2014年12月20日

12月20日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 中部地区大会 in 名古屋 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:1220日(09:0016:45開場8:45)    ペンクリ会員限定開催日当日会員登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:名古屋国際センター 4 3研修室   住所:愛知県名古屋市中村区那古野1-47-1  電話052-581-5679   
                   今回は調理ブースありませんどーむさんの手料理を期待しても・・・ダメダメ!

2014/15年の予定  ここを押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。ご活用下さい。参加を逡巡されている方はこちらを読んでね!
中部地区年末お楽しみバザールを兼ねています。値切ってなんぼの中部地区大会にご期待を!
迷()ビンゴ大会
の景品を大募集しています。ご自宅や勤務先の雑多な物をぜひお持ち込み下さい。 こちらも読んで!
  続きを読む
Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(0)

2014年12月13日

12月13日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 表定例会@水道橋 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:1213日(  9:00〜16:55 解錠8:45  ペンクリ会員限定(開催日当日会員登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:内海 2F教室(東京学院ビル) 住所:東京都千代田区三崎町3丁目6−15 電話:03-3261-0017
2014/15年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。ご活用下さい。参加を逡巡されている方はこちらを読んでね!
迷()ビンゴ大会
の景品を大募集しています。ご自宅や勤務先の雑多な物をぜひお持ち込みください。 こちらも読んで!
  続きを読む
Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(1)

2014年12月06日

12月6日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 関西地区大会@元町 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:126日(09:0016:45 (解錠8:45  ペンクリ会員限定(開催日当日会員登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:兵庫県民会館 3 303  住所:兵庫県神戸市中央区下山手通4-16-3  
2014/15年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。ご活用下さい。参加を逡巡されている方は こちら を読んでね!
ビンゴ大会景品に良さそうな物があれば、ぜひお持ち込み下さい。迷惑な物も大歓迎です!
いつも(96屐砲稜楸瓩の広さ176の大きな会場です。関西地区年末お楽しみバザールを兼ねています。
たくさんの
出品者を期待しています。勉強しまくり関西地区大会にご期待を! 
 こちらも読んで!
  続きを読む
Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(0)

2014年11月29日

11月29日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 裏定例会 in 大宮

日時:1129日(9:0017:00 (解錠8:45   ペンクリ会員限定開催日当日会員登録登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:大宮ソニックシティビル 8805会議室  住所:埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5
2014/15年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。ご活用下さい。
参加を逡巡されている方はこちらを読んでね!
迷()ビンゴ大会
の景品を大募集しています。ご自宅や勤務先の雑多な物をぜひお持ち込み下さい!
前回は学生さん(中学生、高校生)が多く、部活のようなワキアイアイの雰囲気でした。今回はどうかな?  こちらも読んで!
 
  続きを読む
Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(3)

2014年11月28日

萬年筆は刃物 V3 その12  極細調整の妙味 ・・・ UEF、細美研ぎ、タコスペ超不細工

自己調整に挫折する人は、たいてい極細の万年筆の書き味を何とかしようとして挫折する。それは極細の何たるかを理解しないまま削ってしまうからじゃ。
拙者も昔は極細調整が苦手だった。そもそも自分では萬年筆で字はほとんど書かなかった。書いていたのはプレゼン資料のストーリーとか、書き込みだけ。
従って他の人にも見やすいよう、太字や極太を使うことが多かった。細字萬年筆を使うニーズが無かったので、自分用に調整する必要がなかったのじゃ。 
調整の完成度は調整本数の関数なので、調整本数が少なければ上達しない。すなわち拙者の極細調整は、ペンクリをやるまで一切上達しなかった・・・

極細を演出するにはいくつかの方法がある。思いつく限りあげてみよう。

(1)ペンポイントを薄い円盤研ぎにし、ペンポイントの寄りを強める。これで字幅は減り、字は細くなる。
   ただし、インクフローが悪いので気持ちよくはない。また横線は若干太くなる。

(2)ペンポイントを縦横ともに削って極細を演出する。インクフローは良いのだが、針でつつくような書き味になる。
   細さの追求だけならこれが一番!ただし書き味は最悪。

(3)(特にPilotの)ペンクリでUEFに研いでもらうと、ペン先先端部がカモノハシの様に細長いうえにインクフローも良い。
   力を入れないでゆっくりと書けば書き味も良好。ただしペン先が軟らかいので速記には向かない。

(4)細美研ぎの万年筆を購入するか、Sailorのペンクリで研いでもらう。この研ぎの特徴は硬いペン先を超極細に研いでも書き味が悪くないこと。
   従って超極細であっても速記が可能。細美研ぎは今までの常識に反して、ペンポイントの背中を研いで超極細を演出している。
   もちろんペンポイントの腹も落とすのだが、これによって寝かせて書いても超極細が演出できる。

