2010年07月19日

月曜日の調整報告 *** 追加情報 *** 【 台湾の回転吸入式萬年筆 Diamond 530 】 

2010-07-19 01Diamond 530 には純正の尻軸外し工具ならびに、シリコングリースが付属しているとの情報が入った。

それを聞いたのが出張先だったので、帰宅してからゴミ袋を捜してみると、運良くまだ残っていた!

そこでまずは説明書を読むと、どうやら底に工具類が入っていることがわかった。それにしても多色刷りで非常にわかりやすい取説じゃ!

図を見るとOリングの取り付け位置も書かれていて助かる。何故か?それは実際に分解してみればわかる・・・。

Oリングは力を直接加えると位置がずれてしまうことがある。その場合、元々はどこにあったかがわかれば修復もやりやすいのじゃ。

2010-07-19 02底蓋を取ると、ピストンユニット取外し工具とシリコングリースが左画像のように設置されている。まるでスパイの持ち物のよう。

ピストンユニット取外し工具に関しては、拙者が企画しても入れたであろう。ただ、シリコングリースについては思いつかなかったろうなぁ・・・

2010-07-19 03シリコングリースは、ほんの小さな容器入りだが、これだけの量があれば、20回ほどは使える。ということは、10年以上持つとも言える。まさに至れり尽くせりの萬年筆じゃ。

この萬年筆は、実際に分解清掃しながら使う事を前提として設計されている。ある意味でPelikan 100 と似た設計思想じゃ。

2010-07-19 04そして尻軸ユニット取外し工具には感心した。径が大きい方直径は7.1个如⊂さい方が7.05伉度。0.05舒磴辰討發なり手応えは変わる。

2種類の径にしたのは、製品の誤差を吸収するためと思われる。このあたりが高温地帯に住む台湾の方の知恵かもしれない。

2010-07-19 05この尻軸ユニット取外し工具はPelikan M800やM1000にも使える。ナイアガラなどの640シリーズにも使えそうだが、M600、M400、M300は尻軸ユニットを押し込むタイプなので使えない。

M800の尻軸金具の一番細い箇所は、6.99弌従ってこの工具では若干緩いが、工具を尻軸と胴軸の間の固定ポイントに突っ込んで、ピストンをしっかりと締めてから右に回せばすんなりと回り、尻軸ユニットは胴軸から離れていく。

これからはこの工具を調整道具箱に入れておいて、M800系の修理にも使う事にする。

萬年筆に対する愛がないと、こういう萬年筆は設計出来ないだろう。次は、筆記する人の気持ちも受けて、金ペンを選択できるようにして欲しいなぁ。

http://v.youku.com/v_show/id_XMTM5ODA5NzQ0.html

上記に分解方法の映像が入っているので参考にされたし!

金ペン化についても、前向きに検討するとの返答が入った!アクション早い!



Posted by pelikan_1931 at 16:00│Comments(5) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 萬年筆調整 
この記事へのコメント
しまみゅーらしゃん、つきみそうしゃん

拙者ははなから漢字はあきらめているので、英語で読んでました。このラベル一枚でもへんなもん好きは楽しめることがよくわかりました。
Posted by pelikan_1931 at 2010年07月21日 09:54
 シリコン=硅素、だから硅油って、そのまんまなんですね。蛙の音読みも同じですねぇ・・・。
Posted by つきみそう at 2010年07月20日 23:26
シリコングリスの中国語が一瞬「蛙油」に見えました。ガ、ガマの油!?と思ったら違いました。(汗)
Posted by しまみゅーら at 2010年07月20日 15:09
つきみそうしゃん

おさっしのとおりですが、どれを取り付けても、せっかくの流麗なデザインを壊してしまうので、金ペンが出るまでは我慢することにしました。
Posted by pelikan_1931 at 2010年07月20日 06:42
 これ、師匠のことですから、お手持ちのペン先をあてがって合いそうなヤツを・・・・・などとやっていらっしゃるのではないでしょうか。

 USPSの迅速な配送を待っている一人です。
Posted by つきみそう at 2010年07月19日 22:50