書き味の改善など、大幅な研磨を伴わないパーソナライズ   1,000円 
    パーソナライズは下記の研出し/修理とは別料金です。パーソナライズ(書き味調整)は下記全てに付加されます。

(02)一段階の研出し(BB
➡B、B➡M、M➡F、F➡EF)   1,000円

(03)二
段階の研出し(BB➡M、B➡F、M➡EF   2,000円

(04)三
段階の研出し(BB➡F、B➡EF   3,000円

(05)ペンポイントの形状変更 その1(オブリーク化、オブリーク
➡通常)   2,000円

(06)ペンポイントの形状変更 その2(ソフト化:ちとソフトン/ウェバリー、ハード化:らすポス/ポスティング
   2,000円

(07)UEF(超極細への研出しとパーソナライズ:M
➡UEF、F➡UEF、EF➡UEF   3,000円

(08)縦書き用(鉈形状)への
研出しとパーソナライズ:BB➡まさかり、B➡ふと鉈、F➡ほそ鉈、SF➡チビ鉈) 2,500円

(09)横
書き用への研出しとパーソナライズ:Stub化:F/M/B/BB、超絶化:B/M   2,000円

(10)本体の分解清掃(完全分解後清掃して再度組み立てる)
 1,000円

(11)鍍金剥がれの再鍍金(ロジウム鍍金ペン先の研出しの場合には、この料金が追加となります)
 1,000円

(12)ペン先曲がりの調整(かかった時間に連動)
 2,000円〜5,000円

(13)部品交換を伴う修理(テレスコープ吸入式のOリング化、レバーフィラーのサック交換etc.)
 部品代(1,000円〜5,000円)+技術料(1,000円〜5,000円)

(14)上記以外(お見積もりします)



万年筆談話室の地図〔万年筆談話室〕の 場所 :東京都港区三田1-10-10 三田グリーンハイツ 209号室 (エレベーターを降りて正面突き当たりの部屋)


 電話
03-5476-0361 (出られない場合は、留守番電話にメッセージを入れてください)  
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2021年05月15日

2021年5月15日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 表定例会@浜松町 *** 将来日付でのご案内 ***

東京都に出されている緊急事態宣言が延長されそうな状況なので、以下の表定例会は中止します。


また、5月22日(土)中部地区大会@静岡5月29日(土)の北海道地区大会@札幌中止の方向で考えています。


正式に決まりましたら、また連絡いたします。




日時:
515日(  10:3016:30 開場10:00  ペンクリ会員限定( 開催日当日会員登録された方も調整を受けられます )

場所:東京都立産業貿易センター 浜松町館 4F 第1会議室 住所:東京都港区海岸1-7-1


2021年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく! 
 

入会申込書 V3


新規入会希望の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
会員登録が必須条件となりますが退会も再入会も自由です。

入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。


記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね。 
  
18未満の方は参加費無料です。友人を誘って・・・勇気を持って覗いてみてね!

コロナが収まるまで、N御大や紙様のミニ講演は中止しますが、今回は軟調ペンの研究会を有志で行います。

様々な柔らかいペン先を持つ万年筆を持ち寄って、その性質と理由を解明する研究会です。

密にならないよう少人数で行いますが、興味のある方にはその場で出た仮説をお送りします。(会員限定)

ちなみに換気は完璧な会場!ペンクリはアクリル板越しで行います。

ランチのお店に不自由しない便利で素敵な会場で〜す!

  続きを読む
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2021年05月12日

Pelikan #800 と M350 との大きさ比較など・・・

@01@02左画像の上かPelikan M350で下が#800 青縞じゃ。ただしどちらもオリジナルのペン先では無い。

M350のほうは元々はプリント天冠だったが、最終版に採用された金属製の天冠と交換してある。

またペン先は一番初期のM350用に用意されていた18C-BBのウェストが締まったペン先付き。

通常のM350ではぽっちゃりとした18金のペン先だったのだが、見栄えが悪いので初期型のペン先を購入して付け替えたのじゃ。

もちろん、国内で入手したのでは無く、独逸と新嘉坡とマレーシアから入手した。計10個くらいだったかな?

#800の方は青縞で、天冠はプリント天冠に代わる前の黒字に金色のペリカンがあしらわれている物。

そして尻軸にも金色の金属製の丸板が貼り付けられている。もちろん  PELIKAN W.-GERMANY という刻印がある。

比較写真を見るとわかるように、大きさや太さはずいぶんと違う。でもどちらも実に書きやすい。

拙者の好みを言えば M800 > M300 > M400 > M1000 > M600 の順なので、M350よりは#800の方が好きだがな。


@03こちらが当倍率で比較した#800とM350のペン先の大きさ比較。

比較するとM350のペン先の方がペンポイント先端部からハート穴までの距離の比率が#800よりも大きい。

これもM300/350のペン先が柔らかい理由だろう。一般的には穂先が長いほど柔らかいものだ。

例外はPilot の ソフト・ニブ。ペン先が薄く反りやすいのでハート穴から先端部までの距離は普通のニブよりも短いのじゃ。

M350はキャップを後ろに挿さないと短すぎて書きにくいが、キャップを後ろに挿して握ると、実に幸福な気分になる。

書き味は#800に負けるものの、筆記時の自己陶酔満足度はM350の方がはるかに上!
  
Posted by pelikan_1931 at 23:49Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2021年05月11日

プラチナ純正の変わり軸

2021-05-11左画像はショップ限定やWAGNER限定の刻印がペン先に入っていないモデル。ペン先は普通のペン先と交換できる。

右端は既に廃盤となったプラチナ/プレジデントのオレンジ軸。ちゃんとした色の名称があったが・・・忘れた。

終売してから年月が経過していたのだが、プラチナの営業さんが工場に残っていたのを発見して電話してくれた。嬉しかったなぁ〜!

プレジデントは日本ではあまり人気が無いが、実は良く出来た万年筆。

ペン先はほとんど撓らないので、極細ペン先を低筆圧で筆記される方にはぴったり。UEF〜Cまでペン先を選べる軸色もある。

ただ首軸先端部に金属がある設計は古いなぁ〜。クラシックインクを販売している会社なので、ここの金属は外した方が良いと思う。

もっとも、PelikanのM800とかもここは金属だがな・・・アクセントとしては秀逸なんだが、必ず錆びるからなぁ〜

結局M800もプレジデントも未使用で保存するケースが多い。


真ん中は 三越 世界の万年筆祭り 限定で発売された黄色のセンチュリー。こちらにはCのペン先が付いている。

この黄色は今まで見た中で一番綺麗な黄色だ! 14金のペン先との色の親和性も良い。

拙者なら首軸を胴軸に固定する部分の金具を金色にするのだが残念ながらこの固体のものは銀色!


一番左はショップチャンネル限定で売り出した シャインピンク!

14K-SFのペン先が付いていたのでショップチャンネルの放映日の朝に、ショップチャンネルの通販で6本購入した。

なんと放映前に購入できるのじゃ。萬年筆研究会【WAGNER】で教えてもらった裏技?

6本確保してから余裕を持って放映を見たのだが、案の定15分ほどで売り切れた。いったい何本あったのだろう?

この万年筆に付いていた14K-SFをもう少し縦書きに適した形状に研げないかな?と試行錯誤したのが・・・後にチビ鉈研ぎとして日の目を見たのじゃ。
  
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2021年05月10日

コロナで延期となったイベントの開催日が決定!

2021詳細日程V5COVID-19の影響で延期となっていたイベントの開催日が決定しました。

3月21日(日)に開催予定だった東北地区大会@仙台は 8月1日(日)の開催が決定。会場は 文具の杜 のある AER(アエル)ビルの 6階 に変わります。

5月01日(土)に開催予定だった y.y Day は 6月13日(日)の開催が決定。会場は変わらず 兵庫県民会館 の 10階 です。

5月29日(土)に開催予定だった北海道地区大会@札幌は 7月11日(日)の開催が決定。会場はなつかしの かでる2・7 の 10階 に変わります。


東京オリンピックは7月23日〜8月8日だが、その期間中の大会は東京、仙台、神戸が各1回。外国からの観光客はいないのでさほど込まないでしょう。


なを y.y Day が開催される 6月13日(日)には、既に新潟万年筆倶楽部の2021年のオフ会が計画されており、たこ娘さんと拙者はそちらへ招待されているので新潟に行きまーす。

新潟万年筆倶楽部のオフ会は日本一ペンクリが忙しいイベントなので二人がかり必須!今年もヒーヒーいわされるのを楽しみに行ってきます!
  
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2021年05月09日

萬年筆研究会【WAGNER】の始まり

萬年筆研究会【WAGNER】は2021年の12月17日で創設16周年となる。

歴史を紐解くと、まずはただ一人の万年筆愛好家(ただしペン先調整や修理は自分でやっていた)だった拙者が参加したのが万年筆クラブの fuente(フェンテ)だった。

そこで活動しているうちに、でべそ会長から【万年筆で字を書くよりも万年筆自体が好きな人の受け皿を作って・・・】という申し出があり・・・

Pen Collectors of Japan を立ち上げたのだが、こちらは、すぐに Pen Trading in 東京 の運営母体となったので、団体としての活動はほぼなかった。

その後、kiyomiさんが立ち上げていた〔万年筆談話室〕という掲示板のメンバーとなり、その中で月一回のオフ会が開催されていた。


@01そのなかで、ペリカン万年筆の熱烈なファンがいて、彼らが立ち上げたのが〔伽藍鳥倶楽部〕で、拙者は会員ではなく顧問であった。

その〔万年筆談話室〕の掲示板では記事が流れてしまうので、固定的な万年筆に関するノウハウを残そうとして立ち上げたのが万年筆評価の部屋。

そして懇親会よりも研究会色を強めようとして立ち上げたのが萬年筆研究会【WAGNER】ということになる。


@02歴史的にいえば 萬年筆研究会【WAGNER】よりも 伽藍鳥倶楽部 の方が古いので、萬年筆研究会【WAGNER】がPelikan 臭いのはそのせいだろう。

名前の由来は電子辞書をランダムにたたいて4回目に出てきた名前がWAGNERだったから・・・だったかな? Pelikan関連でいいんじゃねてな感じで軽く決まった。

当時は Montblanc派 と Pelikan派 に大きく別れていたが、なんとなくMontbkanc派といえないような雰囲気があって、拙者もPelikan派を装ってはいたが・・・

今初めて白状するが、当時は完璧なMontblanc派だったのじゃ。その後Pelikan派に変化していったがな・・・


拙者が万年筆愛好家の仲間と接するようになった歴史は・・・

(1)fuente 入会

(2)川窪万年筆店のオフ会参加(有名な偏差値の低いパンダ事件) 1999年

(3)Pen Collectors of Japan 立ち上げ 2000年12月

(4)Pen Trading in 東京 開催  2001年2月

(5)万年筆掲示板〔万年筆談話室〕に参加

(6)Blog 万年筆評価の部屋開始 2005年7月

(7)萬年筆研究会【WAGNER】創立 2005年12月

(8)万年筆談話室 開室 2018年8月

まだまだがんばらなくちゃな!

ちなみに拙者が最初に高級万年筆を購入したのは1984年で31歳の時。それから37年が経過している。

2001年にペントレを始めたときが48歳。

2005年にBlogを始めた時が52歳。

2005年に萬年筆研究会【WAGNER】を立ち上げたときが53歳になっていた。

2018年に万年筆談話室を開室したときには65歳かぁ。
  
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2021年05月08日

現在のお気に入り万年筆 8/8 Laban の Lagoon 14K Flex-EF

4月27日の現在のお気に入り万年筆 1/8は ottohutt の Design04 18K-EF だった。

4月28日の現在のお気に入り万年筆 2/8は Lichtope の 墨染 21K-Z Customizedだった。

4月29日の現在のお気に入り万年筆 3/8は Laban の Flora ペン先交換 14K-Stub1.1だった。

4月30日の現在のお気に入り万年筆 4/8は セーラー DAVIDOFF 18K-EFだった。

5月2日の現在のお気に入り万年筆 5/8は KAWECO DIA2 14K-BBだった。

5月4日の現在のお気に入り万年筆 6/8は otto hutt Design06 18K-EF  Pinkだった。

5月6日の現在のお気に入り万年筆 7/8は セーラー プロムナード 14K-MF 普通 & まんねんだった。


@03
@01@02本日の 8/8は Laban の Lagoon 14K Flex-EFじゃ。

先日も紹介したが、初めての自分用 
14K Flex-EF 付きじゃ。

一昨年の台南ペンショーで PENLUX に 14K Flex-F が付いた限定品を現地で何本か購入した。

これが気に入って 14K Flex-Fのついた万年筆をあちこちで紹介してたのだが・・・

Labanから 14K Flex-EF 付きが出た時には入手しなかった。絶対に
14K Flex-F の方が書きやすいと考えていたからな。

ところが万年筆談話室の隣の Lichtope では何度も完売していた。そしてSNSでの評判も良かった・・・

ので・・・おそるおそるLichtopeで
14K Flex-EF 付きを
購入してみた。通常 Flex-EF ニブ付きは全てたこ娘さんが微調整をしているのだが・・・

それを断って未調整で購入し、自分で調整してみた。そう たこ娘 vs たこ吉 のネタとして!

たこ娘さんの3倍以上時間をかけたのでこちらの方が良いはずと思っていたのだが・・・現時点で負けてる気がする。


@04このFlex-EFにはPelikanのアクアマリンを入れているのだが、トモエリバーでは絶好調でもコピー用紙だと今一歩。

調整のさじ加減が実に難しい。14K Flex-EFを30本以上調整したたこ娘さんには、一本研いだだけではノウハウの少なさでで勝てないわぃ。

ただしペンポイント先端部をぴったりと合わせる調整が 14K Flex-EFには最適だと考えているので、あとは腹の処理。

ここ(腹の処理)は師匠と弟子とで、やり方が少し違うので、そこの差かなぁ?