(5)タコスペ超不細工は、拙者が萬年筆研究会【WAGNER】のペンクリで細字化につかう研ぎ方。
   (1)の円盤研ぎと(4)の細美研ぎの両方からヒントを得た研ぎ。超極細Stubのような字形になる。 

素人が超極細をにしようとして研ぐと、必ず(2)の縦横削った極細になる。これは針であってペンポイントとは呼べない。
ただし、米粒に文字を書くようなときには、この研ぎでないと細さは演出できない。

手帳にゆっくりと文字を書くような場合や、原稿用紙への注釈入れにはPilotのUEFが向いている。書きながらうっとりとしてしまう。

記帳や会議資料へのメモ書き、台本へのコメント書きなどには細美研ぎが良い。この研ぎの一番の特徴は早く書けること。ペンポイントの強さが損なわれない研ぎなのじゃ。

タコスペ超不細工は、元々がM以上の太いペンポイントを削って細い線を書くための研ぎ。しかも生産性高く研ぐための研究を続けて至った研ぎ。
   実はUEF細美研ぎほど細くはしないので、そのぶん書き味は良い。横線は細く縦線はやや太いので極細Stubのような線を描く。そして立てても寝かせても線巾に変化は無い。

実は、超極細の線巾が太くなる原因はペンポイントの腹の部分。従って寝かせて書けばたちどころに線巾は太くなってしまう。
もっとも小さな字で注釈を書くような場合には、万年筆を垂直近くに立てて筆記するので、ペンポイントの腹の部分は使わないはずなのだが、やはり少しは紙に接触し線巾を太くする。 

そこで、 細美研ぎタコスペ超不細工では 、ペンポイントの腹の部分を(むだ毛処理のように)、真っ直ぐにさらってしまう。そこからどのように研いでいるかは20倍のルーペで凝視すればわかるだろう。

細美研ぎは、研いだ形状を見れば、なるほどと納得し、これなら極細は可能だよな・・・と思う。しかし、これを最初に思いついた人はすごい!発想の転換というか逆転の発想というか・・・
ご本人にうかがったら、【ペンクリでの窮余の一策】と答えるかも知れないな。今度聞いてみよ!

ちなみにプラチナの超極細は、(1)の円盤研ぎを施したあとで、背側と腹側を丸めて、その頂点で書くように調整してあったと記憶している。
まぁ、当たり外れはあるが、これ以上ひと擦りも調整出来ないような個体を拝見したことがある。 あれには驚いたな。  
Posted by pelikan_1931 at 22:30Comments(0)

2014年11月27日

OLYMPUS TG-3 First Impression

1昨日届いたオリンパスのTG-3でペンポイントを撮影してみた。まずはiPadに【OLYMPUS Image Share】というソフトをインストール。
その際にカメラの液晶画面に表示させる二次元バーコードにiPadのカメラを向けるとインストールが可能となる。
その後、カメラのWi-Fiをオンにし、iPadの設定からWi-Fiを選択し、TG-3の名のあるものを洗濯すると同期が開始される。(かなり作業をはしょって記載)
それは良いのだが、パナソニック LUMIX用のWi-Fi リモートスイッチと比べると困ったところが多々ある。
一番の弱点はピントを大画面で確認できないこと。ピントはカメラの液晶で確認する必要があるので、大画面でも意味なし芳一・・・
しかもTG-3の液晶画面の解像度は現在使っている別のデジカメの半分以下。話にならんじゃないか!
このカメラは深度合成機能があるので、ピント位置をずらしながら撮影した画像の、ピントの合っているところだけを合成する機能がある。
従って被写体もカメラも三脚固定しておく必要がある。今回は大型三脚を用いたが、ミニ三脚でも大丈夫そう。

2スーパーマクロから、さらに4倍拡大した状態では被写界深度があまりに浅くなるので、合成してもさほど効果は感じない。
ただし、レンズの前10僂らいにある物のピントは驚くほどくっきりと写る。
早い話がペンポイントの撮影には、やはり少し物足りない。もっとも自然光の下での撮影であれば問題ないだろう。
今回は別売りのリングライトを使ったのだが、スーパーマクロでは、ペンポイントはリングライトより内側に位置するので、中央に黒い部分が残ってしまう。
TG-3は防水カメラなのでレンズの前に保護ガラスのようなものが付いている。その分、補助光を当てる角度が限定されるので、下手をすると補助光が画面に映り込んでフレアを発生する。
もはや年末大バザール行きか?とも考えたのだが、気を取り直して、あと一ヶ月ほど使い込んでみようかな・・・  
Posted by pelikan_1931 at 23:23Comments(2)

2014年11月26日

本日届いたうれしいもの

本日はオリンパス TG-3と専用リングライトが届く日なので、いそいそと自宅に帰ってみると、郵便受けに魅力的な物が二つ!

