Montblanc No.149 は 【M】 で書け
Posted by pelikan_1931 at 09:00│
Comments(23)│
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万年筆
この万年筆は珍品だった。あとでわかったことだが。Monblanc No.149のO3Bを入手するのは、日本ではなかなか手がかかる。いったん通常のペン先付で購入したあとで、一定期間以内にペン先交換を申し出れば交換してくれる。ただし保証書は必要らしい。本国独逸ではオブリークの....
写真ではちょうどキャップに隠れていて見えないが、1960年代 Montblanc No.149を識別するもっとも大きな特徴は、尻軸のリングの片方にテーパーがかかっていることだ。またリング幅も1970年代以降と比べると、細い。 1960年代No.149はそれ以降のものと比べてインク吸入量....
病弱な1960年代 Montblanc No.149【万年筆評価の部屋】at 2006年04月12日 20:16
写真は1970年から1980年代に販売されたMontblanc No.149。首軸先端が分離型なので軸は1980年代だが、ペン先は18Cで1970年代から80年代に販売されたものだ。 趣味の文具箱 1には、14Cのニブは18Cのニブよりも年代が古いように書かれているが、それは間違い。14Cと18Cとは同...
以前にも何回か述べたが、同じペン芯を持ったモデルの14Cと18Cの間の年代の差は無いと考えて良い。仏蘭西輸出用が18Cでその他の国用が14C。14Kと18Kでもペン芯が同じなら同一時代。 問題はペン芯がよく取り替えられている事。これがあると年代の特定は難しい....
1970年代 No.149 の 悦楽 18C-B【万年筆評価の部屋】at 2006年04月12日 19:48
salty7しゃんのblogでNo.149が取り上げれれている。本当に不思議な万年筆じゃ。拙者には使いやすくは無いのじゃが、見かけると買ってしまうのが開高健モデルじゃな。
256命しゃん
既に変色してあるのをGetするのが得策じゃ。eBayにはたまに出ますぞ。送る時に掃除しないように事前に言っておかないとな。
エボ焼けがするというNo.149が欲しくなってきました。
蝦茶色に焼けたニブをみたことがありますが、あの美しさに変化するのなら、長い時間も我慢できそうです。
前の続き。
プラペン芯への移行の経緯ですが・・・なるほど理路整然で説得力がありますが。私はひねくれ者なのでしょうか、別の見方でおりました。
すなわち、理由はともあれ工業化の流れで大量生産によるコストダウンの為だと思っています。切削ではなく射出成形にすることにより熟練工の人件費削減、また将来的にも人材不足による品質低下を懸念しての大英断だと思うのです。ベストではないけれどよりべターな選択だったと思います。これは、勘繰りすぎでしょうかね?。中国製の物にプラ製切削物が多いのですが案の定製品のバラツキがひどくドイツ製の射出成形品の方が数段すぐれているように思います。
monolith6 さん。
レスが遅れてすみません。流れが速すぎて見落とししておりました。
そうですね・・・あらためて2桁のペン芯を見てみましたが・・・たいした細工では無いようです。でも地下の下水道から先端への泉の如く湧き出る仕組みには凄い発想と感心させられました。146の2段構造のペン芯も凄いと思いますが・・2桁ペン芯がこれで充分なフローを得ていることが不思議ですらあります。
プラチナのプラペン芯などスリットが細く深く・・・逆に切削では刃物の厚みの問題であの精密加工は無理ですね。しかし、残念なことに精密なプラペン芯でもなぜかフローに不満を感じてしまいます。これは時代の流れでカートリ・コンバーター対応の為ボトルネックを絞った構造から来るのかも知れません。
らすとるむさん、
ペン芯に関しては、職人の腕にもよりけりですが、一般にプラスティックの射出成形のものの方がエボナイトを削り出すよりもずっと複雑な構造を作り出すことができるんですよ。セーラーの大型ニブ用ペン芯なぞ、およそエボナイトで作り出すことは不可能です。
これは聞きかじりの情報で本当かどうか分かりませんが、エボナイトのペン芯は水分(インク)を含むと僅かに膨張します。そこにインクが含まれてフローに貢献する訳ですが、乾燥状態では膨張した分が収縮するそうです。非常に極端な話で恐縮ですが、インクを含むと膨れ上がって首軸を割り、水分が抜けると痩せてニブが首軸内でグラグラ動くようになるということです。それを嫌ってメーカーはエボナイトから多孔質のプラスティックにペン芯を変えて現在に至るということだそうです。
ブルー・ブラックは金一色ニブのやけにはもってこいですが、実はバイカラーのニブに長期間に亘って使用を続けるのは要注意です。時々徹底的に洗浄してやらねばインクに含まれる酸化鉄がプラチナやロジウムのメッキを剥がしてしまう可能性が高いです。
monolith6しゃん、らすとるむしゃん
2桁シリーズのニブがエボとすれば、あのインクフローの良さも
納得できます。わかってればもう少しやさしく扱ってたのに・・
思い込みとは恐ろしい! 慎まねば・・・
といいつつ、押入れをひっくり返すのが面倒でまだ確認していない・・・
monolith6 さん。
2桁シリーズのエボ情報を有り難う御座いました。
ブルー・ブラックの方がエボ焼け促進には有利だそうですね。
良いことを伺いました。
機会が御座いましたら149のエボ焼けコンテストなんぞやりたいですね!!。
monolith6しゃん
ひさしぶりのフェンテ投稿ですな。期待しております。楽しみ!
