2009年11月22日
奥様と【下男たこ吉】の素敵な一日 ・・・ その13
【えっ?何を買いに行かれますか?】
【業務用の電話機よ!オフィスの引越の準備をしているんだからあたりまえでしょ!】
【あっ!そうでした。申し訳ございません】
ということで、仲良くヨドバシカメラに行ったのだが、奥様の気に入る電話機はなく、当面今の電話機を再利用することになった。
正直ホットした。実は急に言われたのでポイントカードを持っていくのを忘れていた。それがバレれば、またおしかりを受けるところだった。
もっとも、このあと、もっと大きなヘマをしでかしてしまい、奥様の逆鱗にふれたのだが、思い出しても恐ろしいので書かない事にする。ブルブル・・・
現実逃避するため、夕方からは元上司にさそわれて、新宿御苑にあるスナック【有園】の開店40周年記念に、東京ラスクを持って出かけていった。
拙者が新入社員として入社したときの部長夫妻、その会社を辞めた時の上司と、お世話になった先輩と拙者の5人が参加した。
拙者は23歳のころ(すなわち34年前)にそのスナックに2回しか行っていないが、内装はまったく変わっていなかった。カラオケ関連の機材や大型ディスプレイがついたくらいだろう。
いまはスイスで農業をやっている先輩が伴侶を見つけたのもこの店。部長夫妻は今でも月に何回も訪問しているらしい。
隣の席には母親と高校生の息子が座り、母親は息子のお酌で食事していた。もちろん高校生はお茶。
先生に髪が長いといわれ丸刈りにしてきたところだとか。こういう食事は、都会の母親にとっては最高なのではないかとふと思った。
それにしても昭和50年代の雰囲気があるスナックだった。
お客さんが増えてきたので、場所を変えようと、元部長夫妻の億ションを訪問した。そこで出迎えてくれたのが【ペス(仮称)】じゃ。
伺ったときにはワンワンと泣き叫んでいたが、躾上手の先輩が5分ほどやると、あ〜ら不思議。またく吠えない良い娘になった。まだ7ヶ月ということで、ほんの子犬。
彼女は即興で躾をした先輩が怖いらしく、指で指されて【You!】と言われると、急いで拙者の膝の上に待避し、拙者の顔を見上げる。その瞬間を左手に持ったカメラでノーファインダーで写したのがこの写真。
元部長夫妻は、【こりゃいいわ!週に一回くらい調教師として来てくれや!食事と酒はたんまり出すから!】とご機嫌だった。いつもは吠えまくる【ペス(仮称)】がまったく吠えない姿に驚いた様子。
もっとも、つきみそうしゃんのBlogを読むと、犬はお客様が来ると良い子になる・・・いわゆる外面(そとづら)が良い動物なのかもしれないが・・・
11月22日は萬年筆研究会【WAGNER】 第47回定例会
場所:EBIS303 402会議室 03-5420-4371 渋谷区恵比寿1−20−8 エビススバルビル
http://www.ebis303.com/ebisconference/access.html
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2009年11月21日
土曜日の調整報告 【 Montblanc No.246G 14C-F タイガーアイ 】
10年以上前、Montblancのコレクターだった人が、No.246以外を全て売り払ってNo.246を買い増し、一生No.246だけを愛でると宣言されたという噂を聞いたが、今回の縞軸でその気持ちがいくらか理解できた。
当然、万年筆くらぶ【フェンテ】のでべそ会長も大のお気に入りじゃ。クリップを補強するために外径と内径の差が大きいクリップリングの必要があり、そのため、天冠の部分をこじんまりと作る必要があったのかも知れない。いずれにせよ実にカワイイ!