今から50年ほど前、地元の写友会などでは、作品をお互いにけちょんけちょんにけなすと聞いたことがある。それが怖くて写友会には近づかなかった。

ペン先調整の世界でも、あまりノウハウ交換(意見交換)は行われていないのだが、自分の調整がどの程度かのベンチマークは絶対に必要。

他人が調整したペン先を見せてもらって自分の調整との差を認識することが最も大事!

そしていいところは学び、おかしいところは取り入れない。これを繰り返していると自然と仕上がりはよくなっていく。

いくつか弟子が取り入れていない技法があるので、なにか問題でもあるのかなぁ? 今度聞いてみよう。
  
Posted by pelikan_1931 at 22:29Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2021年05月07日

萬年筆研究会【WAGNER】関係の次のイベントは・・・

予想どおり、東京への緊急事態宣言の5月末までの延長と、北海道に対する まん延防止等重点措置 の発令が発表された。

この結果、東京在住の拙者は〔県境を跨いでの移動〕を制限されるので、自動的に5月22日(土)の静岡大会と5月29日(土)の札幌大会は中止となる。

さらに都内開催(拙者は県境を跨がない)とはいえ、県外のからの参加者の方が多いイベントを開催するのは申し訳ないので中止!


2021-06-13結果として、次回の萬年筆研究会【WAGNER】関係のイベントは・・・

6月13日(日)に開催される〔新潟萬年筆倶楽部 2021年大会〕となる。それまでに再延長されないことを祈るのみ!

なを新潟萬年筆倶楽部の会員以外の方も歓迎して下さるそうなので、ぜひご参加を! 調整師2人体制でがんばります!


なを、6月26日(土)と  27日(日)に開催の 第21回 Pen Trading in 東京 は 浜松町で予定どおり開催されます。


出展はどなたでも出来ますので、pelikan @ hotmail.co.jp までお問い合わせ下さい。
  
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2021年05月06日

現在のお気に入り万年筆 7/8 セーラー プロムナード 14K-MF 普通 & まんねん

4月27日の現在のお気に入り万年筆 1/8は ottohutt の Design04 18K-EF だった。

4月28日の現在のお気に入り万年筆 2/8は Lichtope の 墨染 21K-Z Customizedだった。

4月29日の現在のお気に入り万年筆 3/8は Laban の Flora ペン先交換 14K-Stub1.1だった。

4月30日の現在のお気に入り万年筆 4/8は セーラー DAVIDOFF 18K-EFだった。

5月2日の現在のお気に入り万年筆 5/8は KAWECO DIA2 14K-BBだった。

5月4日の現在のお気に入り万年筆 6/8は otto hutt Design06 18K-EF  Pinkだった。


@01@02本日の 7/8は セーラー プロムナード 14K-MF 普通 & まんねん じゃ。ただし2本で〜す。

プロムナードは既に廃盤になっている。最終定価は10,000円(税抜)だったが、今では定価で買えればラッキー!

安価モデルが廃盤になって値段が上がるのは珍しい。大抵は半額程度でたたき売られるのだがな。

拙者は廃盤が決まったと聞いた瞬間に10本ほど注文した。その頃はまだ少しは安く入手出来た。


@03断然お得な逸品だと思う。小さなペン先だが、少なくともMFに関しては素晴らしい書き味じゃ。

左の写真は右向きの写真をPhotoshopで左に回転した物。従って太さ刻印が入ってないが14K-MF!

多少細い軸だが、キャップを胴軸の後ろ側にきっちりと挿せるので、筆記時には15.4冂度となり、十分な長さを確保してくれる。

キャップを後ろに挿さないと、軸が軽いこともあり筆圧をかけて筆記することになるので書き味が劣化する。ペンを寝かせ、胴軸を持って筆記する時に最高の書き味を経験できる。


@04こちらは同じプロムナード 14K-MF をふででまんねん風に研いだもの。

たこ吉スタイルの曲線状にゆるいカーブをかけてまげるのではなく、セーラーに似せて曲げた。

これは絵を描くためではなく、字を書くための仕様じゃ。荒々しい筆文字に似た雰囲気を出したくてこのような曲げ方をした。

絵を描くのであれば、曲線的に跳ね上げた方が使いやすい。しかも・・・


@05右側の赤い斜線の部分までペン芯を削り込み、その延長上でペン先を曲げる。

そうするとペン芯の部分も柔らかいペンポイントとして、字幅1僂曚匹寮もひけるそうだ。

ただし、そのためにはペン先を曲げる位置、曲げる角度、ペン芯の研磨角度等、緻密な計算と研磨が必要だろう。

古山画伯はずーっと以前、フルハルターでそういう絵画用の万年筆を研いでもらったそうだ。

拙者は少し荒々しい字を書くために、ペン芯の先端部だけ少し削った。左側の短い赤線で示したところが平らになっている。ここをペンポイントの一部として使うのじゃ。

この状態でペンを筆記角度25度くらいで書けば、実に面白いフォントになる!

ペンポイント付近のペン先の厚さはかなり薄くなっているので、書き味も柔らかくなり、それを楽しむことも出来る。

万年筆を何十本も持っている人は、一本くらいは自分とは違うフォントの文字が書ける万年筆を作ってみるのも面白いと思う。
  
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2021年05月05日

大好きだけどレフィルがイマイチのボールペン

@01@02以前にも紹介したが、大好きだがどうしても使う気になれないボールペンがこちら。カルティエのオーバルで色はマラカイトグリーン。

クリップは通常は胴体に一体化されているが、天冠を押すとクリップが前に出てきてポケットに挟める。このギミックが大好き。

以前に紹介したブルーのオーバルは日本橋三越のカルティエ・ブティックで購入したが、こちらのマラカイトは伊東屋で万年筆とセットで購入した。

カルティエは以前から、購入した時点ではブルーの油性インクのレフィルが装着されている。

購入した当時はブルー以外は使い物にならないほどの書き味だったので選択肢はなかったのだが・・・

日常生活でボールペンを使う時には、黒インクだけしか必要ない。ただ当時のカルティエの黒インクは薄くて使い物にならなかった。

今では筆記具メーカーがインクを作ることはないのでレフィルの色も少しは良くなっているかもしれない。


@03@04このレフィルを入れる際の面倒さが好き。

そして筆記時にキャップを後ろに挿して長出来るのがポイント。

これはキャップを後ろに挿してからノックして芯を出す、ぺんてる5の次に好きなメカニズム!

レフィルを入れてから蓋を閉じるのに少しコツが必要。バネが入ってるのでグイっと押す必要がある。

このカルティエのレフィル(黒)が欲しいなぁ・・・。銀座のカルティエ・ブティックに行ってみるかな?

一本だけ持って行くと田舎者だと思われないかと、カルティエの筆記具をいっぱい持って行こうと考えるところが、根っからの田舎者じゃな、トホホ。
  
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2021年05月04日

現在のお気に入り万年筆 6/8 otto hutt Design06 18K-EF Pink

4月27日の現在のお気に入り万年筆 1/8は ottohutt の Design04 18K-EF だった。

4月28日の現在のお気に入り万年筆 2/8は Lichtope の 墨染 21K-Z Customizedだった。

4月29日の現在のお気に入り万年筆 3/8は Laban の Flora ペン先交換 14K-Stub1.1だった。

4月30日の現在のお気に入り万年筆 4/8は セーラー DAVIDOFF 18K-EFだった。

5月2日の現在のお気に入り万年筆 5/8は KAWECO DIA2 14K-BBだった。


@01
本日の 6/8は otto hutt Design06 18K-EF  Pinkじゃ。

1/6 の Design04 と比べると短くて重い万年筆だが、筆記時のバランスは非常に良い。

otto hutt の Design04 はキャップを後ろに挿し、筆記角度45度くらいに寝かせて書いたときに真価を発揮する。握る位置は胴軸。

対して Design06はキャッ挿さないで筆記角度75度くらいに立てて書くのに適している。握る位置は首軸。


@02左画像はスキャナー上でペン先の位置を固定するためにキャップを後ろに挿しているが・・・

実はキャップは胴軸後ろにはパキッと挿さらない。Design06はキャップを挿さないで使うのが基本!

その場合の長さは12.1僉⊇鼎気32gと重量感たっぷり。しかし、この重さが筆記に合っている。


@03@04海外で販売されているotto huttのDesign06はほとんどがスチールにローズゴールドを鍍金したペン先付き。

18金ペン先付きで販売されているケースはほとんど無い。なんでだろう?この18金ペン先の実力は相当な物なのにな。

上の二枚の写真と左側の写真はスキャナー画像、右側の写真は自然光で撮影したもの。

自然光で撮影したもの(右から2本目のキャップを外している軸)の方が、実際のピンクの軸色・・・に近い。

本当に上品な色を使うメーカーだと思う。このあたりがイタリア製と一線を画している。

同じバウハウス系デザインのラミーと同じく〔機能美重視〕ではあるが、色彩はラミーよりもシックな感じがする。


Design04と同じペン先なのだが、ペンポイントの違う部分を使うので、少しだけAdjustmentをすると一段と気持ちよく書ける。

親会社が金属加工の専門会社のせいか、otto hutt は金属軸の万年筆しか製造していない。

そして金属加工技術と鍍金技術は業界屈指(ひょっとしたらNo.1)と言って良いだろう。

さほど高価な万年筆ではない(35,000円)のに、キャップに製品番号が彫られている。もちろん保証書にも製造番号を記載するようになっている。

これは、最近の中国製万年筆のそっくりさん対策だろう。Parker 51の復刻版は、日本では大人気だが、早くもそっくりさんが出てきている。

しかも18金ペン先付きのチタン軸!こりゃ本物よりスペック上ですがな!

実は金属製軸は金型(かながた)が不要なぶん、模倣するのが簡単。


その対策として
otto hutt Design06では製品番号をキャップに彫ったのかもしれない。知らんけどな・・・
  
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2021年05月03日

万年筆は刃物 で言いたかったことを 6枚でまとめると・・・

@01
@02
@03
@04
@05
@06

  
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2021年05月02日

現在のお気に入り万年筆 5/8 KAWECO製 DIA2 14K-BB

4月27日の現在のお気に入り万年筆 1/8は ottohutt の Design04 18K-EF だった。

4月28日の現在のお気に入り万年筆 2/8は Lichtope の 墨染 21K-Z Customizedだった。

4月29日の現在のお気に入り万年筆 3/8は Laban の Flora ペン先交換 14K-Stub1.1だった。

4月30日の現在のお気に入り万年筆 4/8は セーラー製 DAVIDOFF 18K-EFだった。


@01
本日の5/8は KAWECO製 DIA2 14K-BBじゃ。

今までに何度も登場しているのだがこのペン先は実にけしからん。

ちっちゃいペン先なのに15,000円もする。しかし、ちっちゃいのに書き味は抜群に良い。ただし多少の調整は必要ですよ。


@02@03DIA2はオリジナルはスチール製のMのペン先が付いている。それを純正の14K-BBのペン先ユニットと交換したのじゃ。

ペン先ユニットの方が本体よりも高いという価格設定だがなぁ・・・この金ペン先の魅力には負けたわ。

当然のことだが、拙者の書き癖に合わせて、多少は左右に捻ってゼロに近い筆圧で書きだしても、絶対に掠れないように調整してある。

万年筆談話室の隣にKAWECO プロストアのLichtopeがあるので、10m歩けばペン先ユニットが調達できたのじゃ。1年半ほど前かなぁ?


@04@05もちろん、ペンポイントの横だけではなく、腹側も書き癖に合わせて研いである。

しかし、極太を一切掠れないで書き出せるようにするのは、追い込み調整を一ヶ月ほどする必要がある。

毎日少しずつブレる書き癖や、徐々に発生する調整戻りを毎日微調整する地道な作業を一ヶ月続ければ完璧に出来上がる。

そうすると、どんな姿勢で書いても書き出し掠れは一切発生しない。極太のペン先ではありえない状態に成長するのじゃ。

そしてDIA2は胴軸自体が重いので実にバランスが良い。小さいのに大物感漂う書き味に大満足!

極太は、もうこれ一本で良いかなぁ〜? なんちゃって!
  
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2021年05月01日

【 Pelikan トレド 18C-BB 生贄 】(アーカイブ 2010年5月)

この記事を読んで、2010年当時は(WAGNERでは)極太ヌルヌルヌラヌラがもてはやされた時期なんだなと感慨深い。

当時は字を書くというよりも書き味を堪能するために調整を施すという時代だった。

時代と共に調整の方向性も変わっていくが、さりとて、現在この万年筆を〔好きにしていいでーす〕と提供されたらどういう調整を施すだろうか?

そう想像するだけでも楽しい。同じに調整することはあり得ないが、その日の気分でどうなるかわからないのは事実。

同じ材料(たとえばタマネギ)でも調理法によってカレーにするか、オニオンスライスにするか変わるように、その日の気分で変わるはずじゃな。

あとマット状に変色した金の部分がアスコルビン酸で綺麗になったなんてすっかり忘れていた。書いたことすら忘れてた。もし正しければ貴重な情報ではある。



2010-05-05 01本日の依頼品はPelikan トレド M700。尻軸にはW.-GERMANYと彫られているが、金一色の18金ニブではなく、pfマーク付きの18金バイカラーニブ付きじゃ。

依頼内容は書き味の微調整・・・という生贄扱い。

拙者は人に指示されるのは好きではないので、こういう生贄扱いの時が一番気分良く調整出来、仕上がりも良い事が多い。

他人に書き味の微妙な不具合を適切な言葉で表現することは極めて難しい。数多くの人から依頼事項を聞いたが、そのほとんどは【言語明瞭意味不明】であった。

ただ、実際に自分で依頼者の筆記角度と筆圧で書いてみればすぐにわかる。

要するに、筆記角度と筆圧を見せてもらえば、必要な言葉は【ぬらぬら】が良いのか、【しゃりしゃり】が良いのか・・・程度で十分!


