これは2011年の仙台【文具の杜】の限定萬年筆。プロギア・レアロの緑軸。実は2010年のギャザードの緑軸を拝見した時点で、2011年の萬年筆研究会【WAGNER】限定萬年筆はプロギア・レアロの緑軸を考えていたのだが、グズグズしているうちに、文具の杜で企画があると教えられ、萬年筆研究会【WAGNER】で製作することをあきらめてしまった。どうあがいても文具の杜カラーよりも美しい緑色は生み出せない。拙者のど真ん中のストライクゾーンの色がコレじゃ。
プロギア・レアロを用いたショップ限定は、趣味分のブルー軸が最初だったが、これが二番目ではないかな?
たしかF,MF,M,Bというペン先バリエーションがあったが、MFだけが金一色で、他はバイカラーと聞いた。となるとどうしてもMFは欲しくなるので、MFとB付きを購入した。文具の杜によると最近セーラーのペン先の研ぎが変わったのではないかとおっしゃるお客様がいるとか。前と同じに書くとひっかかるという指摘もあるらしい。
拙者の想像では、それはペン先の柔らかさに起因するのではないかと考えている。最近のセーラーのニブは、以前と比べて柔らかいものが目立つようになってきた。それが金価格高騰によるコストカットのせいなのか、お客様のニーズの変化に合わせた改良か、あるいは単なるバラツキかはわからない。が、柔らかいニブを立てて書けば引っかかる度合いが上がってしまうのは事実。
文具の杜では、ペンを立てて筆記するお客様が多い事から、微調整を施した萬年筆だけを店頭に並べてあるらしい。いずれにせよ、コレは買いじゃ!
一昨日から仙台にきているので、一度は文具の杜を訪問したかったのだが、残念ながらあまりの過酷なスケジュールで、それはかないそうにない・・・ああ残念!