2019年02月03日

2018年11月〜2019年1月の〔万年筆談話室〕開室日 *** 将来日付でのご案内 ***

万談室開室日 2018-11-0111月8日〜2月3日の開室日・開室時間は左のとおりです。夜間も開いていますのでお勤め帰りにおいで下さい。

単なる万年筆談義をされる場所としてお使いいただいても結構です。(参加人数4人以上:稚児含む)

入室は無料ですが、室内での飲酒・喫煙原則禁止。(ベランダでは喫煙可能ですが灰皿はありません。携帯灰皿をお持ち下さい)


オープンしているのは  10:30〜13:00 と 14:00〜16:30 と 17:30〜20:00
 の1日3回で各2.5時間ずつ。この時間帯に入室いただければ調整は最後までやります。

万年筆談話室談話スペース調整部屋からなっています。

調整部屋は左記のついた枠の中であれば、予約無しでふらりといらしていただいて結構ですが、事前に予約を入れて頂ければ調整は優先とします。

調整部屋はペン先調整や修理の場所ですので、中ではお静かに願います。
紙が擦れる音を聞き取りたいがために静かな空間を作ったので、ご協力よろしく!
その分、談話スペースではいくら騒いでいただいてもかまいません。(小さなお子様OKです)
調整部屋の私の椅子の位置では談話スペースの音はほとんど聞こえませんのでご心配なく。

談話スペースに関しては、その内容によっては、朝から夜までぶっ続けのイベントとすることも可能ですので、お問い合わせ下さい。

何か質問がありましたらコメント欄にお書き下さるか、メッセージ、メールでお知らせ下さい。  

開室時間帯であれば、万年筆談話室に常駐します。いつでもおいで下さい。


〔万年筆談話室〕の 場所 :東京都港区三田1-10-10 三田グリーンハイツ 209号室
 (エレベーターを降りて正面突き当たりの部屋)

万年筆談話室の地図電話/FAX03-5476-0361 (在室時間のみ電話対応可能です)

Mail
pelikan @ hotmail.co.jp or  pelikan_1931 @ yahoo.co.jp


基本的に対面調整/修理ですので、当日中にお返しします。お時間の無い場合はお預かりします。

既に万年筆談話室には、インスタ映えする撮影スタジオが装備されています。

またお子様をお連れになっても大丈夫なように、床にはウレタンマットを貼り、トイレにはお子様に便利な踏み台もあり、ウエットティッシュも完備しています。

お子様を連れてのペンクリニック訪問にも対応できます。

萬年筆研究会【WAGNER】会員の方万年筆&インクcafeの会員の方の紹介があれば、イベントや勉強会、実験、万年筆撮影会、オフ会、女子会などに談話スペースを無料で提供いたします。

また 販売会 や 新商品発表会(小物類)などにお使いいただいてもかまいません。

実験(インク混合実験、インク固着実験など)と 販売関係イベントに関しては、実施者お一人での申込も可としますが、他のイベントついては、4人以上のグループであることが前提となります。

談話スペースについては、いつでも予約いただけますので、一週間以上前に電話かメールかFAXでお申し込み下さい。すぐに空き状況を連絡します。

  
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2018年11月23日

2018年11月23日(金)〜25日(日)は 第4回 KOBE Pen Show です

2018-11-232425各出展者の紹介はこちらをご覧下さい。

画像付きで詳細に紹介されています。

毎日Updateされていますので、まだ出ていない出展者の紹介もいずれされると思われます。  
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2018年11月22日

プラチナ・センチュリーの新作評価

@01プラチナから11月10日に「シュノンソーホワイト」と「ローレルグリーン」が発売された。

amazonで予約しておいたので、入手が数日遅れてしまったが、届いた物を見て、十分に満足させてもらった。

まず「シュノンソーホワイト」だが、これは不透明の白軸。けっこうスケルトン軸が多いのでやたら新鮮に思える。

首軸内にあるソケットは白い色なので、首軸が黒っぽく見えない。

拙者がこの色で限定品を企画するなら、首軸内の金属部分も14金鍍金するだろうな。

萬年筆研究会【WAGNER】の限定品(センチュリー)はペントレ記念を除いて全ての金属部分にピンクゴールド鍍金を施している。

今回は金属部分はイエローゴールドなので、首軸内部もイエローゴールドで、イエローゴールドのコンバーターもつけて販売して欲しかったなぁ〜。

定価が15,000円(税込)でも良かったので、鍍金と尻軸におもりを入れてくれたら最高だったなぁ。まぁ、おもりは自分でなんとかするけど。

「ローレルグリーン」は写真では黒にしか見えないが、確かに黒っぽい。もう少し明るいグリーンの方がインスタ映えするのになぁ〜という声は多い。

ミドラーと呼ばれる緑色フリークは多いが、約半数は黄緑系が好きな人。濃いグリーンはパス!という人も多い。

緑軸は、いにしえより〔日本では売れない色〕と言われていた。そこにチャレンジしたプラチナだが、ちゃんと秘策は持っていたようだ。

それが緑にまつわる物語! HPから引用すると・・・


「ローレルグリーン」は勝者の為の万年筆です。

ローレルつまり月桂樹はいにしえより勝利と栄光の象徴として、リースにして優秀な者、特に王に仕える最上の言葉の 使い手である大詩人をはじめとする文人に与えられました。

