2010年12月23日

筆記具関連四方山話 【 ゆっくりと読んだ?三冊の本 】

2010-12-23拙者の生活は幼稚園児並み。

最近は21時ごろにはベッドに入り、4時頃起きる生活が続いている。

昨晩は20時に寝て、今朝2時に目覚めた。

せっかくなので十分に楽しんでいない三冊の本を一字一句逃さず読んでみることにした。それがこれらの三冊!

それぞれ趣は違うが、物欲をかきたてるという点だけは共通!

右端の【カバンの達人】の著者は古山画伯!萬年筆研究会【WAGNER】に今年一度も参加していないので、本来なら会員抹消なのだが、趣味の文具箱などへの投稿が認められて会員継続となった。

この【カバンの達人】はカバン自体の魅力よりも、そのカバンを創る人の魅力、カバンを注文した人の魅力に焦点を当てていると思われる。

拙者は、カバンにまったくこだわっていないからかもしれないが、この本を読んでもカバンに対する物欲は湧いてこない。ただ、そのカバンを創った人、こだわった人に会って見たい!という気持ちは沸々とわいてくる。

そんじょそこらの作家の短編集よりもはるかにおもしろい!人物描写が的確で、その人物が隣でしゃべっているかのような錯覚さえ覚えてしまう。おそらくは画家独自の観察眼が、映像のみ成らず対象者の心も描き出しているのであろう。直木賞にノミネートしたいほどの出来じゃ!

左端の【THE PEN CATALOGUE 2011】の内容は、2011年1月中旬から、http://www.jipa-pen.jp/ に電子ブックとして掲載されるらしい。

毎年欠かさず入手して眺めているのだが、2010年版には欲しい萬年筆が1本も掲載されていなかった。いま眺めてみても、カタログに掲載されていて購入したのはデルタ・ドルチェヴィータ・スタウトのみ。それもたまたま安いものを見つけたので衝動買い・・・という程度だった。年々拙者の好みに合う萬年筆が少なくなっていく。というか拙者の好みが世間の進歩に追いついていかないのかもしれない。

2011年版を眺めると、既に購入しているアウロラ・マーレ・リグリアを除いて1本だけ欲しい萬年筆があった!ファーバーカステル・イントゥイション・アイボリー!これにBニブがあれば是非入手して普段使いにしたい!

そのほかペン先に興味があるのはスティピュラモデルTというチタンペン先のモデル。ただペン先バリエーションがMだけというのが難点!金の価格がここまで上昇した今、金よりも柔らかい書き味を実現出来るパラジウム合金製ペン先や、チタン合金製ペン先を模索しているメーカーも多い。

パラジウム合金は金の1/3、チタンは金の1/10の価格ということらしい。実用品としてのチタン合金製ペン先の進化に大いに期待じゃ!

ちなみにボールペンには欲しい物がいっぱいあったが割愛・・・

さて、【趣味の文具箱 Vol.18】である・・・この本は梵書!読むと洗脳されてしまう危険をはらんでいる。

ペン先を研いだ萬年筆は書き味が良い】と洗脳してしまうこと確実じゃ!

何も調整を施していない萬年筆よりも、ちゃんと調整し、それなりにペン先を研いだ萬年筆の方が書き味が良いのは事実で、間違いではない。

ただし、依頼人の書き癖に合せて研磨した萬年筆は、異次元の満足感を与えてくれる。このニュアンスを【おぉっ!とついうなり声が出るほどの書き味】と絶妙に表現している。さすがじゃ!

【本人の筆記角度に合わせてBからMに研ぎ出したのを森山スペシャル】と書かれているのには若干違和感を持ったが、考えてみれば、これまで森山スペシャルに対する定義はなかった。森山さんが研磨・調整した萬年筆を全て森山スペシャルと呼んでもいいのではないかな?相手の書き癖に合せて研ぐと言う点ではブレはないから・・・

拙者が漠然と持っていた森山スペシャルのイメージは、Pelikan 3Bの角研ぎニブを丸研ぎにして、どんな筆記角度でも引っ掛かり無く書ける!というものだった。

これを目指して日々研鑽を重ねていたのだが、フルハルターで森山スペシャルをお願いしようとしたとき、森山さんから【あなたの書き癖なら角研ぎの方が向いてるよ】と言われた。この言葉がきっかけとなって、他人の書き癖を見ることに興味を持ったのじゃ!

ずらりと並んだペンポイント映像を眺めているうちに、10年以上前の事を思い出してしまった。催眠術にかかったような感じ・・・

やはり【趣味文梵書】説は正しいようじゃな!

Posted by pelikan_1931 at 13:00│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 萬年筆紹介 
この記事へのコメント
しんちゃん・・・

奥様から見て趣味文が梵書なので、坑儒対象者は旦那かと・・・
Posted by pelikan_1931 at 2010年12月26日 12:48
趣味文=焚書ならば、うなり声を上げるほどの書き味にしてくれる調整師さんは坑儒でしょうか。
Posted by しんちゃん at 2010年12月23日 23:24