2010-05-05 022010-05-05 03このトレドに描かれているペリカンは【不細工】で実に良い。彫られた番号は4/Zとある。

これはこの彫り師が彫った4本目の印と噂されている。

過去に50本以上のM700を見てきたが、こんなに無表情のペリカンは初めて!

愛嬌が無さすぎる・・・と思っていたら、くちばしの右横にある茂み?の部分が、お調子者の虎猫が得意になっているような彫りになっていて爆笑してしまった。

WAGNER会員の中では、M700の彫りは、下手か、ユーモラスなものほど珍重される事が多い。すなわち彫りの番号が一桁というのは貴重なのじゃ!

今までで一番顔が不細工だったのは、1/◎という刻印を持つ、ニックネーム【仲間由紀恵】トレド。目が【下手かわいい】トレドであった!


2010-05-05 042010-05-05 05若干書き味に不具合があるとのことであったが、スリットもペンポイントも良い状態で、特に問題は無い。

ただペン先がかなりくすんでいる。ためしに【アスコルビン酸(ビタミンC)】水溶液に10分ほど浸して引き上げたら見違えるように綺麗になった。

2010-05-05 06ペン先を正面から見ると、かなりスリットが開いており、多少の段差もある。

依頼人はかなり右に倒して筆記する場合もあるので、その場合には紙にインクが付かない状態になっている。

ペン先上側を狭く、腹側を多少広くとる事によってネットリとした書き味を楽しむことが出来る。

このネットリ感は、バイカラーペン先のBやBBでしか体験出来ないので、試してみたい方は、この時代のNibにチャレンジしてみて下され。


2010-05-05 07こちらが清掃後のペリカン。まだスリット調整はしていない。幾分かスリットが開いているので、多少でも筆圧をかけるとインクが戻ってしまう危険性がある。

もう少しペン先の隙間を詰めて腹を拡げるという微調整が必要になろう。


2010-05-05 082010-05-05 09こちらが調整後のペン先。スリットは詰めて毛細管現象が働きやすくした。またシビアな筆記角度でも書き出し掠れがないような特殊な調整を行った。

これは書き出しを右倒しにペンを持ったときにのみ効果を発揮するおまじない。

スイートスポットは小さめに削り込み、その面をまわりに拡散するようにした。

外側のエッジが紙に引っ掛かってインクが出ない状況を防ぐために、ペンポイント天頂の形にはこだわった。ほんの少しだけ丸く整形しているのがわかるかな?


2010-05-05 10こちらが正面から見たペンポイント。段差は完璧に調整してあるが、今後数回の調整戻り試験を繰り返した後、依頼人の手に戻る。




【 今回執筆時間:3.5時間 】 画像準備1h 修理調整1.5h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
 
  
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2021年5月1日(土)は 第12回 y.y day @神戸・元町 *** 将来日付でのご案内 ***

今年のy.y dayは兵庫県に発令される緊急事態宣言のため、延期となります。

第12回 y.y day

日付 5/1 土曜日

場所:兵庫県民会館 10F 福

時間:10時〜16時30分

入場料: 1家族 2,000円 1人でも家族4人でも同じ

詳細は SNSでご確認を! 
y.y pen club で検索されたし。
  
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2021年04月30日

現在のお気に入り万年筆 4/8 DAVIDOFF 18K-EF

4月27日の現在のお気に入り万年筆 1/8は ottohutt の Design04 18K-EF だった。

4月28日の現在のお気に入り万年筆 2/8は Lichtope の 墨染 21K-Z Customizedだった。

4月29日の現在のお気に入り万年筆 3/8は Laban の Flora ペン先交換 14K-Stub1.1だった。


@01
本日の4/8は セーラー製 DAVIDOFF 18K-EFじゃ。

現在拙者がインクを入れて使っている万年筆の中では最も細い線が書ける一本。

現在セーラーでは自社ブランド向けには18金ペン先付きモデルを提供していない。

しかし万年筆愛好家の間ではセーラーのペン先では18金がNo.1という声も少なくない。

拙者は基本的には太字やStubを使うので気づかなかったが、この18K-EFは素晴らしい!

もちろん、ペン先だけが素晴らしいのではなく、DAVIDOFFの軸のバランスが非常に良いことにも理由がある。

拙者は低重心モデルは苦手だが、とはいえリアヘビーの軸も持て余してしまう。でも重い万年筆の方が細字の時には助かる・・・

そういう複雑なニーズに対して、このDAVIDOFFは重くてバランスが良いという面でEFに最適な万年筆なのじゃ。拙者にとってはという前提ではだがな。


@02@03こちらがペン先の拡大画像。極細なのに先端部まで綺麗にそろっているのだが・・・

これは相当時間をかけて調整したから。素質の無いペン先は極上には出来ないが、こいつは極上!すなわちペン先の素質もVery Goodじゃ!

そう、セーラーの18金ペン先をDAVIDOFFにつけた戦略は大成功だろう。

DAVIDOFFが18金ペン先をセーラーを含めた他社には提供しないという条件をつけたという不確かな情報もあるのだが・・・

CROSSの18金ペン先もセーラー製という噂も信憑性が高いらしい。

まぁ、DAVIDOFFは軸もセーラーが作っているので、バランス的には最高だろう。

いまでは(各種限定品を含む)歴代のセーラー製万年筆の中で、最も好きな一本になっている。

5年前には自分が極細万年筆を愛用するようになるとは考えもしなかったなぁ〜。
  
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2021年04月29日

現在のお気に入り万年筆 3/8

4月27日の現在のお気に入り万年筆 1/8は ottohutt の Design04 18K-EF だった。

4月28日の現在のお気に入り万年筆 2/8は Lichtope の 墨染 21K-Z Customizedだった。


@01本日の3/8はLaban Flora ペン先交換 14K-Stub1.1じゃ。

LabanのFloraにはスチール製ペン先付きモデルしか無いが、定価はUSD300.00と台湾製スチール製ペン先モデルとしては非常に高価!

14金ペン先付きだと信じて海外通販で購入したのだが、スチール製ペン先付きと知って目が点になった。


@02しかし、この軸の細工を凝視してその価格に納得がいった。

どこで溶接したのかまったくわからないのじゃ。Pelikan M800の緑縞もプラチナの金魚もつなぎ目ははっきりとわかるのに!

細工の精度から考えれば、極めて妥当な値段なのだが、どうせなら金ペン先付きにしたい。

しかし、そうすると現在の金ペン先の相場なら定価が5万円になってしまう。

欧米好き、貴金属好きの日本人/台湾人/中国人には、軸に貴金属が一切使われていないNon欧米製万年筆に5万円は払わないだろうなぁ。

自分でも買わないとは思うが、幸い手元にはJOWO製の14金ペン先がたくさんある。

Laban FloraもJOWO製の6号ペン先なので、互換性はある。ただし肉厚のスチール製ペン先を抜いて、肉薄の14金ペン先を挿すので、固定するのには技がいる。


@03@04今回は泉筆五宝展やペントレの大原則〔一度つかんだ万年筆は雷が鳴っても離すな〕を象徴した、スッポンが万年筆を咥えているロゴ入りペン先。

太さは14K-Stub 1.1弌実は14K-Flex と並んでJOWO製のペン先で大好きなのがこいつなのじゃ。

JOWO製ペン先にはコストカット穴も無く、平べったくて大きいので、そのままではコストが高くなりすぎてしまう。

そこで若干肉薄に作っているのか、実にふわふわの弾力がある。ペンを寝かせて書くと特にふわふわ感を強く感じる。

実はJOWO製のペン芯はペン先と軽く触れるだけ。しかも素材が非常にソフト。

従ってペン先の下でペン芯が左右にぶれても段差が出来にくいのじゃ。とにかくよく考えられている。

しかもBock製のペン芯よりも濡れ特性が大きいのかペン芯が乾きにくい。

ただしスチール製ペン先に関してはBock製のペン先の方がしなやかな感じがする。金のJOWO、スチールのBockかな?

この14K-Stub 1.1は無理なくStubぽい字が書ける。しかも普通に書いてもStubっぽくなる。いやぁ、やめられませんわ。

いつかは、ローズゴールドのFLORAにローズゴールド色の18金ペン先をつけた限定品を作ってみたいな。でも高いだろうなぁ・・・
  
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2021年04月28日

現在のお気に入り万年筆 2/8

昨日の現在のお気に入り万年筆 1/8は ottohutt の Design04 18K-EF だった。


@01本日の 2/8 は、墨染 21K-Z の パーソナライズ版。もちろん拙者の好みに合わせてある。

とはいえ、拙者の書き癖に合わせてあるわけではない。調整師の性(さが)で自分の書き癖なんて忘れてしまっている。

インクを入れてある他の万年筆では出せない線の出る個体を作ってみたかったのでパーソナライズ調整を施した。

自分用のパーソナライズ調整は非常に楽。依頼者の筆記姿勢や筆圧などを思い出しながら微調整する必要が無いからな。

調整の途中結果を細かく確認しながら研げるのが自己調整の妙味なのじゃ。


@04@02今回は、縦横同じ太さの線が書ける極太が欲しかったのだが、セーラーのZは似ても似つかぬ造形になっている。

そこでまずはペンポイント先端部を丸めた。Z(ズーム)の三角形シェイプを壊すところから始めた。

ただし、ペン先をひっくり返して書くときにはStub調の字も書けるようにと、背中の一部を平たく研いである。


@03@05横顔を見ると拙者が何を意図して研いでいるのかが一目瞭然・・・になるのを巧妙にごまかしているのだが、わかるかな?

右側画像を見るとペンポイントの斜面に平たいところがある。狙いは・・・

スプーンの背中のようにペンポイントを丸く研いであるが、紙に当たるところにはスイートスポットを削り込んでから隠す!

そう、往年の森山スペシャルに近い書き味を、別の研ぎ方で出そうとしたのじゃ。

狙ったのは太い丸文字〔変体少女文字〕が書ける万年筆!これ実はありそうで無い。拙者も研いだことが無かった。

Zから長刀研ぎにするのは比較的やりやすいが、森山スペシャルにするのは骨が折れる。

ペンポイント先端部がとがっているのが悩みの種だったのじゃ。

そこで今回は先端部を削り落としてからスプーン状に研ぎ、それにスイートスポットを入れてから再度丸めた。

こうすると、さほどインクフローを上げなくとも、書き出しで掠れず丸っこい文字が書けるようになる。

拙者は〔ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!〕を監修した足澤さんの丸文字が大好き。

彼はその丸文字をクーゲルやシャイベンのペン先で書いていた。

拙者は足澤さんのペン先を100回くらい調整しているので、どう研げばそうなるのかは熟知している。でもやったことはなかった。

今回はそれを試してみたのだが、想像通りの結果となった。ペン先の弾力はクーゲルやシャイベンとか似ても似つかないが・・・

描かれる線は、まさに変体少女文字じゃ。今回は新しいZの研ぎ方を発見したみたいで嬉しいなぁ〜

そしてこの万年筆が拙者の持っている中では、もっともインクの消費量が多い一本。

カートリッジに一日2回墨染インクを補給している。このままでは数ヶ月でインクを使い切ってしまう。墨染インクは定番として出して欲しいな!
  
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2021年04月27日

現在のお気に入り万年筆 1/8

本日から8回にわたって、現在のお気に入り万年筆を紹介しよう。


@01第一回目は 一番最近手に入れたottohuttのDesign04の青軸。ottohuttは全ての部品を独逸国内で作っているのがウリのメーカー!

台湾のOEMメーカーの生産ラインには、独逸や日本のメーカーの万年筆部品が流れている・・・という時代にあっぱれというしかない!

ottohuttの万年筆ではDesign03系、Design06系、Design07系は好みだがDesign04系はあんましなぁ〜と思っていた。

なんとなくFaber-Castellの二番煎じみたいな印象を持っていたのじゃ。


@06ところが実際に届いてみると・・・バランスが実に素晴らしい!

画像の赤い丸のところに人差し指と親指を置いて、筆記角度45度くらいに寝かせて書くと素晴らしい感触!

この万年筆のペン先のスイートスポットをフルに堪能出来る!そして小さいペン先なのに弾力がある。


@03@04@05この小さなペン先自体に秘密があるわけではないはず。

ペン先、軸の長さ、重心位置、軸の太さと合わせたパッケージングの妙味だと思う。

またキャップを外して書いても、握る位置を首軸先端部に移動させれば、これまた書きやすい。

金属加工が得意な親会社の高度なCAD技術やシミュレーション技術をフル活用して設計しているのではないかな?

今回はEFだけを入手した。いかに設計の良いペン先といえども、MやBではさほど他メーカーと差別化するのは難しい。

一番差が出るのはEFのペンポイントなのじゃ。事実、ottohuttの18K-EFのペン先も開封した段階では今一歩だった。

しかし、ここからが調整師の腕の見せどころ。少しずつ、少しずつ研磨しながら好みの位置にスイートスポットを刻み込んでいくと・・・突然激変する!


@02そして軸の格子部分が、実はじじいにはありがたいのじゃ。

じじいになると手に脂分が無くなる。と、首軸の金属部分を握ると多少すべる感覚になる。

そういった時に、この格子模様のある胴軸が滑りを押さえてくれる。

Faber-Castellが独逸の伯爵家の万年筆(ちょっと華美)だとしたら、ottohuttは独逸の理論物理学者の万年筆(理路整然とした美しさ)と言えるかもしれない。

そう、なにかアインシュタインを彷彿とさせる。理由は思いつかないがな・・・とにかく惚れてる万年筆なのじゃ!
  
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2021年04月26日

ここ1週間で惚れたペン先たち

#04#06前回のLaban Wisteriaは14K-Flex F だったので今回のLagoonはFlex-EFをLichtopeさんで購入。

他人の
14K-Flex EF を調整したことはあるが、自分用の調整は初めて!

小一時間かけて完璧な書き味に! 書くたびに口元がほころぶ。

しかし、たこ娘はその1/3の時間で仕上げてしまうらしい。意地でも自分で調整するもんね!

