熊本のカッコー氏から左のような木製トンカチが10本送られてきた。
実は2月の九州地区大会の時、何人かに分けていただいたのだが、これがまた実に使いやすく、皆から絶賛された。
そこで関東地区の調整師にも、ご好意で作っていただいたという訳じゃ。九州地区大会の時の物に、さらに改良が加えられており、絶妙のバランスになっている。
ヘッド部は、ブナとモミの木、打面はアルミ、柄は樺の木で、仕上げはクルミ油を2〜3回塗りとなっている。
柄とヘッド部の接着剤はHenkelの木工ボンドだが、熱風で温めるか、フライパンで熱すると外れるとか。
クルミ油も添付されて入り、こちらは温めてサラサラの状態にしたものに、綿で作った小型のテルテル坊主を浸けてから塗ると良いそうじゃ。
主として、ノックアウトブロックでペン芯とペン先を分離する際に用いる。Montblanc や pelikanでペン芯とペン先がソケットで固定されているものには、ノックアウトブロックともに必ず必要な小型トンカチ。ただし金属製は重い上に、打面が小さく外れたり、力が入りすぎたりするが、この木製トンカチはそういう心配がない。
また握り部分のカーブが実に良いのじゃ。一部には打面の裏に鉛が仕込んであるらしい。
作って下さったカッコー氏にあやかって、この木槌を【カコノッカー】と名付けて、調整師必携の品としたい!