1一つは、古山画伯執筆の【ミケランジェロとヴァザーリ】 、もちろん著者サイン入り。
これはジョルジョ・ヴァザーリが1550年に初版を刊行した【芸術家列伝】 の中からミケランジェロに関する部分に画伯がイラストを付けた書物。編集と訳は古玉かりほさん。 
偉大な画家で彫刻家と尊敬を集めていたミケランジェロが夜逃げの天才であったとか、ミケランジェロとレオナルド・ダ・ヴィンチとの世紀の対決とかが描かれている。
その挿絵に古山画伯の絵と独特の解説が至る所に書かれている抱腹絶倒の書!
現在、尿路結石の前触れ症状があり、腹筋のあたりが痛いので、本当にこの本を読むのはつらかった!
実際、ミケランジェロはレオナルド・ダ・ヴィンチを徹底的に嫌っていたらしい。その理由とは・・・本編をごらんくだされ!
筆者のヴァザーリはミケランジェロと親交が深く、ミケランジェロの葬儀はヴァザーリが取り仕切ったらしい。
気むずかしいミケランジェロが、36歳も年下のヴァザーリに心を許したのは、やはりヴァザーリの類い希な才能と、礼儀正しい姿だったのだろう。
ヴァザーリはミケランジェロの晩年、毎日ミケランジェロ宅を訪問して会話をしたらしい。また自身が旅行に出る際には、数多くの手紙を送って、実は寂しがり屋のミケランジェロを支えたのだとか。
1時間でミケランジェロを知るにはもってこいの名著といえよう。これは買って損のない書物だ。特に、世界史に弱い拙者にはとりわけ面白かった!

2次に目に入ったのは、日本橋三越で行われるプラチナ・中屋フェアの案内。
案内文は万年筆での手書きの文章を印刷した物。誰が書いたのかな?
調整はプラチナと中屋の製品だけに限られている。調整師は吉田さん。亡くなった渡辺さんから引き継いだ道具もお使いになっているようだ。
吉田さんとお話ししていると何故か萬年筆を買いたい気持ちになるから不思議。
過去、表敬訪問のつもりで訪れたのに、知らないうちに萬年筆を買ってしまった事が三回ある。総額は・・・思い出したくない!
吉田さんは、元々がデザイナーということもあり、軸の材質や模様と、首軸やペン先の装飾、はたまたクリップの装飾とのバランスを取るのが非常にうまい。
その経緯を淡々と語られてしまうと、知らず知らずに・・・【じゃ、それください!】と言ってしまう。
まるで【昼下がりの催眠術師のような調整師】なのじゃ。お気を付けあそばせ! こちらはめだかさんに教えてもらったプラチナコマーシャルソング

で、ようやくTG-3の宅配便にいきついたところ、封が切られている!奥様に確認したところ、持って来たS川急便のおじいさんがぞんざいに渡そうとして地面に落としたので確認のために開けたとか。
で電池を入れて日付をセットして撮影しようとすると、液晶画面が暗くて見えない!
こ、壊された!と大騒ぎしたのだが、タフさが売り物のTG-3がそう簡単には壊れまいと思い、電池を充電してみると液晶が見えるようになった。よかったぁ!
それにしても液晶画面がしょぼいなぁ・・・。やはりWi-FiでiPadに転送し、そちらの画面でピントを確認した方が良さそうだ。  
Posted by pelikan_1931 at 22:30Comments(1)

2014年11月25日

火曜日のアンケート調査 【 好きな軸の色は? in 2014】

前回の質問は、今年一番の大当たり調整は何というもの。
どのメーカーの萬年筆の伸びしろが大きいのかなぁ?という視点での質問だったが・・・
結果は;
ペリカン:9票
モンブラン:3票
パイロット:3票
セーラー:2票
プラチナ:2票
その他:各1票
という結果だった。昨年と傾向は同じで、ペリカンが他を圧倒している。

すなわち、Pelikanは店頭にある時の書き味は今一歩でも、調整すれば極上になると言うこと。これは拙者も同じ感覚を持っている。
国産メーカーでは、よほど古いモデルでインクが詰まっているものでなければ、そこそこの書き味は出せている。
従って調整後の感激は少ないだろう。ただし調整後のPelikanと競って勝てるかは?
そして調整後のPelikanといえども、その書き味がいつまで続くかといえば心許ないところもある。
そう、やはり自分で調整出来るようになるのが、常に気持ちよく書ける状態にしておくための近道じゃ!

