2009年02月12日

解説【インキと科學】 その17 

2009-02-12 若手社員(24才?)に抱かれた「クロ(仮名)」がしゃん。珍しくあまり動かない。

 犬にはチョコレートは御法度!タマネギも良くない・・・と昨日床屋のマスターに聞いた。ん?先日社長が牛丼食べさせていたような気がするなぁ。タマネギは食べさせなかったかな?いずれにせよオフィスへの牛丼持込禁止措置をとらねば。

 食事をすると10分後には花林糖のようなウンチを排泄する。まさか10分で消化するはずはないので、食事したことによって脳に刺激が伝わり、腸に溜まっていた排泄物が出るのであろう。

 食事終了と同時にケージに戻さないと危険じゃな。まだ子供だし。それにしても恐ろしいスピードで食事する。

 猫派の拙者としては、もう少し落ち着いて食べなはれ!と言いたいのだが、みんなこんなものなのかな?それとも1日2回の食事は子犬には少なすぎて飢えているのか?


 この第17章では、渡部氏は非常に誇らしげ、かつ、嬉しさに溢れた文章を書いている。それはパイロットで試行錯誤していたインクの研究成果が正しかった事が証明されたからじゃ。

 新光社で発行した【最新化学工業大系】の第10巻の中に、染料化学の権威である帝大教授工学博士の牧鋭夫氏がインキ工業について述べていたが、そこに書かれている内容に深く納得したらしい。

 従来からタンニン酸または没食子酸に対する硫酸第一鉄の適量をいかほどにすべきかは、学会においても業界においても何ら定説が無かった。実際、パイロットでも世界のインキを分析して両者の比率を比較したが、一定の法則は得られなかった。

 渡部氏らは、化学上の理論はともかく、最も耐久性のあるインキの処方を探求すべく実験を繰り返して、タンニン酸または没食子酸に対する鉄分の比率を導き出し、昭和5年以降のパイロットインキは全てその比率で作られていたとか。

 【最新化学工業大系】の中で博士は、

 ★タンニン酸【1.00】に対する硫酸第一鉄は【0.82】
 ★没食子酸【1.00】に対する硫酸第一鉄は【1.48】

 なる比率とすべきと言及していた。

 この比率が渡部氏らが実験を重ねて導き出した数値と実に良く合致していた事が渡部氏を愉快な気持ちにしていたのじゃ。

 博士の理論は、タンニン酸1分子につき金属鉄は5原子まで結合する可能性があり、また、没食子酸1分子につき金属鉄は1原子を結合するという結論から導きだされた物で、それが実験上の比率と酷似しているというのは、渡部氏から言えば、実験の正当性が証明されたことを意味し、牧博士からすれば、理論が実験で証明された事を意味したわけじゃ。

 しかも牧博士と渡部氏は、これまで一度も接触したことが無く、双方独自の研究ながら同一の結論を導き出していた。これを渡部氏は科学の勝利!と自画自賛している。

 まるでインキ版プロジェクトXのような話であった。


【過去の記事一覧】

解説【インキと科學】 その16  
解説【インキと科學】 その15   
解説【インキと科學】 その14     
解説【インキと科學】 その13           
解説【インキと科學】 その12   
解説【インキと科學】 その11      
解説【インキと科學】 その10−2    
解説【インキと科學】 その10−1    
解説【インキと科學】 その9   
解説【インキと科學】 その7−2     
解説【インキと科學】 その7−1 
解説【インキと科學】 その6−2 
解説【インキと科學】 その6−1  
解説【インキと科學】 その5  
解説【インキと科學】 その4   
解説【インキと科學】 その3−2 
解説【インキと科學】 その3−1  
解説【インキと科學】 その2−3    
解説【インキと科學】 その2−2  
解説【インキと科學】 その2−1  
解説【インキと科學】 その1



Posted by pelikan_1931 at 07:30│Comments(15) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 文献研究 
この記事へのコメント
しまみゅーら しゃん

ありがとしゃん。もうしばらく甘やかせてみます。
Posted by pelikan_1931 at 2009年02月17日 05:48
 「よし」より先に「待て」ですね。

 もう何年も前のことなので忘れましたが、確か「待て」「おすわり」「お手」ができるようになったのは、成犬になってからだったと思います。

 うちの場合は父がしつけをしていた(私はもう家を出ていました)ので、しつけのしかたは詳しくは分かりませんが、父のことなので体で教えていたんじゃないかと思います。乱暴に、じゃなくて、諭すように「だめっ!」と。軽くパシッとやってたんじゃないかと思います。
Posted by しまみゅーら at 2009年02月16日 12:35
utasun しゃん

やはりタマネギはだめですか!牛丼禁止令正式発布!

チョコに眼がない犬もいると聞きましたが、子犬には止めておきます。

考えてみれば人間の胃というのは丈夫ですな。なに食べても大丈夫そうで・・・
Posted by pelikan_1931 at 2009年02月15日 18:59
こまねずみ しゃん

ペントレに連れて行ったら、踏みつぶされてしまいます。あまりに小さいので。

ペントレはガツガツと犬のように萬年筆をあさるイベントなので、子犬であっても邪魔者扱いされそうです。猫派も多いし・・・
Posted by pelikan_1931 at 2009年02月15日 18:56
ペリカン堂 しゃん

ガツガツ食べないと肉が凍ってしまったというような犬の先祖?の遺伝子が刻み込まれているのかも知れませんな。安心しました!
Posted by pelikan_1931 at 2009年02月15日 18:54
みーにゃ しゃん

拙宅では、好きなときに好きな量だけ食べられるようにしてあります。しかもまたたびの粉末をふりかけて!

