2006年06月11日

ひと昔前のカタログ 【モンブラン】 その1−2

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 この4頁に記載されているのが、通称【60年代Montblanc】として今最も熱い視線を受けているものじゃ。Pix 75をはじめとするペンシルがVintageの
60年代Montblanc】の人気に火を付けた。その後、じわじわと万年筆の人気も上がり始めたが、まだほんの一握りの人たちの間でのブームじゃった。それがネット社会になって一挙に爆発!万年筆に興味を持ち始め、知識が増えはじめる時にかかる【欲しい欲しい病】。昔はそれぞれ欲しいものが違っていたが、最近ではネットのせいもあって急激に【同じもの】の人気&相場が上がる。

 拙者も【欲しい欲しい病】に感染したことはあるし、そもそもこのBlog自体が病巣といわれれば返す言葉も無い。昔は多少感染者が増えても局地的な現象だったが、最近ではあっというまに同じ病気が伝染する。ただBlogの影響力はそれほど大きくは無い。雑誌メディアに比べればな。

 このBlogはLivedoorのランキングでは今朝の時点で全国4
位、東京1位、日記部門3位。常にランキングの上位にあるので、訪問者数もそれなりに多かった。ところが、6月10日の訪問者数は6月6日の訪問者数の倍!lapitaで紹介された事が原因に間違いない。7日から急激に訪問者数が増えている。

 ちなみに、過去飛躍的に訪問者数が増えたのは【ミニ檸檬】・・検索エンジン経由、【趣味の文具箱 Vol.5】・・直接訪問、【赤と黒】・・検索エンジン経由、【lapita 7月号】・・直接訪問じゃ。

 検索エンジン経由とは【赤と黒】を検索してそこから訪問するケース。直接訪問とは【万年筆評価の部屋】を検索して訪問するケースじゃ。

 今回は雑誌メディアの広告効果を思い知らされた。では雑誌メディアで【60年代Montblanc】を大々的に取り上げたのは何か?それは【趣味の文具箱 Vol.3】そこからさらに60年代Montblancの相場が上がった。

 人気【欲しい度合い】を上げるのは雑誌メディア、相場【売っても良い価格と買っても良い価格の均衡点】を上げるのは主としてネットメディアじゃ。

 相場が上がるのは悪いのか? ユーザにとっては悪いとは言えない。相場が高くなれば死蔵されていた万年筆がオークションで世の中に出てくる確率も高くなる。結果として状態の良い万年筆に出会えるチャンスが増えてくるのじゃ。すばらしいことではないか。

 相場が上がるのにブーブー言うのは、ペン先のバリエーションや軸色をそろえて万年筆ケースに並べる人。こういう人にとっては相場が上がるのはイヤじゃろう。ただ、ケースに並べる行為自体が市場に流通する本数を減らしているので、当然の報いとも言える。

 良いものは高くなる!そして性能と価格と入手容易性がつりあったところが相場じゃ。臆せず入手に走れ! 現行Montblancを調整すればペン先の書き味だけなら、 【60年代Montblanc】を超えるのも事実。ただし万年筆のバランスは持って生まれた素質なのでどうしようもない。

 そういう前置きをしてこの4枚の【60年代Montblanc】のカタログを眺めて欲しい。今回は特に解説はしない。使って見ればわかる。 【60年代Montblanc】は筆記時のバランスが絶妙なのじゃ。

 イカペンの効用を口にする人も多いが、どうなんじゃろう。拙者EFからBB、Kugelまで数えきれないほどの60年代Montblancのペン先を調整したが、このペン先が飛びぬけて設計上優れているとは感じない。

 ペン先をエンジン、胴体をボディにたとえれば、エンジンの性能を最大限に引き出すために、必要十分なボディを持っているのが【60年代Montblanc】といえる。あくまでもボディとの組み合わせが絶妙な事が評価されていると考えるのが妥当。No.94からNo.12まで、どれを取ってもハズレは無い。万人を満足させられる高級大衆車、そうフォルクスワーゲンのような万年筆じゃ。

 昨日ユーロボックスを訪問したら、【60年代Montblanc】が多数展示されていた。日本でも海外でも大量に販売されたので、まだそれほど相場も上がっていない。No.94/92以外なら魅力的な値段で買えそうじゃよ。

