2006年06月04日

ひと昔前のカタログ 【モンブラン】 その1−1

 本日から毎週日曜日の朝、Montblancのカタログを、時代とともに紹介していく。とはいっても1960年代Montblanc以降じゃよ。まず最初はMontblancの小さなカタログ。縦105弌横210个硫D后今後紹介するMontblancのカタログの中で一番小さい。商品画像も写真ではなく非常に精緻なイラストじゃ。まだ写真を綺麗に印刷する技術が無かったせいだが、むしろ写真よりも特徴を上手く表現しているように思われる。

2006-06-04 Montblanc 12006-06-04 Montblanc 22006-06-04 Montblanc 3





 画像解像度を高く設定しておいたので、中の文章をじっくりと読んで欲しい。Montblancが日本市場にかける気迫が感じられよう。一番左端の表紙は、英語で書かれているキャッチフレーズが直訳され、日本語でも表現されている。唯一のアドリブは【最高の万年筆】という表現。お世辞ではなくこの時代最高の万年筆は60年代Montblancであった。その自信が文章の端々に出ている。

 真ん中、右側の文章を読むと説明している内容は非常に格調が高いが、日本語表現としてはわかりにくい部分もある。表紙と同じように、原文に出来るだけ忠実に訳したのじゃろう。日本人が表現しないような言い方がある。

 この文章を一気に読むと、多くの人はMontblanc信者になってしまうじゃろうな。オリジナルの文章が相当練られているので、直訳しても格式の高さが失われていない。この文章からオリジナルの英語の文章が作れるかもしれん。誰かトライして欲しい。ただ、右端の頁の左側の下から6行については訳者が内容を理解しないまま訳しているせいで、何が言いたいのかほとんどわからないはずじゃ。これがわかる人は相当のMontblancマニア!

2006-06-04 Montblanc 4 この図の右側はウィングニブにおけるインクの流れを示している。が、これは実際とは違う。ウィングニブではペン先と首軸上部との間には1个曚匹離好據璽垢あり。そこにもインクが途中まできている。ちょうどセーラーのエンペラーのような役割じゃ。これによって60年代Montblancの驚異的なインクフローが確保されている。このイラストではインクはペン芯の下を回って上に上ってきているように見えるが事実はペン芯の上からもインクが誘導されている。

2006-06-04 Montblanc 5 このイラストで紹介されているのはNo.74、No.75、No.78のセット。文章の中で【インタルシア・ニッブ】という表記があるが、これはNo.32、No.34についていた小さなペン先を指すらしい。

 拙者1971年に大学生になったが、それ以後にこういうセットが並んでいるのを見た記憶は無い。万年筆にはまったく興味が無かったので脳裏に焼きついていなかっただけかもしれないが、少なくとも私鉄沿線商店街の文房具店にこういうセットが置いてなかったのは確か。1965年ごろの東京神田あたりをぶらついて、こういう万年筆セットが展示されている場面の写真を撮ってみたいものじゃ。

 次週の最初の画像はNo.94! お楽しみに・・・

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Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(24) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 周辺Goods 
この記事へのコメント
それって、No.74(18金ペン先)ではだめですか?
No.74のペン先をNo.24のと交換するとか・・・
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月12日 20:13
>こまねずみさん

はい、幸運にも、偶然23を手に入れることができました。とても気に入っております。
私にとって、感性よりも理性に訴えかけてくる存在です。

そうなんです。24の金キャップつき、というか23の大きいバージョンがあったらいいですよね。
たぶんない...ですよね。あったら何番になるんでしょう?
Posted by mochiduki at 2006年06月12日 06:54
こまねずみしゃん

これらのカタログは箱ごと久保工業所でお借りしたものじゃ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月04日 22:06
通りすがりしゃん

今度カタログ群、あわせて見せてくだされ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月04日 22:04
らすとるむしゃん

さすが! そのとおりじゃ!
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月04日 22:04
こんばんは。

例の難解な下から6行の部分は・・・セーフティ・フィラーの次の世代のボタン・フィラーのことを云っているように思えます。「キャップ」を「セクション」と読み替えれば意味が通じるような気がします。
Posted by らすとるむ at 2006年06月04日 21:22
 これらのカタログ群は、久保工業所さんから借りてきた、と書かれていませんでしたか?
 昔のものがそのまま残っていたのだと思いますが、新たに入手しようと思えば古くからあるお店で交渉して手に入れることも可能かもしれません。
 少なくとも私の出入りのお店にはいろいろと資料があるようです。

 ちなみに百貨店を初め、いろいろな処で開催されている古書市などにもごく稀にカタログの出展はあります。
 名簿に名前を記載しておけば家まで案内が送付して頂けます。
初日には開店と同時に駆け込んで買いに行くような人もおられます、ただ万年筆関係の本やカタログでそれはまず無いかと・・・。
 ゆったりと探してみましょう。
Posted by 通りすがり at 2006年06月04日 20:40
>>pelikan_1931さん
 厳密にはヒビの入った卵の状態です(^^;

 このモンブランのカタログは、何処で入手されたものなのでしょうか?

