
インクの残量が少なくなっても、コンバーターでインクを吸入しやすくするためのもの。
全部のインクボトルに入っているわけではないが、パイロットでもセーラーでも見た記憶がある。
ただし、各社が製造している萬年筆の場合は良いが、他社製の萬年筆を入れてインクを吸わそうとするとストレスがいっぱい!
今回は、プラチナのクラシック・インクをNo.149に吸わそうとしたのだが、ぜんぜんうまく行かない。
そこで秘密兵器の登場!米国の萬年筆店からまとめて購入したインク・マイザーという容器が右側。
箱の中には、この容器と、二つ折りになった長いスポイドが入っている。
スポイドを二つ折りにするという発想は日本人には無いので、ある意味感心してしまった。
機能的に問題が無ければ二つ折りの名残が残ってもいいじゃないか!という発想。
以前、外資系企業に勤務していた際、ダム端から煙が出た!慌てて本社に連絡したら・・・
【仕様書には火を吹かないようにと書かれているので、煙を吐くのは問題ない】と言われてあきれた。
ともあれ、折り目の付いたスポイドで、インサートを外したクラシックインクからインクを移した。
インサートが瓶の中に残っているとスポイドでインクを吸わせるのに邪魔になる。
そしておもむろにNo.149を首軸まで突っ込んで吸入させてみた。素晴らしい!実に使いやすい!
インクの上端が、いまどの位置なのかが外から見えるので、No.149のように首軸の上までインクが残っていないと吸入出来ないモデルには実に良い!

しかし、このインク瓶は、No.149では、すぐにインクが吸えなくなるという弱点を持っている。
そこで、この靴型のインク瓶とインクマイザーをセットにすれば使いやすいはず・・・と考えて輸入してみたが・・・大当たり!
これで幻の未使用キングスブルーが楽しめますぞ!
ご希望の方には、おまけでNo.149(未使用)をおつけします(笑