 BやKugelも悪くはないが、イカペンの最大の特徴はEFでもインクフローが良くヌラヌラ書ける点じゃ。筆圧をいくら下げてもインクが途切れることは無い。そういう調整をすれば手放せない一本になるじゃろう。

 拙者、そういう具合にEF何本も調整したが、気付いたら自分では持ってなかった・・・ 【60年代Montblanc】はペンシルの方が好きでな・・・



Posted by pelikan_1931 at 08:00│Comments(43) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 周辺Goods 
この記事へのコメント
kugel_149しゃん

インクフローと筆記角度調整が簡単なところがこいつのすばらしさです。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月14日 05:04
最近モンブランの2桁シリーズを、ブルーマウンテンのように思うようになってきました。
なかなかいいのにめぐり合えず、これぞ、というのに出会ったら、結構あっさりしたもので…。
2桁シリーズは、よいしょではないけれど、師匠の調整がない限り、私は満足しません。
それと、師匠がお書きになられているように、2桁シリーズの妙味は極細字にあるような気がしてきています。
Posted by kugel_149 at 2006年06月13日 21:20
salty7しゃん

楽しみにしておるよ。もったいぶらないで早く書いていただいてもかまわぬよ・・・(^_^)v
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月13日 06:31
二右衛門半しゃん

相場は小豆やコーヒーの相場と同じ。欲しい人が多ければ投機的に値上がりし、買う人が少なくなれば値くずれする。コレクターは安くなったとき買えばよいが、実際に使う人はすぐにでも欲しい!

ようするに、Vintage Montblancで書いて見たい人が増えたわけじゃな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月13日 06:30
二右衛門半

タルガならマスターピースじゃな。18金ペン先がついているはずじゃ。タルガで18金ペン先はマスターピースとフレッドフォース10ぐらいかな?
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月13日 06:26
師匠が2桁シリーズのテーマでお書きになった途端、あっという間にこんなにコメントが集まるとは!!!2桁シリーズの人気の高さがうかがわれます。私も2桁シリーズの万年筆に触らない日はありません。やはり2桁シリーズの長所とは、師匠がおっしゃるように、「バランスの良さ」だと思います。これほどのバランスの良いシリーズは他には知りません。しかし、ウイングニブはいいニブだとは私は思っていますが、やはり14Xシリーズにはない欠点があり、完璧なニブであるとは思いません。それについても、そのうちブログで書いてみたいと思っています。
Posted by salty7 at 2006年06月13日 00:19
確かにビンテージモンブランの値段は異常ですな。
オークションでも、しょうもないブツが果てしないほど値上がりしていきます、そんな高値で手に入れてどうするつもり?と思うほど。
でも、私の手元を見てもモンブランが一番多いのはナゼ??
多く出回っていて入手しやすいというのもあるとは思いますが・・・。
Posted by 二右衛門半 at 2006年06月12日 22:37
マスターピースというのかどうかはしりませんが、タルガです。
Posted by 二右衛門半 at 2006年06月12日 22:29
みーにゃしゃん

おお、おぬしも、ブーブー言っておったな。安心せられよ。
Sheafferは値は上がらん・・たぶん・・・スノーケル以外は・・・かな?

皆がブーブー言っておるのは、主として50年代と60年代のMontblancじゃ。Pelikanなどは値が安定しておる・・というか安めに推移している。
Montblancが異常なのじゃよ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月12日 21:41
二右衛門半しゃん

ま、まさか、タルガのマスターピース?
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月12日 21:37
こんばんは!ちょっぴりご無沙汰です!

モンブラン、味のあるカタログですね〜。
持っている72が載っているので嬉しくなりました。
絵はないですけどね。

「欲しい欲しい病」ってもしかして私もかかってるのかしら?
でも、今年の1月から万年筆に費やしたお金を考えるとちょっと怖くなって、オークションのIDを取り消そうと思っているところです。

>相場が上がるのにブーブー言うのは
って私のこと??
ええ〜!確かにメールでそういうことを申し上げましたが、冗談ですよ〜。
いえ、半分。。。〜〜〜(;_ _)O
でも、市場の活性化は大事なことですもんね☆
このブログはその現象の一端を担ってますよね〜。
私も何かあると、HYPER辞書として活用させて頂いています♪

