7月27日に初めて紹介した時点での【工房 楔 (せつ)】の【コンプロット・10】には、座敷牢に入っていた萬年筆を入れてみただけで、あれらを日常生活で使っているわけではない。
何本も入れたり出したりしながら、結局は左画像のようになった。左から、萬年筆3本、ローラーボール1本、ペンシル1本、萬年筆型ツボ押し棒一本、ボールペン4本(カランダッシュ型:黒太、赤中、黒中、青太)の合計10本じゃ。
ここ2週間、構成は一切変わっていない。先日の岡山での同窓会にもこの状態で持参した。やはり期せずして【携帯用仏壇みてぇじゃ】という声が上がった。実に嬉しい!
昔から【変わった奴】扱いされるのを何よりも喜ぶ性格だったことが指摘された。【三つ子の魂アラ還まで】
この中で一番使用頻度が高いのは左端の【Pilot 823 14C-EF】じゃ。書く際に尻軸を緩める・・・という動作に毎回げんなりするが、これだけインクが入っていると、実に筆記バランスが良く、手放せない一本になった。EFなのにインクドクドクに調整してあるのでストレスもない。それに10回に一回ほど尻軸を緩める動作をするだけなので、ストレスも10分の1。もし毎回緩めるとしたら・・・とっくに叩き折っていたであろう。
二番目に使用頻度が高いのはPelikan #600 18C-BB。初期の金一色のBBニブ付きじゃ。ご存じ【淫らな書き味】の頂点にあるペン先。これを使ったら、もう太字の萬年筆はいらない・・・という感じで嵌っているが、一ヶ月もすれば飽きるじゃろう。
三番目は、右から5つめのスネークウッドのツボ押し棒。床屋に【ガメラの肩】と呼ばれるほどの肩こり症なので、こまめなツボ刺激はかかせない。元々はOMASのスネークウッド軸であったが、ペン先が曲がっていたので「StyloArt軽井沢」で携帯用ツボ押し棒に加工していただいた。押す部分はもちろんスネークウッド製。
そのほかは一日に1〜2回の使用頻度。ボールペンは毎日使っていると書き味がだんだんと良くなると信じているので、極力使うようにしている。全てがカランダッシュ芯を使うのでストレスも無い。ちなみに同窓会での一番人気は右端の一本!ダントツじゃった。
このペンケースは、折りたたみ日傘、折りたたみ雨傘、とともにカバンに入れて持ち歩いているが、さすがに本日の仙台には同行しないことにした。体力の限界を超えてしまうのでな。
本年は男性用日傘が流行ると聞いて早速入手したが、拙者の他に使っているのを見た事はない。本当に流行っているのだろうか?体感温度が下がって実に快適なのだが・・・。
もっとも男どもがこぞって日傘を使い出したら拙者は使用をやめるだろうがな。38年前の【男のハイヒール】【男のパーマ】の時のように。