2008年08月03日

Pelikan Yellow TOLEDO と M800 の違い

2008-08-03 012008-08-03 02 Yellow TOLEDOをペン先研磨しないで愛用中!がさつな書き味が何とも新鮮で良い。毎度毎度調整してから使っていると、頭に来るような書き味が直った時の感激がない。今回はどれだけ我慢できるかな?あとどれくらいこの状態で我慢できるかな?けっこう楽しみ。

 筆記バランスは非常に良い。以前より限定品のバランスは気に入っていた。キャップを後に挿した時、胴体が軽すぎると思った以上にペン先が振れて書かれた字が安定しないような感じがしていた。特にM1000では・・・。M800は良い感じ!と考えていたが、TOLEDOを握ってしまうとM800は心許なく感じてしまう。

 長さは基本的に同じで、キャップの尻軸方向からのささり方に個体差があるだけ。重量は;



TOLEDO : 全体 37.9g  胴軸 29.7g  キャップ 8.2g
M800    : 全体 29.4g  胴軸 20.7g  キャップ 8.7g



となっている。胴軸はTOLEDOの方が9gも重い! そしてキャップはTOLEDOの方が逆に0.5g軽い!今回のM800は刻印のキャップトップを持つ物。それに対してTOLEDOはプリントぽい樹脂加工。その部分の差かな?とも考えたが、ちゃんと計測してみた。

 クリップはTOLEDOが0.1g軽い。天冠リングは同じ。天冠のロゴがついたインナーキャップはTOLEDOが0.4g軽い。この合計が0.5gになる。

 やはり天冠の刻印の変更は軽量化=コストカットが狙いだったのかも知れない!



Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 萬年筆紹介 
この記事へのコメント
MEMO しゃん

あれはプリントとはいえ、金太郎飴のように、0.Xミリの深さがある特殊な加工です。擦って落とそうとしていた時に発見しました。

聞くところによると、プロダクトデザイナーが全てのラインでロゴをそろえたい!という野望を持っているようです。

野望が会社を潰さねば良いのですが・・・
Posted by pelikan_1931 at 2008年08月04日 00:54
こんにちは。
ペリカンの天冠のプリント化が何の目的なのか常々疑問に思っておりました。
ノック式ボールペンを含めたシリーズ全体に応用可能なデザイン改良か、あるいは単純に目立つという理由も考えてみましたが、
プリント化により素材そのものの強度や肉厚を下げて加工しているとすれば
単純なコストダウンの可能性が高そうですね。
マレーシア資本の現状では、商品開発に対する考え方がより利益追求型なのかと思われます。ブルーブラックも薄いですし・・・
Posted by MEMO at 2008年08月03日 08:55