それにひきかえ、このNo.246の金一色ニブの美しいこと!結局はシンプルさが【美の原点】かもしれない。
ペン先は背中側に面取りがしてある。ペンをひっくり返して書く際の極細筆記をねらったものなのか、単なる面取りかはわからない。この年代のペン先をお持ちの方がいたら確認して教えて下され。
スリットがここまで詰まっていると心地良いインクフローは期待できない。少しだけ寄りを弱めておく必要がありそうじゃ。
ペンポイントの腹の部分を依頼人の筆記角度に合わせて研磨し、多少面取りをした上で、秘密のペーパーで仕上げておこう。
MontblancもPelikanも一時ペンポイントの品質が劣化し、いくら研磨しても素材自体のきめが粗い!という時代があった。幸いにしてこのNo.246の時代のペンポイントは極めて素性が良い。
ペン先の表面も綺麗だったが、外してみると、表面に現れた部分だけ清掃してある事がわかった。
すなわち、ペン先の裏側のエボ焼けは除去されていない。特に問題とする必要は無いのかも知れないが、拙者の経験ではペン先の裏側にエボ焼けがあるとインクフローが悪いような気がしている。
Omasがペン先の裏側にロジウム.プラチナ鍍金をかけるようになったのは、エボ焼けによるインクフロー悪化防止と聞いたことがある。
またセーラーの阪神タイガース優勝記念モデルなど全面にロジウム/プラチナ鍍金を施した万年筆のインクフローが極めて良い事から考えても、ペン先の裏側の仕上げには何か秘密がありそうじゃ。とりあえず今回はエボ焼けを完全に除去しておこう。
どこかのペン先に似ているなぁ・・・と思っていたがやっとわかった。スティピュラの古い限定品のペン先にこれと似た感じのものがあったはず。さて何だったかな・・・画像イメージはあるのだが、名前が出てこない。心地良い老化を感じる。以前なら調べるところだが、最近では、まぁいいか・・・という気持ちになってきた。調査は若いもんにまかせましょう。
ただ研磨は二次元的に見てもわからない。かならず三次元で見るべきじゃ。WAGNER会場で各調整師の調整結果を比較すると、だんだんとわかってくるはず。WAGNERは調整を施すだけではなく、自己調整する人の訓練の場でもある。ぜひ自前のルーペ持参で勉強においで下され。
特にEBIS303でやる表定例会では様々な知識が吸収出来ますぞ!
【 今回執筆時間:4.5時間 】 画像準備1.5h 修理調整1.5h 記事執筆1.5h
画像準備とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
2009年11月20日
マーフィーの法則 その23
かつて拙者がシステム開発に勤しんでいた際、初代【マーフィーの法則】を【座右の銘】とし、来るべきトラブルに備えた物じゃ。しかし【準備万端にしている時には、必ず、予測できなかったトラブルが起こる】という事態に見舞われて、ますます【マーフィーの法則】が好きになった!
まずは青字の文章を読む。
それに対する拙者の 本音ギャグ を下に書いてある。
これを真似て、青字の部分に関する【浅はかで愚かな解釈】をコメント欄に書いて下され。
1: サイルスのリーダーシップの原則;
誰でも、海が静かなときは、船の舵をとれる。
→ 誰でも、ライバルが現れないオークションでは、簡単に落札できる。
誰も興味を示さないブツが収集対象の東西【二右衛門半】氏は有利?
→ 誰でも、奥様が留守の時には、税付国際郵便を安心して受け取れる。
しかしマーフィーは不幸な方向に事態を進ませる・・・
2:主要政治推論 ;
良いスローガン(標語)は、良い解決策を打ち負かす。
→ ペントレのスローガン(掴んだら離すな)は、冷静な判断力を打ち負かす。
→ オレンジと茶色の軸の萬年筆は、冷静な拙者の判断力をも打ち負かす。
→ そして、その萬年筆は来年のペントレで、多くの人を走らせる・・・
3: 政府の自己実現の法則;
プロジェクトの調査費用が多く使われるほど、それが実行に移される可能性が高まる。
→ 一本の案件(オークション)にbidした回数が多いほど、それを得ようとする気持ちが強くなる。
→ そして負けるとホッとし、勝つと青くなる・・・
途中で相場を忘れ、勝負のみに集中してしまう。
3本持っていたにも関わらず、Aurora Optima 75(定価5万円ほど)に$750出した事がある。1$=120円のころ・・・
その失敗の後は冷静になれた。失敗は成功の母?双子?