Flex-EFの調整はFlex-Fの調整よりも数段手がかかる。Flex-Fは10分、せいぜい15分もあれば良い状態に仕上げられる。

しかしFlex-EFは筆圧をかけたときの振れ幅が大きいので、かなり丁寧にやらないとインクが出なかったり、スキップしたりする。

また、使う方が万年筆になれていない場合は、本当は書いている姿を見ないと完璧には調整できない。

また、万年筆の方にも都合があるので、筆記者と万年筆との調停が出来るのも対面調整の醍醐味。


#02#01ottohutt はD04とD06を入手。実はottohuttの18金ペン先付きモデルの通販はアラブの通販サイトくらいでしかやっていない。

ほとんどがスチール製ペン先付きで販売されている。うぉ!安いと思って購入するとスチール製ペン先モデルでがっかりする。

ottohuttは親会社が金属加工会社なので、スチール製ペン先にも見事なローズゴールド鍍金が施されている。

従って通販サイトの小さな写真では、18金ペン先付きモデルと誤解することが多い。本当に見事な鍍金なので・・・

今回初めてottohutt の18金ペン先のモデルを使ってみたが、あまりにタッチが良いペン先にびっくり!


#03#05少し調整しただけで只者ではない書き味に化ける。ペンポイントを紙に降ろした瞬間にふわっとした感触が得られる。

D04 (左側)はキャップを後ろにさして胴軸を握って書くのに適している。

D06 (右側)はキャップを挿さないで首軸を握って書くと気持ち良い。重さはD06の方がD04 よりもかなり重い。

D06は、軸本体の自重を利用し、筆圧をかけないで筆記する人に向いている。

筆圧の強い人でも、D06のペン先の柔らかさなら思わず筆圧を下げてしまうので、強筆圧矯正にも役立つかも?
  
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2021年04月25日

【 Pilot Custom 74 赤軸 14K-SM 曲がった! 】 (アーカイブ 2010年4月)

事故で曲がってしまったペン先は、なにもいじらない状態で万年筆談話室へ持ってきていただければ大抵は元通りになる。

自分でなんとかしようといじった物は元通りにするのは難しい。

また金ペンは元に戻しやすいが、スチールペンは買い直した方が安いはずじゃ。とんでもなく時間がかかる。(綺麗にしようとすればだが)

また現在では、下に紹介しているようなペンチでは作業しない。プロテクター付きのヤットコを使う。

ちなみに、ペン先刻印の〔
B208〕のBについては、当時の記事へのコメントで・・・

平塚工場のカスタム74の【B208】は20「08」年・2月、平塚工場「」ライン生産

という報告があった。


2010-04-13 01今回の依頼品はPilot Custom 74の赤軸。この赤色はPilotの伝統色らしい。

古い話だが・・・Pilot Caplessの現行品と同じデザインの物が発売された当時、鮮やかな赤軸と、鮮やかな青軸があり、両者を購入した。

仏蘭西でも非常に人気があった色で、若手デザイナーによる物と聞いた。

それがいつしか発売中止されてしまった。

やはり伝統色以外は使わないという方針なのかな・・・と残念に思っていたが、最近では国産メーカーはそれぞれに多彩な色軸展開をしている。

こうなると、かえって伝統色が気になり出してくるから不思議。

かつて20本限定で作られたPilot 65の赤軸のごとく、首軸まで赤素材で作って欲しいなぁ・・・2万円になっても良いから。


2010-04-13 02こちらがペン先の拡大図。5号ペン先のSM(ソフトの中字)がついているのだが、ペン先の形状が異常に見える。

聞けば、ものすごい勢いでぶつけてしまったとか。


2010-04-13 032010-04-13 04これくらい曲がっているので、相当強い力でぶつけた物と思われる。この萬年筆の重量から考えて、単なる落下ではここまで曲がらないはずじゃ。

それにしても綺麗に曲がっている。通常、ぶつけて曲がる場合には左右がいびつに曲がるものだが、まるで、コンコルドのように曲がっている。


2010-04-13 05ペン先の刻印を見ると、B208となっている。Custom かえでは【A】や【a】だったが、この【B】は何を意味するのかな?

細部を検討しながらコード体系を考えていく作業は非常におもしろい。聞けばすぐにわかる事を、時間をかけて推測するというのも悪くない。


2010-04-13 06こちらが曲りを直した状態。先の細いペンチで握ってまっすぐにしたあとで、特殊器具で段差を微調整し、曲がった部分を耐水ペーパーで削って目立たなくした。

ここまで曲がった物は初めてだったが、のばし自体は数秒で終わり、ほとんどの時間を見栄えの改善に費やした。


2010-04-13 07曲がったペン先を伸ばすには、曲がった部分をさらに曲げ、その戻る力を利用して伸ばす・・・

と聞いていたが、曲りがあまりにも大きいので、ペンチの平面同士で挟んで伸ばした。使用したペンチが左画像のもの。

重要な点は、挟む部分に滑り止めのギザギザが無いこと。だからこそ力を入れて曲げを伸ばしても傷がつかないのじゃ。

そのあたりに転がっていたペンチを利用したのではなく、東急ハンズで捜して、挟む部分が平面のペンチを購入してから作業に入ったわけじゃ。


2010-04-13 082010-04-13 09こちらが曲げ真伸びた状態でペン芯にセットした画像。一番時間がかかったのは、ペン芯との結婚作業。

プレスして作った微妙な曲線を、ペンチで壊してしまっているため、ペン芯とペン先との間にスキマが出来る。

これを無くすためにペン先を内側からツボ押し棒で曲げて合せる。

こういう根気のいる作業に没頭している間は雑念が消えてしまう。非常にやりがいのある作業じゃ!


【 今回執筆時間:4時間 】 画像準備1h 修理調整2h 記事執筆1h
画像準備
とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
 
  
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2021年04月24日

ottohutt Design 04 Line 白と青のチェック軸 そして・・・

@01こちらがドイツの筆記具メーカー ottohutt(オットーフット)の万年筆。

D01〜D08の8種類といくつかの限定品があるが、その中でもD01とD06が秀逸で価格もお手頃。

今回、LichtopeではD06(Design 06)ラインをネットショップで販売開始する。税/送料込み 35,000円

そしてWAGNERではD04(Design 04)を会員向けにほんの少量だけ頒布する。送料込み 40,000円

ottohuttは金属加工の会社の一部門?が作っているので、金属加工や鍍金の技術が凄い!

なんとなく工場見学にまで行ったベルギーのCONIDにも似た雰囲気の会社。

なかなか胸襟を開いてくれないガチガチの独逸企業だが、【WAGNER】の紹介をしたら、急に大歓迎モードで接してくれた。


@02@03軸はただの青軸/白軸ではなく、滑り止めのチェック処理が施されている。

金属製のキャップを尻軸にぴったりと挿せるので、首軸より後ろを持って書く拙者には極めて具合が良い。

そしてそうやって筆記すると18金のペン先はかなり撓る感じになる。


@05@06このペン先の特徴は、最近の製品にしては珍しく、ペン先とペン芯を首軸内に押し込む際の自由度が高い。

左側画像で言えば、750の文字がかろうじて全部見えるくらいまで押し込む事も出来る。

少し硬い書き味が好みならペン先を押し込めば実にがっしりとした書き味になる。

昔はどこのメーカーも首軸への押し込み量を加減できたが、最近ではペン先とペン芯を一定の位置で固定する設計の物が多い。

拙者は標準位置のまま使う使うが、希望があれば柔らかくも硬くも出来まーす。

いくらottohuttが独逸の優秀な金属加工会社であるとはいっても、MontblancやPelikanがそうであるように未調整では力を出し切れない。

やはりAdjustmentレベルの調整は必要だし、希望があれば柔らかさや線の表情は変えられる。

右側画像を見るとわかるが、切り割りは綺麗にセンターに入っている。金属加工技術が優れているという証拠じゃな。


@04そして、MontblancのようにSerial番号がキャップに入っている。

D04ラインは何種類も仕上げのバリエーションがあるのに、Serial番号は0001〜9999までかな?

各ライン9,999本までしか作らないのかなぁ?それともしらっと桁数を増やすのか?

保証書にはSerial番号が手書きで書かれている。これ国産ではやらない方式だな。箱と本体との管理が大変だから店舗が狭い日本では無理かも・・・

ちなみに、ottohuttの D06 LINEは Lichtopeのオンラインショップでさきほど販売開始されたようじゃ。

こちらはどなたでも購入できる。たこ娘さんらしい薄い色の軸だけを選んだようじゃな。

どの色も綺麗だが、特にピンクは上品!そしてサンドという砂色の軸も美人です!

さらに、同じタイミングで、Labanのケンブリッジ LINEの新色であるラグーンも販売開始された。

こちらは 14K Flex-EF  と 14K Flex-F の2種類がラインアップされた。WISTERIAの時は14K Flex-EFだったな。

Flex Nib に関しては、かなり調整を施さないとインクが出なかったり引っかかったりする。

柔らかいペン先こそ調整での差が大きく出る。Flexの調整では、悔しいがたこ娘さんには勝てんなぁ〜。調整した本数が5倍くらい違うからなぁ。
  
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2021年04月23日

WAGNER 2020 自分用の一本が手に入った!

@01WAGNER 2020は米国の友人からも頼まれていて送る予定だったのだが・・・

COVID-19騒ぎで日本から米国向けの国際 e-Packet が止まってしまい、遅れなくなっていた。

かれこれ1年が過ぎようとしているころになって朗報が! なんとEMSに限ってだが、米国便が再開される。

ただし条件付きで・・・通常のEMSよりもかなり割高の料金となっている。もちろんe-Packetとは比べものにならない高さ!

ただ、1年以上も友人に待たせていたこともあるので、3人に送料こちら持ちで送るね!とメールを出したら・・・


@02ひとりから、〔ありがとう、でも日本の友人経由で送ってもらってるよぅ〜〕と返事が!

調べてみると、確かに日本在住の留学生と思われる方に送ってくれと依頼されて送ってた!

米国の友人向けに3本確保しており、ひたすら米国向けの航空貨物便が再開されるのを待っていたのじゃ。

そして、ここがポイントなのだが・・・実はWAGNER 2020は間違えて自分の分までお嫁にやったと思ってた。

すなわち、自分用のWAGNER 2020は所持していなかったのじゃ!

ところが今回の顛末により、たった一本だけ新品が手元に残ることになる。やった〜!

あきらめていただけにとっても嬉しい! 
  
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2021年04月22日

ラメ入りインクは・・・おそるおそる使うに限る

2021-04-22左画像は拙者がラメ入りインクを入れて使っている万年筆の一部。

一番上の万年筆(Winter Night)には〔深海〕が入っている。ペン先は14K-Mに換装しているので書き味は非常に良い。

アイドロッパー方式で使っているので、胴軸内に直接〔深海〕をシリンジで押し込んでいる。

使い始めて半年くらいかなぁ〜。今までに一回も詰まらず極めて快調じゃ。

強いて言えば、インクフローがやや重いかなぁ〜?という感じ。ラメは良く出て紙の上に銀色の線を描くうえに、遊色する!

上から2本目もアイドロッパー式で、インクはラメ入りの〔Dance Party〕。ラメの量は深海と同じだが、光り方はやや上品。

ベースのインクの色と同じ色のラメを入れると少し光り方がマイルドになるのかも?

上から三本目は Everlasting Note。こちらはラメと香りのはいったインク。こちらは金色のラメが入っているのかDance Partyよりも派手に光る。

一番下は、先日紹介した深海の3倍以上もラメの入ったインクなのだが・・・なんと for fountain pen とか書いてある。

さっそく、そのメーカーの万年筆に入れてみたが、一昼夜でインクが出なくなってしまった。

頻繁な洗浄が必要そうなので、ボディはインク止め式とした。これなら胴軸内にインクを閉じ込めたままで首軸を洗浄できる。

またボディがスケルトン状態なので、インク止め式の構造がよくわかる。このOPUS88 DEMO はラメ入りインク用といっても過言ではない?

使い始めて3日目だが、まったく問題無く使えている。ペン先洗浄の必要も感じないほど。

いずれにせよ、メーカーに本当に万年筆用のインクなの?とは聞いてみたいものじゃ。

ラメで堕落したので、最近は〔だめ&らめ人間〕といわれていそうな気がする。
  
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2021年04月21日

【 1950年代 Montblanc No.142 14C-M 書き味向上 】(アーカイブ 2008年7月)

うーん、今ならば胴軸と首軸の重なっているところをヒートガンで暖めて首軸を外してから作業するなぁ〜。

修理や研ぎは道具の数によって生産性が格段に向上する。

しかし書き味調整は指の感覚とセンスと忍耐力と妥協力のバランス。

特に最後の割り切りは、時間に限りがあるペンクリニックでは必須の力じゃな。

もし自分用の万年筆を調整するなら、まったく妥協はいらない・・・というか妥協の余地が無いわな。



2008-07-23 01今回の依頼品はMontblanc No.142じゃ。珍しく?生贄ではない。多少なりとも書き味を向上して欲しい・・・という依頼内容。

通常、No.142のペン先ユニットは、ペン先とペン芯をエボナイト製のソケットで固定し、それを首軸にねじ込む形になっている。

ところが今回の依頼品では、ソケット型ではなくペン芯とペン先を首軸内部に直接押し込むようになっている。


2008-07-23 022008-07-23 03ペン先には歪みや波うちはなく、非常に綺麗!ただしスリットはピッタリと閉じており、インクフローは極端に悪い

またペンポイントは月表面のクレーターのように凸凹で、ザラザラを通り越してジャラジャラという書きごこち・・・

明らかに目の粗いサンドペーパーで成形し、表面仕上げをしていない状況と思われる。

たまにペンポイントの素材が悪くて、いくら研磨してもザラザラのままという個体もあるが今回は大丈夫!