Posted by みーにゃ at 2006年06月12日 21:11
NON,NON,シェーファーです。
カートリッジ/コンバーター式のごくありふれたものです。
Posted by 二右衛門半 at 2006年06月12日 20:43
mochidukiしゃん

典型的な【欲しい欲しい症候群】ですな。
何かに没頭することを余儀なくされた期間が明けたときに発病するやつです。
達観してくると、他の人のを触れば満足するが、若年の場合には、ますます病状が重くなる・・・ いやはや・・・
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月12日 20:10
OMAちゃん

いよいよ、達人の心境ですな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月12日 20:06
二右衛門半しゃん

もしかしてM100?
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月12日 20:03
先日落札した22はクーゲル・ニブ付き(たぶん・・・)でやはり人気があるようでした。
初めてのクーゲル届くのが楽しみ(M764さんの256クーゲルにハッとしてグーッときて・・・)。
クーゲルってボール・ポイントのこと!?・・・意味がわかると何故か有難味がないような・・・
始めの頃はイタリックだのスタブだのとペン先の形状に変な拘りがあったのに今じゃ気持ちよければ何でもOKの心境に。おそろしや・・・
Posted by OMAちゃん at 2006年06月12日 17:48
23のグレーがほしい!もちろんクーゲルで!
Posted by mochiduki at 2006年06月12日 06:54
94はすごそうですね、金無垢の万年筆はまだ一本しか持っておりません。
Posted by 二右衛門半 at 2006年06月12日 05:28
こまねずみしゃん

94は別次元ですからな、重さも値段も。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 23:53
>>pelikan_1931さん
 ペントレでsalty7さんに、はじめて94をためし書きさせていただきました。
 持ったときずっしりとして、いい感じでした。
 
Posted by こまねずみ at 2006年06月11日 23:48
298しゃん

倍に増えた訪問者数のかなりの割合が携帯電話からじゃ。これも時代かのう。
ただ、訪問者数が増えても、過去記事のアクセス数がそれほど増えていないことを見ると、一過性のものであろう。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 17:44
>6月10日の訪問者数は6月6日の訪問者数の倍!
6万部の実力はやはりすごいもんですね!! ふ〜む!! これからするとTAKUYAしゃんの製品は入手困難になることが予想されますね!! (笑)
Posted by 298 at 2006年06月11日 17:39
二右衛門半しゃん

M60は1970年の8月6日以降は18金ペン先になったようじゃ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 16:30
ありがとうございます。
M21やM60あたりが興味のあるところです。
M60は60年代型と70年代型とあるはずですよね?
Posted by 二右衛門半 at 2006年06月11日 16:22
型番を言ってくだされば、その部分だけなんとかしよう。拙者旧版を持っておる。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 16:16
しかし、欲しいペリカンは旧版にしか記載されていません。
Posted by 二右衛門半 at 2006年06月11日 16:11
二右衛門半しゃん

旧版はなかったような気がする。文章は旧、写真は新が良いようじゃ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 16:09
金無垢についての返答、ありがとうございます。
ペリカンブックの新版とCollectible Starsはユーロボックスより頂きました旧版も問い合わせてみるべきですかね?
まだ届いて数日な為全部のチェックはすんでおりません。
また調べてみます。
Posted by 二右衛門半 at 2006年06月11日 16:07
二右衛門半しゃん

24のカートリッジ仕様というのはCollectible Starsには出てないが、22Pというカートリッジモデルは1962年から1970年まで製造されておる。
そういえば、Collectible Starsがユーロボックスに大量に入荷していた。Pelikan Green Bookの在庫も豊富じゃった。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 15:57
二右衛門半しゃん

Collectible Starsによれば、No.94の14金無垢は1960年から1970年まで、18金無垢は1961年から1970年まで作られておる。

カタログ落ちしたのは高すぎて買う人がいなかったか、在庫が無くなったせいではないかな?
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 15:53
らすとるむしゃん

No.149のいいかげんな組み合わせを見て、このカタログが全てイラストじゃと気付いたんじゃよ。
イラストレーター、コピーライターに対する情報提供がいいかげんすぎたのじゃな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 15:49
なんだか今朝からネットの繋がりが悪い。
二重投稿の削除ありがとうございました。
しかし22や24のカートリッジ仕様というのはまだ見たことがありません。
Posted by 二右衛門半 at 2006年06月11日 15:41
こまねずみしゃん

