Pelikan M320 赤軸の運命は?


当初、今年の3月くらいの発売と言われていたPelikan M320の国内発売が10月に遅れるらしい。
海外では既に販売されているところもあり、国内オークションでもときおり見かける。おそらくは海外から入手した物であろう。

かなり小さくて軽い(10.5g)モデルだが、後ろにキャップを挿すと、そこそこの長さ(13.1cm)になり書きにくくはない。ただ、今までのオレンジ軸、緑軸があまりに鮮やかだった事もあり、地味だなぁ・・・という感じはぬぐえない。

ペン先はお辞儀ニブ。実はM300シリーズは発売当初はM800のP.F.ニブと同じ形状だったのだが、M320初登場のころにはお辞儀ニブに変わっていた。
拙者はなんとか昔のM300のニブを捜してペン先交換して使っていたが、さすがに今では入手困難になってきた。


デザインの変更によって、キャップの子ペリカンは一匹になってしまったが、ペン先の刻印は二匹のまま。このあたりの不整合が気になるのだが、特に変更する動きもない。
ひょっとすると、天冠のデザイナーと刻印の責任者とは別の国に勤務していて、お互いに交流が無いのかもしれないなぁ・・・。Pelikanは独逸資本ではなく、アジアの会社が筆頭株主らしいし。
ここへきて、M320赤軸の色合いが変わるという噂がまことしやかにささやかれている。真偽のほどは定かではない。
噂をたどっていくと・・・M320の赤軸のもととなる素材が十分に調達できないので、調達が完了してから・・・と考えていたが、同じ色合いの物が出来ず、やむなく色味を変更して製造する・・・というもの。多少明るい色合いになるという説が強い。
真偽のほどは確かではないが、もしそうだとすればうれしい。現在の色味は暗く、M320シリーズとしてはふさわしくないなぁ・・・買わなければ良かった・・・と後悔していたのだが、色味が明るくなるのであれば、当然そちらを購入するし、この古い色味のモデルには希少価値が出る!
本当に色味が変わるという確信は無いが、これはロマン!
色味が変わった時に、この暗い色合いのM320に希少価値が出ることに賭けて夢を見る・・・というのもありかもしれない。
会いたくてもなかなか会えないM320 赤軸。七夕の日の話題として取り上げてみた。
Posted by pelikan_1931 at 07:07│
Comments(12)│
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萬年筆紹介
ともぞーしゃん
疑惑のプレゼントにならないことを祈る・・・赤い疑惑!
ポンちゃんへ
物欲は、bromfieldしゃんのように強固な意志で克服するしかありますまい。
もっとも、bromfieldsしゃんは、既によろめいた?ようですが。
るり千代しゃん
それほど大きな色の違いは無いようですな。ただ、模様はわかりませぬ。
きゃんでぃ小海老爺しゃん
M800系を大量につくるとなれば、かなり多くの材料を仕入れる必要がある。素材の均一性に問題があり、なかなか難しいのであろう。
なんせM320程度の量で苦労しているくらいじゃから・・・
しまみゅーら しゃん
気付いてくれたのはおぬしだけ、うれしか!
これ、萬年筆購入促進活動の一環として年末のカミさんのプレゼントにボックス付で予約しました
いい色で気に入ってもらえるといいんですが…
ああ……記事を読まなければ良かった気が。
お小遣いが少ないのに、
強力な物欲が…。
逆に、私のようにえんじ(またはワインレッド)好きは泣きを見ることになるのでしょうか?
あの深い赤に惹かれて予約したのですが…。
ルビーレッドの M320 を初めて(ネットの画像で)見たときに、
『この色で M800 を作ってくれたら絶対欲しいのになあ』
なんて考えたのを覚えています。
M300, M320 を何本か持っていますが、やはり大量に字を書くのには、私の書き方、持ち方には小さすぎるようで、、、(汗)
アップ時刻もスペシャルなんですね(笑)
地味な赤軸から明るい色の軸へ…#3776を想起しますね。
玉しゃん
情報ありがとしゃん!こりゃ、両方集めんといかんようですな。
販売員の方に聞いたところ、
材料調達が十分でなかった為、日本に入ってくるのは
第二ロットになり、第一ロットより明るくなるとの事です。
違いを見比べてみたいですね。