2008-07-23 042008-07-23 05これが書き味が悪い原因!左側の画像を見ると、奥側が手前側よりも若干上に持ち上がっているのがわかる。

そして右側画像を見ると、ペンポイントに明らかな段差が見てとれる。

筆記すると、右から左向きにハネをする際に大きな音を立てて引っ掛かってしまう。【ジャリ〜〜〜〜】てなもんじゃ。

この状態で右画像の向かって左側を上に曲げると、背開きになる。といって右側を下に曲げようとしても、ハート穴から先の全てを曲げるのは不可能。

ここはどうしてもペン先を抜き取って調整せざるを得ない。

ソケット化されていない以上、前から引っ張って抜き取るしかない。生憎と首軸は捻っても外れないほどきっちりと締まっている・・・


2008-07-23 065分間ほど格闘したら運良くペン先だけスポッっと抜けた!ペン先が抜ければペン芯を抜くのは簡単。そのまま引っ張れば良い。

このフラットなペン芯はすぐに曲がったり折れたりするので、決して回そうとしてはいけない!あくまでも真っ直ぐに引き抜く感覚でゴム板で挟んで引っ張るのじゃ。

そして出来上がったのがこの画像。段差が見事に解消されているのがわかろう。【M】ということだがかなり平べったいペンポイント。これは期待できる!


2008-07-23 072008-07-23 08上から見た画像が左。首軸へ押し込む際に非常に苦労した。

ソケット化されていれば、ペン先とペン芯の位置関係の調整は、首軸からソケットを外したままでも可能。

ところが軸に直接押し込むとなれば、押し込んでから若干のズレを発見した場合、またペン先とペン芯を抜くというリスクを冒さねばならない。

いかにソケット方式が便利かを痛感した!最近では海外製萬年筆でもソケット方式にしているメーカーが多い。

先日、デルタのドルチェヴィータ・オーバーサイズでも発見!なんとソケットが金属製だった。

インクがあたるところに金属製を使うというのはよくわからない・・・

これは単なる想像だが、ペン先やペン芯を一貫生産していない海外メーカーはソケット方式にして、軸加工の誤差を回転式ソケットで解消しようとしているのかも知れない。

回転式ならネジ込み具合によって密着度が変えられるので・・・


2008-07-23 092008-07-23 10こちらはペンポイントを整え、表面のクレーターを丹念に丸めた状態。

出来上がった萬年筆で文字を書いてみると・・・美しい!とても拙者が書く文字とは思われない!

やはりスタブ形状のペンポイントでゆっくりとしたスピードで書くと、文字は通常時よりも綺麗に見える。ただし、普段の字が相当に下手な人のみが体験できる悦楽!

短くて細い萬年筆、しかもペン先が柔らかい萬年筆ほどこの悦楽が大きい!モンテローザNo.342が頂点ではないかな?



【 今回執筆時間:5.5時間 】 画像準備2.5h 修理調整1.5h 記事執筆1.5h
画像準備
とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
 
  
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2021年04月20日

Sheaffer インペリアル・ソボリン 18K-B(アーカイブ 2011年4月)

過去を検索していてこの記事に遭遇し、慌ててペンケースを捜索した。

物忘れが激しいので貴重な物を間違えてお嫁にやることは頻繁にある。

まさか・・・と思ってわさわさ捜していたら、見つけた!そう、お嫁にはやっていなかったのじゃ。

これは未使用品ではなく、eBayでずーっと昔に入手していた物。2011年に記事を書いたタイミングで18金ペン先であることを発見したお宝!

Sheaffer好きの拙者にはたまらないなぁ〜、大事にしなくっちゃ!


そういえば2021年の5月29日(土)には、萬年筆研究会【WAGNER】の北海道地区大会@札幌大丸藤井セントラル7FのSKYルームで開催予定。

2020年はCOVID-19の影響で開催を中止したが、今年はどうだろう?


拙者が
主催のイベント
に対する開催判断は明確。


拙者が東京都に出かけて主催する場合は・・・

東京都開催都市とのいずれにも緊急事態宣言まん延防止等重点措置が出ていないこと。


拙者が東京都主催する場合は・・・

東京都緊急事態宣言が出ていないこと。まん延防止等重点措置発令下であれば感染防止対策が可能な会場限定で開催する。先日の蒲田大会のように。


としている。ただ、忘れっぽいので、ここで定義した内容と違うことを万一書いたら指摘して下され




2011-05\4-14 012011-05\4-14 02本日紹介する萬年筆は、間違えて先日の札幌大会のペントレに出してしまったもの。幸いにして無事に手元に戻ってきた。

一見するとありふれたインペリアル・ソボリン。拙者が萬年筆に嵌まる少し前に日本で大ヒット?した萬年筆じゃ。

アメ横まわりを始めた頃には、各店に4〜5本ずつくらいは残っていたと記憶している。

たしか一本15,000円程度で購入したので最後の定価は25,000円だったのであろう。

これまでに通算20本くらいは購入しているが、これが最後の一本!実はペントレに出そうと思っていたのだが、目垢がついたので出品を取りやめるかもしれない。


2011-05\4-14 032011-05\4-14 04日本にはソボリンのBはほとんど入荷されなかったのかもしれない。XFとFが主流でたまにMに出会うくらいだった。

そこでBニブ!ということで飛びついたのだが、届いたものもみて驚いた!


2011-05\4-14 05なんとホールマーク入りの18金ペン先が付いている!インペリアルに18金ペン先なんて想像もしていなかった。

仏蘭西輸出用か、あるいは別の金無垢ボディ用の首軸を付け替えたのかは不明!前者だとありがたいなぁ。

それにしても、このホールマークは意味をなしているのであろうか?文字も文様も読み取れないのだが・・・


2011-05\4-14 062011-05\4-14 07このインペリアルはかなりペン先が上に反っている。この反りのおかげか、はたまた18K素材による柔さ(やわさ)か、タッチはかなりソフト!

札幌で試筆した人からも同じような意見が出ていたので間違いは無かろう。

筆記時のバランスがまったく手に合わないので、拙者がこのインペリアル・ソボリンを使う事は無い。

タルガ型は良い感じなのに、インペリアル型はダメ。やはり拙者には筆記時の軸の長さの方が重要要素じゃ!

重度の花粉症に風邪を併発して寝ていたのだが、どうしても出かけなければならない用事が出来たので、帰りに翡翠の入った萬年筆をうけ取りに行くことにする。 
  
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2021年04月19日

夥しいラメの入ったインクと、墨染 21K-Z → 縦横同線幅化

@01本日調整した萬年筆は左の2本!上はインク止め式のOPUS88に超絶ラメインクを入れたもの。

下は、墨染の21K-Zのペンポイントを縦横同じ字幅の文字が書けるように調整したもの。

どちらもすさまじいことになったので・・・ご報告まで!


@08こちらはOPUS88に入れたラメ入りインク。萬年筆メーカーが発売しているので大丈夫かと思ったのだが・・・

そのメーカーの萬年筆に入れたら一晩で詰まった。そりゃそうだ、どう考えても〔樹海〕や〔深海〕の3倍はラメが入っている。

まぁ、その分、ギラギラに光って面白いが、入れる萬年筆が無いのは興ざめ。

そこでOPUS88 DEMOに目をつけたのじゃ。こいつはJOWOのラメに強いペン芯を持っている。

ガラスペンの硝子が傷つきそうなほどラメの入ったインクだが、どうやらOPUS88 DEMOであれば使えそうじゃ、今日のところはな。


@02こちらは〔墨染〕で、専用のグレーのインクを入れている。

元々はZのペン先なのだが、拙者は縦書きをしないのでZの必然性は無い。でも極太の字は書きたい。


@03@04@05@06また変体少女文字のような縦横の字幅の差が無い文字を書くのに使おうと考えて購入したので・・・

Zのペンポイントの先端部を、背中から見ると1980年代のNo.149No.149に似せて研いだが、こちらは使わない。

単に見栄えを良くするためだけの細工!ペン先を逆にして書くとStub調の字形にはなるがそれを狙ったわけではない。

インクフローが良く、かなり極端に傾けて書いても引っかかったりかすれたりしない。しかも上下左右の字幅がいっしょ!

拙者は通常はスタブ調の横細縦太の線幅が好きだ。調整もStub調整が大好き。

しかしチビ鉈研ぎやたこスペ超不細工を発表して以来、鉈研ぎやUEF研ぎ出しの要望が多い。

その影響で縦横同一字幅でぬるぬるぬらぬらと書く楽しみを忘れてしまった。

そこでそれを思いだすべく、Zから研ぎ出してみたのだが・・・いやぁ〜いいわぁ!たまにはぬるぬるぬらぬらも経験しないと脳が気持ちよくならんわ!

  
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2021年04月18日

HAROの回転吸入式ボールペン/ローラーボール?

@01昨日、蒲田で開催された裏定例会で、妙な物を入手した。入手したのは、言わずと知れた紙様のブース。

この怪しい筆記具については紙様の2018年8月に詳細な解説が載っている。

https://ameblo.jp/kamisama-samasama/entry-12399328151.html

最初に見たときはPelikan 100の青軸かと思ったが、クリップが違うので笑ってしまった。

半一族の方々は,一度は見せていただいているようで、感激も無かったようだし、拙者も興味は薄かったのだが・・・

あまりの書き味の良さに買ってしまった。そして、まったく後悔していない。いままでで一番書き味の良いボールペン/ローラーボールじゃ。


@02@03左画像のように回転吸入式でインクを吸い込む。

最初、どこからインクを吸うのかなぁ?と疑問だったが紙様のBlogでわかった!

なるほど、そういう手があったか!これには脱帽じゃ。

絶対にボタ落ちの無いボールペン/ローラーボールといえる。ところで、ボールペンとローラーボールの本質的な違いは何なのかなぁ?


@04先端部のボールのところから、吸入した万年必要インクが出てくるのだが、この書き味が独特で面白い。

ガラスペンほど当たりが硬くなく、萬年筆よりもぬめ〜っとしている。

そしてどんなに捻って書いても、超高速筆記してもインクが追随してくれる。

従って英語のサインを超高速で書くときなどには実に良い。萬年筆ならかすれてしまうような箇所もこいつを使えば絶対にかすれない。

なんか、似たような筆記具があったような気がするのだが、思い出さない。

これじゃない?というのがあったら、コメント欄からアドバイス下され。  
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2021年04月17日

初めて開催した萬年筆研究会【WAGNER】裏定例会@蒲田

萬年筆研究会【WAGNER】の裏定例会は、ここ何年かは大宮と横浜で開催されてきた。

大宮会場は、後片付けがいらないので便利、横浜会場は中華街が近くて宴会に便利・・・ということで変更しにくかったのだが、コロナのせいで風向きが変わった。

いずれの会場も窓が開けられないので、換気が難しく感染リスクが高いという弱みがあった。

これは名古屋のウィンクあいちも同じ。中途半端に新しいので、窓が開かない・・・

先日の名古屋大会は昔使っていた名古屋国際センターに移して開催した。ただ、となりが来年入学する幼稚園年長組を対象にしたランドセル予約会で超密だったのは誤算。

今回の蒲田の会場は三ヶ月前以降しか予約できないので、はっきりと日程を決めにくいのが困りものだが・・・

コロナ対策としては万全! 窓を開けると空気がピューピュと入ってくるし、ドアも二カ所開放に出来る。

これは長いお付き合いになりそうじゃ!近隣においしい食べ物屋もたくさんあるし!

何よりも、ゴミ出しが自由なのが助かる。しかも、本日の申込書を持参したら、何故か7月の申込書も作ってくれていた。よく気が利く!

蒲田大会とは言うものの、参加者は三島大会とほぼ同じ!そう75%以上が半一族であった。

プラチナ萬年筆が作っていたエバーシャープ・スカイラインのコピー商品には口があんぐり!

レバーが無いところ以外はスカイラインのデッドコピー!

そしてキャップを開けるとペン先はSheaffer巻きペン先のデッドコピー!

戦後の復興期は、日本も必死で米国に追いつこうとしていた。すなわち米国が模範で理想という時代だったのだろう。

この時期はなんでもありだったようで、現在の中国製萬年筆と同じようにコピー商品で値段は格安、品質は酷い?というものでも売れた。

いや、現在の中国製萬年筆はけっこう品質も良いので、復興期の日本よりははるかに出来の良い萬年筆を作っている。侮ってはいけない!

本日は珍しく〔紫好きん〕さんもいらっしゃった。紫軸にしか興味が無いかたなので見せていただくと・・・

プラチナ・プレジデントの紫軸に、レオナルドの紫軸というのを持ってきて下さった。

海外のどこかの販売店の限定品かもしれない。よくぞ見つけたなぁ〜といつもながら感心!

そうこうしているうちに、ふとたこ娘さんの方を見ると、半一族に半な萬年筆の仕組みを教わったり、半なペン先の修理を嬉々としてやってる。

ゾンビ好きのたこ娘さん、ゾンビに食われてゾンビになるかのように、半一族に囲まれて立派な?〔半〕予備軍!

萬年筆研究会【WAGNER】に限り、〔たこ娘〕を〔たこ娘〕に仮変更したのだが・・・半一族に入れるかどうかの判断を出来るのはつきみそう先生ただ一人!

さて、まだ仮免許の〔たこ娘〕は、めでたく?〔たこ娘〕になるのか?それとも〔たこ娘〕に戻るのか? 実に楽しみじゃ。
  
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2021年4月17日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 裏定例会 in 蒲田 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:417日( 10:3016:30 開場10:00  ペンクリ会員限定開催日当日会員登録された方も調整は受けられます)

場所:大田区産業プラザ 1階 A会議室   住所:東京都大田区南蒲田1-20-20

2021年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく! 

 

入会申込書 V3


新規入会希望の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
会員登録が必須条件となりますが退会も再入会も自由です。

入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。


記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね。 
  
18未満の方は参加費無料です。友人を誘って・・・勇気を持って覗いてみてね!