4:イングの公理 ;
オオカミの考えが変わらないのに、ヒツジが菜食主義を支持する決議案を通しても意味がない。
→ オークションにおける紳士協定を仲間と結んでも、煩悩が無くなるわけではない。
→ オオカミはヒツジが食べられなくなったら、松阪牛を食べるしかない。
その萬年筆に対する煩悩を消すには、より貴重なブツを入手するしかない。
5: ナポレオンの所見;
悪事には限界があるが、愚かさには限界はない。
→ お小遣いには限界があるが、欲望には限界がない。 【配偶者の我慢には限界がある!】
→ ペンポイントには限界があるが、愚かさには限界はない。【指導を受けない自己調整は止めなはれ!】
→ 調整師の集中力には限界があるが、女王様の書き味への欲求に限界はない。
2009年11月19日
【Pelikan Red Book】 その15
今回は54頁に掲載されたゲーハー【geha】のポスターの紹介。
じつは、55頁〜60頁はゲーハーの紹介頁となっている。それは来週のお楽しみ。
拙者にとって一本目のゲーハーは、まだ池袋で営業していたころのユーロボックスで購入した。拙者がユーロボックス@池袋を訪問したのは一回だけ。その後すぐに現在のビルの3階に移転し、その後数年で4階(現在の店)に移転した。
ユーロボックス@池袋を初訪問した際、藤井さんとは既に面識はあったはず・・・いやいや雑誌の写真で顔は良く知っていただけかもしれない。あまりに昔の事なので記憶が飛んでいる。
その際に購入したのは、比較的新しいスチール製ニブ付きモデル。インクがなくなっても、ペン芯の腹側の機構を押しこむと、しばらくは書き続ける事が出来るようになっていた。写真にあるリザーブ・タンクのことだったのかもしれない。
このスチール製ペン先の書き味は驚異的だった。いま考えればインクフローが良かったのと、ペン先のしなりが手に合っていただけなのだろうが、初遭遇で震えが来た。白ペンでこのような書き味の物が現れたら、金ペンはいったいどうなるのか?拙者の調子技術(といっても当時は、通称コテ研ぎ+α程度)は無駄か?・・・などと悩んだものじゃ。
それが奇遇とわかったのは一週間後。このペン先の書き味に飽きてしまった。やはり変化の乏しい書き味には飽きるのも早い。Parker 51しかり、Lamy 2000しかり・・・初遭遇で驚嘆しても長続きしない。そのどれもがペン先の可動範囲が狭い。
字を書くのがメインではない拙者にとっては、毎回新しい発見があるような可動範囲の多いペン先の方が楽しめるようじゃ。
拙者も奥様も忘れていたのだが、昨日は拙者の57回目の誕生日であった・・・
森進一が62歳というニュースで思い出した。拙者と誕生日が同じだったのでな。いまや誕生日なんていう年に一回のイベントよりも、年間40日間ある萬年筆関係のイベントのほうを重視しているので、完全に忘れておった!
今週末のWAGNERでは、きっと誰かがモンブラン(ケーキ)をひとかけら食べさせてくれることであろう。
2009年11月18日
水曜日の調整報告 【 Omas ワイルド・パラゴン 18CK-F インク漏れ完全解消 】
以前は伊太利亜の田舎町の工房出のような垢抜けない形状だったが、最近はずいぶんと垢抜けてきた。成り上がりっぽい雰囲気もあるが、そこがまた良いのじゃ。伊太利亜らしくて!
今回の依頼内容は多少の書き味改善と、インク漏れの解消。ドバドバに・・・インクが漏れるとのこと。なんとピストンのところからインクが滴るほどだとか!
鍍金セットで自分で鍍金してみるとわかるが、鍍金は滑面にはかかりやすいが、ギザギザや梨地仕上げにはほとんどかけられない。それを見事に利用してギザギザのところは金色で残し、滑面を(おそらく)プラチナ鍍金してある。
ペンポイント最先端部が開き気味になっている。また詰まっている感じもする。ほんの少しだけスリットを拡げ、最先端部の開きも解消しておこう。
それにしてもエボナイト製の懐かしいペン芯を使ってくれているのはありがたい。エボナイト製ペン芯を供給する工房が伊太利亜にあるせいか、オマス、デルタ、アウロラなどは今でもエボナイト製ペン芯を持つモデルを提供してくれる。性能の善し悪しはともかく、見かけはエボナイト製がはるかに美しい!
