ペリカンには数多くの限定品と呼ばれるものがある。世界中で発売したもの、地域限定で発売したもの、顧客の要望に基づいて限定生産したもの、宝石店の要望でOEM生産したもの、、、などなど
Montblancの作家シリーズなどと違って明確なコンセプトがあるようには見えないが、ペリカンファンはごく少数の例外限定品を除いては目を輝かせている。
そのごく少数の例外がPelikan Golf じゃ。売り出されてからこれほど反応の無い限定品は少ない。原因は軸中央に取り付けられたゴルフクラブとゴルフボールがいかにも【とってつけたような感じ】がするから!
Pelikanの限定品となれば、普通はトレド系の【軸に純銀彫刻を施したもの】を期待する。キャップが重くなりがちなMontblancの限定品に対して、Pelikanの限定品は軸が重いのが特長だ。Pelikanのバランスが好きな人には、このトレド・バランス好みの人が多い。また、金属軸を握る感触も大切な要素。
それらがこのGolf では果たされていないことも不人気の原因だろう。日本のペリカンファンにとっては、天冠の彫り/尻軸金模様と,言うことは無い状態なのに・・・・不人気!
ここに紹介したものは、そのGolf のバランスをMontblanc ソリテールのバランスに変えようとしたもの。M850のキャップを取り付けた。M850のキャップの天冠はプリントなので、それはGolf のものを装着。M800系でソリテールのバランスを実現した改造Golf はどうよ! と紹介したのじゃが・・・失敗!
そもそもM850自体のバランスが嫌いというペリカン愛好家が多い。Montblanc愛好家はバランスは気に入るが、やはりゴルフクラブがダサイ!ということで、まったく嫁入り口が無い。そこで持参金がわりに、新型18C-3Bニブをぬるぬるに調整して取り付けた。
皆、悩む・・・ペン先は良いが、軸がいやじゃと・・・なんとかわいそうなGolf !
藍だウィーだと騒いで入るが、実はGolf 好きの人は少ないのではないかと疑ってしまうな。
拙者はこの軸色が大好きで、Golf は良く利用した。ただ書き癖が変わってゴルフ模様に手が当たってしまうようになってから使っていない。
Golf 模様無しの軸を作ったら飛ぶように売れると思うがな。もちろん天冠が彫りというのが条件じゃが。