プラチナのセルロイド軸 【青】
中屋のホームページを見ると、セルロイドは削り出す前に2年以上は寝かせると書かれてある。そうしないと軸に狂いがでるからだそうじゃ。一方で中国製万年筆のセルロイド軸のコマーシャルには半年も寝かせてから削るなどの表記がある。中国のセルロイド素材の万年筆が狂い易いのは乾燥期間が短いことに起因している。
プラチナも中屋と同じく2年ほどは寝かせていると思われる。国産の中ではセルロイドに対する知識は深い。おそらくは万年筆博士の次じゃろうな。
この軸色は万年筆博士が最初に作ったのをパクったとは言わないが、同じメーカーに依頼して作らせたのは明白。えげつねぇ〜と思ったがな。
値段からして削り出しではなく、継ぎのはずじゃが継ぎ目がまったく見えない。金魚だと気になって仕方が無い継ぎ目がわからないというのは精神衛生上非常に良い。
限定数発売と聞いてあわてて購入した記憶がある。あれは本当だったのじゃろうか?なんせコレクターは噂に弱いからな。
時間がたってもまったく破綻しないセルロイドにはびっくり。やはり2年ほど乾燥させるOMASもセルロイドは狂わない。でもエボナイトは痩せる。
素材は非常に魅力的、ペン先も調整すれば極上。あとは形じゃな。形はもう少しなんとかならんもんかなぁ。最近の限定品や#3776のフラットトップのころは良いデザインじゃったのに、キャップトップがとんがってから頓馬になったような気がする。
Posted by pelikan_1931 at 05:00│
Comments(14)│
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万年筆
捜すと見つからんもんじゃ。記憶だけしておいて時がたつのを待つ。忘れたころに出会うじゃろう。
その方が感激が大きいですぞ。
最近これを捜していますが、一切みかけません。やはり数量限定というのは本当かもしれません。ますます欲しくなりました。
ずわいがにしゃん
そうそう、仲良くやるのが一番。
4本のヘミングウェイの黄色の方を入手しました。
なるほど真相がわかりました。
「やまちゃん、わるいわるい」で済ませられた良い時代でした。
ぎくしゃくした時代には良いものが作れないかもしれません。
追加のコメントありがとうございます。
誤差の範囲ということで、安心いたしました。
万年筆博士が先じゃ。その経緯は4本のヘミングウェイに出ておる。
この青軸は万年筆博士が先立ったのですか?プラチナが先だと思ってました。
まとりっくすしゃん
そのとおり! コンバーターなら大丈夫。
ただしペン芯痩せは大変じゃがな。
魔法はある!
うろしゃん
一番危ないのはセルロイド軸で、ピストンがセルロイドの軸に直接接しているケース。この場合は軸が痩せると硬くて回らなくなる。
最近は良く枯らしてから削っているので、大抵大丈夫。
軸がエボナイトの場合はあまり心配しなくても誤差の範囲。
首軸エボは注意じゃがな。ペン芯も痩せると酷い!
1990年までのOMASのエボペン芯は注意。
でもコンバーター式の場合は関係ありませんね_| ̄|○
首軸がエボやせするとインクが漏れまするw 師匠
光速対応ありがとうございます。ちゃんと書き込めたかどうかを確認しようとリロードしたら既にお答えをいただいていたので、びっくりしました。
「エボナイト軸+吸入式」という組み合わせの場合は注意しなければならない点、および、コンバーターとの組み合わせでは心配しないで良い点、理解いたしました。
ありがとうございます。
うろしゃん
痩せるエボナイトもある。胴体が痩せる場合は、往年のOMASのセルロイド軸ようにピストンが異様に硬くなって困る。
スティピュラはエボナイト軸の中に直接吸入機構があるわけではなく、軸内に大型のコンバーターがはいっていて、それを外から回しているだけなので、エボの痩せは問題にならないよ。
はじめまして。万年筆を本格的に使い出してまだ半年ちょっと。ただいま、勉強中です。4月末に購入したレタロンリュネールが記念すべき1本目です(これは一目惚れでした)。このホームページは、毎日の更新が楽しみです。
そこで、恐縮ですが、一つ質問です。「エボナイトは痩せる」というお言葉は、具体的にはどういう意味なのでしょうか?文字通り細くなる?ということでしょうか?
実は、スティピュラ ノベセント(グリーン)というエボナイト軸のものをお店で試筆したのですが、とても手にしっくりとなじんで、持ちやすかったのです。あいにく、好みのペン先の太さではなかったので、購入を見送りましたが、いつかは購入しようかと考えていましたが、「痩せる」というネガティブと思われる表現が気にかかります。
お手数をおかけして申し訳ありませんが、ご教授のほどお願いいたします。