2009年07月05日

戦利品の一部を紹介 ・・・ 萬年筆研究会【WAGNER】 裏定例会 in 松本にて

 昨日の 萬年筆研究会【WAGNER】 裏定例会 in 松本 は、微妙な大会であった。裏定例会ということだが、いったいどこの裏なのか?事務局側としては、東京地区の裏定例会を、細々と長野でやる!というくらいの感覚であったが、集計してみると・・・

愛知県:6人
三重県:1人  この2県は中部地区大会のメンバー

東京都:3人
群馬県:1人
埼玉県:1人  この3県は関東地区大会のメンバー(東京/大宮)

大阪府:1人
奈良県:1人
兵庫県:1人  この3県は関西地区大会のメンバー

長野県:1人  地元!

 ということで、今回の松本での裏定例会は、中部地区大会のという定義となった!

 ペンクリ要望もそれほど多くなかったので、途中で4班に分かれて【萬年筆の山田】を訪問した。(住所:松本市中央2-5-11  電話:32-2931)。今回の戦勝品報告は、まずはここでGetした物を紹介する。

2009-07-05 01 こちらは、先代の倉庫から出土した国産のペンシルということだった。赤のスケルトンは1.15仗弔嚢軸は0.9个凌弔標準となっているが、赤軸に1.18弌黒軸に0.92个鯑れても問題なく使える。拙者はどちらにもユーロボックスで販売している4Bの芯を入れて使い始めた。

 この2本を見た時、これはエバーシャープ・スカイラインのペンシルの真似だなと感じた。メーカーは【ASTER】となっており、黒軸にはJISマークも刻印されている。

2009-07-05 02 比較の為にEversharp Skylineとセットで売られていたペンシルを紹介しよう。クリップの形状はよく似ている。ただ仕組みは似ているようで微妙に違い、ちゃんと特許はクリアーしていると思われる。

 拙者はEversharpのこのペンシルが大好きなので、ASTERのペンシルも一目で気に入ってしまった。赤軸の方は、スペアの芯を入れるのに、一捻り工夫がいるところもマニアックで好き!何人かの会員がこれらを購入したようじゃ。

2009-07-05 03 同じく萬年筆の山田で入手したのが、Pilot Custm 742のコースニブ付き。紡錘形の形状は実にバランスが良く美しい。まったくの定番品であるが、コースニブ付きが地方の万年筆店にあるというのが嬉しい!栃木の寺内万年筆病院でセーラー・プロフィットのZoomニブ付きを入手した時にも速攻で購入したが、今回もそれにならった!

2009-07-05 04 山田さんによると、国産萬年筆はペン先調整をしなくても書き味に問題があることはほとんど無い。以前舶来萬年筆を扱っていたときにはペン先調整は必須だった。いまではオリジナル萬年筆【螺鈿を使った手作品など:複雑な細工物は25万円以上】以外に調整は行っていない・・・などと話されていた。

 昭和14年生まれの70歳。腕も気力もますます充実しているようじゃった。

2009-07-05 052009-07-05 06 いままで気づかなかったのが不思議だが、パイロットでは【C】に特太という呼び方をしているらしい。拙者の研ぎはいっさい入っていないが、インクフロー向上のため、多少スリットを開いてある。

 Bが太字、BBが極太、そしてCが特太ということかな?この太さをコースと呼んでいるのは現在ではパイロットだけだと思われる。海外を含めた他社製萬年筆で【COARSE】と呼んでるのは無いと思う。

 古い製品のCOARSEニブについては、2007年4月7日の記事2006年2月27日の記事を参考にされたし。

2009-07-05 07 過去のCOARSEニブは、かなり急な傾斜で研がれていたが、左画像のように、最近のCOARSEの研ぎはずいぶんと滑らかになってきている。これならばペン先の研ぎに合わせて持ち方を変える必要はなさそうじゃ。

 メーカーもユーザの細かいニーズに合わせて少しずつ改良を施している。もっともクレームをメーカーに言う人の言葉だけではなく、萬年筆愛好家の意見をもっともっと聞いた方が、売れる萬年筆を狙うのならずっと良いと考える。意見はたくさん集めた方が方向性を間違わないものじゃ。

2009-07-05 08 最後はクロスのボールペン。これは新品箱入りが会場のミニ・ペントレで安く販売されていた。新品箱付だがあまりに安い。十分に細部を確認したが、14金鍍金のボールペンに間違いはない。

 1970年代後半のサラリーマン社会では、この14金鍍金のクロス・ボールペンが出来る男の証のように言われていた。表彰の副賞とか、昇進祝いには14金鍍金のクロス製ボールペンとペンシル(0.92弌砲離札奪箸鯊るのが無難だった。

 純銀製も同じ値段だったが、金色の方がはるかにステイタスは高いと皆が思っていた時代。拙者も何セットかもらったが、会社のロゴマークがクリップに貼り付けてあるのがイヤで、自分で購入していた。そのうち、金鍍金よりも純銀製の方が滑らないということに気付き文房具屋をうろつくようになり、それが後年、萬年筆に目覚めるきっかけとなった・・・

 そのクロスの14金貼のボールペンに出会ったら購入しないわけにはいくまい。拙者が自腹で伊東屋で購入したときの値段は一本15,000円だった。今回購入した値段は・・・1,500円!なんと10%の価格で入手できた!(現行品は税込みで12,600円)

Posted by pelikan_1931 at 13:33│Comments(10) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆 | ペンシル
この記事へのコメント
monolith6 しゃん

プレジデントの極太ニブの研ぎを確認してみます。ありがとしゃん!
Posted by pelikan_1931 at 2009年07月06日 23:34
しげおしゃん

あのシャープは実に使いやすい。もっとも芯を入れ替えないと、ポキポキ折れて使えませんが・・・
Posted by pelikan_1931 at 2009年07月06日 23:33
蓮覇しゃん

今年70歳のはずですが、本当に若々しかったです。とても昭和14年生まれとは思えない!
Posted by pelikan_1931 at 2009年07月06日 23:32
どーむ しゃん

松本は、魅力的な街でした。プライベートでもう一度訪問したい気がしました。今度は写真機を持って・・・
Posted by pelikan_1931 at 2009年07月06日 23:31
Mont Peli しゃん

ありがとしゃん。

当時のCoarseの研ぎがどういう形状なのか知りたいところです。
Posted by pelikan_1931 at 2009年07月06日 23:28
 コ(ア)ース・ニブと呼んではいないまでも、プラチナではプレジデントの極太ニブには、Cという刻印が入っていますね。

 大昔の話をすれば、コンクリンにもカタログ上はコアース・ニブがありました。この実物は見たことがありませんが、入手してみたい、幻のニブの一つになっています。
Posted by monolith6 at 2009年07月06日 10:35
私も山田さんでシャープを購入させてもらったりは初のペントレに参加させて頂き良い勉強をさせて頂きました。
Posted by しげお at 2009年07月05日 19:45
唯一の神奈川県民…の筈だった者です。

私は『山田』さんで『カエデ』を買いました。だって、とても話せる方でしたんで。

山登りの経験豊富な方だけに、あの若々しさに圧倒、話していて負けそうでした。
給料日がすぐなんで、入ったらすぐ行きますけど。

次回遠征される時は、もっと近い『山梨万年筆商会』も訪ねられたらよいかも…。

あんな店が近所にある信州・甲州の方が羨ましい。
Posted by 蓮覇 at 2009年07月05日 19:13
唯一の長野県民会員のはずのどーむでございます。
皆さんをおもてなしできませんで申し訳ありません。

第一土曜日だけはダメなんです、月例会議の日なんですよ〜
今回はメンバーの帰りの都合もあり、そもそも始まったのが遅く、会議終わったの7時前、その後の打ち合わせも含めると9時近くでしたorz

あぁ長野県の方いたんですね、返す返すも残念。。。
Posted by どーむ at 2009年07月05日 16:52
現在 、Coarse nib を出しているのはパイロットさんだけだと
思いますが、1950年代にはSHEAFFER社にも Triumph nib
のバリエーションに Coarse nib があったのですね。
「万年筆クロニクル」(すなみまさみち・古山浩一著)のP.202の
当時の広告(全16種のニブ)の中にCoarseとFlexible Coarse
の2種類のイラストが描かれています。
Posted by Mont Peli at 2009年07月05日 16:46