2006年07月04日

昭和51年の【THE PEN】 その6

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 昭和51年の【THE PEN】の第六弾は、Pelikanじゃ。それまでのM100やM60を頂点としたしシリーズがM100を残して製品名が変わっている。赤軸が増えたのは少しでも利用者層を増やそうと女性にもターゲットを拡げたのじゃろう。

 残念ながら当時のPelikanのペン先はけっして成功していたとは言えず、特に極細や細字は未調整では涙が出そう・・・。細字好きの女性が赤軸に殺到したとも思えない。

 起死回生の策として#400シリーズを復刻したわけじゃ。これが日本市場で大当たりしたことが、その後のPelikanの方向性を運命付けたと言っても過言ではなかろう。

 不覚にも#400復刻に単なる黒軸があるとは知らなかった。黒縞、茶縞、緑縞は知っていたのじゃが・・・持ってる人いる?

 しかし、書き味はともかくもM100とかM495、またM490の赤軸なんてやはりオシャレ!もしSTのニブが付いていたら買ってしまうじゃろうなぁ・・・

 最後に例によって過去に紹介したPelikanのカタログ記事へのLinkを田らしい順番に並べておく。独逸で印刷された渾身のカタログと【THE PEN】の写真と価格だけを淡々と並べたカタログ。どちらも今となっては歴史的価値がある。今はありふれたカタログでも将来は価値が出る可能性は高いので、保存スペースに余裕のある方はせっせと貯めて置くようにな!

ひと昔前のカタログ 【ペリカン】 その2−2 
ひと昔前のカタログ 【ペリカン】 その2−1 
ひと昔前のカタログ 【ペリカン】 その1−3 
ひと昔前のカタログ 【ペリカン】 その1−2 
ひと昔前のカタログ 【ペリカン】 その1−1 
【Story of Pelikan】という名のカタログ 



Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(14) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 周辺Goods 
この記事へのコメント
kugel_149 さん。

仕事復帰おめでとう御座います。
待ってました!!。期待してますぞ!!。
ところで黒軸と黒縞のことですが、120、140は真っ黒+緑インクビューですが・・・手持ちの400と500NNは黒縞のモデルしか有りません。
400NNの真っ黒+緑インクビュー(すなわち黒軸)を是非拝見したいです。
Posted by らすとるむ at 2006年07月06日 12:53
二右衛門半しゃん

ありがとさん。

5年間で2倍以上。昭和48年ごろが石油ショックじゃったかな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年07月04日 23:25
残念ながら価格は記載されていないカタログがあるんですよ。
ですが、その他の資料から抜き出しました、参考にどうぞ。

さしあたってペリカンM100のみでいいですかね?
モンブラン・パーカー・ウォーターマンもペリカンほどではありませんが、金無垢万年筆の価格に関しての情報があります。
特に同年に於ける各社毎の価格差はおもしろいです。
早く寝たいので、また気が向いたときと言うことで期待していて下さい。


昭和44年5月  80,000円(税込み90,000円)
昭和45年10月 税込み?120,000円
昭和46年3月  税込み120,000円
昭和49年12月 190,000円、(税込み218,500円)
Posted by 二右衛門半 at 2006年07月04日 23:09
二右衛門半しゃん

M100の価格を時代とともにあるだけ紹介していただけるとありがたい。
金無垢万年筆に対する価値観がわかるじゃろうな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年07月04日 22:05
今回のカタログは昭和51年となっていますが、私の手元のカタログは昭和46年と昭和49年、見比べてみると結構変化があります、こちらの持っているM477-BやM477-Wは廃番になっていますね。

このカタログに掲載されているもので手元にあるのは、もどきのM488をユーロボックスに修理に出しているため、4×1Eのみ、4色ボールペンと紹介されているのは間違いで正確には3色ボールペンアンドメカニカルペンシルです。
多色ボールペンでMPが繰り出し式というのは割と珍しいかも?ただ、芯が入りにくいのが難点、先端から押し込むので正解ですよね?
木目調のプラスチック製専用ケースがありました。

カタログの記載によると当時のペリカンの一押しはM491、「代表的モデル」と紹介してあります。
そしてM488は「シルバースター」という愛称が付けられていました。
これもお薦めのモデルだったのでしょうが・・・やっぱり400NNの方がいいなぁ。
Posted by 二右衛門半 at 2006年07月04日 21:19
kugel_149しゃん

#400の黒軸だけ見たことが無い。ほかの黒軸は持った事はあるのじゃがな。

昔のコンバーターは規格がいい加減じゃからなぁ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年07月04日 19:49
298しゃん

いい勘してますがな・・・
Posted by pelikan_1931 at 2006年07月04日 19:46
らすとるむしゃん

今度見せてくだされ。現在限定品はインク窓あり、縞はインク窓無しじゃ。縞では良く窓開けられないのかなぁ。

ところで、すごいのもある。金貼軸で、インク窓部分が茶縞。
以前中部のコレクターに見せてもらった。絶句!
Posted by pelikan_1931 at 2006年07月04日 19:45
1眼 でした。 普通は 一目ですがな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年07月04日 19:40
管理人さん、燈台元暗しですね。私は反対に復刻400NNに黒縞があることを、つい最近らすとるむさんのコレクションを見せて貰うまで知りませんでした。さてこの辺のラインナップは、廃盤後も長くアメ横に残ってましたね。
298さん、1目なら自然でしょうね。私も読めません!
Posted by フリッツ at 2006年07月04日 17:12
298さん。

『1○でわかるエレガンス』・・・意味内容は一発でわかるや1目でわかるで正解だと思います。チラッと見ただけで判るエレガンスと云いたかったのだと思いますね!どんな漢字が入るのだろうか?。潰れて見えませんが師匠なら現物が手元に有るので読めそうですね!!。私が気になったのは・・・#400の説明で「ドイツのドイツ蘇る名品」の部分です。後ろのドイツは不要でダブっているようです。「ドイツの蘇る名品」としたかったのだと思います。
Posted by らすとるむ at 2006年07月04日 16:59
今度、#400黒軸お持ちしましょうか。
120、140、400NNにも、真っ黒+緑インクビューのモデル、あります。
あの、ペリカン本をよむと(現行の緑表紙でなく、最初の白表紙)、
黒軸の黒縞のことが混同してしまっているような感じです。

M490は片岡義男さんが愛用しているモデルですね。
ヘルニアでウーウーうなっているときに、BBニブを師匠に病室で調整してもらい、デュポンのタイガーアイ軸につけていますが、うっとりします。まさに思い出の1本です。コンバーター探しに一苦労です。

仕事復帰第1弾の取材を終えました。
やっとブログを再開できそうです。
忘れられちゃったかなぁ。
Posted by kugel_149 at 2006年07月04日 14:01
最後のリスト下のほうのシャープペンシルのとこが気になってるのですが・・ 『1○でわかるエレガンス』の○のとこが読めなくて・・ 一発でわかる でもないし 1目で もちがうだろうし・・ 
Posted by 298 at 2006年07月04日 13:01
こんにちは。

復刻400の黒軸グリーン・インク窓・・・・持っています。
他の黒縞、茶縞、緑縞にはインク窓がないのにこのモデルだけインク窓付です。
イメージ的には後のM200やM250に近いものと思います。
Posted by らすとるむ at 2006年07月04日 11:57