ゴールドもまた最も優秀な者にその栄誉を讃え授与されたメダルの色であります。

ローレルグリーンとゴールドの組み合わせは名誉・栄冠・勝利のこの上ない象徴であり、 文化を創出し続けステータスを高めてくれる万年筆にふさわしい色と言えます。

「ローレルグリーン」が新しい時代の創造や未来を切り開く一助となり、貴方と共に栄光を勝ち取ることを願っております。

なるほど!勝者のための万年筆と呼ばれれば、受験を控えた方々は〔藁にもすがりたい心境〕なので、購入したいと思うはずだからな。

この言葉に、合格した実績が積み重なれば、定番としての〔勝利を呼ぶ万年筆色〕としての緑が日本で定着するかもしれない!

@02「シュノンソーホワイト」と「ローレルグリーン」は定番品なので、ペン先は定番品で準備されている物は全て用意されている。

今の萬年筆愛好家のペンポイントのトレンドはMだ。実際、薫風もWAGNER 2018もMが真っ先に売り切れた。

しかし、ここは目をつむって両方ともSFにしてみた。

どちらのSFもスリットを多少開くというプラチナの最新の調整方針?に従っている。

従って細字にもかかわらずインクはよく出るし、SFというだけあって、筆圧をかけるとペン先が上に撓る。

目の錯覚かもしれないが、他の字幅に比べてペン先の平たさが少なく、少し丸まったペン先の形状となっているように思える。

センチュリーでは、ペン先を薄くして撓りを出しているのだが、元々薄いペン先形状のSFの場合、先端部まで平たくすると耐久性が損なわれるので、少し丸っこくして耐久性を強化しているのかもしれない。

いずれにせよ、SFは他のペン先とは違う行程でペン先が作られている。同様にUEFもFを作ってから再度細く研ぎ出したような形状だ。

これが真実なら、より手数がかかっているので本来ならもっとペン先代金が高くてもおかしくないはず。

ということは、UEFとSFを買えば、他のペン先がついたモデルよりも得になる!ということで、せこい拙者はすでにUEFもターゲットに入れている。

SFやUEFのペンポイントは、時間をかけて調整すれば夢のような書き味に変身する。体験してみたい方はぜひ万年筆談話室へおいでくだされ。

一本あたり30分から60分かけ、談笑しながら調整しま〜す!
  
Posted by pelikan_1931 at 09:00Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2018年11月21日

ラミー・サファリのそっくりさん その1

@01先日、万年筆談話室に instagram 系 の女性が複数人でいらしたのだが、そこで圧倒的に人気があったのが、左のYIRENの安い万年筆。

フォルムはどう見ても ラミー・サファリ だが、色がパステルカラーで多少おしゃれ感が強い。

ラミー・サファリはカートリッジ付きで売られているのに対して、YIRENはコンバーター付きというところが一番の違い。

試しにコンバーターとカートリッジを抜いて重量を計測してみると、どちらも15gとまったく一緒!

サファリにYIRENのコンバーターはスカスカで刺さらないが、YIRENにラミーのコンバーターはあつらえたようにピッタリと入る。むしろYIRENのコンバーターよりも具合が良い。

クリップの弾力は大きく違う。適度に柔らかくどんな厚みの生地でもうまく挟めそうなラミーに対して、YIRENのクリップは硬く、ほとんど開かない。

首軸のねじのピッチが違うので、首軸を取り替えると互いに他の胴軸にはねじ込めない。

個人的な感想だが、ぱっと見た感じ、たしかに彼女たちの評価と同じくYIRENの方が魅力的な色だ。

ちなみに、このYIRENが作った通称〔ラミー・パクリ〕は6本セット(送料込み)1,350円でeBayで入手することが出来る。ただし到着するまでにかなり時間がかかる。

@02こちらが〔ラミー・パクリ〕のペン先。大きさもペン芯に固定する部分もまったく同じ。

ただし、こちらにはハート穴が無いが、本物のサファリにはハート穴がある。

またほんまもんのペン先刻印はレーザー刻印だが、〔ラミー・パクリ〕のペン先の模様は機械で入れている。バコンと押しつける型押しかな?

ペンポイントの調整は〔ラミー・パクリ〕の方が面白い。筆記角度80度程度を想定しているようだ。

ペンポイントの前面が絶壁のように平たい。真横から見ると、下手な調整を施したKugelニブのよう。

従って筆記角度が高い人にとってはこたえられない書き味になると思われる。

けっこう当たり外れがありそうだがさほど調整を施さなくともそこそこは書ける万年筆じゃ。一個225円なら文句言えないなぁ・・・この書き味なら。

なぜLAMYが訴えないのかなぁ?と思うほどサファリに似た万年筆。

価格差20倍だが、書き味の差は±10%以内!