さて今回は、昨年同時期と同じく好きな軸色 について問うてみたい。 

以前は、あなたは何ラー?という 問い方をしたので、軸色や軸素材に関する回答が混在してしまった。

今回は、軸色についてのみの質問じゃ。

あなたの好きな軸色はどんなものですか? 例:黒と金の仏壇調、緑色、黄色、銀色・・・etc.



それでは Go
 

拙者の場合は・・・ 緑色の軸が好き。ただ、緑といえども好みが激しく、口ではうまく表現できん。斑なら濃い色、模様無しなら薄い緑が好き。
ただ、オレンジも好きだし、黄色も好き、青も好きだし、茶も好き・・・なんでも好き!
その中で強いて順番を付ければ・・・緑軸ということじゃな。 
  
Posted by pelikan_1931 at 21:00Comments(44)

2014年11月24日

萬年筆は刃物 V3 その11  【平面から曲面へ研ぐ】

ペンポイントを研ぐ職人は萬年筆が生まれたころから存在していた。金に溶着したばかりのペンポイントは、たいてい球形をしていたはずだが、それを用途に合わせたペンポイントの形状に研いでいたはず。
これが工場内で行われていた成型という名の研ぎ。実は、この段階でペン先の素質は8割方決まってしまうのだと思う。
この段階での出来が悪ければ、いくら調整師(出荷後の微調整)が頑張っても、秀逸な書き味の萬年筆には仕立てあげられないはずだ。
左右不均等に削られたペンポイントや、腹のおいしい部分を削り取られたペンポイントの調整余地は少なくなってしまう。ちょうど素材と仕立ての関係にも似ている。
まずは成型が上手に行われていないと、研ぎ師も腕の振るいようが無いのじゃ。ところが最近の萬年筆では、この成型段階に難があるブランドが海外には多々ある。
もっとも、昔は良かったのに・・・というブランドと、最近良くなったねぇ・・・というブランドと、相変わらず良いねぇ・・・といろいろだがな。
さすがに、相変わらずひどいねぇ・・・というブランドは生き残っていないのが救いじゃ。 

この成型がうまくいって市場に出荷された萬年筆であっても、書き手の癖に合わせるためのカスタマイズが必要な場合もある、というか、ほとんどの場合はそうだ。
出荷段階の書き味で、何も問題ない・・・と感じている人の80%以上は、調整された書き味を経験すればペンクリ通いするかもしれない。それほど書き味は激変する。
まぁ・・・良い書き味は知らない方が幸せかもしれない。良い書き味を追求すると、次第に萬年筆やノート、インクの遍歴を始めることになる。それは終わりの無い旅になることも多いしぃ・・・

では、カスタマイズとは何か?【端的に言えば、スイートスポットを埋め込んでいく作業と言って過言では無い】 という調整師がいたら、その人は自己満足者でしかない。アッ、拙者のこと?

実は先代の仙台の大橋堂さんは、研磨しないでカスタマイズされていた。有名なのは軸の重心を変化させたり、インクフロー改善のカスタマイズだが、実はもう一つやっていた。
それは、極端な書き癖の持ち主に対しては、わざとペン先に段差をつける作業。これは書き癖を瞬時に把握するワザがあれば出来るが、どの程度段差をつけるかは経験知だけがたより。

ずーっと昔、まだ左に大きく捻って書いていた頃に金ペン堂さんで購入したオマスは、よく見ると、わざと段差がつけられていた。
不覚にもその時には、それが事前に施されたカスタマイズと知らず、段差を直してしまい、書き味激変。でも今更金ペン堂さんには持って行けず2〜3年ほど寝かせてしまった。

どうやらカスタマイズが必要な萬年筆の70%程度は、インクフローか重心かペンポイントの段差を変えれば対応できると悟ったのは今から20年以上前。

では何故、今の拙者のカスタマイズが研磨中心になっているかといえば、フルハルターの森山さんの紹介記事をいろんなところで見てしまったから。

その後、川口先生と長原先生が2人でやっていたペンクリニック(川口先生が修理、長原先生がペン先調整の時代)に初めて参加し、【筋がええのう、弟子にならんか?】 とお世辞を言われてからのめり込んだ。

