2011年01月20日

筆記具関連四方山話 【 Pilot Custom Heritage 92 14K-BB 】

2011-01-20 01これ2011-01-20 02は昨年入手したパイロット・カスタムヘリテイジ 92!話題になった回転吸入式のもの。国産ではプラチナ、セーラーに次いでの回転吸入式への参入かな?もっともプラチナは現行品には回転吸入式はないが。

セーラーのプロフィット・レアロがすさまじい旋風を起こしたのと比較すると、わりと静かに市場に出てきた感じがする。

しかし実は、このヘリテイジ 92はすごい!パイロットの技術陣が密かに【おまえらわかるかなぁ?】と萬年筆愛好家に挑戦状をたたきつけているような感じを受けた。

いちばん強い印象を受けたのは、回転吸入式をスケルトンでぶつけてきたこと。機構によほど自信が無いと日本でスケルトンを出すのは厳しい。

日本人は、海外製万年筆の品質には甘いが国産には厳しいので、首軸のインク滲み、やインナーキャップとキャップの間へのインクの滲みが気になってしまう。

過去にスケルトンで出したパイロット823では、インナーキャップと首軸は黒で内部が見えないようになっていた。それを残念がる愛好家も多かった(まさか拙者1人と言うことはなかったはずだ・・・)が今回は、そこもスケルトンで挑戦してきた!

またピストンの弁がOリング一個!という冒険。実はマニアの間ではOリング一個がいちばん劣化に強いとはわかっていたのだが、見映えもあってまさかメーカーがこういう勝負を挑んでくるとは思いもよらなかった。

簡単に交換出来るのであれば、Oリング一個がピストンのガタツキに対する影響を受けにくい。見映えじゃなくて機能から考えたんだよ!という技術陣の声が聞こえてきそうじゃ。

次はピストン機構も透明軸に挑戦して欲しいな!回転吸入式でいちばん動きがみたい部分なので。もっとも透明素材は脆いので、トルクがかかる回転吸入部分には向かないのかもしれないが・・・

2011-01-20 032011-01-20 062011-01-20 042011-01-20 05ン先はBB。これはヘリテイジ 91から移植した。まだ未調整なのでスリットは詰まっているが、ちびっとスリット調整すればヌラヌラのインクフローになる。

国産三社の萬年筆に関しては研磨は不要。インクフローの好みだけ合わせれば拙者にとっては問題は無い。

スケルトン萬年筆にインクを入れて使うのには抵抗があるが、このヘリテイジ 92に関してはどこまでシーリングが効いているのか試してみたい気もする。いずれにせよ、もう一セット入手してからじゃな。

これで首軸が外せたり、回転吸入機構をはずす部品が付属していたりすれば、3万円でも高くないでしょう。TWSBIとは比べものにならない精度はあるので、後はどれだけ利用者のニーズに近づけるかが勝負。

今回工具を付属させていないのは、パイロットの自信の表れであることは確か。分解器具が無くてもインクは後ろに回りません!ということであろう。

しかし、それでも分解してみたい!というのが中学生くらいの男の子の気持ちではないかな?オッサンでさえそう思うくらいだから。

事実、拙者が小学校高学年から中学生の頃は、回り中の友人が身の回りにあるものをことごとく分解して壊していた。壊しては怒られ、また、買ってもらい、また壊して怒られ・・・それの繰り返しから壊さない分解のしかたを覚えたのじゃよ。


Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(7) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆 
この記事へのコメント
先週の関西地区大会で、ヘンタイ軍団の親玉より、カスタム74の玉型クリップと交換すれば最強と教えられた。さっそくやってみることにする。
Posted by pelikan_1931 at 2011年01月25日 06:14
自称スケルトナーとしては、是が非でも購入しなければ。

でも、何本買えば良いのでしょう?持っている色彩雫の色数だけ買いなさいと
Pilotさんは思っているんでしょうねぇ。
Posted by TomCat at 2011年01月24日 00:00
あと、個人的にはカスタム74透明+CON-70が面白くて満足してしまったので、ヘリテイジ92はスルーしてました。
Posted by しまみゅーら at 2011年01月20日 12:40
>しかし、それでも分解してみたい!というのが中学生くらいの男の子の気持ちではないかな?オッサンでさえそう思うくらいだから。

 どうなんですかね。最近は何でも分解しづらくなってきていて、ハードよりどちらかというとソフト(コンテンツ)に拘る子が多いような気がしています。

 5年くらい前まではパソコンが好きな子といえばSCSIのHDDで組んだとかAthlonすげーとかそんな話題で盛り上がっていたように思うのですが、最近は「パソコンに詳しい」=「ネットの悪用法を知っている」「iPodを使える」などなどハードウエアで盛り上がる子はあまりいないような。

 ま、高性能が当たり前の世の中ですから、パーツ変えて劇的に速くなった!とかいう感動がなくなったのかもしれませんね。
Posted by しまみゅーら at 2011年01月20日 12:38
すでにTWSBIの工具を改造するなどして分解を試み、Blogネタにしている方もいるようですね。
首軸のインク回り込みは容認派なので苦にしませんが、PelikanのEdelstein Ink(Aventurine)との相性が悪いのか細字(F)でスキップしたので、緑色インクは止めました。
Posted by Mont Peli at 2011年01月20日 10:21
kammyです

パイロットの製品にはあまり馴染みがなかったのですが
最近ニブの軟らかさなど ちょっといいなと思っています
吸入式のこのモデルの完成度の高さを解説していただいて
またまた興味が増してきました
やぱり吸入式が一番すきなので・・・
購入を検討したいと思います

ただ 個人的に メカニカルな部分に疎いゆえにでしょう
スケルトンは やっぱり好きになれないんです
Posted by kammy at 2011年01月20日 09:46
日本人は外国産に甘くて,国産に厳しい。納得の文章です。今年は入手しないといけませんね。BBを。
Posted by こうのすけ at 2011年01月20日 09:09