なかにはご本家を超える書き味に化けそうなペンポイントも少なくない。ということで、あと5セット購入した。

  
Posted by pelikan_1931 at 18:00Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2018年11月20日

新型ノックアウトブロックを製作

@04ノックアウトブロックは米国で販売されており、ずいぶん前だが50個ほど船便で輸入し、萬年筆研究会【WAGNER】会員(希望者)に頒布したことがある。

一個50ドルほどで、万年筆関係の工具としては妥当な値段だったのだが、問題もあった。

それは画像のように背の高さがマチマチだったこと。50個の中で一番背が高いのと背が低いのを保存しておいたのじゃ。

どちらも使用していたが、背の低い方を使うと、Pelikan M1000のペン芯は抜けない・・・というか抜くとペン先が机に激突する可能性が高い。

もう一つの問題は、ノックアウトブロックを持って旅に出る拙者だけにあてはまる。けっこう場所を取るのじゃ。

@01@02そこでもっとコンパクトで、より安全なノックアウトブロックを作ろうと考えた。

アルミや木材に穴を開けるという発想から脱却し、筒を二つ重ねてはどうかと考え、何個か試作して完成したのがの左の作品。

ノックアウトブロックと言うよりも、ノックアウトシリンダーみたいだが・・・まぁ、よかろう。

二つのシリンダーは少しだけ高さが違う。その部分にゴム製のプロテクターを入れるのじゃ。

@03この方式の利点は、ペン先とペン芯の動きが外側から見えるため、万年筆の持ち主の不安感が少なくて済む。

また丸いプロテクターはずいぶん以前に作ったのがいっぱいあるので、わざわざ作らなくてすむ。

なによりコンパクトで、工具箱の隙間に押し込むだけ。ノックアウトブロックの場合は、背もあるので最初に位置決めしておかないとダメ。けっこう出し入れしての微調整が必要だった。

@05もう一つの利点は、背が高い方のノックアウトブロックよりも内側のシリンダーの背が高いこと。

従ってPelikan M1000であっても安心してペン芯をたたき出すことが出来る。

それに指でプロテクターを押さえておかなくとも大きいシリンダーの内径がプロテクターの外径とほぼ同じなのでブレないのじゃ!

とりあえず試作してみたのだが、まだ遠征には使っていない。もし具合が良ければ量産するかな?20セットほど・・・

@02今週の金曜日からの3日間は、KOBE Pen Show。北野工房のまち 3階の開場で万年筆にまつわる商品やサービスが提供される。

萬年筆研究会【WAGNER】としては、一般の販売店では売っていないようなブツやサービスを・・・おそるおそる提供してみようかと考えている。

左のインク誘導液や国際未発売の薫風 14K-SM、はたまた改造されたBelomo製ルーペとか調整用の工具など、かなりマニアックなものをね。

そうそう、今度万年筆談話室に Instagram 村の女子がいらしたら、Belomo製のルーペをデコしてもらおうかな?

黒いのでちょっと目を離すと視界から消えてしまって捜すのに苦労するのでなぁ〜

  
Posted by pelikan_1931 at 23:27Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2018年11月19日

週末の KOBE Pen Show 2018 に出品する目玉商品

2018-11-19こちらが週末に開催されるKOBE Pen Show 2018 に拙者が出品する目玉商品!

そう、日本国内では売られなかった〔プラチナ 薫風 14K-SMじゃ。

海外ではさほど人気が無かったはずで、かなりの本数を日本人が逆輸入した。拙者だけで30本ほどは購入したかな?

そのうち、自分の WAGNER 会員番号と同じ〔0063〕番以外の 薫風 14K-SM  2本 KOBE Pen Show 2018 で放出し、1本を12月30日年末大バーゲンで放出する。

初日の開場と同時に放出してもまったく面白くないので、23日(金)は一通りの騒ぎが終わった12:30ごろ、24日(土)は11:30ごろに放出する。

値段は・・・米国での定価+米国からの送料+税金+α(東京からの運送料)程度。

ヤフオクで6万円を超える値段がついた14K-SM付きの薫風は、もはやマニアが手放さない限り出てきませんが、今回がそれです!

自分の会員番号と同じ限定番号のSM付きの薫風を台南から持ち帰ったので、憑き物が落ちたみたいです。

ただ、宝くじやお年玉付き年賀葉書と違い、皆に公平とは限りませんので、他の商品とまとめ買いするぞ・・・という声がかかればそちらに心が動くかもしれませんが、展示時刻は早めません。

