Sheafferで最も好きなボールペン コノソアールのチェイス軸
拙者がチェイス軸を好きなことはご存知の方も多かろう。このボールペンはチェイスもどきの模様が入っているが彫りではない。何故ならば溝もツヤツヤしているから。これはインジェクションの特徴じゃ。それでも拙者はこのボールペンを、先日紹介したMontblanc No.184と共に常用しておる。
拙者はボールペンの造形が非常に好きで、高価な物に限ってコレクションしておる。ただし万年筆と違い、使う品とコレクション品とはキッパリと分けてある。コレクション品として購入したものは、購入した段階で芯を抜いてしまい、ペンケースに並べる。まかり間違って使わないための配慮じゃ。このSheaffer コノソアールのBPは使うものとして購入したが長い間順番待ちをしていた。
高級ボールペンを使い始めたころからレフィルのメーカー比較を継続的に実施している。滑らかさ、色の濃さ、カスの少なさが評価項目じゃ。ただし黒インクだけ。カラーインクに関しては色合いを一番重要と考えている。あるデザイナーは購入してから15年くらい経ったアウロラ・テッシーの青インクの色が何とも良い!と言っておった。拙者はそういのを聞くとすぐに影響されるが、15年間もBPを無くさないで使うのは至難の業。
その評価の中ではクロス、ウォーターマン、シェーファー、デュポン、カランダッシュがトップを取ったことがある。現在はカランダッシュじゃ。
★クロスは色の濃さ、カスの少なさが際立っていたが、世代が替わるとやたらカスが出るようになった。
★ウォーターマンは何といっても黒さが際立っていたが、粘りが弱点じゃった。
★デュポンは滑らかさとカスの少なさが、色が薄いという欠点を隠していたが、代替わりでダメになった。
★カランダッシュは文句なし!
ではシェーファーはどうだっかた?一時期アメ横でボールペンを買うとき、店主が一様にシェーファーが良いと奨めた時期があった。その当時は色、カス、滑らかさのバランスが取れていたのがシェーファーの特徴じゃった。欠点を嫌ってはずしていくと最後にシェーファーが残った。
現在の状況としては【Montblamc No.184】も【Sheaffer コノソアール】もレフィルの慣らし運転中じゃな。先日まで使っておったカランダッシュを友人にプレゼントしてから急遽使い始めたが、両方とも軸が軽いので書き方から含めて練習中じゃ。
そんなに書きやすいカランダッシュをなぜプレゼントしたか?その純銀軸よりもさらに完璧な純銀軸のカランダッシュを(別の友人から)プレゼントされたからじゃ。ただしそれはあまりに貴重なので、速攻でペンケースに並ぶことになったのでな。
Posted by pelikan_1931 at 06:00│
Comments(5)│
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ボールペン
Sheafferがコノソアール、ニューコノソアールをほぼ同時期に発売した時、拙者はアメ横通いをはじめたばかりだった。要するに手当たり次第に買っていたころ。Sheafferはまずコノソアールを購入し、高級ラインのニューコノソアールが出た際は、茶ラッカーと純銀と悩んで茶ラ....
評価されなかった名品 Sheaffer New コノソアール【万年筆評価の部屋】at 2006年04月11日 20:04
この万年筆は一瞬だけ手元にあった。友人に依頼されてペン先を調整し、ペントレで販売した。ニブはBが付いていた。あまり有名でないが、SheafferのBというのはとてつもなく大きな玉のイリジウムが付いている。それも球体に限りなく近いほどだ。従ってどうとでも調整出来る....
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これはいけてた! Sheaffer Balance タイガー【万年筆評価の部屋】at 2006年04月11日 19:42
拙者はSheafferの万年筆は相当数購入した。原因は世界のコレクターS氏がSheafferが好き!と雑誌のインタビューでも語り、本人からも直接聞いた事も影響している。もっとも、Montbalnc好き?パイロット好き?と聞いても【好き】という答えが返ってくるはずだ。万年筆はどん....
これは良い! 絶対お奨め! Sheaffer タルガ 純銀【万年筆評価の部屋】at 2006年04月11日 19:35
以前にも書いたが製造中止になったSheaffer タルガの金属軸の値段がじわじわと上がってきている。ただし予想されたよりもはるかに遅いペースだし、このままの推移で行けば発売時の定価を超える事はなさそうじゃ。日本市場ではまったく評価されていないタルガじゃが根....
カメラを持たずに旅行に行くなら・・・TARGAを持ってくよ!【万年筆評価の部屋】at 2006年04月11日 19:20
>> あるデザイナーは購入してから15年くらい経ったアウロラ・テッシーの青インクの色が何とも良い!と言っておった。
このデザイナーが先日のペントレに来てくれた。10年ぶりじゃたが、お互いにデブになっていて気付かなかった。
いやいやそのころは、調整初心者でな・・・
M800の調整前、調整後のペン先を見せられてまったく区別がつかなかったのを思えておる。キジミまで貸してもらってみたのじゃがな。
師匠と金ペン堂さんの行きの詰まるような場面ですね。その場に同席していたら感動したかも。
拙者は同じパターンで最後も買ったわけじゃ。
結果としては値段の高いニューコノソアールよりは、コノソアールが気に入った。
ニューコノソアールについては、思い出がある。購入してペン先調整した直後じゃが、金ペン堂さんへ行ったら、ニューコノソアールのペン先が通常より1ミリほど首軸にささっておった。そのことを指摘したら、ニッコリして【ほほう。良くわかったな。こうしたほうがインクフローが良い】と教えてくれた。
Sheafferのコノソアールは日本市場におかしな現れ方をしました。コノソアール買うかどうか迷っている間もなく、ニュー・コノソアールが投入だれました。迷ってどちらも買ってしまったら、しばらくして、この軸が出ました。さすがに買いませんでしたが、今になって買っておけばと悔まれます。古い記憶を蘇らせていただきました。罪なブログ。