左画像の萬年筆はSheafferの純銀製萬年筆。実は1年ほど前にWAGNER定例会で物々交換で入手した。どなたと交換したかは良く覚えているのじゃが、人質交換として何を差し出したのかがまったく思い出せない・・・ボケたかなぁ?
当時はSheafferに対して興味を失っていた時機だったが、久々に物欲を刺激してくれる物が出た!とカタログを見て興奮気味だったのだが、ペン先がMしかないと聞いて逡巡していた。
それから程なくして目の前に突然登場し、先方が拙者の萬年筆に非常に興味を示したので、その場で交換した。aurora_88しゃんから【欲しい欲しい病感患者】と名付けられた人の所有物だったなぁ。 こちらがペン先ユニット。カートリッジ・コンバーター式専用となっている。
Sheafferの吸入式、特にタッチダウン式はインク容量が極めて少ないので、カートリッジ式の方がありがたい。レガシーも初代はタッチダウン式にもなるというユニークな形状だったが、二代目からはカートリッジ・コンバーター式になっている。
この萬年筆のベースもレガシーの二代目であるのは間違いない。 かなり軸への取付け部分がしっかりしている。初代レガシーのようにOリングが付いている?わけではないが、首軸を胴軸にねじ込んでいくと、最後がグッと締まるのが何とも良い具合じゃ。
それにしても軸の彫刻が素晴らしい。彫りの深さは、アウロラのチェーリーニほどもある(というのは大げさか・・・)。とにかく垢抜けた模様。 ペンポイントはまるで球体のよう。このままでは書けないであろうと多少は研磨したが、この状態で日本で出荷されていたのかな?
Bニブであれば、ばっさりと切り落としたような研ぎになっている。パイロットのコースやセーラーのズームに似たような形状にな。
ところがMではこのまま・・・ただ、意外に柔らかな書き味にビックリ。もう少し本格的に研磨すれば、夢のような書き味になりそうな予感! こちらがSheaffer's Roaring 20's 18K-Mが掲載された輸入筆記具カタログの2009年版の一部。
値段は10万円で、Mニブのみとなっている。確かにこのシリーズであることは間違い無いのだが、模様が全く違う。
写真のものには【Sheaffer】の文字が彫られているが、こちらには無い。また模様自体も今回紹介する方が、はるかにしっかりしている。
これは【Sheaffer's Roaring 20's 18K-M】のシリーズの一本なのか?あるいは別のシリーズなのか?このあたりがわからなくて、頭がすっきりとしない。このままでは安心して天国へ逝けないので、どなたか、こいつの正式名称を教えて欲しい!