23日(金)は12:30に、24日(土)は11:30にWAGNER テーブルに来ていただければ、必ず実物を目にすることは出来ます。

買うかどうかを判断するのはそれからでも遅くはないと思いますよ。
  
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2018年11月18日

万年筆談話室の記念インク用のボトルの候補

@02最近のインクブームのせいか、万年筆談話室の限定インクを出して欲しいという要望がたくさんくるようになってきた。

作るのはインクを混ぜればすぐに出来るのだが、限定インクには物語と、瓶と箱が必要になる。

物語は文章がうまい会員に頼めばすぐにでっち上げてくれる。箱も設計さえすれば小口で作ってくれる会社もあるようだ。

問題は瓶なのだ。これがなかなか良いのがない。ちなみにアリババではエーデルシュタイン用クラスのQualityの瓶を一個100円以内で売っている。

ただし最低受注個数が8000個とか20000個。インクを入れて150gの瓶を10,000個在庫すると1.5トンになる。

万年筆談話室で必要なのはせいぜい1年間で200本分程度・・・

ちなみに、画像中央の瓶はペントレ限定インクで60cc入り。年間約100本ほど作られ、半分は韓国で、半分は日本で販売されている。

ただ万年筆談話室で販売するインクは25〜30cc入り。ということでその辺りの瓶を市販品から捜してみると、両側の二つ。左が30ccで右が25cc。

2018-11-18右側のピンクキャップはあまりに実験用器具っぽいので、多少重いこちらの瓶にしようと考えているのだが・・・

瓶の口が狭いので萬年筆を指し込んで吸入することは出来ない。

ただ、万年筆談話室にいらっしゃるインスタグラム世代のキャピキャピ女子の方々の話を聞くと、コンバーターにタミヤ瓶から注射器で入れることが多いのだとか。

では、注射器とセットで販売するかなぁ・・・と考え、今せっせと注射器を中国から取り寄せている。一個18円ほどなので負担は軽減される。

写真の注射器は10ml用だが、セットで入れる注射器は2ml用。これだけあればどんなコンバータでも満腹に出来る。

瓶は100円以内なので、ここまでで120円以内。それにインク代、ラベル代、箱代を含めても30ccを1,000円で販売できる可能性が出てきた。

今日は拙者の66歳の誕生日だが、それとは関係なく万年筆談話室には大勢遊びに来て下さるようだ。ソウルから帰ったばかりだが頑張ろう!
  
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2018年11月17日

GAMAのチビ万年筆と不思議な頂き物

@01@02工具箱を見ていたらパコさんがインド駐在中に企画したGAMAのミニ万年筆がいっぱい出てきた。

どうやらメールで拙者まで申込み、受取に来ていない方の分らしい。みなさん既にお金は支払っているようだ。

アイドロッパー式なので壊れる機構がなく、寿命は長い萬年筆のはずだが、ペン先の鍍金はかなり痛み始めている。

身に覚えのある方は申し出て欲しい。神戸ペンショーや水道橋や年末大バザールで良ければお渡しできます。

また郵送希望であれば、その旨メールかメッセージでお知らせ下さい。どなたが何を申し込まれているかは把握していますが、既に会員資格を失った方の住所はわかりませんので!


@03@04こちらはいただいた人は覚えているのだが、何に使ったんだろうとしばらくは思い出せなかった。

実は軸に名前を彫るための道具だ。こんな簡単な道具で、どうやってあのような難しい刻印が彫れるのか不思議だが、昔は商売道具だったのだろう。

プラチナのシープに似た軸に差し込んであるので、自作かな?くださったかたはN御大のライバルだったプラチナの営業の方。

ということは、昔の萬年筆業界の営業さんは軸に名前を入れる技術を身につけていたんだなぁ〜。

当時は萬年筆業界は絶頂期!今の日本で言えば Google Japan のような就職人気企業だったので優秀な人材が集まっていたのだろうな。

噂では三越の世界の万年筆祭りの際、P社は社内から選りすぐりの美人さんを参加させるのだとか。

そして、当時の萬年筆業界の営業のターゲットは地方文具店のおかみさん。

彼女たちに気に入られるよう、選りすぐりの美男子を営業にアサインしたのだという都市伝説がまことしやかに水道橋あたりでささやかれている。国産両P社ですがね・・・
  
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2018年11月16日

あまり使わない工具も紹介!

@01拙者が持っている工具は山ほどあるが、あまり使わないもの、使ったことがないもの、何に使うのかわからない(忘れた)ものもいくつかある。本日はそれらを紹介しよう。

こちらの工具の名前は、インナーキャップ・プラーというもので、インナーキャップをキャップから引っ張り出す工具。

大きさは三種類あり、たいていのインナーキャップにどれかは適合する。

使い方は上側の部分をインナーキャップの中に押し込み、奥まで届いたらしたのネジを上の工具の左側からねじ込んでいく。

そのうち回せなくなるので、その時には上の工具の中央部のネジを回すと、固定されたインナーキャップがじわじわと引っ張り出される・・・という理屈。

ただし、インナーキャップが天冠にネジで固定されているモデルが多いので、ほとんど使えたためしがない。

またよしんば天冠に固定されていないVintage品の場合でも、インクでインナーキャップがキャップの内側に固着されている場合が多く・・・

さながら〔インナーキャップ・ブローカー〕状態になる。あってもあまり使い持ちがないToolの代表じゃな。

@02こちらはどこで入手したのかまったく覚えていない工具だが、使い道は明白だ。

凸の部分にひん曲がったペン先を入れてまっすぐに伸ばすための工具だ。

総真鍮製でコンパクトなので使いやすいはずだが使ったことはない。拙者の場合は黒檀製のツボ押し棒で形状を直すので不必要。

それに、先日同じ機能の鋼鉄製工具を使っていていたとき、ペンのハート穴付近をコンコンと叩いただけで、その振動でクーゲルのペンポイントが吹っ飛んでしまった。

ペンポイントがついていない状態でペン先を成型するには便利だろうが、ペンポイント付きのペン先の成型には危険だ。二度と使わんぞ!