おかげでまるまると太った猫ばかり!飼い主が目立たなくて良いです!
Posted by pelikan_1931 at 2009年02月15日 18:51
つきみそう しゃん

危ない物ほど惹かれると言う気持ちが無いだけ、犬の方が拙者どもより賢いようです。
Posted by pelikan_1931 at 2009年02月15日 18:49
しまみゅーら しゃん

情報ありがと! あまりに早いので飢えているのかと思ってた!

ところで犬のしつけ・・・【ヨシ!】などどの時期からできるのじゃろう?

今のままでは一生出来そうもない気がするのだが・・・
Posted by pelikan_1931 at 2009年02月15日 18:47
う〜む・・・

社員犬クロ(仮名)に関するコメントしかない・・・

犬>インク という数式が成り立ちそうですな。
Posted by pelikan_1931 at 2009年02月15日 18:45
獣医さんにも一日2食が良いと聞いてましたが、超小型犬の場合はどうなんでしょう。
チワワは体も小さいし、その分食べる量も少ないから、3回にしてあげても良いのではと読んでいて思いました。でもチワワは運動量も少ないと聞いた事もあり、やっぱり2食でいいのかなとも。
すみません。お役に立てずですね。
でもタマネギは絶対に駄目です。貧血を起こします。バレンタインですがチョコもだめですよ〜
Posted by utasun at 2009年02月13日 11:21
 いや〜可愛い!
 食べてしまいたいほど可愛いですね。こういうのが職場に一匹いたら、一服の清涼剤になるでしょう。
 ペントレでデビューさせることはできないんですか?
 
 誰も本筋のインクのコメントをしていない。人間と言うのは本筋以外のことに目が行ってしまう生き物なのです(笑)
Posted by こまねずみ at 2009年02月13日 01:56
クロちゃん、可愛い!!

>猫派の拙者としては、もう少し落ち着いて食べなはれ!と言いたいのだが、みんなこんなものなのかな?
>それとも1日2回の食事は子犬には少なすぎて飢えているのか?

以前、写真と犬関係のHPを作成し、犬関係ではメーリングリストを主催してオフ会をしていました。
その当時の愛犬仲間の飼い犬は悲しいかな高齢になり、残っているのはわが家の13歳になろうとしているシーズー犬と数頭だけになりました。わが愛犬も右目が白内障で真っ白でほとんど見えていないと思います。

さて、上の疑問ですが、「犬のようにがつがつ食事をするな」という諺があるように、みんなそんなものです。健康な印です。
家庭犬の場合、飢えよりも肥満の方が問題なので1日2回で十分だと思います。チワワは体重が少ないのでえさの量も少なくていいと思います。意図的に飢えさせて、餌で釣ってしつけというのもよくやる方法です。

わが愛犬の頭の中は8割方食べることです。後の2割はなんだか分かりません。時々「お前は食うことしか考えていないのだから幸せなやつだなー」と言いますが、飼い主との長期の離別がかなりストレスになるので、ペットホテルに預けるのは2日くらいが限界かもしれません。というわけでわが家は家族全員の長期旅行というのは困難です。私は完全犬派で猫はよく分かりませんが、多分その辺が猫との違いかもしれません。

現在はホワイト学割のカイ君の学帽姿が可愛いと、プリントアウトして毎日机の前に貼って眺めています。
万年筆とあまり関係のないコメントで失礼しました。









Posted by ペリカン堂 at 2009年02月12日 19:00
5
猫派の師匠が最近犬の写真をアップされていて、珍しいですよね。
と書いていて、気付きました。
猫の写真なんて、一枚も見たことないです。
私の勉強不足でしょうか・・・?
後で、検索してみます。

タマネギ、猫もだめですよね。
うちの猫は、一日何回食べているのでしょう…小分けなので大変です。
食べ終わると陶器の入れ物にタッパー用の蓋をガッチリしてしまます。(衛生上と、体重管理のため)
でも、おなかがすくとそれを開けようとしてカチャンガチャン、とてもすごい騒ぎになります。
開けに行くと、やっぱりいらな〜い、とそっぽを向いて行ってしまって…それを何度もやられると頭に来ます。

と強引に猫の話をしてしまいました。
失礼しました〜
Posted by みーにゃ at 2009年02月12日 13:46
 うちの駄犬たちの写真にいつも餌鉢が写ってますが、これもいけないそうですね。食べ終えたらさっと引く、が鉄則だとか。うちの子らはそれをしていないので、マイペースで日に何度かに分けて食べております。30秒で完食していた白い方も、最近は残して後で・・・となってきました。生後半年もすると、それほどがっつかないように思います。

 タマネギ、ネギ、イカ、タコ、カニ、エビなど厳禁だそうですね。乳製品も人間様のものそのままでは良くないそうです。子どもの頃飼っていた犬には、残り物の味噌汁にご飯やおかずの残りを入れて炊きあげた餌を与えておりましたが、ネギだけはきれいに残しておりました。

 それでも、黒い方の犬は結構禁忌もの食べているけれど無事、ということもあり、結局はこれも個体差なのでしょう。
Posted by つきみそう at 2009年02月12日 12:57
>それにしても恐ろしいスピードで食事する。

 犬って、そういうもんだと思いますよ。実家で飼っているのは雑種なんですが、ご飯を手に持っているだけで飛び回って喜び、器に盛りつけて「よし!」とGOサインを出すと、必ず30秒以内で完食です。もっと味わえよな!といつも思います。

 ちなみに10歳を超えてますが、1日2食です。あまりメタボになって動けなくなっても困りますから、その程度でいいんじゃないでしょうか。
Posted by しまみゅーら at 2009年02月12日 09:38