左端の白軸は国内で購入したが、マゼランの青軸と緑軸は海外から購入した。この青軸と緑軸は海外で非常に人気が高かったらしく、Levengerが通信販売網に乗ったことがあると記憶している。色も綺麗、仕組みも簡単でめったなことで故障しないというのは、海外ではやる万年筆の鉄則だ。
弱点はマゼランの方で数本に一本の割合で後ろにキャップを挿すとキャップがきちっと嵌らなくてすぐに抜け落ちてしまうものがあること。回転式のキャップの宿命だがほんの数ミクロンの誤差で心地悪くなる。キャップを後ろに挿した時の挿し心地なんぞを本気で考えてくれるメーカーがあるとうれしい。特に回転式キャップの場合。
なかなかいいなと思う方式は昔のOnotoのように、尻軸の径が太くてキャップの口からネジの手前までしか軸にささらない設計。この場合ネジ部が軸と接しないのでぐらつく原因が無くなる。また書くときの全長を長く出来るので、後ろ持ちの拙者には非常にありがたい。
左側の白軸は傑作だ。白と黒と、金のバランスが非常に良い。小型の14Kニブではあるが、インクフローが良いので気持ちよく書ける。
国内メーカーのペン芯は少なくとも国内で利用する時には非常に具合良い。さすが本場?暑いときでも寒い時でもインクが出なくなるようなケースは無い。ただ、利用者にEF好きが多いので、ペン先の寄りを強めてインクの出を悪くして極細を形成している。従ってもしEF付を入手してインクフローを良くしたいと思ったら、スリットに多少隙間を作ること。一気に変身しまっせ。