これは旧オマスの欠点を補う方法としては実によい。旧オマスは胴軸内部に直接ピストンがあたるようになっていた。従って軸のセルロイドが痩せると、ピストンがものすごく硬くなる。ブルブル腕を震わせながらインクを吸入する作業を繰り返す必要があった。
今回はピストンは収縮しない透明樹脂の内部で上下するだけなので、セルロイド素材の痩せには影響を受けない。
弱点は胴体と内部機構は画像左側の溝4〜5本程度のネジ一箇所で固定されているだけ。いかにも心細い。ソケット先端部に割れが出来ている。ここから漏れたインクの逆流を防ぐのは、この4〜5山のネジだけ。しかもピッチも粗い。これではスコスコ後部にインクが回ってしまう。
後部のピストン部分は外側にネジが無い。すなわち前の関所を通り抜けたインクは全て尻軸から排出されてしまう。ちなみに、こういう症状のOMASが過去半年で3本修理に持ち込まれた。すなわち、構造的欠陥かも知れない。
直すのは簡単。内部の4〜5山のネジの前後にワセリンをたっぷりと塗っておけばよい。ワセリンは止血できるくらいなので、インクなど通しはしない。これで完璧に漏れは止まる。ネジ山に接着剤を付けると二度と分解できないがワセリンなら何度でも分解清掃できる。
ペン先は素晴らしい(と言ってもOEMのはずだが・・・)。また、デザインも素材も秀逸!でも細部の詰めが甘い。こういうところが伊太利亜製の魅力かも知れない。独逸や日本製萬年筆でこういう不具合が見つかったら全Blogで叩かれまくるであろうな。
【 今回執筆時間:4時間 】 画像準備1h 修理調整2h 記事執筆1h
画像準備とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
2009年11月17日
14Kの開高健モデルは存在しない。全て14Cじゃ。
現在、ヤフオクに14Kの中白ニブ付きが開高健モデルとして紹介されているが間違い。
開高健モデルと俗に呼ばれている物は、14Cの中白モデルで、エボナイト製二段ペン芯付き。
しかも首軸先端部はラッパ型ではない。
http://image.blog.livedoor.jp/pelikan_1931/imgs/3/8/385d015f.jpg
これが本物じゃよ!
火曜日の質問コーナー その103
第103回目は筆記具全般に関する質問を下され!
今回のアンケートはあなたを萬年筆に嵌めた場所はどこ?
それでは Go!
拙者の場合は 銀座伊東屋の万年筆売り場
母にPilot 65 の青軸を、父にParker 75の銀軸を購入した。それで万年筆に興味を持った。すなわちここが出発点。
オマス・パラゴンが出た時には全部のペン先を2本ずつ購入した事もあった。
日本未発売のペンを海外で調達してくれた人もいた。
その店員さんが辞めてから足が遠のいた。
その後、アメ横にはまった!
結局はブツに惹かれたのではなく、販売員の情報量に惚れていたということ。
これは今でも同じ。表の情報はネットでいくらでも入手可能。自分でも発信している。
従ってアングラ情報を提供してくれる店ほど魅力的に思えるのじゃ。
2009年11月16日
月曜日の調整報告 【 Montblanc 50年代 No.142 グレー縞 14C-F 】
No.142の柄物では緑縞の方が一般的だが、グレー縞も見事な色調を見せてくれる。拙者ならこれにインクを入れる気にはならないなぁ・・・
こに時代のペン先は鍛錬されているのか、非常に戻りが強い。従って首軸に固定したままで多少反りを直しても、しばらくすると元に戻ってしまう。すなわち調整戻りが激しい。従って本格的な調整をしようとすれば、やはりペン先とペン芯を分離する必要がある。
ペンポイント先端部は綺麗な形状をしているが、スイートスポットが無いため、ガサツで下品な書き味になっている。これはインクフローの悪さが原因で、インクフローが良くなれば、書き味も激変するはずじゃ。
依頼内容によれば、細字でも書いた直後、インクが紙の上に盛り上がるような状態を望んでいる。ペン先が淫らに開いたりすると字巾が拡がって盛り上がるようなインクフローとならない。
硬いペン先なら、ペンポイント先端部をO脚状態にすれば一瞬で調整完了!なのだが、バネのような弾力のあるペン先の場合は、試行錯誤の要素も有り、簡単にはいかない。
ただこの個体は、実用ではなくコレクションとして保存されていた可能性が高い。それが所有者の心境の変化か、相続者の事情で市場に流れたのではないか?と想像している。