  続きを読む
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2021年04月16日

解説【萬年筆と科學】 その57 の代わりに 【反響】 (アーカイブ 2007年11月)

この記事を見て、萬年筆の普及は地道に一人ずつやる方が効果が高いのかもしれないと思った。

SNSでわーっと広めるのが一般的になったが、物としての萬年筆ではなく、萬年筆への愛を知らせるには、やはり一人ずつ・・かもな。


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どう自分を勇気づけても【萬年筆と科學】その57でBlogを書くのは楽しくないので、止めることにする。何も新発見の無い章をまとめてみても楽しくないのでな。

今回は、趣を変えて【ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!】の反響をお伝えしてみよう。昨日はおもしろい事があった。

会社の昼休み後、外線からデスクに電話が入った。取ってみると、元外人さんから・・・今は日本に帰化している人。日本語もペラペラ。

今度ぅ、友人のお祝いに何かプレゼントしようと、ずと考えていたのですが、あのペン!ペン!の本を読んで、萬年筆に決めましたぁ。

でもぅ、萬年筆にぃは好みや、書〜き味というのがあるの知りましたぁ。東京では、どこが買うの良いですかぁ?
】・・・記憶通りに書いた・・・

京都から上京して買うならぁ、丸善オアゾが便利ですよぅ】・・・なんとなく拙者も英語イントネーションの日本語になってしま〜ぅ・・・不思議ぃじゃ・・・

おぅ、マ〜ルゼンですかぁ・・・。イトゥヤはどうですかぁ?あそこはダ〜メですかぁ?

伊東屋でも大丈夫ですよ。プレゼントなら相手の人を上手に日本語で表現できれば、良い物を選んでくれるでしょう

おぅ、ありがと。

彼は日本語を自由自在には読めないはずだが、それでも【書いた人が皆幸せ】ということは伝わったのじゃろう。

同じパーティで本を差し上げた、女性常務にその話をメールで伝えたら、折り返し以下のようなメールをいただいた。だいぶ略すが・・・

やっぱり、あの本を読むと誰でも万年筆が欲しくなるんですね。

私、ご紹介いただいたアメ横の○■△◎◆に行く前にペリカントレドM700を入手してしまいました。

26日にも○■△◎◆に行って見てきましたがその時は見るだけでインクを買うにとどめました。

その話をしたら友達も欲しくなったらしく、昨日■△デパートの万年筆売り場に行ったそうです。

でもM700もM900も置いて無かったとのこと。

ペリカン日本(株)はアメ横のそばにあるそうですね。

その友達を○■△◎◆に連れて行こうと思っています。


拙者はペリカン日本(株)がアメ横にあるとは知らなかった。萬年筆初心者の人に教わることも多い。

拙者は自分で調整が出来るので、店頭販売されている定番モデルの書き味に変化が出た事などには疎い。

そういう情報は日頃から試し書きさせてもらいながら検討している人の方が情報量が多い。

よく三現主義【現物、現場、現実】というが、萬年筆の最前線は店頭じゃ。やはり店頭に行かなければ潮流は読めない。インターネットにへばりついて購入しているだけではダメ。

現場に行ったり、現場に行っている人の話を聞かないと時代に取り残されてしまう。

WAGNERの定例会などは、最新の情報が必ず入ってくる。これが貴重じゃ。

情報提供者はその価値に気付かないで、ボソっと言ったことが、蜂の巣をつついたような大騒ぎになることもある。だからエキサイティング!

ともあれ【ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!】は読んだ人の何倍もの萬年筆愛好家を生んでいるのは間違いない!
 
  
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2021年04月15日

【 Montblanc Monte Rosa 14C-EF インクが出ない・・・ 】(アーカイブ 2009年9月)

萬年筆関係のビジネスを活性化させるには、流通する萬年筆の本数を増やすと同時に、一本の万年筆が一生のうちに何度売り愛されるかも重要なファクターだ。

すなわち何度人手に渡るか?しかし、いやになって手羽したり、購入したものの、壊れていたり、書き味が気に入らなかったりもする。

だからこそ、修理や書き味調整をするお店や調整師のニーズがあるのじゃ。

下に述べた、萬年筆の婚活エステをやるのが萬年筆研究会【WAGNER】かな?




2009-09-19 01今回の依頼品は、その昔、拙者が修理したもの。それに不具合が出たので再修理というものじゃ。

こういうケースでは、昔と今との修理技術の差を知ることが出来て面白い。

今回のケースでは、以前ならその程度で満足していたものが、今では信じられないほど雑な修理であったと気付いた!

この歳になっても少しずつは進歩していると知るのは悪い気はしない。


2009-09-19 022009-09-19 03これが以前の修理状況。悪くない。当初は自分がやった調整とは気付かず、素晴らしいなぁ・・・と驚いていた。

ちゃんと仕上げにペン先を金磨き布で磨いてあるし、ペンポイントも角研ぎにしてある。依頼者の好みを知り尽くした調整・・・と驚いていた。

強いて言えば、先端部がラクダの瘤のようになっている部分を見て、とりあえず拙者のほうが腕が上だわい!と安心していた。


2009-09-19 04
2009-09-19 052009-09-19 06ところが横顔をみて、拙者の修理物だと気付いた。ペン芯の先端部を丸く削ってある。

これはペン芯先端部が痛んでいた際、傷口部分を消し去るために除去して丸めるという外科手術。

機能的には問題はないのだが、見映えが悪い。外科手術をやるにしても、今ならもう少し綺麗にやるなぁ・・・と感じた。

この画像ではわかりにくいが、実はペンしとペン先との間に隙間が出来て、インクが出ない症状があるとのこと。

多少の隙間であれば問題はないはずなのだが、インクによっては渋いケースもあるので、ペン先とペン芯との密着度を上げる必要がありそうじゃ。

またペンポイントの調整も、いまならもう少し見映えを良く出来る。やはり過去の作品とのベンチマーキングは、今を知り、今後の方向性を見極める上では非常に重要じゃな。


2009-09-19 07ペン芯は思い切って交換することにした。上が先端部を削ってしまったもので、下が交換用ペン芯。

交換用はフラットフィードじゃ。以前、依頼者から頂いたジャンク品のNo.142?から抜き取ってあったペン芯を移植することにした。


2009-09-19 08まずは先端部のスリットを多少拡げた。これで書き出しの筆圧が低くてもとりあえずは紙にインクが付く。

実はこれだけでインク切れと勘違いする症状は解決するはずなのだが、念には念を入れて、ペン芯を密着させる作業に入った。


2009-09-19 092009-09-19 10最近ではヒートガンを使うようになったので、ペン芯を反らせたり曲げたりが自由に出来るようになった。

以前は熱湯を使っていたので作業時間がかかりすぎると、お湯の温度が下がって面倒だったが、今では非常に楽。

ヒートガンは持ち運びには不便だが、作業効率は格段に上がる。自宅での調整にはピッタリだが、ペンクリに持っていくのは骨が折れる。

ましてや飛行機には持ち込むのは憚られる。テロに使えそうな形状をしているのでな・・・

角張っていたペンポイントの仕上げをやや丸く仕上げた。書き味に差はないが、見映えを良くするためにな。何故か?

書き味が良いだけではなく、ため息が出るように美しい形状にしたかったから。

これは依頼者の元へ帰れば、そのままお嫁にいくはず。いわば婚活エステ。この磨き上げられたモンテローザが誰の元へ行くのか楽しみ!

そしていつか、また再会したいものじゃ。一人の人に死蔵されるよりも、いろんな人にVintage萬年筆の妙味を楽しんでもらいたい。

そういう意味でも調整済萬年筆の回転率を高めるのは大賛成。

出来ればその萬年筆が出来た当時に想定したベストの書き味を再現して流通させるようにして欲しい。

それでこそがVintage萬年筆を楽しむ王道だと信じている。




【 今回執筆時間:4時間 】 画像準備1.5h 修理調整1h 記事執筆1.5h
画像準備
とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整
とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
 
  
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2021年04月14日

【 Waterman ル・マン 100 オペラ 18K-M ひっかかり 】(アーカイブ 2009年5月)

このBlogを書いた2009年時点では、今と比べればインクの種類ははるかに少なかった。まだラメ入りインクなど特殊インク扱いされていた。

入っているラメが大きく、乾燥しやすい溶剤に入れられていると、一晩くらいでペン芯のスリットで固まってしまうこともあるようだ。

スリットにびっしりとラメが詰まったペン芯にもたまにお目にかかる。

従ってラメや顔料の入ったインクで楽しむ場合は、一日たりとも休ませず、頻繁に使うか・・・

詰まったら洗浄する覚悟で使えば良い。特にペン先とペン芯を分解しなくても洗浄できる場合もある。

ただ1週間も放置して固まらせたら、そう簡単には元に戻らないかもしれない。

拙者はアイドロッパー式の万年筆にラメ入りの深海を入れているが、1週間使わなくても詰まらない。

ようは万年筆とインクの相性は微妙なので、先人の経験を参考にして決めた方が良いと思う。

回転吸収式にラメを入れて詰まらせたらお掃除大変でっせ。スケルトン軸なら見えるだけに余計気になってしまう。

今回紹介するハート穴が丸いル・マン100用のペン先は、拙者にとって最初の高級万年筆だった。

しかしスリットがO脚だったため、急いで書こうとするときには、必ずインクが出なかった。しかたなく、トントンとしてから書き始めざるを得ず、非常なストレスを感じていた。

そのせいで、もっとまともな万年筆を探して旅に出たのだが・・・100%満足する万年筆には会えなくて、とうとう調整の道に足を踏み外したのであった。

しかし最後に書いてある、証券用インクはないなぁ・・・あまりに危険で!




2009-05-23 01今回の依頼品はWaterman オペラ。これは拙者も大好きで何本も購入した。現在では一本を残して全てお嫁に行ったかな・・・

初めて輸入筆記具カタログに掲載された時には6万円だったはず。それでも安いと感じたものじゃ。

拙者が黒のチェイス柄が好きなのは、このオペラから刷り込まれたのは間違いはない。そのあとのParker グリニッジでトドメを挿された感じかな・・・


2009-05-23 022009-05-23 03症状はペン先が多少ひっかかるのと、インクフローが悪いこと。

左画像でわかるとおりかなり強く寄っていた。手でエラを反らそうとしても無駄!非常に戻りの良いペン先なのじゃ。

これには参った・・・何度やってもスリットが開かない!ものすごい力で寄っている。こんなに寄りの力が強いル・マン100型のペン先は初めて!


2009-05-23 042009-05-23 05それでは首軸から外して・・・と思ったが、コレが抜けない。ヒートガンで炙ってもビクともしない!

しかたなく80度くらいのお湯につけて、5分に一回くらいコンバーターでお湯を上げ下げすること数回を繰り返して40分後にやっと抜けた!

ペン先は第二世代で、丸いハート穴付き。この世代まではペン先は柔らかい。

ただし切り割りがO脚状になっている個体もあり、そうなるとインクが切れる。

ハート穴があるということは、ここから空気を入れることを意味するが、この部分に不具合があるのか、筆記途中で急にインクが切れる症状が出る個体もある。

次の世代のペン先からは問題が消滅したようじゃ。


2009-05-23 062009-05-23 07ペン先をペン芯と分離したことによって調整はずいぶん楽になった。特にペン先のスリットを拡げる作業などはまったく能率が違う。

画像でわかるように腹開き気味に調整したが、首軸に挿さったままでは手の施しようがない・・・。

それにしても時間のかかった調整であった。研磨などはすぐに終わるが、左右のバランス、寄りなどにこれほど苦労したのは初めて。


2009-05-23 082009-05-23 09こちらが横顔。二段上の横顔画像と比べれば違いがわかろう。

依頼者の筆記角度に合わせてペンポイントの斜面角度を大きく変えた。これでヌラヌラの書き味が実現できる。

もしベースがBやLだったら、よりいっそうぬらぬら感が増したであろう。

ル・マン100系は首軸先端部に弱点があった。金鍍金部品なのだが、この鍍金がハラハラとフケのように剥がれ落ちる。そうすると、その下の真鍮部分が劣化しはじめて小汚くなる。

それが気になる人は、コンバータではなく、カートリッジを装填して使ってるようじゃ。

Watermanのカートリッジはコンバーターよりもはるかに容量が多いので、色さえ気に入れば絶対にお奨め!

最近、国内外で新作インクがどんどん出るが、あらゆる環境下でテストされたものではないので、かなり危険なものもある。

ただ、分解清掃方法がわかっていれば、怖い物はない。たとえ証券用インクを誤って入れた萬年筆でも救出可能じゃ。こころおきなくインクをお楽しみ下され。
 
  
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2021年04月13日

萬年筆研究会【WAGNER】表定例会@御徒町における PenHood 会長のスピーチ (アーカイブ 2013年7月)

COVID019の影響で、現在では韓国と日本の間を自由に行き来する事は出来ないが、2013年時点では本当に自由に行き来が出来た。

交通の便が良いので、短い用事なら日帰りも可能(ただし運賃は2日以内の滞在だと割高)。

拙者は東京からソウルに一泊して翌日のソウルペンショーに参加し、その日の夜に台北に渡り、翌日の台南ペンショーに出席したこともある。

ソウルも台北は、飛行機を使う限りは、松江よりの気軽に行ける場所だった。

一昨年の秋の泉筆五宝展には、PenHoodの会長と調整師2名がいらっしゃり、会長がParker 51の調整をたこ娘さんに依頼された。

相手が誰だ知らなかったたこ娘さんは、なんなく調整して会長から感謝されていたが、拙者はとなりでドキドキしてた。

Parker 51というハンドルネームを持つ、世界最大の万年筆愛好家団体(会員数2万人以上)の会長が差し出したParker 51の調整!

