2010年06月03日

筆記具関連四方山話 【 Pelikan M800系 限定品 】

拙者はペリカン倶楽部の顧問であり、萬年筆研究会【WAGNER】創設者でもあるので、当然Pelikanが大好き!その中でもM800系の限定品が手に合う。特にビッグ・トレドと同じように胴軸が重い限定品が好きじゃ。

Pelikan社が限定品と認めているM800系限定品を時代順位に並べると以下のようになる。

1992年
 ★Green Demonstrator    3000本限定

1993年
 ★Blue Ocean         5000本限定   

1994年
 ★Hunting                     3000本限定

1995年
 ★Wall Street                4500本限定

1996年
 ★Golf              4500本限定
 ★Concerto           4000本限定
 ★Austria 1000        1000本限定
 ★Golden Dynasty           888本限定

1997年
 ★Golden Phoenix            888本限定

1998年
 ★Genesis of Olympiad     776本限定
 ★Kuala Lumpur              888本限定
 ★Humankind         1998本限定

1999年
 ★Nature            1999本限定
 ★White Tiger                 888本限定
 
2000年
 ★Technology         2000本限定

2001年
 ★無し

2002年
 ★Spirit of Gaudi            1000本限定
 ★Xuan Wu                     888本限定
 ★Icarus              800本限定
 ★Kirin                           888本限定
 ★CP6 Charlotte              500本限定

2003年
 ★無し

2004年
 ★無し

2005年
 ★月光               200本限定
 ★旭光               200本限定

2006年
 ★無し

2007年
 ★Evolution of Script        930本限定

2008年
 ★Calcuration of Times     760本限定


合計でM800系の限定品は41,491本発売されたことになる。

これらの中で拙者が持っていないのを赤で表現した。

★Concerto           4000本限定
★Kuala Lumpur              888本限定
★Technology         2000本限定

これら3本なのだが、何故購入していなかったのか?とつらつら考えてみると、そもそも人気がなかったのと、地味だったからというのもあるが・・・

この3本は店頭展示用デモンストレータを入手していたことを思い出した!

すなわちキャップも外せず、ピストンも動かないし、ソケットも飾りだが、ペン先だけは本物と同じというもの。

最初はおもしろがって遊んだが、すぐに飽きてペン先だけ生かしてあとは捨ててしまった・・・。ただ、一度持ったことがあると思ったのか、その後、触手が伸びていなかったのだろう。

今後も触手が伸びそうもないモデルだが、先日、Golfを2本入手した例もある。魔が差してこの3本をポチっとやってしまうかもしれないな。

これらの中で拙者が一番好きなのは、2010-06-03こちらの Golden Phoenix。手塚治虫の描いた不死鳥にまったく似ていないのだが、フェニックスといえば【火の鳥】を思い出す。あの漫画には原子のレベルから宇宙の話までが描かれていた。

【火の鳥】を読まなければ、いい年こいてNewtonのムック本を徹夜でむさぼり読むようなオッサンにはならなかったであろう。

最新の宇宙論を読むと、何故か無性に、この赤軸が使いたくなった。トレド型限定品にはインクを入れないという禁を破って、赤インクを入れて使うことにした。

インクを入れるのは6月4日の虫歯予防デー!ひょっとすると民主党も不死鳥のように蘇るかもしれない?



Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(6) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆 
この記事へのコメント
快ショク快ペンしゃん

Concertoはエナメルが溶ける・・・と聞いて購入意欲が失せたのだが、いかがですかな?

大丈夫なら、入手を!と考えているのですが・・・

Posted by pelikan_1931 at 2010年06月04日 23:23
kammyしゃん

実はピラミッドもM800ベースらしいです。また新たなターゲットが・・・

イカロスはいいですよ!最初は興味なかったのですが、何人ものイカロスを調整しているうちに欲しくなって、入手してしまいました。
Posted by pelikan_1931 at 2010年06月04日 23:21
Concertoを所有されていないのは意外でした。私は師匠に調整していただいたConcerto(pfのB字)にロイヤルブルーを入れて使用していますが、嬉しいことがあったときに思いを綴る万年筆として手にすることが多いです。
Genesis of Olympiad、ビッグトレドもボディの重さとキャップの軽さのバランスが取り回しの良い万年筆という印象です。
Posted by 快ショク快ペン at 2010年06月03日 20:20
こんなに沢山あるんですね
ペリカンって同じ形状を守りながら(ペリカンアイデンティティ)
サイズの展開と色の展開 素材のバリエ
そして限定品とさまざまに広げてますね
限りなくワンパターンながらこうも飽きなく魅惑的なのは不思議でなりません
ブランディングの成功例かもしれませね
モンブランやクロス カランダッシュのように
誤った(?少なくとも私には)ブランディングへの道には行って欲しくないです

スケルトンは好きでないですけどイカロスだけは別で
いつか手に入れたいです
Posted by kammy at 2010年06月03日 10:10
Bromfieldしゃん

シリアルを指定したのはCP6だけです。あとは発売時はそれほど欲しくなかったので・・・
Posted by pelikan_1931 at 2010年06月03日 10:06
豪華絢爛なコレクション。ひょっとして、全て同じシリアルナンバーですか。

6月4日は、虫歯予防デーとともに、天安門事件(1989年)の日。香港にいる知り合いのことを思うと、何もなければよいと願っています。
Posted by Bromfield at 2010年06月03日 08:12