プラスティックに乗っていてもエボ焼け?とは・・・
単なる変色ですかな。おもしろそうどす。
二桁シリーズのペン芯はエボナイトです。149に関しましては、外側だけ金色をしているタイプのニブが結構やけます。黒インクでもやけますが、もっと凄いのはブルー・ブラックです。一方、プラスティックのペン芯に乗っているニブでもやけが出るのも多いです。ペリカンの14Cや18C、パーカーの75なんかもそう。フエンテの37号にこの辺をちょっとかすめた投稿をお送りしているのでお楽しみに。
らすとるむしゃん
今度ゆっくり見てみます。押入れの奥の方にあるでな・・・
いや〜。擦ったりライターで炙ったりして確認してませんが・・・・てっきりあの時代の物はエボだと思い込んでいました。手の込んだ立体的なあのペン芯はプラスチックの射出成形では出来ない物と思います。光沢のない物切削仕上げの物はみんなエボだと思っていました。エボに似た多孔質の樹脂なのでしょうか?。
2桁シリーズのペン芯はエボじゃったかな? 忘れてもうたが。
エボ焼けの件ですが・・・少し訂正。
実は2桁シリーズはエボ焼けしないのではと申しましたが・・・25年は放置されたと見られる幻のモンブランNo23のニブを良く見ると赤っぽく変色しておりました。149の14C中白に比べれば些細なものですが少し汚らしくまだらに変色しているようです。でも、よく考えると普通の金製品でも変色しますのでこれはエボ焼けではないのかもしれません。今度師匠や詳しい方に見てもらいたいです。
引っ張り出してみたが、やはり太くてコントロールが難しいな、BBBは。
なるほど、凄い話です。
個人的には、149は苦手な部類なのですが、Mニブが良いというのはプルーストしかり。線のピントが合いやすいニブのような気がします。
外が金、中が全て銀色の構成のペン先がエボ焼けしやすいようです。
いや〜不思議ですね!!。
同じエボペン芯でも2桁シリーズなどもエボ焼けしませんね。
どうしてだろうか??。149ニブのバイカラーに限って発現するのでしょうか?。
残念なことに以前エボ焼けを知らずにピカピカに磨いてしまったような記憶が有る様な無いような・・・自分の18Cのペン先はエボ焼けしていません。モンブランの黒インクを試して見たいです。それに149はMニブが良いようですね、これは貴重な情報です。
256命しゃん
合金の素材によって焼けやすいのと焼けにくいのがあるので一様ではない。焼けやすいのを必死に捜したのが懐かしい。
はやく嫁入り先を捜さねばな。
オリジナル化するプロセスが一番楽しいのは事実。
今回も管理人さんの意外な過去を垣間見ることが出来て、収穫でした。その意外とは当初149に興味が無かったということ。最近何度かお願いしていたマイ149ですが、オリジナルの60年代製の軸&ペン芯を入手し、付け替えが完了しました。ペン先は18CのOBをM〜Bくらいにしましたが、今のところ良好です。しかし、オリジナルに戻すという作業を終えて、管理人さんと同じく、飽きました。
師匠、私が持っているNo.256もエボナイト製ペン芯ですが、エボ焼けの症状がありません。No.149と材質が違うのでしょうか (-_-)