しかも万年筆関係の著書も多く、メディア出演も多いParker51さん。

おそらくは韓国の若い調整師に、たこ娘さんの調整の所作を見せたのであろう。

ソウルペンショーでのペンクリは、主として修理が中心で書き味調整はそれほど多くなかったはずだ。

2013年頃に拙者がペンクリを行った時には書き味調整のみと言うペンクリが珍しかったのか、1日に50人以上来てくれた。

日本語が話せる若者も多く、感謝の言葉を日本語で紙に書いてくれた中学生も。

なんでも日本製のアニメで日本語を覚えたと言ってたな。

万年筆の世界は、文化交流があってこそ面白いのだなぁ〜と改めて感じた。

物を売るペンショーよりも油を売るペンショーの方が面白いのかもな。




昨日開催された萬年筆研究会【WAGNER】表定例会@御徒町には、海外からの参加者も大勢いらっしゃった。

・ 韓国からいらっしゃったPenHood会員の方 10名

・ 日本留学中の韓国籍WAGNER & PenHood会員の方 1名

・ ベトナムにお住まいで日本帰国中に参加いただいた方 1名 

・ 米国にお住まいで日本帰国中に参加いただいた方 1名  

・ スペイン国籍で日本にお住まいの方 1名

★合計14名  

また初参加の日本人の中に、1人で参加された14歳の中学生、16歳の高校生もいらした。

合計63人の方々が参加された萬年筆研究会【WAGNER】@御徒町では、14:00ちょうどに、PenHoodの会長であるParker 51さんからスピーチをいただいた。

一週間ほど前に依頼し、3日前までに原文を提出していただき、通訳の方に日本語化していただいていたものじゃ。

そのスピーチ内容があまりにすばらしかったので、Parker 51さんに了解いただき、ここに掲載することにした。


こんにちは! 私は韓国の万年筆クラブ、ペンフードの会長を務めているパーカー51です。


今回の訪問は2010年にWAGNERの訪問から始まったペンフードとWAGNER両国親善の交流から更に発展し、今年はペンフードがWAGNERの定例会に訪問する事になりました。


ペンフードとWAGNER、皆が万年筆が好きな人達です。


国が違い、環境が違っても万年筆を好きだという気持ちが今日の出会いにつながる原動力になったのだと思います。


この度、快く招待して下さったWAGNERの会長と、毎回交流の度に言葉の壁という不便さがある中でご尽力下さる双方の会員の方々に限りない感謝を申し上げます。


万年筆の誕生は人間が理想的な筆記具を持ちたいという欲望から始まりました。


そして数百年人間と共にあり、最高の筆記具に進化しました。


万年筆は重力と毛細管、慣性、張力、そして毛細管現象と言う正確な科学(サイエンス)の原理により筆記が出来る訳ですが、それが美しくなければこの様に長い間人間と共にある事は出来ませんし、だからこそ最高の筆記具と言えるのだと思います。


では万年筆のどの点が美しいのでしょうか?

ペン先、軸、キャップ、クリップ。

私は外観だけでなく万年筆の内側に品性があると考えます。


これは例え話なのですが、時速150キロの豪速球を打ち返せるプロ野球選手のコンパクトにまとまっているスウィングを見た時に美しいと言う思いを抱く様になりました。


これはボールを打つ時に無駄な力が無く最短の時間でバットがボールに当たる時のみ可能な事です。


この美しいスウィングというのは数万回の練習と数多くの試行錯誤を通して完成されたものです。

万年筆もこれと同じだと思います。


百年間の努力と試行錯誤があり、正しく作られてよく調整された
万年筆で書かれた線、即ちそれは文字と言う事ですが、それはどんな筆記具より美しいと言うだけでなく書く時に力がいりません。


これは以前からもそうでしたが、これからもずっとそうだと思います。

 

私達はそういう品性を持つ素晴らしい筆記具を愛する素晴らしい仲間達です。


これからも
ペンフードWAGNERとの友好が末長く続くよう願っています。

 

ありがとうございました。

 
ペンフード代表 パーカー51    パクジョンジン 



今回の二次会は3時間半以上となり、義兄弟の契りをかわし、11月の韓国 Pen Show に招待された萬年筆研究会【WAGNER】会員もあったもよう。

また釜山から博多での萬年筆研究会【WAGNER】に参加されたいという方も!

拙者も11月の韓国Pen Show では、ペンクリだけではなく、スピーチもやるように(しかも原稿は3日前提出)依頼された。

今回のParker 51さんのスピーチのように格調高くはならないが、(言い出しっぺの責任として)今後とも両国(りょうこく)の萬年筆愛好家が集う場は提供していきたいと考えている。 
  
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2021年04月12日

ペリカンが作ったクロスの万年筆(アーカイブ 2005年11月)

いまとなっては下の記事の信憑性は怪しいのだが、最近はセーラーがクロスの18金ペン先を作っているという都市伝説がある。

モデル名はクロス・ピアレス125という極太万年筆。このペン先の形状は、まぁ、セーラーに似てなくはない。

ペン芯を見ればわかるのだが、実物を見たことが無いのでなんとも・・・

ちなみに、タウンゼントの方は下の記事の時代と同じ形状なので、記事が正しいとすれば、Pelikanと同じメーカーが作っていることになるが・・・どうなのかな?



クロスはボールペンのメーカーとして有名だが、実はずいぶん前から万年筆も作っている。

1990年ごろの何の変哲も無い万年筆を使っていたが、実に書き味が良かった。

特別なモデル名も無く、18金無垢、14金無垢、14金張、純銀、10金張が金ペン付き。

そのほかにクラシックブラック、サテングレイ、クローム軸に万年筆がラインナップされていた。こちらはスチール製ペン先付き。

拙者は14金張の軸でBニブ付を使っていたが、デザイン的にイカサないのに、書き味はヌルヌルで絶品に調整出来た。

柔らかいペン先ではないので調整も楽だった記憶がある。何よりキャップの嵌合(かんごう)がしっかりしているのが気に入っていた。

その後、写真のタウンゼント・シリーズが出たときには目を疑った。それまでの機能一本やりで無駄の無いデザインから見ると、実にぼんやりとしたデザインに思われた。

各部の作りにも精巧さがなく、キャップなんぞはすぐに嵌合が甘くなる予感がした。

従ってほとんど気にもしなかったのじゃが、写真のジェイドグリーン軸が発売された時には目を奪われた。


2005-11-24 AM Cross_Townsent_Jade_18K_Bあまりにも綺麗な翡翠色!思わず一本買ってしまった。

しばらくはペンケースに収まっていたのだが、パーカー・ペンマンのエメラルドグリーンのインクが手にはいると同時に稼動が始まった。

クロスで一番秀逸なデザインのものはどれか?それはコンバーター!クロスのコンバーターのデザインは世界一だと思う。本当に美しい!

そのコンバーターに吸入されたエメラルド・インクはどぎつい色ではあるが、翡翠色軸と妙にマッチしており手放せない一本になっておった。

ある時Fountain Pen Inks A Samplerを見ていたら、Crossのインクが記載されていない。著者に問い合わせたらPelikanとまったく同じだから省いてあるとのこと。

な〜んだ、CrossのインクはPelikanが作っていたんだ!とわかった数日後、Monolith6さんから、CrossとPelikan M400のペン先はj形状が同じではないかとの指摘メールが来た。


インクの件があったので、ピンと来て分解してみると、形状はまったく同じ、ペン芯は一部違う部分もあるが、ほとんど同じとわかった。

ここにきてCrossの万年筆関係はPelikan社が請け負って作っていると確信した。ずいぶん前のことじゃ。

タウンゼントのペン先は最近のM400のペン先と同じで、書き味がボケている。しかし素性が同じであればたこ吉調整を施せば書き味が激変するはず。

さらに軸が長いのでM400よりも蛸調整の恩恵を受けやすい。これはぜひ実験してみたいもんじゃ。

タウンゼントのBの書き味に満足がいかない人がいれば、お申し出下され。必ずや書き味は変えられますぞ!   
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2021年04月11日

【 Pelikan M1000 緑縞 18C-3B 】(アーカイブ 2007年2月)

下記で紹介した【万年筆ミュージアム】は、当時は万年筆愛好家にかなり反発を食らっていた。コレクションの自慢本と断定する人もいた。

しかし解釈によってはためになると思ったので、敢えて肯定的意見を述べていたのだ。

そしてM1000だが、この時代のM1000は抜いたペン先をソケットに押し込む際に腕の筋肉が切れる?ほどには硬くなかったようだ。

今ではM1000のペン先調整がくると、かなりドキドキする。利き腕の左腕を3度ほど痛めたからなぁ〜。直るのに一回やると半年かかった。


2007-02-02 01今回の依頼品はPelikan M1000。症状は寝かせて書くときにイリジウムの腹が一部ひっかかる感じがするとか。既に一度筆記角度に合わせて調整してある万年筆。

従って微調整の範疇でことたりる・・・が、筆記者の現状の筆記角度の変化に合わせてインクフローまで見直すことにした。

拙者もM1000のキングコブラ付を愛用していたのだが、軸の取り回しが出来なくて、軸とペン先とに分けて嫁がせた。

筆記時19僂砲覆襪茲Δ閉垢ぜ瓦好きで、かつ、極太軸が好き!という拙者じゃが、どうしてもM1000が手に合わなかった。

M1000もM1050もキャップを後ろに挿すと、ペンに振り回される感じになり、結局キャップを挿さないまま筆記していた。

実は上記こそが拙者に軸のバランスの大切さを教えてくれたエピソード。

M1000もM1050(バーメイルキャップ)も手に合わないのに、マルガリータ(純銀軸)は手に合った。

軸の許容範囲が普通の人より数倍は広い拙者じゃが、M1000だけが何故か極めてバランスが悪く感じていた
・・・

おそらくは握った際の親指と人差し指の輪の中心に重心が来ないのが原因だと思う。

拙者が無造作に握った位置が、どうしても心地よくない場所になってしまう。市井の調整人としてははずかしい事実じゃ。

しかも重心が後ろにある方が好きなのにもかかわらず、M1050よりはM1000の方が手に合う・・・

原因は想像がついたのだが納得はまだしていない。重心位置は【長時間萬年筆を握る人にとっては極めて重要】と実感させてくれたM1000。

書き味なんて調整でねじ伏せられるという傲慢な考えを、自分自身の経験から否定せざるを得なかったエピソードじゃ。

現在、母の四十九日の準備で帰省しているが、乗り物に乗車している時間で【万年筆ミュージアム】を初めて通読した。

著者の渡辺氏が解き明かした【個々の限定品をそれぞれをどのように訴求すればより広いマーケットの消費者を取り込めるか】という分析はさすが専門家だけあってすばらしい。

メーカーや販売店はぜひ彼の意見に耳を傾けてマーケットを刺激する商品開発を続けて欲しい。

出来ることなら、萬年筆の装飾だけではなく内部構造や素材からも手抜きを無くしてくれれば言うことは無い。

渡辺氏の意見は【ヲタク】である我々に警鐘を鳴らしてくれている。これにはハッとした。萬年筆よりもはるかに実用性の乏しい【蒸気機関車】にもヲタクは多い。

部品を集める人から写真を撮る人、はたまた乗車して楽しむ人、ゲージの上を走らせて楽しむ人・・・さまざまじゃ。

決定的に違うのは【ヲタク】相手の商売で成り立っているのが【蒸気機関車】の分野。そこでは一般の人の支持も集めている。

新商品がまったく無い【蒸気機関車】の分野でビジネスモデルが成り立つ・・・萬年筆に当てはめれば【ヲタク】の描く理想郷が見えてくる。

Vintageや中古品しか無くなった萬年筆の中古品を扱う業者がたくさんあり、また専用の修理工具、修理部品を製造する会社も存在する。

ミニチュア模型【さしずめミニ檸檬?】も販売され、萬年筆自作キットも販売されコンテストが行われる。それらが文化行事となり一般人も多数参加する・・・


そういう文化をまったく醸成する努力をせず、メーカー批判を繰り返しているばかりでは【ヲタクが萬年筆業界をダメにする】と言われても仕方あるまい。

ヲタクが業界を支配する道はただひとつ。ヲタクの購買力を上げる事。ヲタク関連の売上が50%を超えれば業界はヲタクと協業出来る。

【古いものにしか良い物が無い】と言ってばかりいないで、現行品をどう一般の人に訴求するかまで考えないと業界にとって役に立つ【ヲタク】にはなれない。

【ヲタク】一人一人が萬年筆の宣伝マンとなって、萬年筆のすばらしさを普及しなければならないのじゃ。

では渡辺順司氏も気付いていない萬年筆のすばらしさとは? 【筆記角度の自由度】

ボールペンやローラーボールは現在のところ、スイートスポットが狭い。同じ角度で筆記しないと字がうまく書けない。筆記具に使われる感じになる。

ところが万年筆は(カスタマイズすれば)筆記角度フリーと言ってよいほど自由度が高い。

また完全なるローテク製品の為、自分でのメンテナンスも楽じゃ。いや楽になるように作るべき。

単なる筆記具としてではなく、いじって楽しいおもちゃでもあるような嗜好品に昇華させればマーケットは広がるだろう。

萬年筆業界はいまだに【萬年筆】をブラックボックス化しようとしている。栄華を誇った時代に顧客クレームに閉口した経験からだろう。

ブラックボックス化は、萬年筆にクレームをつけた人の意見を集約した結果であって、萬年筆を楽しもうという人の意見の集約ではない。

こうなったのは良い意見のフィードバックをしてこなかった利用者と、良い意見を収集する仕組みを持たなかったメーカーの共同責任。

【お客様相談室】の企業における位置づけが【クレーム対応窓口】では前向きな意見は集まらない。

【伺い状】の仕組みが復活すれば前向きの意見も出てこよう。これはメーカー側の努力。

【ヲタク】側の努力は、とにかく現行品をたくさん買い、魅力を回りに知らせる事。そして見込みのある人にだけ、こっそりとVintage物を教えてあげることじゃ。

現在Vintage物は安い。1950年代No.146が現行No.146の定価よりも安く入手出来る事の方が異常!