@03こちらは、数年前に韓国のPenHoodの会長からいただいたもの。

たまたま通訳の人が不在で英語で会話したのだが、用途を聞き逃してしまった。

アルミの筒の中に、丸い木製の球がついた棒を押し込むようになっている。一体何に使うんだろう?

インクサックを胴軸内に押し込む際に使うのかな?としたらアルミ製の筒は不要。ひょっとしてこの筒はケースなのか?わからん・・・

明日、ポケトークでPenHoodに会長に聞いてみよう。@ソウルペンショー
  
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2018年11月15日

何に使うか? 手びねりプラスチック!

2018-11-15万年筆の修理に使えるかなぁ〜と思って〔手びねりプラスティック〕を購入した。

特にこれといった具体的な修理目的はなかったのに面白半分で購入した。

万年筆談話室にいると様々な修理要望があるが、たいていは他の工具や材料でこと足りる。

一番重宝しているのはBLUFIXXという紫外線硬化のジェルだ。これはあっというまにカチカチに硬くなる上に接着剤としても使えるので実に便利。

それの補完にならないかと
〔手びねりプラスティック〕を購入してみたのだが、接着剤効果は皆無。

容器に
〔手びねりプラスティック〕を入れ、60度以上のお湯を入れると半透明の白から透明に色が変わる。

そこで取り出して3分間ほど冷まし、手で好きな形に整形し、水に入れて冷ますと固まる。

まぁ、手が汚れない粘土のようなもので、こんなものを作るのには良いが、強度の必要な筆記具の部品作成には向いていないとわかった。

もっとも、万年筆を派手にデコレーションするための材料としては使えそうだな。拙者にはデコのイメージはわかないが・・・

みなさんも何か面白い工具や材料を見つけたら教えてください。ものを見た瞬間に用途を思いついた場合もコメントでお願いしますね。

2018-11-15 Vちょうど万年筆談話室にいらした方に作ってもらったのが左のお星様。

ビーカーに入れた
〔手びねりプラスティック〕の上に74度のお湯をかけ、透明になったらお湯を捨てる。

ビーカーの中に残った塊を引っ張り出して整形すると熱い思いすることなく作れたそうです!

半透明の樹脂が硬化するに従って白くなるようです。これに染色すると楽しくなりそうです。

拙者が購入したのは100gで1,000円程度のものだったが、500gなら2,500円、1kgなら3,500円くらいのようだ。こちらをごらんあれ!

手が汚れない粘土細工として面白いですよ。お子様にいかが? ちなみに60度以上のお湯に入れるとまた柔らかくなり、何度でも楽しめるそうです。
  
Posted by pelikan_1931 at 15:06Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2018年11月14日

続く海外遠征用にポケトークを購入した

2018-11-14明後日からはソウル2泊3日、26日からはベルギー2泊4日の旅が予定されている。

ソウルには日本語が堪能な若者が多いので、特に言葉には困らないのだが、ベルギーはそうはいかない。

そこでWiFiと同時にポケトーク (POCKETALK) を借りることにしていたのだが、友人から【一台だけだと会話のたびに自分の言語を切り替えるのですんごい面倒】とアドバイスをもらった。

そこで昨日自分専用のポケトークを頼み、それが本日到着した。試してみると実に精度が高い。

慣らしをしなくても拙者の言葉を100%認識してくれる。試しに相手方言語を英語にしてみると、短いセンテンスならほぼ完ぺきに訳してくれる。

気に入ったので、本日もう一台注文し、それが明日届く! ということは、ソウルペンショーに持っていけるわけだ。

日本語と韓国語は文法が似ているので、普通の翻訳機でもほぼ正確に翻訳できるそうなので、ポケトークなら問題ないだろう。

ここで2台用意すると、ベルギー行きの際には3台のポケトークを持っていくことになるが、会う相手は複数人なので何台あっても困らない。

最新型はWiFiが無い環境でも使えるようだ。技術は進歩しているなぁ〜

ただ、中国本土で使う際には設定を変える必要があるようだ。

そのうち、上海には行ってみたいと考えているのでそのときには使い方をよく調べなくてはな。

万年筆関係ではなく、父が中国で唯一褒めていた場所なので行きたいだけ。

父親は大学卒業と同時に満州銀行に就職したはずだが、何度か上海の不思議な話を聞いたことがある。

それ以来、上海には行ってみたいなぁ〜と考えていたのだが、ポケトークが使えるのならいきなりハードルが下がる!

まずは2台を使い込んでみよう!
  
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2018年11月13日

懐かしいモノ、ホットなモノ、そしてホットなイベント!