プロの調整師が仕上げたペンポイントをルーペで凝視すると、そこには平面と曲面が混在し、その境界はほとんどわからないくらいに連続している。

平面はスイートスポット用、あるいは、太い線の芯として使われており、曲線部分は筆圧によって太字になったり細字になったり・・・を演出する。
ひっかかりのないスムーズな筆記感が好きなら曲面を多くし、ゆっくりと筆記角度一定で書く人には(一般的には)平面を多くする。逆に高速筆記の人には曲面しか研ぎ込まないほうが良い。 

改めて調整を見てみると・・・

★インクフローの調整(スリットの幅調整、空気穴を詰める/拡げる)
★筆記バランスの調整(おもりの埋め込み:中屋のバランスコントロール/大橋堂のキャップリング、コンバーターへの鉛巻き)
★ペンポイントの段差調整(捻られた側のペンポイントを上げる)
★平面の研ぎ込み
★曲面の研ぎ込み 

の中で、筆記バランス調整と、ペンポイントの段差調整はWAGNERのペンクリではやってこなかった。拙者の趣味の部分が多いのだがなぁ。

平面から曲面への研ぎ込みはWAGNERの調整師はかなりうまいと思う。今後は、他のワザも少しずつ、実戦で使ってもらおうと考えている。   
Posted by pelikan_1931 at 18:00Comments(0)

2014年11月23日

奥様と【下男たこ吉】の素敵な日々 ★ サバの味噌煮 ★

本日はANAの朝一番の便で東京にもどった。7:35発、8:45羽田着で、自宅に着いたのは9:30ごろ・・・だったかな?
てっきり朝寝していると思っていた奥様は、既に起きてらしてモグモグとパンなど食べていらっしゃった。
さっそく冷蔵庫の中をチェックしてみたのだが、牛乳が一本、シュークリームが一個増えた以外は中身がほとんど変わっていない。

奥様、たこ吉が留守の間、ろくなもの食べていなかったんじゃありませんか?】 と心配そうに言うと、

まるでたこ吉があたしのご飯を作っているかのような言い方をするのね。過去一ヶ月でたこ吉が作った料理はサンドイッチだけでしょ!男の料理教室はどうなったの?】 

あ、あれはまだ二回しか開催されていません。一回目がサンドイッチで、二回目は白菜と豚肉の重ね煮です。まだ二回目はチャレンジしてませんが、12月の第2週にはやります!

え、第2週? 料理教室は第1、第3の月曜日でしょ。三回目は12月1日のはずよ。その前に作ってちょうだい。でないと忘れるでしょ。】 

い、いや、12月1日はWAGNERの横浜会場の抽選会なので料理教室は休もうと思っているので・・・】 

え〜!ところでその日に習うのはどんな料理なの?】 

ちょ、ちょっと待ってください・・・えーと、サバの味噌煮です】 

ら、あたしの大好物じゃないの!休むのは許しません。料理教室優先よ!】 

で、でもそれでは会場を優先的におさえられなくなりますぅ】 

横浜なら会場はどこでもいいんでしょ。いざとなったらあたしがなんとかするから、料理教室に行きなさい】 

いやぁ、魚は触るのも苦手で・・・】 

それが本音ね!ダメよ、あたしの大好物なんだから我慢なさい!】 

ということで、来年6月の横浜会場の場所が不確定になってしまった。泣く子と奥様には勝てないのでしかたない・・・ 

ちなみに、奥様はたこ吉が不在中、ウナギフグを下町の連中と食べていたらしい。 心配して損したぁ・・・  
Posted by pelikan_1931 at 22:22Comments(4)

2014年11月22日

萬年筆研究会【WAGNER】東北地区大会@秋田の直後・・・

23今回の秋田大会には関西から2人、関東地区から4人、仙台より1人の応援参加者があり、会場内は、怒号と笑いが飛び交う大会になった。
左画像は、先日の仙台大会の様子が、地元の新聞に掲載されたもので、杜のあくまさんが持ってきてくれた。
ただし、今回の秋田大会で【ずんだのおっちゃん】という2ndハンドルネームを頂戴したらしい。ご本人はけっこう気に入ってったのかも?
右側は、そのずんだのおっちゃんが公開した新作で、鍛造くんに対抗して発表した、根性ヤキじゃ。
これは14金ペン先をライターであぶり、頃合いをみて水につけて冷却し、焼き入れしたもの。軟らかくしすぎたペン先に適用すると、硬い弾力が蘇る!
金に焼き入れするという発想がすごい!通常はあり得ないと思うものだが、ペン先にはいろんな金属が混じっているので、実験してみたところ焼き入れ出来るとわかったらしい。
細くてへろへろになったペン先に、見事に弾力が蘇っていてびっくり!まだまだ調整は奥が深いなぁ・・・

