2009年12月04日

マーフィーの法則 その25

2009-06-19 かつて拙者がシステム開発に勤しんでいた際、初代【マーフィーの法則】を【座右の銘】とし、来るべきトラブルに備えた物じゃ。

 しかし【準備万端にしている時には、必ず、予測できなかったトラブルが起こる】という事態に見舞われて、ますます【マーフィーの法則】が好きになった!


 まずは青字の文章を読む。

 それに対する拙者の 本音ギャグ を下に書いてある。

これを真似て、青字の部分に関する【浅はかで愚かな解釈】をコメント欄に書いて下され。



1: ソーゲットの法則;
  師匠(マスター)の足もとに長い間座っていなさい。だんだん師匠の足が臭ってくる。

 → 調整師の師匠は萬年筆を持ち込む人じゃ。【フルハルターの森山さんのパクリ】
 
 → その師匠といえども、調整中の調整師に突然話しかけてはいけない。
    調整師は手を動かしているだけではなく、常に次の手順を考えている。
    また、たまに途方に暮れてパニクっている事もある。
    (注)診察中のお医者さんに世間話をしかけないのと一緒

 → 噺家が一人前になるには、噺(師匠の話法)を覚える、稽古する、リハーサルする、本番を繰り返す。
    調整も、本番(人の萬年筆を調整する)を繰り返さないと、うまくならない。
    一番目の法則に戻る・・・


2: ミレイの格律;
  人生とは、さまざまな不幸が代わる代わるやってくるものではない。同じ不幸が、何度も何度もやってくるものだ。

 → オークションでは、様々なトラブルに代わる代わる遭遇する事はない。同じトラブルに何度も巻き込まれるものじゃ。
 
 → インクフローの悪い萬年筆、ソケットが透明樹脂のPelikan 400NN、サックが硬化したレバーフィラー 等々

 → 二ヶ月前、Pelikan 500 の茶縞の金一色ニブを入手した。整備しようと確認したら、キャップが黒だった・・・トホホ
    過去に2回経験済みだったのになぁ。油断しておった。


3: マンフォードの格律;
  伝統主義者とは、将来については悲観的で、過去については楽観的な者のことだ。

 → Vintage萬年筆愛好家は、現行品には厳しく、時代をくくり抜けてきたものには甘い。
    現行品は評価の定まったものばかりだが、Vintageは優れたものしか残っていないのであたりまえ。

 → 昔の日本や韓国では、若者には厳しく、年長者は大切にした。今の社会は年長者にこそ厳しいようじゃ。

 → 拙者は、現行品を酷使し、Vintageは次世代に伝えるために大切に使ってほしいと考えている。
 
 →  酷使することで改善点が見つかり、将来へつなげられる。
     むかしなら販売店に持ち込まれた苦情から改善点がメーカーへ届いた。
     現在は、ペンクリからの情報しか届かない。(あたりまえだが、ペンクリ主催メーカーにだけ届く)
     ペンクリを実施していないメーカーの不具合は、萬年筆研究会【WAGNER】から発信するしかないのじゃ。


4:フリードマンの所見 ;
  人は他の動物たちから区別される。それは論理的に考える能力によってではなく、自らを正当化する能力によってである。

 → 動物は人とは区別される。それは理論的に考える能力によってではなく、二度と危険に近づかない能力によってである。

 →  同じ失敗を何度も繰り返すのは人間だけ。しかもわかっていて失敗する。
     ほうら、今日もまた宅配便が自宅に届く・・・
     局留や職場に送付しても、そのうちバレますぞ。


5:P.K.ディックの法則 ;
  現実は、その実在をあなたが信じるのをやめても、どこにも立ち去ってはくれない。

 → 軽い気持ちでポチっとやっただけ・・・と言い訳しても、その金額+送料は必ずカードにチャージされ、配偶者の目に触れることになる。

 →  軽い気持ちで耐水ペーパーでスリスリしただけなのに、気がつくとペンポイントが不細工な形になっている。
     書き味は良くなっても、その不細工さが気になって、追加でスリスリしてダメにする。
     書き味と見栄えを両立させる調整技法にはコツがある。それを教えるのがWAGNERの定例会じゃ。

 → 現実逃避したいようなペンポイントでも、WAGNERに持ち込めば何とかなる。ただし、壊れた萬年筆をすべて修理できるわけではない。
    ジャンク品をよみがえらせるのは、WAGNERの使命ではない。拙者の趣味じゃ。
    WAGNERの使命は萬年筆文化を再興する事。そのためには現行品を使ってもらわねばならない。
    使いたい萬年筆を作ってもらう為に、情報提供するのが使命かもしれない。


6: ボルテールの格律;
  気の利いた名言は、何も明らかにしない。

 → 萬年筆メーカーに心地よい評価は、萬年筆の進化にあまり貢献しない。
    (設計者や職人さんのモチベーションアップにはなるが)

 → 改革はメーカーにしか出来ないが、改善案や不具合情報は愛好家も出せる。
    製品自体の改善、サプライチェーンの改善の役にたてて欲しい。改善意欲があれば役に立つ情報を提供しているつもり。

 → 拙者のBlogに国産萬年筆の登場が少ないのは、不具合が少ないから。
    ただし絶賛するほど魅力的な萬年筆が少ないのも事実。
    823がプランジャー、プロフィット・レアロが回転吸入式ときたら、プラチナにはレバーフィラーをやって欲しいなぁ。


 情報提供だけではなく、各メーカーに個別に提案書を出すかなぁ・・・萬年筆研究会【WAGNER】として。


Posted by pelikan_1931 at 10:00│Comments(5) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 先人の教え 
この記事へのコメント
カーボン しゃん

> ⇒オークションとは、欲しい萬年筆が代わる代わる手に入るものではない。同じ萬年筆ばかりが何度も手に入るものだ。

言い得て妙!
自分の落札した価格以下で終了しそになると、何故かBidしてしまい、同じ価格で何本も落としたことがあった。
Posted by pelikan_1931 at 2009年12月06日 19:40
いつも楽しく拝見しております。
僭越ながら、お題に対して2点ほど・・・。

2:人生とは、さまざまな不幸が代わる代わるやってくるものではない。同じ不幸が、何度も何度もやってくるものだ。

 ⇒オークションとは、欲しい萬年筆が代わる代わる手に入るものではない。同じ萬年筆ばかりが何度も手に入るものだ。
 ⇒それなのに、一度逃した欲しい萬年筆はいつまで経っても出品されない。

5:現実は、その実在をあなたが信じるのをやめても、どこにも立ち去ってはくれない。

 ⇒懐に余裕が無いときオークションに出品された憧れの萬年筆は、あなたが画面を切り替えても脳裏からは消えてくれない。
 ⇒終了間際に覗いてみると、ぎりぎり手の届きそうな額で止まっている(早々に予算オーバーしてくれれば諦めが付くのに・・・)。

以上、お粗末さまでした。

Posted by カーボン at 2009年12月05日 01:47
>吸入時だけ尻軸の吸入口に取り付ける方式を突破口にした方

 サイバーグラフでありましたが、使い勝手が良いようには
到底思えませんでした。
 
 適度な制約条件というのは魅力的な製品を作る上で必要な
ものだと思います。

 独立でいいなら、カートリッジの方がずっと良いです
Posted by 通りすがり at 2009年12月04日 20:30
Mont Peliしゃん

レバーフィラー式で、レバーがユニット化されていて部品供給され、Jバーの供給が継続され、ゴムサックが供給されれば、いつまでも修理できる・・・というのがレバーフィラーの良いところ。

出来れば、往年のエバーシャープのように、ペン芯から長いチューブがサックの中に伸びている形状なら、インク吸入量も多くなる。

胴体をインクタンクにする方式は、レベルペンで幻滅したので、あまり乗り気ではないなぁ・・・

レバーフィラー式の弱点はレバーユニットの交換部品が無いこと。これをプラチナが開発してくれれば、マーケットは広がるし、サック供給のインフラも出来、Vintageの修理がやりやすくなるというメリットもあると考えている。
Posted by pelikan_1931 at 2009年12月04日 13:11
→  823がプランジャー、プロフィット・レアロが回転吸入式ときたら、
   プラチナにはレバーフィラーをやってほしいなぁ。

私も多数所持していますけど、レバーフィラーはさすがに時代遅れの
感は否めません。吸入機構を万年筆と一体化するという呪縛に捉われ
ていたら未来志向の万年筆はできないと思います。
むしろ、吸入器を胴軸に組み込まず、インクタンクだけの役割に留めて
吸入時だけ尻軸の吸入口に取り付ける方式を突破口にした方が良い
のでは。中の空気を逃がしながら注入する外付けパーツと劣化しない
尻軸吸入口のseal技術さえ開発すれば、インクも一杯入ると思います。
懐古趣味で作るのであれば、話は別ですが。
Posted by Mont Peli at 2009年12月04日 11:48