@02このペン先は、万年筆とペンシルが一本になったCOMBO(コンボ)ペンの万年筆側。

通常は安ーいスチール製ペン先付き、しかもペンポイントではなく、先端部の金属を折り曲げてペンポイントの代わりにしているような安物が多い。

実はこのCOMBOペンにも同様のペン先がついていたはずなのだが、どこかのタイミングで拙者が金ペン先に変えたのだと思われる。

金ペン先のついたVintageのCOMBOは、コンクリンやシェーファーなどのごく限られたメーカーしか作っていなかったと記憶している。

@01ただ、そういうCOMBOペンは状態の割に価格が高く、とても購入する気にはなれなかった。そこで自分で組立て、会社で使っていたはずだ。

拙者は萬年筆愛好家だが、価格の高い萬年筆にインクを入れる習慣はここ10年ほどはない。

安い萬年筆にを調整して書き味を良くし、それを愛用していることがほとんどだが・・・このCOMBOは今から15年ほど前に組み立て、実際に使っていたはずだ。

当時は今と違い、柔らかいペン先に溺れていたので、これもけっこう愛用したと思う。もっともペンシル側の方が使用頻度が高かったかもしれない。

ちなみにクリップにはMARXTONと彫られている・・・と思って検索をかけてみると、MARXTONのペン先にはWARRANTEDの14金ペン先がついている!

ということはオリジナル・モデルなんだ!これは大切にしなくっちゃ! あるいは、半一族に譲り渡すかな?

@03ちなみに、昨日マステを使った使い勝手改善を紹介した 秋の泉筆五宝展2018 記念ペンシルの改造方法をもう一つ発見した。

こちらの方がより確実で、見栄えも良い。

フリクションの中に入っているスプリングの端を数丱撻鵐舛農擇辰特罎膨未垢肇團拭爾辰反弔聾把蠅気譟▲咼ともしなくなる。

ただ、この場合、フリクション、あるいはボールペンが一本犠牲になってしまう。

とはいえ、500円未満のボールペンの保守パーツでスプリングだけというのは各メーカーとも準備されていない(と思う)。

そこで、新たな解決策を見つけるべく、amazonを物色中。成功したら必ず紹介しま〜す。

来週末は神戸で KOBE Pen Show です。萬年筆研究会【WAGNER】ブースでは、2日目のお昼頃(11:00〜13:00の間のいつか)に・・・

薫風SMニブ付きを2本とUEF付きを1本。いずれも新品・・・を3本机の上に出します。
同時に出すか一本ずつ出すかは決めていません。

SMは海外から入手した際に手数料が乗った程度、UEFは税抜き定価で販売します。

初日ではなく、2日目で〜す! お楽しみに! ひょっとすると SMをもう一本増やすかも?
  
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2018年11月12日

新たな中華萬が上海から、金属磨きがタイから・・・そして台湾製ペンシルの改良方法!

@01新たな中華萬が上海から数本届いた。左画像下は例によってドラゴン万年筆だが、今回のは細身の分だけ軽く、65g程度だと思う。

オレンジの方はアルミ削り出しなのでけっこう重いが、それでも重量は45g程度。ただし胴体は巨大だ。

値段は上のオレンジが600円弱、下のドラゴンが1500円弱程度で手に入る。

一時期よりも物価は上がったとはいえ、中国製万年筆はまだまだ異様に安い。サービス網を持たないので壊れたら ”ハイそれまでぇよぅ〜!” だがな。

キャップの中にインナーキャップがあるものには出会ったことがなかったのだが、上のオレンジ軸には、薄〜いインナーキャップもどきが入っている。

キャップを口にくわえて空気を吹き出しても、まったく外部へ空気が出ないので、ペン先が乾燥する事はなさそうだ。

@02今回は、この兄弟モデルを4本頼んだのだが、追っかけあと9色ほど届くはずだ。いつ届くのかは神のみぞ知る・・・

このモデル名は Jinhao-159 なのだが、姿形も形状も Montblanc No.149 にそっくり!

もちろん、明らかに意識して作ってある。一方は10万円、こちらは600円だが、書き味に9万円以上の差は無い。

少し調整してみたところ、重量バランスには難があるが、未調整のNo.149の18K-Mとどっこいどっこいの書き味にすることが出来た。調整時間は約15分ほどで・・・

書き味は良くてもありがたみは無いなぁ・・・もちろん所有する満足感も希薄。

ただし、インクを入れてガシガシ書く道具としては優秀ではないかな?この  Jinhao-159 のすごさは、キャップを閉めた状態で、クリップを上にして止まること!なにげにすごい!


@03こちらはタイから届いた金属磨きチューブ。先日真鍮製ペンシルをピカール金属磨きで磨くと言った拙者に〔そりゃ時代遅れ!〕と笑った友人が紹介してくれたのがこれ!