狂歌にしていただいてありがとしゃん。
ご友人の、salty7しゃんなんぞ、ずいぶんと嵌っておられるようじゃ・・・
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 15:41
centenaire26しゃん

御主の運のよさなら、比較的早めに手に入れられるのではないかな?
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 15:38
このカタログで注目すべきは1枚目の画像の右上「18又は14金純金」だと思います。
この次の年のカタログにはこの記載がない。
で、趣味の文具の箱のどの本か忘れましたが、日付が記載されている18K無垢の94(だったと思いますが)のセットがユーロボックスの商品の一覧に。
で、18Kの94の製造年代はわからない、と。
以上のことから考えると18K仕様の最終ロットだったのかもしれない、という推論が出てきます。
 どうでしょう?
Posted by 二右衛門半 at 2006年06月11日 15:32
カタログは拝見しているだけでも面白いですね!!。
オイオイ!、ホントか?!!。と突っ込みたい部分が有りますね!。
1枚目の画像での「純金」と言う文字は「金無垢」と読み替えたほうが良いと思いますし、3枚目の149の画像は何か不自然です。キャップの上下のシルバー・リングは50年代の物だし・・・ニブは中白で70〜80年代の14Kや18Kの意匠にそっくり。説明も内側プラチナ、外枠金ペンと書かれて・・・???。プラチナ無垢の回りに金ペンがくっ付いた形となっており・・・絶句!!。もっとショッキングなことはその当時ニブの18金は一生物14金は20年以上の耐久性と考えていた事です。
Posted by らすとるむ at 2006年06月11日 15:13
私も二桁モデルは3本持っています、一番お気に入りなのはOMニブです。
角度を変えながら書くと筆のように太い細いが自在に・・・・。
(但し或る程度使い込みが必要です)
12でも22でも14でもキャップを後ろに挿すと長さは変わらないのでバランスの違う金張キャップを除けば何を入手してもあまり変わらないのでは、と思っています、そこにまだまだ浅はかな自分があります。
インキ容量は違うのは認めますが。

2桁ペンシルはこのカタログには出ていないものを1本。
でも376の音が一番好きです!!
Posted by 二右衛門半 at 2006年06月11日 15:02
>>pelikan_1931さん
 温故知新と言いますか、「こんな世界もあったんだなあ」と新規ファンになりました。
 今まで固く、インクフローの悪い未調整のペンしか使ったことがなかった私としては、未調整の2桁でも「すごい!」と思ったくらいです。

 「1本と 思い2桁を 買い始め 気付きゃ手元に 3桁もある」
 ・・・って、さすがにこの狂歌のように3桁に増えていませんが、それなりの数になってしまいました(^^;
 
 ただ、2桁ペンシルとボールペンは未だに一度も使ったことがありません。
 なんか、こうして書かれると物欲を掻き立てられて、ペンシルにも手を出しそうな自分が怖いです(^^ゞ

Posted by こまねずみ at 2006年06月11日 14:09
待ってました!二桁番!第2弾!

前回もコメントしましたが、22番が特に好きです!

Pelikanもそうですが、この時代の14CのNibが好みです。

最近は23番をお持ちの方がちらほら、羨ましい限りといいましたが、

欲しい欲しい病は、グリーンの23番!

でもEFでなくKugel狙いです!

難しそう!
Posted by centenaire26 at 2006年06月11日 13:37
OMAちゃん

ペースダウン? そりゃ吸う煙草の本数を減らすようなもので、また増えますぞ・・・けけけ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 11:38
こまねずみしゃん

御主の年代に新規ファンが多いようじゃな。
一本と思って、二桁にはまり、気がつくと万年筆の本数が3桁に・・・
よくあるパターンじゃよ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月11日 11:36
私もここ数ヶ月、この病に罹っていたようで、本数が増えた分だけ不満も増えて・・・楽しいんだかしんどいんだか、ようわからん状態でした。
ペース・ダウン、クール・ダウンいたします。でも決してこのBlogのせいではありません。勿論・・・
Monちゃんには独特のオーラがありますね。
Posted by OMAちゃん at 2006年06月11日 10:37
 いやあ、私も「趣味の文具箱」を読んで、そんなにいいものならと一本化って以来、2桁にはまり込みました(^^;
Posted by こまねずみ at 2006年06月11日 09:15