1今回の秋田大会では、プラチナのミキシングインクを使って、好きな色のインクを作りますというコーナーもあった。
ただし、レシピを記録していないので、二度と同じインクは作れない・・・ということで、発注者からボコボコにシバかれる・・・という、インク暴行であった。

4こちらは、自分の文字をかけば、カウンセリングしてもらえるという美文字クリニックに近い物なのだが、先生がかわいいので、美人文字クリニックと呼ばれていた。
カウンセリングしてもらっている人の顔が、その喜びを表現している!
でも先生の特技は上の遠沈管の写真に出ている女性研究者のものまねで、眼の潤ませ方までそっくり!絶品でした。【200回以上成功してます

5こちらは両津巡査長のそっくりさんである【両さん】が持ち込んだオリンパスTG-3と、改造した三枚刃の赤と黒?の映像。
実はペリカン堂さんと、ペン先を撮影するならTG-3だよねぇ・・・と話していたのだが、まだ逡巡していて購入していなかった。
それを両さんはいち早く購入して、その凄さを見せつけてくれた。
一番すばらしいのは、ズーパーマクロモードでも、さらにモニター上でクローズアップ出来ること。
それと深度合成を組み合わせることによって、かなり深い被写界深度での撮影が可能となる。これは買いじゃな!
拙者が今年使った数十万円のマクロ撮影機材はなんだったの?と思わせてくれる仕上がり。びっくりしたぁ!
 
二次会は、おそらくは萬年筆研究会【WAGNER】史上、最高の盛り上がりを見せた!その中心は間違いなく、Mount Happy  もとい、親方であった! 
二次会だけで4時間近い長さ!みなさんさらに三次会、四次会と行かれたようだが、拙者は、このBlogがあるため、二次会で離脱!
おかげで、千秋麺とカレーライスを食べるというデンプン地獄からは解消されたが・・・やはりデンプンは美味しい!二ヶ月ぶりに米(を加工した)きりたんぽと、稲庭うどんを食べて感じた。
でも、また明日からはデンプンカットの生活に戻る予定じゃよ・・・出来るかなぁ?   
Posted by pelikan_1931 at 22:45Comments(5)

11月22日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 東北地区大会@秋田

日時:1122日(10:0017:00 (解錠9:30   ペンクリ会員限定開催日当日会員登録登録された方には順番を繰り上げて優先的に調整を行います)
場所:ハーモニープラザ 7階 研修室2  住所:秋田県秋田市中通2-3-8 アトリオンの6/7階がハーモニープラザ  Tel:018-836-7853
2014/15年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れ無く!

@01新規入会の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。ご活用下さい。
参加を逡巡されている方はこちらを読んでね!
迷()ビンゴ大会
の景品を大募集しています。ご自宅や勤務先の雑多な物をぜひお持ち込み下さい!  こちらも読んで!
 
  続きを読む
Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(7)

2014年11月21日

藤田嗣治と土門拳

1本日は朝一番のANAで羽田から秋田に飛んだ。拙者は読みが悪いというか、運が悪いというか、窓際の席を取ると必ずお日様の洗礼を受け、暑くて往生する事が多い。
しかし、今回はたまたまお日様の反対側だったので、快適に眠ったまま機上で過ごすことが出来た。ここ何年間もドリンク・サービスを受けたことが無い。いつも眠っている。
今回も離陸時の加速度すら感じること無く出発し、気がついたら ”あと数分で着陸態勢に入ります” というアナウンスがあり、窓の外には積雪を得た山々が・・・と写真を撮影し、また眠りにつく。
さすがに着陸時の衝撃で目を覚ました。金曜日の早朝便なのに満席!やはり三連休の前乗りの人が多いのか?ただ、旅行姿の会社員も多かったので、秋田で大きな会議があるのかもしれない。

23空港からリムジンバスに乗って秋田駅前で降りようと考えていたが、終点は県庁・市役所前で、料金は930円で同じ。ならばと、ただ一人だけ終点まで乗った。
そして厚着と大荷物姿でトボトボと歩く。空港では気温1℃だったが、町中はかなり気温が高い。先週のソウルの方が涼しくて良かったなぁ。
汗だくになってたどり着いたのが、秋田萬年筆倶楽部の本拠地である【とみや】。拙者ですら予定してなかった突撃訪問なので、いわんやトミケイ氏が知るはずもない。
店の外で写真を撮影していたら、数分で発見され、トミケイ氏が飛び出してきた。なんと秋田萬年筆倶楽部の会員と会話していたところだとか。
店に入ると、以前訪問したときよりも萬年筆関連の陳列がしっかりしている。トミケイ氏が明日のWAGNERで美文字クリニックをやってくださる美人を紹介してくださる。うひゃひゃ!
店内を見て回っているウチに、元来の文具熱が出て、奥様用の文具をイロイロ大人買い。
そのあと上の事務所で、拡張予定の文具コーナーの模型を見ながら限定萬年筆についてイロイロと相談。

45少し歩いてからバスで秋田駅に。小腹が空いたので鮭の親子丼(1800円)を食す。
普通のご飯ですか、酢飯ですか】と聞かれたので、【ごはんはいりません】と答えようとしたが、それでは丼にならないと気づき、酢飯で頼むもご飯は一粒も食べず。
運動がてら秋田駅西口から、WAGNERの会場横を通ってテクテクト歩く。大荷物は駅のコインロッカーに預けたので身軽!
今回、秋田でsuicaが使えると知ってびっくり!駅待合室のコインロッカーはカード用と現金用があり、ちゃんとsuicaの絵が描いてあった。
suicaで下車できない沼津より関東圏じゃな!あれ?沼津はmanaca圏内だったかな?
公園のお堀端は、夏場は蓮で埋まっていた(と記憶していた)はずなのに、何にも無い。

67よく見ると、蓮の残骸が露呈している。切り口が鋭利なので、まとめて伐採したのだろう。これが冬の準備なのかな?ただ、残骸が実に美しかったので、思わず撮影した。
県立美術館と地図にあった方向に歩いて行くと、奇麗な青空が見えた。東京では青空を感じることは少ないので実に新鮮!
それにしても秋田は、上空から見ても、町中から見ても平べったい町という印象。まるで海外の都市にいるような距離感だ。ほんの少し歩いただけなのに、歩数計のカウントはずいぶんと進んでいた。
で、お堀をわたって県立美術館に行ってみると、【堀の反対側に移転しました】と書いてある。しかも、ずいぶんと前に移転していた・・・まぁ、そこから徒歩5分だがな。

そしてようやく県立美術館に到着した・・・  続きを読む
Posted by pelikan_1931 at 23:45Comments(3)

2014年11月20日

長刀がいざなう【シャリシャリ】の世界の魅力

長刀研ぎといえば、長原先生(親子)の代名詞ともなっている研ぎ。正式に発表されたのは丸善で刈谷の巨匠のコレクションが展示されたイベントではなかったかと記憶している。初回だったかどうかは不明。

少なくとも拙者はそこで長刀研ぎに出会ったのは間違いない。あまりの衝撃に、その場で一本購入したのだが、イベントも終わりの頃だったせいか、長原先生(父)は会場にはいらっしゃらなかった。
一段高い位置に、いごこちが悪そうにフルハルターの森山さんが座っていたのが印象に残っている。まだとても口をきける存在ではなかったので遠巻きで眺めていただけだった。

その時に入手した長刀萬年筆は、ギャザードの軸に装着されており、値段は5万円ほどだったと思うのだが、記憶は怪しい。

それから何年もたってから、その時に入手した長刀付きの萬年筆をペンクリで長原先生(父)にお見せしたことがある。

長原先生(父)はルーペでチラっと見てから、【こりゃ、恥ずかしい、見とうないのぅ】 とおっしゃった。
 
当時の長刀は先端部が上にまったく反っていない形状であり、その後の極端に上に反った形状とは違っていた。

ところが、趣味の文具箱の通販で購入した【プロギア・レアロ 長刀研ぎ 趣味の文具箱限定ブルー】では、先端部の反りが無く、限りなく初代の長刀に近い形状になっている。

一本ずつペンポイント付近を手作業で上に曲げていては、生産性が低いこと、また工場出荷時の品質検査が悩ましいとの理由もあって止めたのではと想像している。

実は、拙者には初代の長刀や、最近の反っていない長刀の方が 書きやすい。それは、MFベースの長刀を使うようになったからであろう。

以前は太字ベースの長刀を愛用していたので、ヌメっとした書き味を楽しんでいた。もちろん、自分の筆記角度やインクフローに合わせるために必ず微調整は施していた。

ところが、最近のMFベースの長刀は、購入した時のままでも気持ちよく書ける。長原親子二代にわたる技術の伝承と改良と、利用者からのフィードバックによって一段と高度な研ぎに昇華したと思われる。

長刀の書き味の妙味は、横に線を引く際のシャリシャリという筆記音と、縦に線を引く際の綺麗で細い線だと思う。そして横線は縦線よりも太い。
StubやItalicでは横線が細く縦線が太いが、長刀研ぎでは真逆で、横線が太く縦線が細い・・・と言われていた。