ピカールとWenolを比べてみると、あきらかに後者の方が早く磨き上げられる。

前者は液体、後者はペーストなので、前者の場合、一本磨くのに何度も雑巾に液をつける必要があるが、後者は一回のみ。これが圧倒的な時間の差となる。

仕上がりは区別つかないので、優劣は磨くのにかかる時間の差じゃな。今後ピカールを使う事は一生無いだろうて。


@04@05左側画像は秋の泉筆五宝展2018限定で販売した真鍮製ペンシルをWenolで磨いたもの。

実は、このペンシルの芯出し機構はシュミット製なのだが、なんとなく首軸と相性が悪い個体がある。

クリックに力を入れすぎるとクリック機構がロックして芯がすーっと収納されたり、筆圧をかける度に、ユニットが上下動し気持ちが悪いなど・・・

そこで、それを直すべく試してみたのが、右側画像。芯出し機構の先端部に幅1僂離泪好討2僂曚百き付けると・・・上記の不具合が全て解消されることがわかった。

マステでは不細工だなぁ〜と思われる方は、紫外線硬貨樹脂を少しだけ同じ位置に塗って乾かすと同じ効果がある。

ただし、樹脂を塗りすぎるとCarちゃんがないと綺麗な形状に出来ないのでご注意を!

万年筆談話室に持参いただければ無料で改良措置をしますので、不具合がある固体をお持ちの方はお持ち下さいね。
  
Posted by pelikan_1931 at 23:57Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2018年11月11日

夜行バスの乗りごこち & セーラーのシャネル戦略?

昨晩21:00に岡山駅前を出て、今朝6:30に東京駅に着く夜行バスに乗ってみた。

以前、金沢から東京までの夜行バスに乗って懲りたはずだったのだが、今回は2つのせざるを得ない理由があった。

ひとつは、昨晩は萬年筆研究会【WAGNER】岡山大会の後で十分に宴会を楽しみたかったので、新幹線では帰れなかったこと。
     また、本日は岡山マラソンが予定されていたためか、帰りの飛行機便が確保出来なかったこと。

もうひとつは、合計38時間45分かけてブリュッセル往復の旅の中で最も長時間降りられないのは11時間50分かかる 羽田➡ドバイ のエミレーツ航空。
     いきなり12時間はきついので、まずは9時間30分を経験して・・・と考えたことじゃ。

まぁ、9時間30分とはいえ、海老名でトイレには行ったので身動きせず9:5時間がんばったわけではない。

しかし、結論からいえば、実に快適な旅だった。体は・・・という意味でですよ。

腰は痛くなることはなく、むしろ座席をフルフラットに近い状態まで倒せたので腰への負担はなかった。ただ頸は凝ったなぁ。

3列の独立シートでけっこう高価な運賃だったので、快適さには合格点を入れられるのだが、若者には多少高価だったせいか、乗っているのがほとんどおっさん!

寝ようとしたのだが、おっさんの靴下の匂いが臭くてかなわん!隣の席の50歳くらいの上着を着たサラリーマンの足が臭かったぁ。やはり革靴はダメだな!

しかも真後ろに座っていた唯一の女性の咳、くしゃみといびきも大きく、耳栓していても波状攻撃をかけられた。

旅行運の悪い拙者は、いつもこういう悪い巡り合わせになるようだなぁ・・・

旅が終わる前に、頸が凝るのを和らげるネックピローをamazonでポチり、夕方には届いた。これでなんとかブリュッセルからは生きて帰れるだろう。

萬年筆研究会【WAGNER】岡山大会では、ケロリンさんが調合した〔とりでぃ鮪ブラック〕という赤黒いインクの量産にも成功した。

ミクサブルインクがあれば、もはや目をつぶってでも調合できるほどになった。ちなみにインクの名称は親方の命名。当初の名前は
とりでぃレッドブラック

本日は、万年筆談話室で、萬年筆研究会【WAGNER】会員でもなく、万年筆&インクcafeの参加者でもなく、twitterもinstagramもやっていないという方2人が同時間帯に来られた。

そこで、たわいもないお話をしながら調整をしていたのだが、セーラーの100色インクの話になった時に、お一人がつぶやいた。

ついにセーラーもインクの名前を考えるのをやめて、番号で呼ぶようにしたんですね。まるで・・・シャネルのよう〜

おお、これは面白い発想だ!とみなで大喜び。けっこう新しいアプローチかも?

モンブランの146などには、昔から番号体系があった。

左端はグレードを表す。すなわちNo.1XXシリーズは最高級グレード
まん中は吸入方式を表す。すなわちNo.x4xは回転吸入方式
右端は大きさを表す。No.14Xには、No.142,144,46,149とあり、No.146は上から二番目の大きさ

だったはず。ただカートリッジ式が出た頃からこの体系はまん中が崩れてしまったが、番号体系としてのモデル名だ。

しかし、セーラーの100色インクは単に色に番号を振っただけで、番号に意味は無い。ただ遊色するNo.123とNo.162がよく売れているとは聞く。

そういう話をしながら、シャネルの5番やシャネルの19番と同じく、セーラーの100色インクも人気色は番号で呼ばれるんだなぁ〜

なんてじいちゃんは考えていたのだが、女性に人気の香水ベスト10には、シャネル製品は一つも入っていない。

シャネル5番と聞いてマリリン・モンローを思い出すのは、もはやじいさん世代だけなのかもしれない。時代はジェニファー・ロペスでんがな・・・
  
Posted by pelikan_1931 at 23:25Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2018年11月10日

ペン先調整の流儀とは?

