2005年10月04日

評価されなかった名品 Sheaffer New コノソアール5

 Sheafferがコノソアール、ニューコノソアールをほぼ同時期に発売した時、拙者はアメ横通いをはじめたばかりだった。要するに手当たり次第に買っていたころ。Sheafferはまずコノソアールを購入し、高級ラインのニューコノソアールが出た際は、茶ラッカーと純銀と悩んで茶ラッカーを買った。てっきり茶漆だと思っていたら、茶ラッカー漆調とか書かれてあった、、、漆のようにラッカーを塗ったということだ。ラッカーは工業用漆のことだと思うので、純正漆と比べるとやや下に見られていた。ただ、この茶ラッカーは好きで、今でも持っている。ペン先はBでヌルヌル書けて非常に調子が良い。もう手を加える必要もないのだが、なぜか手放す気にならない。

 実はコノソアールでヘリンボーン彫りのモデルもある。これもボールペンとのセットでニューヨークで購入した。ニューコノソアールは結局茶色軸だけでそれ以外は購入しなかった。バイカラーニブというのがどうしても納得いかなかったからだ。翻ってコノソアールは金一色ニブなので、こちらは緑軸も同じくニューヨークで購入した。

 しばらく前にヤフオクに写真のニューコノソアールのセットが出ていた。ペン先の出来の良さについては定評があったので、小額ビッドして忘れていたら、あんたが勝ち!という連絡が来てびっくり!たしかに日本ではSheafferはまったく人気がないが、その金額はないだろう!という金額で落札!うれしかったなぁ。

 さっそく到着したニューコノソアールは細字ながら、調整によって見違えるような書き味になった。ボールペンもコノソアールのボールペンと違って重くて非常に扱いやすい。ただしこの万年筆には弱点がある。レガシーに至るまでシェーファーの万年筆に共通の弱点だが、首軸素材のプラスティックが傷つきやすいし、アルコール系に弱い。一度ベンジンで首軸を拭いたら白くなったのでびっくりした。高級万年筆でベンジンで軸が白くなるのはシェーハーだけどす。ほとんどのメーカーを実験済み。コノソアール、ニューコノソアールは回転式キャップなのでまだ良いが、嵌合式キャップのタルガなどは首軸が傷だらけになる。それを気にしないでガシガシ使える人には良いが拙者にはかわいそうで使えない。

 このニューコノソアールは完全に調整し、ペントレに並べておいたら、購入時の3倍の値段で売れた。といっても調整料込みだと思えば安いものだったろう。購入した人はあまりの書きやすさにびっくりしたと思う。もしニューコノソアールを発見したら捕獲すべし。特にBニブは貴重ですぞ。昔、金ペン堂の一番良い場所に純銀軸が直立して展示されていた。その際はペン先とペン芯がメーカー出荷時よりも1个曚票鷦監發鵬,傾んであった。インクフローを良くする金ペン堂調整の王道。