理由は?実は首軸と胴体とが松脂で固定されていた。従って首軸を温めてもビクともせず、ずいぶんと焦った。これが生贄でなかったら手を付けなかったであろう。生贄とは、【壊れても仕方ない・・・】と所有者が覚悟を決めて修理にやってくる物なので、こちらも少し強気にトライ出来る。
それにしても硬かった・・・まさか松脂で固定してあるとは!自分一代の趣味として眺めて暮らそうと決心した人の持ち物であったかのよう。たしかに使われた形跡はほとんど無いし、内部部品も新品同様。それが流通市場に回ってから不具合が出たと思われる。このままでは退屈な人生を送るはずであったろう。
だが、細字で盛り上がるようなインクフローを期待する所有者の手にわたったからには、平凡ではいられまい。存分に調整しておこう。
取り付ける際にはペン芯との密着状態を確認し、必要なら多少ペン芯を反らせて密着させる。このあたりの面倒くささを一気に解消したのが、No.149の二段ペン芯なのだが、1950年代では望むべくもない。地道な作業を繰り返すしかない・・・
【 今回執筆時間:6時間 】 画像準備1h 修理調整4h 記事執筆1h
画像準備とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間
2009年11月15日
aurora_88しゃんの〔萬年筆研究会【WAGNER】第5回関西地区大会報告〕
http://blog.livedoor.jp/aurora_88/archives/51394635.html
物理的に熱く
人に篤かった
関西地区大会でした!
奥様と【下男たこ吉】の素敵な一日 ・・・ その12
最近【見える化】がはやりだが、計測システムを停止すれば、歯止もなくなるという【素敵な危険】と背中合わせ・・・・
いずれにせよ、会場の熱気でへとへとになり、帰宅後入浴するとすぐに記憶を失ってしまった。
そして翌朝8時ごろ・・・
【たこ吉!赤いペンもらうわよ!】
【むにゃむにゃ・・赤いペン?どうぞご遠慮なく・・・】
と、言ってからハットした!
【奥様、その赤いペンだけは困ります!珍しい・・・いや・・・元町の店で大枚はたいて・・・いや、奥様には絶対似合いません!】【なんで人並み外れてセンスの悪いたこ吉が、私に似合うかどうかわかるの!こうなったら意地でもいただきますからね!】
【あ〜!困ります、困ります、絶対にダメです!】
とあわててベッドから降りて走り寄ると・・・
続きを読む
2009年11月14日
土曜日の調整報告 【 Sheaffer Lifetime 14K-M 書けるように! 】
もっともインクフローが悪いわけではないので、このままでも使えなくはない。が、やはり気持ちはよくない。そこでスリットを広げようとしたのだが、問題がある。
いずれにせよ、書く機能にとってはペン先の割れは関係ない。インクはペン芯を伝わって登るので、ハート穴より根元よりに不具合があっても当面は問題なしじゃ。
では原因は?おそらくはペン先は根元まで大きな亀裂が入っている。その亀裂をあわせるようにしてペン芯を奥に無理やり突っ込んだ!その反動でペン先が多少浮いてしまったのであろう。
ひょっとすると、萬年筆を筆記状態にして、上から下へ振り下ろした際に、先端部が机の角に当たるなどして、ペン先が上に折れ曲がった?その時の衝撃で、もともと粘りの無い素材だったペン先に亀裂が入った・・・と考えるほうが自然かもしれない。
おそらくは修理に出し、ある程度上に反っていたのを直したが、その際に亀裂を大きくしてしまい、亀裂を目立たなくしようと根元を寄せて首軸に挿し込んだところ、またペン先が上に反ってしまった・・・と想像した。
無理に亀裂を隠そうとするよりもインクの流れを重視し、ペン先先端部とペン芯との密着に重点を置いて修理した。上からの画像は、ペン先単体の図と同じくらいのままにしておいた。これ以上曲げたり伸ばしたりは危険。二分割してしまいそう!
そしてペン芯をヒートガンで暖めて多少反らせ気味に改造した。
ペン先を首軸から抜くことをしなければ、あと数十年は使える。今後のメンテナンスはサック交換だけにしておいたほうが良い。このペンの寿命はペン先の亀裂が広がってではなく、レバーが朽ち果てた時であろう。長生きしてほしいものじゃ!
【 今回執筆時間:6.5時間 】 画像準備2h 修理調整3.5h 記事執筆1h
画像準備とは画像をスキャナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間

