いよいよ明日から会社へ行ける。自宅にこもって朝から晩までPCの前に貼りついてメール、オークション、そして調整・・・という生活から抜けだせる。
何年かぶりで朝6時まで作業をして、お昼に起きだして・・・という生活を5日ほどした。いつのまにか徹底的な朝方人間になっていたので、生活のリズムに順応出来なくて困っていた。やっと明日からは朝型人間に復帰出来そう。
そして土曜日は小田原での裏定例会。休みの間にずいぶんと進んだWAGNERの企画を参加者だけに披露したい。WAGNER 2009の進捗確認、WAGNER 2010、WAGNER 2010 SP1〜3の概要は見えてきた。そろそろ2011の企画にはいる時期じゃな。 BromfieldしゃんのBlog(2009-05-05)にLEVENGERの話題が出ていたので思い出した。そういえばLEVENGERで販売したSheafferの萬年筆を持っていたな・・・。
発掘されたのがこれ。コノソアールと同じ型のスケルトン・モデル。黄、赤、緑、青、紫、水色の6種類があり、たしか順次出てきたと記憶している。日本でもけっこう人気があり、フェンテの集いなどでは持っている人が多数いた。ちなみにコレはパープル軸。
カタログとネットを組み合わせたような初期型のネット販売だったが、拙者は最初からネット中心、かつ、萬年筆一筋で攻めていった。定番品が驚くほど安く紹介されることもあったが、LEVEVGER オリジナルの萬年筆に嵌った! ペン先の形状はコノソアールと同様なのだが、刻印がかなり安っぽい。コノソアール、ニューコノソアールとも18金ペン先付きだったが、こちらは14金ペン先付き。安いモデルを販売するために、逆差別として金の配合率を下げたのであろう。こういう手も有りか!と感心した。大手販売店であるLEVENGERの方がSheafferよりも強い立場にいたはずなのに、Sheafferの過去の商品にまで気を使って金の純度を下げるという心配りは感動的!
ご丁寧に、14金でありながら、585/1000の配合率ではなく580/1000となっている。従って正確に表記すれば14金ではなく、13.92金である。
このくらいの誤差ならば14金585と記載しても問題は無いのであろうが、そこは訴訟社会米国をマーケットに持つLEVENGER、抜かりはない。誇大表示と後ろ指指されるような事は一切していない。リスク管理のお手本のような会社じゃ! そして粘土細工で作ったお団子をそのまま取り付けたようなBニブが素敵!一応斜面は研磨してあるのだが、書き味が下品なため、調整依頼が続出した。
そして調整を施すと(当時はスイートスポットという概念は持っていなかったが・・・)まさに夢のような書き味になった。拙者が最初に出会ったSheafferのBニブがこのスケルトン・モデルだった。それ以降SheafferのBに夢中になっている。
全ての色を2本ずつ購入し、各一本はMintのままで保存していた。座敷牢からはじめて出たのだが、撮影終了と同時に牢屋に戻った。
現在メインとして使用している、【M800の14C-OM → M 研ぎ直し】にプラチナ・カーボンインクを入れた物で書いたのとは比べたらかわいそうな書き味であるのは明らかじゃ・・・
ただ太ければよいと考えていた頃とは自分自身の書き味に対する【Wants】が変化しているなぁ・・・と感じた連休最後のお昼であった。