



昨日紹介した【1996-1997】【1997-1998】の両カタログでは表紙はDuofoldだったが、【1993-1994】版のカタログの表紙は、ソネット・フジェールじゃ。まだペン先が柔らかいころのソネット。初めて使うと虜になってしまう。そしてペン先が良いだけに軸、特にキャップに対する不満が募ってきたモデルだった。数あるソネットの中でも拙者が一番好きだったのがフジェール。唯一バイカラー・ニブが似合うソネットだった。
あまり大げさには広告に表現されていないが、【Yesterday's Spirit Today's Technology】と一番上に書かれている。常に時代の最先端を走っていたParkerが趣旨変えを宣言したと考えて良さそう。今後はParker T-1のようなコスト度外視の最先端モデルは出さない。懐古調のモデルを最新のテクノロジーで安く作って高く売ります・・・という解釈は意地悪すぎるが、メーカーはどこでも多かれ少なかれそういう考えは持っているはずじゃよ。
Parker Duofoldの宣伝文の中に必ず出てくるフレーズに【ペン先を胡桃のチップで56時間かけて磨き上げる】というのがある。いったいいつの時点で、何の為にやるのか?少なくともバイカラー鍍金された後ということはありえない。
圧延され、ペン先の形に打ち抜かれたピカピカのペン先を磨く必然性もなかろう。説明文を読むと、まるでイリジウムが丸められるような表現がされている。が、イリジウムが丸められるくらい胡桃が強ければ、18金のペン先なんぞ相当磨り減ってしまうだろう。自分で金磨き布で磨けば5分足らずで綺麗に磨けるペン先に56時間かけるわけは?強いて言えば、人件費削減、工程の自動化・・・早い話がコストダウンの一環かも?そうだとしたら56時間表現は反則ですな。
どなたか何の目的で56時間胡桃のチップで磨くのか知っていたら教えてくだされ!納得いかないことがあるとなかなか寝付けない・・・
金無垢のプレジデンシャルが200万円で掲載されているが、これギネスに登録されなかったかなぁ・・・そんな記憶がある。その前は、Montblancの金無垢No.149だったと思う。今は何が最も高価な万年筆としてギネスに載っているのかなぁ・・・知りたい!
金属軸のセンテニアルは散々悩んで結局買わなかった。金軸も銀軸も金と銀の【胴体とペン先】のバランスが気に入らなかったのじゃ。ただ、ペンシルは買っておけばよかったかもしれない。こんなにお買い得の値段が付いていたとは知らなかった。
センテニアルは大好きで、日本で手に入るニブのバリエーションは全て購入して試してみた。結果【XXBをスタブ風に研ぎだした物】が一番好みに合うとわかった。拙者の昨年の My Pen of The Year のグリニッジについていたペン先じゃ。いまは画伯にお嫁に行った・・・・。しかし、まだまだXXB付はいっぱい持っておる。そのうち研ぎ出して使わねば!
このカタログに掲載されている時代のキャップが一番好き。グリニッジに惹かれたのもこれと似ていたからじゃろう。グリニッジ、日本未発売のマーブルグリーン、オレンジセンテニアルの3本以外のセンテニアルにはまったく触手が伸びない・・・はずなのに何本か持っている。興味の無いはずの面取りキャップに、まったく興味のない蒔絵が施されているセンテニアルを持っている。どうしてこうなったのか理解に苦しむ。【世界の万年筆祭り】という会場の雰囲気がそうさせたのかもしれない。困ったものじゃ。
これまでのパーカーのカタログ
2006-09-11 ひと昔前のカタログ 【パーカー】 その5
2006-09-04 ひと昔前のカタログ 【パーカー】 その4−4
2006-08-28 ひと昔前のカタログ 【パーカー】 その4−3
2006-08-21 ひと昔前のカタログ 【パーカー】 その4−2
2006-08-14 ひと昔前のカタログ 【パーカー】 その4−1
2006-08-07 ひと昔前のカタログ 【パーカー】 その3
2006-07-31 ひと昔前のカタログ 【パーカー】 その2
2006-07-24 ひと昔前のカタログ 【パーカー】 その1−3
2006-07-17 ひと昔前のカタログ 【パーカー】 その1−2
2006-07-10 ひと昔前のカタログ 【パーカー】 その1−1
2006-07-25 その後の【THE PEN】その1【パーカー】
2006-06-26 昭和51年の【THE PEN】 その5
