2006年07月25日

その後の【THE PEN】 その1  【パーカー】

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 これから11〜12週間にわたって毎週火曜日に紹介するこの【The PEN】には年代がどこにも書かれていない。Montblanc No.149の価格が、1976年では25,000円、このカタログでは35,000円、1984年のカタログでは45,000円じゃ。他の商品の価格との兼ね合いで年代がわかれば教えて欲しいものじゃ。

 昭和51年のThe PENの発行は【輸入万年筆協会】じゃが、今回のは【日本輸入筆記具協会】となっておる。筆記具の主流が万年筆からボールペンになっていく中で名称変更を余儀なくされたのじゃろう。

 この年のThe PENには各メーカーの最初の頁に【メーカーが書く説明文】がある。主要モデルの説明を書く会社や、会社の沿革を書く会社などバラバラ。中身のカタログは標準化されているが、前書きまでは標準化されていないところが面白い。過渡期にありがちな状態!

 パーカーでは【前書き】に、各モデル毎の特長を簡潔に説明している。この中に【90年のパーカーペンの成功の永い歴史・・】という表現がある。パーカー75が創立75周年記念モデルで、1964年に発売されたことから逆算すれば1979年のカタログということになる。まぁ、1980年前後というのが妥当なとこじゃろう。

 不思議なことにパーカー180の説明文に、両側筆記可能であるとの記述が無い。通常はXFでひっくり返せばMというのが売りだったはず。この書き味をみくびっている人が多いが、うまく調整されたパーカー180の書き味は絶品ですぞ!

 下段右から2枚目のカタログにマシーフが紹介されている。バーメイル45,000円、マシーフ40,000円。安い! 拙者はこれらを夫々90,000円、70,000万円の値段がついているのをアメ横で見た。結局【純銀とバーメールのストライプ】のモデルを購入したが値段は80,000円じゃった。既にプレミアムが付いていたのかも・・・

 このマシーフシリーズはキャップトップにオニキスが付き、18金ペン先付き。さらにはペンポイントは機械溶接ではなく、手溶接で取り付けてあるため耐久性が高いと聞いた。今度取り出して違いを調べてみよう。

 解説には【パーカーレディー】が紹介されているが、写真にも価格表にも記載がないようじゃ。気になるなぁ。どこかに画像があれば教えて欲しい。

 
2006-07-24 の 記事

Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(8) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 周辺Goods 
この記事へのコメント
blue さん

あなたの購入したペンシルだけが買う価値があるでしょう。
Posted by pelikan_1931 at 2017年06月12日 22:52
45フライタ−万年筆 8600円
45万年筆 4560円(5本)
180フライタ− 13000円(3本)
ほかビッグアロ−、45スタンダ−ドのbp、sp
等が近くの個人経営の店で売られていたのですがこの価格で買うべきでしょうか?
ちなみに45ス−パ−カスタム黒(シャ−プペン)を買いました。
Posted by blue at 2017年06月11日 13:44
このカタログを1979年冬に池袋サンシャインシティの三越アーケードにあったこじんまりした筆記具店(今はもうない)で貰い、今もややぼろぼろですが持っています。店主の方がとてもおっとりした自然体で、イギリス製の筆記具として25以外にオズミロイド(近年ベロルと共にサンフォードに吸収後、確か消滅)があることを教えてくれたのを今でも覚えています。
Posted by BP好き at 2006年11月24日 23:21
monolith6さん、ありがとうございました。
しかし、デュオフォールドでなくてビッグレッドというのは気が利いているのか利いていないのやら、よくわかりませんね。
ネーミングのインパクトだけはありますが・・・・、が!「赤」でないと実物との兼ね合いを考えたときイマイチ押しが弱いと思うのは私だけでしょうか?
Posted by 二右衛門半 at 2006年07月26日 22:47
monolith6しゃん

argent massif は、いわゆるヘリンボーン柄じゃった。今度似たものをお見せしよう。
Posted by pelikan_1931 at 2006年07月26日 03:44
二右衛門半しゃん

ペンワンは昔、DFSで山のように売っておった。買っとけば良かった・・・
Posted by pelikan_1931 at 2006年07月26日 03:43
 75の特徴から察するに、このカタログは御指摘通り、1979年のものだと思われます。なお、149は私の記憶では80年から83,4年にかけては定価が4万円でした。

 非常に興味を掻き立てられるのが argent massif がどんなパターンだったかということ。心眼で見ても、カタログのパターンは分かりません。

 「ビッグ・レッド」は、往年のビッグ・レッドを万年筆ではない形の筆記具として復活させたものであるが故にこのようなネーミングなんです。要は色を云々しているのではなく、筆記具のデザインを云々するネーミングです。

 45のニブにXBニブというのは理論上アリだと思いますが、私もこれまでに見かけたことはありません。スタブのような、イタリックのような「Cニブ」というのなら、私も持っています。
Posted by monolith6 at 2006年07月26日 01:50
カレンダーのボールペンは持っていますが、当方の持っている色はレパートリーに加わってません。

しかし、不思議なのはビッグレッド、名前が「赤」なのに黒、赤、橙、緑、白、青、黄という色のバリエーションなのはどうしてでしょう?レッドの意味がちがうのかも?

左側の万年筆群もいいのですが、右側のボールペン群の方が全種類そろえてみたい気にさせられます、やはり色のバリエーションがあるというのは強みですね。

パーカー45はBnibぐらいなら見かけますが、BBnibというのがあればみてみたいです。
Posted by 二右衛門半 at 2006年07月25日 22:13