2005-10-04 PM Sheaffer New コノソアールセット



Posted by pelikan_1931 at 18:00│Comments(9) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆 | ボールペン
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 この万年筆は一瞬だけ手元にあった。友人に依頼されてペン先を調整し、ペントレで販売した。ニブはBが付いていた。あまり有名でないが、SheafferのBというのはとてつもなく大きな玉のイリジウムが付いている。それも球体に限りなく近いほどだ。従ってどうとでも調整出来る....
派手だけど脆い? Sheaffer Balance 復刻限定品【万年筆評価の部屋】at 2006年04月11日 19:53
 Sheafferはネジ式キャップが得意ではない。Sheffer プレステージ・コノソアールは非常に良い万年筆だが、ネジの仕上げは笑ってしまうほどだ。通常は三角形の山が連なっているようなねじ山だが、Sheahherの場合、長方形が連なっているような山だ。使用には問題ないが、なん....
これはいけてた! Sheaffer Balance タイガー【万年筆評価の部屋】at 2006年04月11日 19:41
 拙者はSheafferの万年筆は相当数購入した。原因は世界のコレクターS氏がSheafferが好き!と雑誌のインタビューでも語り、本人からも直接聞いた事も影響している。もっとも、Montbalnc好き?パイロット好き?と聞いても【好き】という答えが返ってくるはずだ。万年筆はどん....
これは良い! 絶対お奨め! Sheaffer タルガ 純銀【万年筆評価の部屋】at 2006年04月11日 19:33
 拙者がチェイス軸を好きなことはご存知の方も多かろう。このボールペンはチェイスもどきの模様が入っているが彫りではない。何故ならば溝もツヤツヤしているから。これはインジェクションの特徴じゃ。それでも拙者はこのボールペンを、先日紹介したMontblanc No.184と共に....
Sheafferで最も好きなボールペン コノソアールのチェイス軸【万年筆評価の部屋】at 2006年04月11日 19:27
  以前にも書いたが製造中止になったSheaffer タルガの金属軸の値段がじわじわと上がってきている。ただし予想されたよりもはるかに遅いペースだし、このままの推移で行けば発売時の定価を超える事はなさそうじゃ。日本市場ではまったく評価されていないタルガじゃが根....
カメラを持たずに旅行に行くなら・・・TARGAを持ってくよ!【万年筆評価の部屋】at 2006年04月11日 19:19
この記事へのコメント
コノソアールとそれを真似したシリーズのネジだけはいただけませんな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年02月07日 21:47
良く見ると、非常にネジの部分がおおざっぱな感じがします。スノーケルの時代のネジと比べると技術が落ちたように思います。
Posted by 井筒屋 at 2006年02月07日 19:07
Sheafferはペン先は良いのじゃが、ネジは苦手じゃな。このぬーコノソアールのネジもとても高級品のソレではない。首軸とネジ!おの弱点がなくなれば良い万年筆なのにな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年02月02日 17:46
拙者も最近、Old Sheafferを狙っておる。
Posted by pelikan_1931 at 2005年12月03日 21:15
シェーファーが好きな井筒屋です。 

現代物はまったく人気が無くなったのが寂しい限りです。
昔のバランス オーバーサイズ なんて絶品でした。懐かしい。
Posted by 井筒屋 at 2005年12月03日 08:40
daikoしゃん

仲良い夫婦に悪い人はいませんね。

尾道の万年筆の生簀のお店の平田さんご夫婦も仲よさそうだった。
本人は偏屈だとおっしゃっていたが、常にお客様の立場でメーカーに対峙している人だった。

拙者も仲の良い夫婦ですよ、、、、口答えしないもん、、、
Posted by pelikan_1931 at 2005年10月05日 22:00
そうでしたか・・・ますます師匠の調整された万年筆が欲しくなりました。

思えば金ペン堂でPelikan M600 EFを購入したのが、ことの始まり。でもその頃はアメ横で買っても大して変わらないんじゃないか?なんて思ったりしていました。無知(悲しいことです)とはいえ本当に失礼いたしました。

金ペン堂といえばいつも寄り添うようにして一緒におられる奥さん(だろうなー)。仲むつまじい光景は見ていて心和みます。
Posted by daiko at 2005年10月05日 10:53
拙者が金ペン堂で購入したのはOMASパラゴンのEFを2本とカランダッシュ・エペの純銀(14Kニブ付)

とにかく、細字の調整には定評があった。拙者の研ぎの基本は金ペン堂を真似たところから始まっておる。
Posted by pelikan_1931 at 2005年10月04日 22:33
1ミリの違いを気づいたことに
きっと金ペン堂さんは喜んだことでしょう。
気難しいと言われているけれど、
本当はそんな人じゃありません。

いま持ち込み品の調整を受け付けていないのには
それなりの理由があるからなんです。
でもシャイだから、売り物の調整で手一杯だ、なんて言ってしまう。

万年筆屋の店主には「秘すれば花なり」を地で行く人が多い。

このシェーファーは実は金ペン堂さんに薦められました。
でも吸入式じゃないからって…。失敗した!大失敗だ!
Posted by M's Dad at 2005年10月04日 17:46