>>mochidukiさん
 23をお持ちなのですか?
 22の柔らかいペン先と金キャップで、いいバランスですよね。
 12、22、72、82の小型版バージョンでは、最も実用に向き書き味も持ったバランスも優れているのが23であるように思います。
 もっとも、私は23は欲しいと思いつつも、サンプル品のようなものだったということですから、入手は諦めていますが・・・
 そういうわけで、22の本体に72のキャップを組み合わせて「23もどき」として使っています。(^^;
 24の本体に74のキャップを付けてもいいバランスで書けますが、24の金キャップつきはなかった・・・ですよね?
Posted by こまねずみ at 2006年06月04日 19:04
通りすがりしゃん 

コレコレ・・ネタバレなしですぞ (^_^)v
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月04日 17:42
先走りました!
古いモンブランのリストが年代別に出ているのは70年代のカタログでしたね、大判や中版の。

 今後の掲載を楽しみにしています。
Posted by 通りすがり at 2006年06月04日 17:33
コメントありがとうございました。
ちなみに定価表も数冊持っています、持っている意味としては、まぁ、単に資料ですわ、特に思い入れはありませんし、趣味でもありません、どちらかといえば交流のタネのひとつとして持っているつもりです。

それと、不思議に思ったのですが、カタログの冒頭?の裏ページに歴代のモンブランがイラストになってついていますよね?
No.146らしきものが1948年と書いてあります。
趣味文では14Xは1949年発売と書かれていませんでしたっけ?
どちらが正しいのでしょう?
Posted by 通りすがり at 2006年06月04日 17:26
通りすがりしゃん

一冊50ドルと考えれば、eBayなどではよく取引されていたような記憶がある。万年筆よりも圧倒的に数が少ないので、資料として貴重じゃ。カタログそのものをコレクションする人はともかく、情報を欲する人は複写物であってもそれくらいは出すじゃろう。いわば記録、整理、年表作りが趣味なわけじゃから。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月04日 17:09
ある情報によると古いモンブランのカタログは一冊¥5,000ぐらいで販売されていることがある、とか言う話を聞きました。
実際のところ、どうなのでしょう?
Posted by 通りすがり at 2006年06月04日 17:03
チェックしたところ、カタログ末尾にユニバーサル65とあります。
たぶん、この年代なのでしょう。
残念でした、ちなみに趣味文に掲載されていたのと同じカタログのようです。
Posted by 通りすがり at 2006年06月04日 17:00
コメント見ました、さっそくカタログチェックしてみます。
Posted by 通りすがり at 2006年06月04日 16:57
当たり前の話ですが、ウィニングニブはウィングニブの間違いです。
あまりに笑えるので蛇足ながら余分な書き込みさせて頂きます。
聞き書きですが、60年代後半ぐらいになってきたらジャスコやダイエーなどのスーパーでもモンブランやパーカー、シェーファー等、扱うようになってきたようですね、それも定価よりかなりお安く・・・。
90年代後半にそこらの地方スーパーでもクロスのボールペンやモンブランのボールペン等が定価の7〜8割引ぐらいの値段でならんでいるのを能くみました。
00年以降はみませんねぇ、みなお高くとまっています、いいんだか悪いんだか。
Posted by 通りすがり at 2006年06月04日 16:55
通りすがりしゃん

実際のカタログにはボールペンのレバートップにギザギザがあるようじゃ。印刷されたのは1965年ごろかな?

2桁番は1960年から1970年まで作られているが、BPは1961年から1970年までのはずなので、カタログにBPが入っていれば1961年以降じゃな。

あるいはNo.77などの1960年にしか作られなかった幻のBPかも?
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月04日 16:50
下のカタログにもコメントした者です。
このカタログ、写真からだけではよくわかりませんが、60年代後半かも?
私は60年代初頭(おそらく1960年)のカタログを持っております。
このようなモンブランの社史?やウィニングニブの説明はでておりません。
60年後半であるとの根拠は、ボールペンのレバートップにギザギザがないようにみえることから判別しました。
私の持っているカタログにはギザギザが描かれています。
Posted by 通りすがり at 2006年06月04日 16:25
mochidukiしゃん

このような表現の法律条文がまだ残っているやも知れませんな。
WAGNER憲章でも作ってみたいものです。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月04日 09:33
待ってました!
23番は何本でもほしいです。全色揃えたい!

>centenaire26さん
以前おっしゃっていた、23番の大きいサイズがあったら最高ですよね。
え?私にとってサントネール3本セットは羨ましいどころの話ではありません...

>こまねずみさん
はじめまして。
そうですね。直訳したような感じが確かに前文みたいです。
『申せましょう』『づっと』『然も』といった表現も時代を感じさせます。
Posted by mochiduki at 2006年06月04日 09:28
そういうこまねずみしゃんは 法律家でしたな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月04日 09:20
centenaire26しゃん

一足先に全画像を送りもうした。お楽しみあれ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月04日 09:19
待ってました!
私は60年代のモンブランが好きなので、この年代のカタログを見ることが出来るというのは大変嬉しいです。

「モンブランの白い星が昇り始めた頃・・・」の文章は原文は格調高いと思いますが、何やら日本国憲法の前文を読んでいるような気分で、日本語としてはどうも違和感を感じますね。翻訳者は日本人ではないような気がします。

来週が楽しみです。
 
Posted by こまねずみ at 2006年06月04日 07:52
待ってました!二桁番!

22番が特に好きです!

Pelikanもそうですが、この時代の14CのNibが好みです。

最近は23番をお持ちの方がちらほら、羨ましい限りです。

Posted by centenaire26 at 2006年06月04日 07:25