2005年08月25日

豪快可憐! バレリーナのような万年筆 Conway Stewart

コンウェイスチュアートは現在一本しか所有していない。復刻したディンキーのみ。ただし購入した本数は50本は越えている。ペン先が柔らかい、インクフローが良い、イリジウムがしっかりとついていることもあり、非常に調整が楽! 従って、ペントレとかでは、群がるように人が集まり、あっというまに無くなってしまう。また、個別に友人に進呈した物も多い。
値がはらないので腹は痛まないわりに、気品があり何か高そうな雰囲気を持っていて、かつ、今の万年筆には無い柔らかさを持っているとなれば、もらった人は感激する。
で、お返しに高価なお菓子をいただいたりするわけで、大食いの拙者としては非常にありがたいことになっていた。
ONOTOに代表されるイギリス製のペンは後ろにキャップを挿すと非常に長くなるものがあるが、写真のペンもそうだ。軸の細さとあいまって非常に細長い感じを受ける。まるで筆で筆記しているような感覚になることもある。
また、レバーフィラーのマークがいいんだなぁ! WatermanのVintage物のマークも良いが、Conway Sterartのマークの方が好きだ。大きさが軸とうまくバランスしていて非常に見栄えがする。また、Watermanのレバーは緩んでくるとカチャカチャと音を立てて耳障りだが、Conwayではそういうことが発生した経験は無い。
なにせ作りが良い。復刻した大型軸でレバーフィラー式などはすぐにゴムが死んで困ったものだ。デルタのレバーフィラーのゴムもすぐに機能しなくなってしまう。ところがVintage物のゴムはなかなか死なない。やはりポッとでのブランドには、まだノウハウが溜まっていないのだろう。皆でそういうブランドを見捨てるのではなく、育てていければよいなと思うとるよ、、いやほんまに。
デルタなんぞアドバイスを送ると真摯に答えてくれる良いメーカーだ。ガッカリしたのはViscontiだった。最近のものは買えないなぁ。


0819 FP Conway Green



Posted by pelikan_1931 at 06:00│Comments(7) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆 | 万年筆
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この記事へのコメント
Conwayはやはり細長い軸がカッコイイなぁ。チャーチルなんて軸を出さないで、こういう細軸を出して欲しい。

もっとも数を作れないブランドは価格を高くしないと原価高になる。従って付加価値を上げるため、ごちゃごちゃと装飾せざるを得ない。
シンプルな軸が作れるのは、むしろ大手しかないわけじゃ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年01月29日 12:07
親孝行は生きているうちにやらねばな。

亡くなった父は、親孝行じゃ!といって大きなお墓を作ったが、まだ生きていたじいさんとばあさんにひどく怒られていた。
まだ死んどらん! てな。
Posted by pelikan_1931 at 2005年12月19日 23:01
母に聞いてみましたがメーカーはまったく知りませんでした。
これに似たものを贈ることにしました。
もちろん、Conway です。
Posted by Carter at 2005年12月19日 20:48
Carterしゃん

ニッポンのおかあちゃん!がConway Stewartを使う姿はあまり想像出来んから、国産万年筆というのは正解じゃろう。似た模様の万年筆はいっぱいあったから特定は出来んじゃろうがな。
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月30日 23:40
母が使っていたのは国産の万年筆だったと思いますが、色は緑でこの万年筆に良く似ていました。
まさかConway Stewartではないと思うのですが。
ただ、子供のころの記憶なのであてにはなりません。
Posted by Carter at 2005年11月30日 22:06
フローラルはたしかにベージュのウエッジウッドのような絵柄で綺麗。
しかし惜しくて使えまへんなぁ〜きっと。
ペン先交換は大きさと厚さがマッチすれば可能。ただし、最近のペン芯は首軸の一定の位置にしか突っ込めない設計になっているものが多いのでどうかなぁ。やってみるしかないか、、
Posted by pelikan_1931 at 2005年08月26日 08:21
買っとけばよかったと後悔している万年筆は何本かあるけれど、
記憶に今でも焼きついているのが、フローラルです。
バイブルの185ページ、下段中央に立っている美人さんです。
大きいペン先ばかりを追い求めていた僕がバカでした。
あれから二度とお目にかかっていません。
ヴィンテージのウエッジウッドのような雰囲気。
再会したいです。

復刻されたティファニーとブルーティファニーの
どちらを買うか迷ったのも懐かしい。
フローラルを買いそびれた反動でした。
ペン先の硬いこと、硬いこと。
ヴィンテージのペン先をつけられないでしょうかね?
Posted by M's Dad at 2005年08月25日 06:29