2006年06月18日

ひと昔前のカタログ 【モンブラン】 その1−3

 久保工業所からお借りしているMontbalncカタログの一番古い物の最終回はデスクペン、学生用モデル、ペンケースなどじゃ。

2006-6-19 Montblanc 1 左端のインク壜の説明には【割れないプラスティック製容器入り】と書かれてあるが、いかにも安っぽい。また【万年筆を清潔に保つSC-16入り】とも書いてある。いずれにせよ、プラスティック製壜は既に製造されておらず、SC-16も宣伝文句も今では使われていない。
 インク容器もアクセサリーの一つ。安っぽい容器に入れるのではなく、出来るだけ高そうなインク壜に入れて高く売る!という戦略にいつしか変えていったようじゃ。

 万年筆の販売数がどんどん増えていっている時にはインクは安く売っても良いが、販売数が下向きになれば、既に販売し終わった万年筆一本からの利益をどうやって増やすかを考えねばならん。その結果出てきた答えが、【インクを高く売ろう!】であり、その戦略が【出来るだけ高く見えそうな容器にインクをチビっと入れて売る!】なのであろう。

 いまや万年筆の販売量はすごい勢いで増えているが、インクメーカーもどんどん増えているので、万年筆メーカーの思い通りにはなっていない。もし販売数の伸びが止まったなら【弊社製以外のインクをお使いの場合は修理をお断りすることがあります】という通達があるやもしれぬ。それほどインクはメーカーにとっても、販売店にとっても儲かる商品なのじゃ。

2006-6-19 Montblanc 2 この頁のメインは一番したの段のペン先のバリエーションじゃ。通常のペン先と同じだけオブリークのペン先バリエーションがある。BBBは無いのに、O3Bがあるのも面白い。クーゲルもFだけがラインナップに入っている。おそらくは本国では他の種類のクーゲルニブ(KBとかKOBとか)も作っていたのじゃろう。

 安価モデルの32Pであるが、このインタルシアニブの書き味は驚異的じゃ。もしBニブが見つかったらお試しあれ。60年代Montblanc 2桁番にほとんど興味の無い拙者ではあるが32PのBやBBニブ付は日常使いしたいと思う。

2006-6-19 Montblanc 32006-6-19 Montblanc 4 右側の4色ボールペンは2~3年前に復活人気が沸騰した。拙者は4色ボールペンの緑色の薄さが許せなくて、どうしても4色ボールペンが好きになれない。ゴテゴテした形状もMontblancらしくなく野暮。

 現在にいたるまでMontblancのBPで【Good】といえるのは限定品のプルーストだけ。これだけはカランダッシュと対等に戦えるが、あとは万年筆のオマケじゃ!!

 高級BP評論家の拙者としては、万年筆には甘いが、ボールペンの形状、書き味、バランスには相当辛らつなので割り引いて評価して欲しいがな。

 一番下にガマ口型のペンケースがある。Pelikanで同じ型のペンケースがあるのは知っていたが、Montblancにも瓜二つの物があったとは! 古いカタログは大事にせんといかんなぁ。


Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 周辺Goods 
この記事へのコメント
298しゃん

相変わらず鋭い!

独逸には【がま口】は無い・・・・かも
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月18日 16:22
>ガマ口型のペンケース
ガマ口というと日本が作ったものでは? と思い込んでましたが・・ これ見ると違うんでしょうね? それとも・・日本でペリカンもモンブランもガマ口タイプを採用ってのも不自然ですもんね!!
Posted by 298 at 2006年06月18日 10:59