本日はお天気も良かったので、歩いて六本木まで行った。といっても約15分ほど。目的は近所の書店で見つけられなかった【ステーショナリーマガジン】を購入するため。
萬年筆に嵌まる前は、拙者もいわゆる文房具好きであった。伊東屋に行くと最低でも3時間は滞在し、両手に手提げ袋を持った状態で帰っていた。メルシーカードなど一時は段ボールいっぱいくらいたまっていたはず。
萬年筆に傾倒し始めてから相対的に文具全般には興味が無くなった・・・というよりPCでの仕事が大半となり、会社の机に文具を並べて楽しむことが出来なくなったのが一番の原因であったろう。
今回、書店でステマガのとなりに似た名前の雑誌【ステキ文具】というのがあったので一緒に買ってきた。表紙に(わざわざ行きたい文具店 岡山文具旅)とあったのが手を出したきっかけ。
この二冊を比較してみた。
ステキ文具の方は、読者のターゲットが高校生、大学生の女性と思われる。文具そのものよりも、その文具を売っている場所や、その文具を使うシーンを訴求し、乙女をほんわか気分にすることを目的としているらしい。その割には表紙の裏に紳士靴の広告が入っているのに違和感がある。
それに対してステマガのターゲットは男性、ならびに【オッサンのハートを持つ乙女】のように思われる。シーンよりもモノ中心にまとめられ、物欲が甚だしく刺激される。今回は鉛筆コレクターも登場している。
今年で250周年をむかえるファーバーカステル特集は見もの。144本入りの250周年記念限定缶(22,995円)は欲しいが、一生かかっても使い切れないだろう。20年前に購入した鉛筆1ダースがまだ半分も減ってない。
でも一時は色鉛筆も含め、海外&国産の全鉛筆の全ての芯バリエーションを持っていたこともある。あの時は集め終わった時点で満足したのかもしれない。書くことよりもナイフでの削りごこちのレポートを日記に綴った記憶がある。当時はハイユニの木材が最高に感じられたが、いまではどうかな?
ステマガの114頁に長刀研ぎのアップ画像とその筆跡を拡大した画像がある。これを見てオヤっと思った。個体差なのかどうかはわからないが、一時ほどペン先が上に反ってなく、また長刀斜面も鋭角になってきている。どちらかといえば長原先生(Sr.)の初期の長刀のような形状に見える。
これは入手してしらべねば・・・・ということで、ココから申し込んだ。拙者は初期の長刀の形状が好きだったので今から楽しみじゃ!
それにコレは回転吸入式であるレアロの初の店舗オリジナル品だしな。WAGNERでも別の色でお願いしようとしている。その事前チェックも兼ねてという理由をつけて逝ってもうた・・・