2009年04月02日

木曜日の思いつき評価 【 ペンシル・ナイフ 】

 【インキと科學】は、前回で終了とする。次の章以降は、かなり専門的な内容となり、あまり面白くない。ということは転記するに等しいことになり、拙者の付加価値がないので紹介する意味を見いだせないのじゃ。

 本日以降、木曜日は【思いつき評価】と称する雑文を書いていくことにする。

2009-04-02 02 拙者のコレクションは一時期は、かなりVintageに偏っていたが、現在ではVintageはほとんど持っていない。昔の方が素晴らしかった・・・のはペン先だけで、その他の全ての部分は現行品に近いほど精度も品質も高い。一般的にはじゃが。

 拙者は不完全な物を身の回りに置いておくのが嫌いなので、どうしてもVintageは好きになれない。(爺のくせに)爺臭い物よりモダンな物が好き!従って拙者が所持している、最も古い筆記具が、このPencil-Knife(ペンシル・ナイフ)じゃ。

 1946年に、ある企業で(社内)資格を取得した人に贈られた記念品なのであろう。実は、薬局の販促用の刻印が彫られた同じモデルもいくつか入手したこともある。

 一時期コンボ萬年筆を集めた時期があった。ライターとペンシル、萬年筆とペンシルのコンボとともに、ペンシルとナイフというのもコンボの定番だった・・・。なぜか心惹かれるコンボ物。実は今でも大好きじゃ!

2009-04-02 03 ナイフを使うときには左画像のように刃を広げる。いったいどういう時に使うのかはいまだに謎。鉛筆を削るのは本末転倒だし、それほど切れ味も良くない。せいぜい封を切るくらいしか使えないと思われる。

 見てわかるように、Mint物。拙者より年上のペンシルが未使用で出てくるのが米国市場の奥深さ。変わった物なら米国のオークションが面白い。

2009-04-02 04 消しゴムもまったく使用されていない。この消しゴム部分を引き抜くと中に替え芯を入れられる。

 芯は1.18个撚鹽招出式。けっこうしっかりしたホールド感と適度な重さが気持ちよい。購入当時は10ドルもしなかったが、Montblancの限定品ペンシルを凌ぐ書き心地だったと記憶している。

 日本に粗悪品しかない戦後の動乱期に、ここまでの品質の物を安く提供できた米国はやはり侮れない。拙者が持っているペンシルで、こいつ以上に拙者の心を揺さぶるのは、書斎館が10本限定で作ったペンテル・ケリーの純銀軸しかない・・・。あれもたまには掃除してあげなくてはな・・・

ナイフと言えば・・・



2009-04-02 @05 こちらも侮れない。【Stylo Art 軽井沢】のカッターナイフ。

 写真で見たときには、いったいどうやって刃を替えるのだろう?と疑問に思ったが、実物が到着して気付いた。木ねじを外してストッパーを移動させるのじゃ!一見めんどうそうだが、考えてみれば刃を替えるのは数ヶ月に一度。拙者の場合は数年に一度程度。ならたまには木ねじでゆっくり外すのも良いか・・・となる。

 比較的時間がゆっくりと流れている?地域の発想じゃわい!と感心した。そして・・・この素材は、かなり速くエージング出来そう。艶々に輝くカッターの軸に育てることが簡単に出来そう。直接つやふきんで擦るよりも、ひまし油などの油を塗ってから擦った方が面白そうじゃ。さっそく試してみよう。結果報告をお楽しみに!



Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ペンシル 
この記事へのコメント
 終戦後とは言っても、アメリカは「戦勝国」で、その国力はある種絶頂期でしたからね。いいものが安く沢山作られて、それが残っているのも不思議ではないと思います。
 ところで、ナイフ付きペンシルは、機内に持ち込むことが可能なんでしょうか・・・?
Posted by こまねずみ at 2009年04月02日 20:25
カッターの刃は、意外と柔らかい鋼材で出来ています。ですから、切れなくなったら、折るのではなく、茶碗の裏の糸引きで研ぐのが正しい使い方です。

そういいながら、かれこれ5年ほど経ったのですが、研ぎ減りしていよいよ折る時が来たようです。
Posted by きくぞう at 2009年04月02日 18:33
ここに出てくるWoodmen Accident Co. というのは損害保険会社。1945年にネブラスカ州からテキサス州に本拠地を移している。
1954年にWoodmen Accident & Life Co. と名前を変え、生命保険も始めたらしい。
先頃合併したのかも知れないが、現存する会社じゃ!企業の生命は50年と言われているが、がんばっているのじゃな。
Posted by pelikan_1931 at 2009年04月02日 07:46