ペン先の調整の流儀は人それぞれ。調整師によってやり方は異なっている。まったく同じ流儀でやるのは、調整師になるべく研修コースを卒業した方々だけだろう。

それもメーカーによって流儀は異なるし、ペンクリの混み具合によってあるプロセスをはしょることもあるだろう。

この流儀は五郎丸氏のルーティンと同じで、はしょったりスピードアップしたりすると正確性を欠くことがあるので、出来ればペンクリはすいている時間帯を狙った方が良い。

朝一番で駆け込んだので待ち時間が少ない!なんて喜んでいると、長蛇の列を見た調整師の方が、プロセスをはしょったり、仕上がりに多少目をつむってしまうことがあるのはやむを得まいな。

では拙者がペン先調整をやるプロセスを紹介しよう。いつも意識してやっているわけではないので、整理も含めての披露じゃ。

ちなみに、ペンポイントの研ぎ出しのプロセスは今回の説明には含まれていない。


その1:ペン先を正しく、美しい状態にセットする

 ★ここではまずはペン先とペン芯を首軸から抜き、ペン先単体の状態で左右の段差が無いように上になっている方を下に曲げてそろえる。

 ★次に、ペン先とペン芯を合わせて、ペン芯とペン先との間に隙間が出来ないようにする。ペン芯をお湯かヒートガンで暖めて曲げる方が書き味を変えるリスクは少ない。

 ★この段階で左右のペンポイントに段差があれば、ペン先が途中でゆがんでいるか、ペン芯が曲がっているので、ペン先の形状をつぼ押し棒で変えたり、ペン芯を少し削ってそろえる。

 ★スリットの幅を望みのインクフローに合わせて広げたり狭めたりする。この作業は後で微調整が出来るのでおおざっぱで良い。

 ★ペン芯とペン先の位置が一番美しくなるように微調整し、首軸(あるいはソケット)に押し込む。このとき曲げて押し込まないように注意。


その2:ペン先のインクフローの調整

 ★インク誘導液を2〜3滴ペン芯に垂らし、数分間なじませたら流水で洗い流す

 ★ペン先をよく乾燥させた上で、インクに浸け、インクフローを確かめる。浸けた後、ペン芯に残っているインクを軽くぬぐってから書くと、筆記時に近いインクフローになる。

 ★紙によってインクフローや字幅は驚くほど変化するので、出来るだけ日常的に使っている紙に書いてみる。

 ★インクフローが多すぎればエラの部分をつまんで少し絞る。少なすぎればエラを開くのだが、この際、段差を作らないように注意。段差が出来ればその1に戻って調整。


その3:ペン先の形状の調整

 ★ペンポイントが左右で幅や形状が違っていると不細工なので、左右の形状を耐水ペーパーや研磨機でそろえる。このプロセスが一番時間がかかる。
  書き味自体には直接関係しないので、販売店の店頭でやるペンクリでは、まずやらない。ただし有料ペンクリではお願いすればやってくれる。

 ★ここでチャーチャーやポケッチャーやCarちゃんが登場する。このプロセスを機械無しでやるのはかなり時間がかかる。
  代替策としては筒に両面テープで耐水ペーパーを貼り付けたものでペン先の遠端部の両側を研磨することもある。


その4:ペンポイントのパーソナライズ

 ★使う人の筆記角度に合わせてペンポイントを研ぐ。これには600番程度の耐水ペーパーの上で筆圧やや強めで10文字ほど書いてもらい、ルーペで見て削れているところの周辺を中心に丸める。

 ★この削れているところをスイートスポトと呼ぶのだが、筆記角度が変わりやすい人はスイートスポットを複数箇所もうけることもある。またペンポイントの反対側にも作ることもある。

 ★丸めに使うペーパーは1200番、2500番の耐水ペーパーで、仕上げに6000番の布やすりを使う。

 ★EFやUEFの場合には15000番のラッピングフィルムでペンポイントのエッジを少しずつ削って仕上げる。Mや太字系にラッピングフィルムを使うと書き出しでスキップするので使わないようにな!

 ★紙に引っかかるのはペンポイントの内側のエッジだけではなく、外側のエッジもバリバリと引っかかるのでそちらも丁寧に落とすこと。


その5:なます

 ★その4まででは研磨したエッジが立ちすぎているので、魔法のペーパーや金磨き布でバフがけし、多面体に削られた表面を球体になましていく。

 ★なますと書き出しかすれが復活してくるので、最後に6000番の布やすり(筆圧が極端に低い方は2500番の耐水ペーパー)の上で(一番使う筆記角度で)2个曚廟を引く。これで調整は終了!


上記プロセスは、自分の調整では非常に有効で間違いは無い。しかし他人向けの調整で一番難しいのは、筆記角度と癖と筆圧と筆記速度を把握し、調整の方向性を決めること。

残念ながらその部分を的確に表すだけの表現力を拙者は持っていないので、各自経験して身につけてくだされ。じっと見て、真似をすることを続けていればいつしか身につくものだ。

このプロセスだけは実地体験の多さがモノをいうのでなぁ・・・
  
Posted by pelikan_1931 at 12:00Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote