2023年04月29日

2023年4月29日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 裏定例会 in 横浜 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:429(10:4516:15 解錠10:30  ペンクリ会員限定開催日当日会員登録された方も調整は受けられます)

場所:夢・あいホール  住所:
横浜市中区 蓬莱町 2-4-3  CIMA関内ビル


2023年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく! 
 

入会申込書 V3入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。

新規入会ご希望の方は
左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね。 

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
会員登録が必須条件となりますが退会も再入会も自由です。


18未満の方は参加費無料です。友人を誘って・・・勇気を持って覗いてみてね!

ゴミは各自持ち帰りとなりますので、ドリンクはペットボトルのみで、お菓子類持ち込まないで下さい。

★ペンクリを依頼する万年筆は、インクを抜き清掃してからお持ち下さい。インクが入ったままだと清掃料(500円)がかかります。

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2023年04月22日

2023年4月22日(土)〜23日(日)は A Space Walk 2023 Spring TOKYO

2023-0422-23

   


上記の日程で
A Space Walk 2023 Spring TOKYO が開催されます。


出展者/社の左側に  が付いているのは、現在の萬年筆研究会【WAGNER】会員の方々が関係しているブース/ワークショップです。
  
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2023年04月15日

2023年4月15日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 関西地区大会@元町 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:415日(  10:0016:30 開場9:30  ペンクリ会員限定( 開催日当日会員登録された方も調整を受けられます )

場所:兵庫県民会館 12 1202  住所:兵庫県神戸市中央区下山手通4-16-3 

2023年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく!  
 

入会申込書 V3


新規入会希望の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
会員登録が必須条件となりますが退会も再入会も自由です。

入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。


記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね。 
  
18未満の方は参加費無料です。友人を誘って・・・勇気を持って覗いてみてね!

★ペンクリを依頼する万年筆は、インクを抜き清掃してからお持ち下さい。インクが入ったままだと清掃料(500円)が追加でかかります。

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2023年04月09日

2023年4月9日(日)は萬年筆研究会【WAGNER】 東北地区大会@仙台 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:49日(  10:0016:30 開場9:30  ペンクリ会員限定( 開催日当日会員登録された方も調整を受けられます )

場所:エル・ソーラ仙台仙台市男女共同参画推進センター 28 研修室  住所:宮城県仙台市青葉区中央1丁目3−1


2023年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく!  
 

入会申込書 V3


新規入会希望の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
会員登録が必須条件となりますが退会も再入会も自由です。

入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。


記入例は
 ここ にあります!  携帯メールアドレスを記入される方はPCからのメール拒否を外して下さいね。 
  
18未満の方は参加費無料です。友人を誘って・・・勇気を持って覗いてみてね!

★ペンクリを依頼する万年筆は、インクを抜き清掃してからお持ち下さい。インクが入ったままだと清掃料(500円)が追加でかかります。




★今回は閉会後の懇親会を予定(17:00-19:00)。数年ぶりに楽しい会になりそうです。

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2023年03月29日

〔 ひと昔前のカタログ 【カランダッシュ】 その1 〕アーカイブ

パンフレットには、カランダッシュはヨーロッパ最大の文具メーカーと書いてあるが本当かな?

スイス最大の文具メーカーであることは事実なのだが、欧州最大って本当?

つい数年前、パイロットの筆記具関連の売上がフランスのBICを上回ったと話題になった。

ということは、それまでBICが世界一じゃなかったのかな?

BICは100円ライターもつくっていてたが、いまではさすがに作っていないだろうなぁ〜。以下はwikiより引用


1973年に発売された使い切りライターは、現在の一般的な100円ライターと同じ形状で、炎式ではあるが、一般的なライターがブタンを使用しているのに対し、ビックのライターはイソブタンを使用しているため低温に強く、寒冷地の屋外や冬山登山で扱いやすく、無臭のためタバコの香り等を邪魔しない。また、最大着火回数が普通のライターよりも多い。

もう少し調べてみたら、千鳥大悟を使ったライターの宣伝もしているようだ。あのライターは生きていた!



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 このカランダッシュのカタログは機構のすばらしさを説明する為のものであろう。製品ラインナップや価格を提示して顧客に選択させるような類のカタログとは趣を異にしている。

個々のモデルを選別して購入を促すものではなく、カランダッシュの万年筆そのものの設計思想のすばらしさを訴求する物。

おそらくはデパートの高級筆記具売場とか、宝飾店の片隅に設置された筆記具売場にさりげなく置いてあるもの。

お客様が次回来る際に【カランダッシュの万年筆をみせてくださる?】なんて声をかけることを狙ったのかも?

これほど内部構造を細かく説明したカタログは他に出会ったことはない。

カートリッジ/コンバーター式では説明する事項が少ないと考えていたが、一本の万年筆でこんなにも説明事項があるとは驚き。

剣型クリップの弾力性と耐久性に関して過激な図が書いてあるが本当だろうか?

同じ型のを一本持っているが、さすがに実験する勇気は無い。どなたか実験された経験があれば教えていただきたい。

注目すべきは【ペン胴体】という説明の件。【キャップをペン胴体後部に差し込めば、理想的な長さと筆圧、さらには、すばらしい筆感が得られます】と書いてある。

万年筆を初めて使う人から、筆記時にキャップを後ろに挿すのか、左手に持つのか、机の上に置いておくのかがわからないと質問を受けたことがある。

そんなの勝手にすれば・・・と答えたが、カランダッシュではちゃんとガイドしている。これって他社ではやってないように思う・・・・初心者にとってはありがたかろう。

それにカランダッシュの万年筆はかなり細いので、キャップを後ろに挿さないと間抜けに見える。

現在ではこの時代の14金ペン先付モデルは無くなってしまったが、これは良いよぅ。

ず〜っと以前に、金ペン堂のショーケースの下のほうに無造作に展示されていたF付の純銀軸を購入したが、もう絶品!

もう少し軸が太ければ理想の万年筆になるかもしれないと思ったものじゃ。

弱点はキャップの留めが首軸との摩擦に頼っていること。これでは利用頻度が増えればスコスコになる危険がある。

現在は全てパチン!と嵌る嵌合式(かんごうしき)のキャップになっている。嵌合式に分があるのだが、以前の方式も捨てがたい。

使わなければ劣化しないのだから・・・ _||



【過去のカランダッシュ関連記事】

2006-09-05 その後の【THE PEN】その7  ***カランダッシュ***  
2005-09-30 ずいぶんお世話になりました。純銀のカランダッシュ・セット 
 
2005-09-09 カランダッシュのボールペン 【今なら世界一の書き味】 
  
  
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2023年03月28日

〔 解説【萬年筆と科學】 その2 〕アーカイブ

現在、ペンポイントを製造しているのはヘラウス社とパイロットのみと言われている。

いずれもペンポイントの大きさに即した玉を成型しているので、渡部氏の表現は「それぞれの太さに合わせた大きさの物を使う」ということだろう。

最初のころは産出したイリドスミンを割って、それを金に溶着した後で磨いてたのかもしれない。

現在では粉末のイリジウムを電気熔解して玉状にしてから溶着している。

ただヘラウスでは超細長い直方体のような素材も作っていると聞いた。

それをペンポイントの横幅(たちえばBBBB)に合わせて切断してから金に溶着して超極太のペンポイントは作られるのだとか。

ひょっとすると、Montblancのカスタムメイドのペン先などは、このイリジウム直方体を使っているのかも?




ウォーターマンへの尊敬と対抗心にあふれた【第ニ章】

第二章からは拙者の興味を引くような工作上の説明が随所にあるので、それを引用しながら意見を述べてみたい。

イリジウムに切り割を入れる工程が描かれていたので現代語に直して引用すると・・・

【あの鋼よりも硬いイリジウムを切り割るのに銅の鋸を用いることは興味に値する。

柔良く剛を制すとは人情の機微を道破した言葉であるばかりでなく、機械工学上の一つのパラドックスとしてもまた興味あることです】

講釈師のような語り口はかなり大げさだが、当時はこれくらいの方が受けたのかもしれない。

1行であっさり書ける事を3倍に膨らますにはどうすればよいのか良くわかる。実は拙者も頻繁に使っている手じゃ。この面では引き分けかな。

次は非常に重要な記述じゃ。

【イリジウムを切割ると、これを細字、中字、又は太字に研ぎ出しますが・・・】

これは細字は初めから小さいイリジウムをつけるのではなく、大きな玉から研ぎ出すことを意味しているのかもしれない。

あるいは、小さなイリジウムを付けたものを研ぎ出すという意味かもしれない。これを解明するヒントが、すぐ後の文章に出てくる。

【世界一を誇るウォーターマン万年筆工場で、イリジウムの研ぎ出しを行う生産性は、30歳〜40歳の男盛りの職人が一人で一日に100本前後。

パイロットでは20歳前後の若者が250本を研ぎ出す


いくら機械で研いだとしても大玉から細字を研ぎだすのには時間がかかる。労働時間10時間として600分。一本分のペン先の研ぎ出しが2分半で終わるわけが無い。

これは細字には小さなイリジウムを溶接し、切割りを入れたあと、チャーチャーと成形しただけ。ウォーターマンくらい時間をかけて成形しないとロクな玉は出来なかっただろう。

生産性だけで優秀性を語ろうとしたところに渡部氏の大きな考え違いがあったのではないかな。

エボナイトを削るとすぐに刃物が切れなくなるというのは、多くの職人さんから聞いたが、なぜそうなのかがこの本に記載されている。勉強になった!

【エボナイトその物がゴムと硫黄の化合物である為、加工中刃物は旋削熱により、その刃先に硫化作用を受け、たちまち切れ味が鈍ってきます】とさ・・・

万年筆発明されたのは1830年。今から96年の昔であります。】という表現がある。当時の定義では、スタイログラフィックペンも万年筆だったのだろう。
 
  
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2023年03月27日

〔 解説【萬年筆と科學】 その1 〕アーカイブ

今読見返すと渡部氏の冒頭の言葉の真意はよくわかる。特に〔智〕を無視して形だけ真似た万年筆に業界の将来を危惧したのだろう。

そして自分たちだけは〔
良い物しか作らない〕と、会社に対しての決意表明を求めた文章でもあるのだろう。

もちろん、当時の和田・並木体制なら当然受け入れてくれたことだろう。

このblog執筆当時にはペン先を外注していた大手万年筆メーカーでも、今では自社生産に回帰したところは少なくない。

またペン芯だけ自社製造して、ペン先はOEMだったのを、全て自社生産に切り替えたメーカーもある。

拙者はこの時点では誤解していたのだが、ペン先とペン芯は同じメーカーが作らないとダメだ。

金ペン堂さんが、おっしゃっていたように調整の第一歩はペン先とペン芯を結婚させる事

別々に製造するとどうしてもVersion Upが制限されてしまう。

そこで、現在ではソケット毎の販売に重点が移ってきたようじゃな。これなら軸側の設計も簡単だし、性能も保証される。

調整師の立場から言えば、科学を理解していない人が、勝手にいじったペン先を直す際がいちばん心が萎えてしまう。

流石にプロの調整ではめったにそういう事は無いが、自己調整後のサルベージは、本当にやって良い物かを迷うことがある。

潔く捨てて買い直せよ!という気にもなる。

なんせ、ペンポイントの一番おいしい部分を削り取ったものを直して欲しいと懇願されても、ものには限度がある。

渡部さんじゃないが、最高の状態の調整したいのに、その余地があまりないものを直すのはフラスト以外の何物でもない。

書き味が悪い万年筆は、そのままの状態で持ち込んでもらうのが一番。

持ち方や書き方で解決する場合も10%くらいはある。インクフローと筆圧改善で治るケースは50%

残りの40%のうち、Adjustment調整で20%、Personalizeで20%というところかな?

すなわち、ゴリゴリと追い込み研磨しなくても80%程度はあっという間に直せるのじゃ。自己調整を施してなければ・・・

どうか、ペンクリには書き味が悪くなったと感じた状態でお持ち込みくだされ。調整を趣味とする方は別ですよ。あるレベルまでは壊すほど上手くなるからな。





意気込みが空回りしているように思える【第一章】

【萬年筆と科學】は1926年1月号から『パイロット・タイムズ』に連載されたもので、パイロットの製作部長だった渡部旭氏が記事を執筆している。

1926年といえば、ペリカンはまだ万年筆の製造に着手していない時期。

そのころ既に万年筆の工業化の指針を語り、日本人こそがすばらしい万年筆を作れることを説き、基幹産業にまで押し上げようとした心意気に感心じゃ。


川端康成の【雪国】の書出しにも負けない、迫力のある文用うる限りの物、見る限りの物、それは神のみの造り給うた物でなく、人の力で完成されたものであります。

即ち原料と労役との和の結果であり生産の歴史は天興の物質と人類のエネルギーとの和の物語りに外ありません】
で始まる第一章は・・・・結局何が言いたいのか良くわからない。

非常に意気込んで書き出しているのだが、湧き出る想いのスピードの方が、渡部氏の書くスピードよりもはるかに速く、結果として話が飛びに飛んで、読むほうは翻弄されてしまう。

ただし、渡部氏の熱い想いは読者の心も熱くさせ、いっしょに万年筆を造っていきたい!という気にさせられてしまうから不思議じゃ。

【科學という舵を持たない萬年筆製造所は必ず難船の悲運に陥るに相違ない】として、あちこちから部品を集めて萬年筆を組み立て・・・

それに自社の商標を貼って売り出す家内工業を批判している。

渡部氏が書いた言葉にはいにしえの製造業が陥った【自前偏重主義】の思想が見える。

外注を嫌い、全ての部品まで内部で作ってしまおうというものじゃが結果として人件費が膨れ上がり生産性が下がって会社存亡の危機に遭遇した企業が多かった。

その反省から下請け制度が発達したのが日本、専業メーカー化が進んだのが独逸じゃ。

実は現在では、ペン先製造をOEMに頼っている萬年筆ブランドがほとんど。

ペリカンでも1929年に万年筆を売り出した時にはペン先はMontblancのOEMだったし、現在も独逸の大手ペン先製造メーカーに外注しているらしい。

Montblancとモンテグラッパ社が同一のペン先製造メーカーに外注しているという噂もある。

ペン先に関しては専業メーカーの方が圧倒的に低コストで作れるので万年筆業界全体としては【MakeからBuy】戦略が進んでいる。

また独逸ではペン先製造メーカーの方が万年筆製造メーカーよりもはるかに大規模で、設備投資も出来る環境にあるらしい。

製造個数だけで言えば、金ペンから鉄ペンまで、世界中のペン先の大半がドイツ製かもしれないですぞ。

自分でイリジウムを作らないで、どうしてちゃんとした萬年筆が造れようか!という思想が根底にあるパイロットは例外的な会社と言うべきだろう。

拙者はペン先外注は受け入れている。しかし、ペン芯まで外注してしまって良いものか?という気持ちは持っている。

ペン芯が万年筆の命。ペン芯を外注している会社は【科學という舵を持たない萬年筆製造所】と呼ばれても仕方ないかもしれない。

ペン芯はペン先との相性よりも首軸との相性の方が重要だから。首軸を作る会社がペン芯を製造しなければインクフローなんてコントロール出来ないと思うのだが・・・


【お客様のニーズを知るものが流通を支配する】という現代から考えれば、

良いものを造ってこそ製造業。万年筆の利用者科學を勉強してちゃんと良い物を見分ける努力をすべきだ】との渡部氏の考え方は、ある意味ほほえましい。

しかし製造業全盛期の製作部長の心意気は現在の日本の製造業が再度見直すべき【天の啓示】かもしれない。

こういう製造部長の下で【ものづくり】をやってみたかった・・・・

この第一章では渡部氏は科學ではなく情熱を語った。第三章くらいから本格的な科學話になりそうだ。お楽しみに!
 
  
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2023年03月26日

〔【萬年筆と科學】 読解を始めるにあたって 〕アーカイブ 2006年9月

最初に読んだ時には一章を何度も読み直しながら感想文を書いたのだが、おかげで概要は頭に入っている。

前回は週に一回感想文を書くのが精一杯だったが、今回は若い読者の事も考えて、一気に連載することにする。基本は毎日投稿!

ただ、当時とは少し見る目が違うはずなので、そういうところは冒頭のコメントで補完することにする。

表紙の画像は三者鼎立というパイロットの本質を表している。

製造者、販売店、ユーザーの三者が等しく幸せで無いと上手くいかないと言うことを表している。

過去にパイロットも経営危機に瀕したことがあるが、この時にはこの三者のバランスが崩れてしまったのであろうな。

最近はメーカーがネット販売することもあるが、これって三者鼎立違反? さすがにパイロットだけはやっていないようだがな。




2006-09-22 022006-09-22 01拙者は【萬年筆と科學】の1巻から4巻までをMint状態で保持している。何年か前に贈り物としていただいたものじゃ。

そのままの状態で保持しておこうかとも思ったが、万年筆関連技術の宝庫であるこの名著を読みこなさないであの世へ行くのももったいない・・・

ということで読み始めることとした。


せっかく読書を始めるので、読書感想文を週一回ずつ連載しようと思う。

内容をそのまま紹介するのではなく、記載内容に対する拙者の意見、現在の状況との対比などを含めた【解釈記事】とする。

従って内容の転載は基本的にはしない。


80年前の渡部旭【著者】と拙者との時空を超えた対話だと考えておる。

まだ一行たりとも読んでいない。

既に読みこなした友人達からの話を総合すると、拙者が得意げに語っていることなど、80年前に既にこの本の中で語りつくされている・・・・


幾多の万年筆利用者の要望を知っている拙者は、萬年筆製造側の【神】への挑戦をしてみたいと考えている。

80年前と今との闘いは、今が勝って当然なのじゃが、読みこなした友人の予想は違う。拙者の【完敗と挫折】は明白とか。


苦しい【対話】になりそうじゃが、まずは来週よりはじめてみる。毎週金曜日に掲載する予定じゃ。一回りするのに何年もかかるかもしれない。それほど奥が深い本らしい。

どういう展開になるのか、拙者も楽しみ。けっこうタカをくくっているのじゃが・・・・はたして・・・・?

   
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2023年03月25日

〔 その後の【THE PEN】 その10 *** AURORA *** 〕アーカイブ 2006年9月

この記事を書いた数年後にディオールのミニ・ボールペンを入手したのだが、インクが粘って書き味が悪いので退役してもらったはず。

ボールペンをコレクションするには、レフィルの出来には目をつぶるという覚悟が必要。

万年筆もボールペンも進化することはあっても退化することはないい。(永遠にPrice Performanceを追求する筆記具という観点ではな)

そういう世界にあってディオールは、小道具・アクセサリーとしての筆記具に徹し、高価格化に成功していたようだが・・・

あまり人気が無く、もしオークションに出現しても、兄弟軸のMontblancよりも安くなってしまう。ほぼ捨て値!

往年のディオールの筆記具のコンセプトの優秀さを、製造しているMontbllancの垢抜けない部品が邪魔していると感じていた。

筆記具デザイナーは過去のデザインを踏襲することが求められるのか、あまり奇抜なデザインの大量生産品は見かけないし、成功もしていないようだ。

ただ、ルイジ・コラーニが設計したPelikan No.1 ボールペンはすごかった。実に持ちやすかった!

あれを金属で作ってくれたいたら、拙者のボールペン遍歴は終わっていただろう・・・




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この時代、AURORAはその他ブランドのカテゴリーだったのかな? クリスチャン・ディオールと共同頁で紹介されている。

もっとも前回のDunhillとCartierも共同頁だったのでそれほど気にする必要も無いかもしれない。単にラインナップが他社より貧弱なブランドをまとめて並べただけかも・・・・

クリスチャン・ディオールの万年筆はDunhillと同じくMontblancが生産していた。ノブレスとは兄弟製品じゃ。従って長所も短所も引き継いでいる。

驚いたのはソリッドシルバーのホワイトゴールド仕上げがあったこと。純銀に金の鍍金ならバーメールだが、それをホワイトゴールドにしたわけじゃ。

ホワイトゴールドを純銀に鍍金したのは、今まで聞いたこともなかったのでビックリした。

せっかくの純銀の手触りを無くしてしまって、同じ色・・・・何の意味があったのじゃろう?値段も12000円も高いし・・・・意図不明じゃ!

この中で本当にオシャレなのはボールペン・ミニ!これをペンケースから取り出されたらイチコロですな・・・拙者は。


アウロラのラインナップは非常にシンプル。アスティル、テッシー、アウレッタの3種類だけ!しかも結構高価じゃ。

アウレッタは当時8000円で売られているが、1990年代には定価5000円になっていたはず。

何本かアウレッタも購入したが、評価対象外の万年筆じゃな。一応金ペンじゃが、書き味は・・・・ダメ!

アスティルは純銀軸につきる!銀色軸は銀色ペン先、金色軸は金色ペン先としていた美的感覚を拙者は非常に評価していた。

ただし、首軸先端が銀色の為、金色軸はここで破綻する!やはり純銀軸が良い!

書き味は・・・・太字はグリグリした書き味で、とても一流といえるものではない。

ただし、拙者が使っていた時よりも、拙者の調整の腕が上がっているので、今ならなんとか改善出来るかもしれない。

テッシーにはバーメイル、純銀、ステンレスの他に、色漆軸が出ていた。拙者は緑色軸だけを持っているが、この漆の美しさは半端ではない。

このテッシーのボールペン・レフィルはペリカンの古いボールペンに使えるので、結構重宝している。

青色レフィルは15年ほど使うといい色になる!とあるデザイナーから教えられたが、15年間も一本のレフィルを使うわけが無い・・・

彼は非常に大事に、かれこれ25年ほど使っている。作品へのサインにしか使っていないようじゃな。それなら持つかもしれん。


拙者もテッシーを胸に挿した事はあるが、ステンレス軸は滑る。やはり純銀軸が良いのだが、純銀軸だけ持っていない・・・めぐり合えるかな?
  
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2023年3月25日(土)は萬年筆研究会【WAGNER】 表定例会@浜松町 *** 将来日付でのご案内 ***

日時:325日(  10:0016:30 開場9:30  ペンクリ会員限定( 開催日当日会員登録された方も調整を受けられます )

場所:東京都立産業貿易センター 浜松町館 4F 第1会議室 住所:東京都港区海岸1-7-1

2023年の予定  ここ を押して! 名札をお持ちの方はお忘れなく!  
 

入会申込書 V3


新規入会希望の方は左記の記入用紙会員番号以外を書き入れて持参して頂くと、受付時間が短くなります。

会場へ入るには、萬年筆研究会【WAGNER】への
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入会資格は〔万年筆が好き!〕ということだけで、年齢制限も入会審査もありません。



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〔Studen島〕
〔半島〕〔インク沼〕用のテーブルを確保しておきます。

〔インク沼〕
では、WAGNER限定白ラメ液の試筆が出来ます。The Royal Blue と The Tanzanite 以外のインクにも混ぜてみて下さい!

半島〕では、紙様による〔パイロット 呑込み式 実演と解説〕の勉強会が14:00から始まります。半一族必見です!

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