ところが実際に書いてみると、そうとは限らない。ペンポイントの紙に当たる位置を微妙に変化させることによって驚くほど変化に富んだ線を描くことが出来るのだが・・・
書き手側にそれを使いこなす技も必要。古山画伯は使いこなしているが、拙者が使いこなすには、まずは字を書く鍛錬をしなければな。 

長刀研ぎのペンポイントを眺めてみると、元々の玉自体が巨大!MFやZoomを十分に研ぎ出せる、いや、むしろそれよりも大きな玉かもしれない。

その巨大なペンポイントの玉から、様々な字幅や字形を描く刃先に研ぎ上げるのは、時間も技術も必要なことは一目瞭然!

一度、仙台大橋堂の萬年筆についていたまん丸いペンポイントを長刀の形状にペーパーで研ごうとしてみたが、あまりに時間がかかるので挫折した経験がある。
やはり本格的なチャーチャーと、体に刻み込んだ技が無ければ、そう簡単には長刀研ぎは完成しないのだとその時に悟った。

現代風長刀研ぎのメリットはまだある。実はペン先をひっくり返して書くと極細の字幅になる。そして書き味も通常の極細よりもはるかに上なのじゃ。 

プロギア・レアロ 長刀研ぎ 趣味の文具箱限定ブルー】では明らかにそれを意図した研ぎになっている。

もちろん、筆記角度は筆記者によって様々なので、ペンポイントの微調整は必要だが、それが成功すれば、まさに万能の萬年筆に変わってしまう。最近長刀研ぎの萬年筆を使っていなかったのでビックリ!

長らくペンケースにしまわれていた【プロギア・レアロ 長刀研ぎ 趣味の文具箱限定ブルー】だが、一昨日からインクを入れて書いていて、この特性を発見した!

拙者のコレクションはインク未吸入が原則なので、使うに当たっては、当然新品を追加で注文した 

今年の Most Favorite Pen Of The Year 2014 は WAGNER 2014 左馬 14K-EF で決定だと思っていたのだが、一挙に対抗馬出現!  さてどうなるのか?  
Posted by pelikan_1931 at 22:00Comments(1)

2014年11月19日

Pelikan M600 ヴァイブラント・グリーンを入手したのだが・・・

1Pelikan M600 ヴァイブラント・グリーンを入手したので、色味の確認のために、左画像のように並べてみた。
一番上はアウロラの プリマベーラ だが、これは基本となる緑のベースがPelikan M600 ヴァイブラント・グリーンとは違う。
が、こちらの方が綺麗!やはり色使いは伊太利亜の方が独逸よりも一歩だなぁ・・・
その下はPelikan M320 グリーンで、こちらがM600 ヴァイブラント・グリーンと同じ色合いじゃ。左画像では色味や模様が違うように見えるが、肉眼で見ると同じ色と言って良い。
一番下はM600 グリーン・オ・グリーンでやや渋い緑。拙者はこの色が一番好きだ。
通常Pelikanの数量限定モデルを購入する時には何本かまとめて購入するのだが、今回はある予感があって一本にしておいた。

2この明るすぎる緑の軸は、拙者には似合わないようじゃ。
M320 グリーンの時には気にならなかったブライト・グリーンだが、M600には少し派手だなぁ・・・
ペンケースでも一本だけ浮いた感じになってしまっている。そもそもM600は(拙者の中ではスーベレーン・シリーズの中での)鬼っ子。
ただし、この子はキャップがきっちりと尻軸に挿さる。しかもキャップの口の内側が少し丸まっている。従ってサンドペーパーで丸めなくとも軸に傷が付かない。
拙者のブツだけ特殊なのか、このモデルから変わったのかは不明だが、これなら鬼っ子扱いを取り下げても良いぞ!

34ペン先は購入当初は大きな段差と背開きがあった。その状態から(ペン芯を外さず)ペン先だけを曲げて段差を直したのが右側画像。
この画像ではスリットが開きすぎており、満足にインクが出ないのでは?という気もするが・・・そうでもない。
スイートスポットを作り込まずとも、そこそこの書き味を提供してくれる。まぁ・・・Bだし、インクフローが良いので、七難隠すというところかな。

まぁ、絶妙というほどの書き味でもないのできちんと分解し、本気で調整してみよう!

それにしてもPelikanのペン先の作りは最近は良くなった。 この個体だけではないと思うが、切り割りが縁先刻印のちょうど中央にきているではないか!偉いぞPelikan!  
Posted by pelikan_1931 at 22:30Comments(2)