相場は購買者が決めるとすれば、ヲタクが購買者を増やす努力をしていないから相場が上がらない。

根底には【友人は欲しいが、競合者は増やしたくない】というさもしい考えがある。ここは一番、萬年筆業界の理想郷を目指して、ファン拡大に走ろうではないか!

そういう気持ちにさせてくれた事、さらには、萬年筆を取り巻く文化的背景などを説明してくれた【万年筆ミュージアム】には感謝したい。

渡辺氏の本意は副題にある【歴史と文化に触れるモノ造り】をしよう!という事。

この書籍は【個々の万年筆をどう訴求すればよいか?】というメーカー/販売店に対するアドバイス本と考えるのが妥当じゃ。

渡辺氏が作り手/売り手を啓発するとすれば、ヲタクである我々は使い手側を啓蒙しなければならない。

対象が数万倍あるので大変じゃが、一歩ずつやるしかなかろう。まずは啓蒙書としての【私の選んだこの一本】を手始めに、利用者を増やす努力をしなければならない。

このBlogを毎日欠かさず読む人は約600人。まずはその人たちから、周りへの普及活動をして欲しい。

その為には【安くて書き味の良い万年筆を持つこと】が普及活動の第一歩じゃ。とりあえず2月中にもう一本現行品(限定品はダメよ)をゲットせよ!


2007-02-02 02さて本題だが、この固体はペン先がやや前に出ている。M1000は元々書き味が柔らかいので、それほどペン先を前に出す必要も無い。

これは少し下げてみよう。ペン先のスリットは多少詰まっているのと、ペン先に段差が出来ている。

柔らかいペン先はちょっとした事で段差が出来やすいので、頻繁に調整を繰り返しながら使う事が必要じゃ。もちろん自分で微調整出来るようにならないとな。


2007-02-02 03M1000は下のように完全分解可能。これを分解する器具も裏定例会で実習をした後で紹介しよう。

Pelikanの場合、ペン先をはずすのがNo.149より簡単なので、完全分解する機会はほとんど無い。インクがピストンより後ろに回った場合だけじゃ。


2007-02-02 04こちらはペン先をはずした状態。インクカスなどは付着しておらず綺麗!まだそれほど長期間使ってはいないようじゃな。

柔らかいペン先の割りにインクフローが悪いので多少の魔法が必要!スリットを拡げるだけではなく、書き味を多少締まった状態にする。

こうしておかないとM1000はどんどん締りが無い書き味になっていくからな。


2007-02-02 05こちらが魔法を施したM1000のペン先。画像ではわかるわけがないなと思いつつ掲載したが・・・・やはりわからんなぁ。

スキャナーに載せる際、CCDに対して45度の角度にするとこのような画像になる。

上の画像と比較すると多少違って見えるはず。ペン先を多少とも立体的に表現出来るのじゃ。


2007-02-02 06こちらは横から見た画像。イリジウムの研ぎを見て欲しいのじゃが、腹の引っ掛かりが無いように研磨した。

もちろん、インクフローも良く締りのある柔らかい書き味になっている。実際に筆記してみるとまるで筆で書いたような筆跡になる。

アレアレ?拙者の手にも合うなぁ・・・ 冒頭でM1000は苦手と書いたのに・・・・
 
  
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2021年04月10日

【 Montblanc No.149 開高健モデル 高筆圧対応化 】  (アーカイブ 2006年8月)

今から15年ほど前の記事だが、今とは最終形の姿がずいぶんと違う。

当時は書き味が良くなることがメインで、本来あるべき姿は追求していなかったようだ。

今なら仕上げ時点で、EFの先端部をここまでは拡げない。

ていうか、調整前のスリットの開き具合の方が好きじゃな。見かけだけなら。

その位置を生かしながら、別の方法で高筆圧対応をしたであろう。

それに・・・この当時は開高健モデルの定義も曖昧だったな。またキムワイプを使うという発想もなかったようだ。




2006-08-30 01今回は、高筆圧でゆっくり筆記する人からの依頼じゃ。物はMontblanc No.149の1970年代物。

穂先が鋭角な三角形であり、且つ斜面を内側に削りこんだ形状をしている。従って穂先の弾力は大きい。

ペンを寝かせて筆圧をほとんどかけないで書く人に取っては夢のような万年筆じゃが、筆圧が強いと【船酔いになりそう】と表現した人もいるくらいイライラしてしまう。

いわんや筆記角度が合ってないと最悪!


2006-08-30 02今回の依頼品をインクを入れたまま拡大してみると、インクはペン先までうまく誘導されている。

ペン先の位置は絶妙に思われるが、ペン先を捻って書きながら筆圧を強くすると、ペン先とペン芯の位置がずれてしまう。

ようするに首軸とペン芯+ペン先の厚さにギャップがありすぎて、多少緩い状態じゃ。

これにはもう少しペン先を首軸に押し込まねばならないが、これ以上押し込むと首軸から出ているペン先の部分の格好が悪い。

格好を悪くさせないままペン芯を首軸に押し込むには、イリジウムとペン芯先端の距離が離れる事になる。その余地はあるだろうか?


2006-08-30 03ペン先の裏側から撮影すると、ペン芯は多少前に出すぎじゃ。

インクフローの安定だけを望むのならコレでよいが、ペン芯をもう少し首軸に押し込まないとだめだな。

ペン先を上から見た場合に、多少でも角度が傾けばペン芯がペン先からはみ出したように見える。

拙者はこれが大嫌い!上から見た時にペン芯のはみ出しは排除したい。それにはペン芯先端より可能な限り先までペン先を出すのがポイントじゃ。


2006-08-30 04左はペン先を横から見た図。ペン芯は1970年代初期のもの。

この後のモデルからは、ペン芯が上下段に分かれている【スリット】が入っている。

このスリットはペン先とペン芯との密着度を簡単に上げられる画期的な発明だが、大多数のメーカーが気付いていなかったようじゃ。

ペン先を首軸に押し込む前に、ペン芯の上下段の間をこじ開けるようにしたまま熱湯に入れると、ワニの口のようにペン芯の上下段が分かれる。

その上にペン先を乗せて首軸に突っ込むと、ペン先のスリットは左右に大きく開いたまま装着される。

この状態ではインクは出ないので、そのままペン先を根元まで熱湯につける。とペン先が戻ろうとする力に柔らかくなったエボナイトが負けて、だんだんとスリットが狭まってくる。

ちょうど良いスリット間隔になったところで冷水につけて、それ以上の変形を止める。これで、ペン先とペン芯を密着させることが出来るのじゃ。


2006-08-30 05残念ながらこのモデルのペン芯には上下段のスリットが無いので、上記のような半自動での【密着】は出来ない。

それにしても美しいペン芯じゃ。一言注意しておくが、外してしまったペン芯をティッシュで拭くのは厳禁。

ティッシュの繊維がペン芯の溝やフィンに絡まってインクフローを悪くする原因になる。

ハンカチ王子が使うようなタオルっぽいものも奨められない。昔からある白いコットンのハンカチがベストじゃ。

外した状態のペン先を見ると、左右の段差がある。これがゴリゴリとした書き味の原因。

またペン先のスリットが先端で密着している為、インクの出が悪い。その為に、さらに筆圧をかけてインクを出そうとするので、ますます書き味が悪くなっていたのじゃ。


2006-08-30 06そこでまず、ペン先イリジウムの段差を矯正。その後左右のエラを上に軽く反らすようにしごいてスリット間隔を空ける。

しかしこのまま装着するとインクが先端まで流れないので、ペン先の裏側のハート穴から先端に向けてツボ押し棒でしごいて、ペン先が猫背になるようにする。


2006-08-30 07その状態を上から見たのが左じゃ。上の図で開いていたペン先先端が再度閉じている。

こうやって猫背にすることによって、強い筆圧に耐えられるパワーをペン先に与える。

次にペン芯の先端から2冂度を熱湯につけ、指で上に反らすように力を入れる。上下段スリットのあるペン芯と違い、そう簡単には反らないが、根気よくやれば多少は反る。


2006-08-30 08その反ったペン芯のうえに先ほどのペン先を乗せて首軸に突っ込んだ状態が左の画像じゃ。

押し込んだ時点では反ったペン芯に押されてもっと先端は開いていた。

その状態のまま首軸の直前までを熱湯に浸し、多少は反りを取るように指で押すなどしてスリット間隔が絶妙の状態になったと判断した時点で冷水で冷すのじゃ。

上から2番目の画像と比較するとほんの少しペン先が首軸に押し込まれている状態であることがわかろう。筆圧が強い人は穂先を短くした方が書きやすいと感じる事が多いようじゃな。


2006-08-30 09 これは裏側から見た画像。上から3番目の画像と比較するとイリジウム先端からペン芯がかなり後退している。

表に出ているペン芯の溝の数で比較すると、調整前は17個、調整後は15個の溝じゃ。

溝2個分:約2个軸内に収められたことになる。それによってニブとペン芯は軸内で強く固定され、少々の筆圧をかけてもずれる事はない。

調整とはイリジウムを研磨したり、スリット間隔を開くことだけではなく、猫背化 / 鳩胸化なども含めた総合的なものじゃ。

この万年筆の調整をペンクリでやれば、約5分で終了。それで今回紹介した方法でやる場合の90%程度の状態にはなる。

ただしあと10%を追求すれば、やはり完全分解して部品レベルでの調整をする必要がある。

仕上げとして金磨き布とペーパーによる5分程度の仕上げをして、今回の3時間調整は終了した。書き味は・・・・細字のNo.149としてはこれ以上無い状態となった!
  
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2021年4月10日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 中部地区大会 in 名古屋 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:410日( 10:3016:30 開場10:00  ペンクリ会員限定開催日当日会員登録された方も調整は受けられます)

場所:名古屋国際センター 4階 第3研修室   住所:愛知県名古屋市中村区那古野1-47-1 

2021年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく! 

 

入会申込書 V3


新規入会希望の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
会員登録が必須条件となりますが退会も再入会も自由です。

入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。


記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね。 
  
18未満の方は参加費無料です。友人を誘って・・・勇気を持って覗いてみてね!

  続きを読む
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2021年04月09日

WAGNER 2021 限定万年筆 は 5月末に登場!

2021-04-09左は、過去のWAGNERの限定万年筆の一部で、全てプラチナ製!

あれ?WAGNER 2020が無いぞ!と気づいた人もいるかも?

実は自分用のものまで売ってしまったのじゃ。ただし、米国向けの2本はEMSが開始するまでずーっと待っているので手元にはある。

既に所有権が移転しているものを撮影するわけにはいかないので、ここには掲載しないことにした。

WWAGNER 2020に引き続き、たこ娘プロデュース!

昨日、仕上げ前行程前のプロトタイプが到着した。

〔相当評判良いですよ〕とのメッセを受けていたので期待していたのだが・・・期待を上回る出来。

これに最終仕上げを施したらどこまで良くなるんだろう!と期待に胸が膨らむ。

さらにはペン先の刻印が超可愛い! 図柄で見た時には・・・え〜?と思っていたのだが、出来上がると素晴らしい!

WAGNER限定品史上最高の(ペン先の)出来だと思う。

ペン先の太さはMのみで、販売本数はWAGNER 2020と同じ。

当然、今年も珍しい研ぎを施すオプションも用意している。

プラチナのMは近年、実に出来が良いので、研ぎ出しのベースとして最適なのじゃ。

今年は図柄が素晴らしいので、背中側まで削り込むバトラフやペン先を反らすウェバリーはやめておくことにした。

研ぐのは面倒なのだが、M-StubやM鉈研ぎが良いのではないかと思う。

UEFへも(たこスペ超不細工)で研ぎ出せるし、全面スイートスポットの超絶Mも用意する。

さらには左利き用の研ぎも用意する予定じゃ。といっても一般的な押し書き用。

その他の左利きの方へは、いったん何もしない状態でお求めになってから、遠隔調整?で対応しま〜す。

ただ、今年のモデルは、使わないまま飾っておくのも選択肢に入るほど可愛い!

5月末頃に最終製品が出来たら、数を区切って販売します。

最初はLichtopeのオンラインショップで30本(何もしない状態のペンポイント)

次はWAGNER会員・会友の方向けに各種の研ぎを施すオプション付きで販売。

次にペントレ用の枠として20本(各日10本)を確保。

最後が一般の方への販売となる。WAGNER 会員・会友向け販売の場合は購入本数に制限をつけないので、一般の方への販売本数がどれだけ残るかは不安・・・

もちろん海外のWAGNER会員の方も購入可能でーす! お楽しみに!
  
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2021年04月08日

まん延防止等重点措置期間中の萬年筆研究会【WAGNER】定例会について

まん延防止等重点措置が東京都に出そうです。期間は4月12日(月)から5月11日(火)まで。

基本的には拙者が県を跨いで移動してイベントを主催する事はしない。

そこは東京都からの要請に真摯に対応したい。

この期間中のWAGNER主催イベントは4月17日に開催される〔裏定例会@蒲田〕のみ。

蒲田駅(といっても京急蒲田駅)近くの会場なので、住所は東京都大田区南蒲田1-20-20。

すなわち主催者である拙者が県を跨いで移動するわけではないので、予定通り開催する。

ただし、直前になって感染者数が膨大(数倍)に増えたり、緊急事態宣言が再発令されれば即時中止とする。

過剰には反応しないが、まん延防止には出来るだけ協力するというスタンスでーす。

拙者の住んでいる麻布十番周辺でもマスクをしていない人がいないわけではない。

しかし日本人は子供以外は100%がマスクを着用している。

マスクを着用していない人は全てが外国人。

〔アゴマスクでスマホみながら大声でしゃべりながら歩いている〕か、〔ノーマスク・ジョギング〕か、〔スポーツバイク〕。

日本人は、そのどれに対してもマスクで臨んでいる。

結局は大声、ノーマスクでの会食をすることが一番のリスクなのだろう。

当分4人を超える宴会は出来そうもないな。はぁ〜
  
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