2005年10月18日

海外でバカ受け? 派手なセーラー5

 左端の白軸は国内で購入したが、マゼランの青軸と緑軸は海外から購入した。この青軸と緑軸は海外で非常に人気が高かったらしく、Levengerが通信販売網に乗ったことがあると記憶している。色も綺麗、仕組みも簡単でめったなことで故障しないというのは、海外ではやる万年筆の鉄則だ。

 弱点はマゼランの方で数本に一本の割合で後ろにキャップを挿すとキャップがきちっと嵌らなくてすぐに抜け落ちてしまうものがあること。回転式のキャップの宿命だがほんの数ミクロンの誤差で心地悪くなる。キャップを後ろに挿した時の挿し心地なんぞを本気で考えてくれるメーカーがあるとうれしい。特に回転式キャップの場合。

 なかなかいいなと思う方式は昔のOnotoのように、尻軸の径が太くてキャップの口からネジの手前までしか軸にささらない設計。この場合ネジ部が軸と接しないのでぐらつく原因が無くなる。また書くときの全長を長く出来るので、後ろ持ちの拙者には非常にありがたい。

 左側の白軸は傑作だ。白と黒と、金のバランスが非常に良い。小型の14Kニブではあるが、インクフローが良いので気持ちよく書ける。

 国内メーカーのペン芯は少なくとも国内で利用する時には非常に具合良い。さすが本場?暑いときでも寒い時でもインクが出なくなるようなケースは無い。ただ、利用者にEF好きが多いので、ペン先の寄りを強めてインクの出を悪くして極細を形成している。従ってもしEF付を入手してインクフローを良くしたいと思ったら、スリットに多少隙間を作ること。一気に変身しまっせ。


2005-10-18 PM Sailor_White2005-10-18 PM Sailor_マゼラン_Blue2005-10-18 PM Sailor_マゼラン_Green



Posted by pelikan_1931 at 18:00│Comments(7) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆 | 万年筆
この記事へのコメント
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最近 「ロゼッタ マゼラン万年筆」という商品を見ました。
これはセーラー万年筆の輸出仕様品なのでしょうか?

調べてもよく解りませんので教えていただけませんでしょうか!

よろいしくお願いします。

Posted by 福田 弘秋 at 2011年04月20日 12:35
このころまでは、kureー1911しゃんもまっとうな生活を送っていたようじゃが、年末に狂ったようじゃな。ええこっちゃ!
Posted by pelikan_1931 at 2006年02月05日 10:38
> 最近ではペンクリ以外では購入していません

それは良い方式じゃ! ペンクリが無ければ本数が増えないとはな。
Posted by pelikan_1931 at 2005年12月18日 18:25
白軸で細字つきを購入しました。これが自分で買った初めての万年筆でした。ここから万年筆行脚が始まりましたが、結局は原点のセーラーに戻ってきました。最近ではペンクリ以外では購入していません。
Posted by kure-1911 at 2005年12月18日 11:16
時期的には中学校の修学旅行じゃな。
自由時間に万年筆病院に行くとは、将来有望ですな。
Posted by pelikan_1931 at 2005年12月05日 21:57
左側のは長崎の万年筆病院で購入しました。
Posted by kure-1911 at 2005年12月05日 21:28
マゼランの2本はペン先を21Kに交換しています。
Posted by pelikan_1931 at 2005年10月19日 04:26