2012年03月22日

筆記具関連四方山話 【 Pelikan M320 14C-EF などなど・・・ 】

2012-03-22 @01本日紹介するのは、これからまさにインクを入れようとしている萬年筆。Pelikan M320 パールホワイト。前回紹介したものは 18C-BB ニブに換装したが、今回のものには14C-EFの最新型のニブがついている。オレンジ軸、緑軸も良かったが赤軸は今一歩だった。しかし、このパールホワイトは圧倒的に気に入っている。初めて使ってみたい!・・・という気になったM320じゃ。M300やM350はガシガシ使っていたのだが、どうもM320系は使う気にはなれなかったなぁ・・・スケルトンぽいのが原因だったかも?

M320自体は今までに少なくとも20本ほどは購入したが、そのほとんどが太字付き。ところがM300クラスを太字で使うと、すぐにインクを使い切ってしまう。そこでインクが長持ちするM320を目標に調整した。すなわち【タコスペ・超不細工書き味硬くインクフロー少ない超極細に研ぎ出した。

2012-03-22 @022012-03-22 @03スキャナーで取り込んだ画像で見ると先端部が赤色に見える。これはペン先がかなりお辞儀していることを示している。ただしこれは拙者が曲げたのではなく、購入時からお辞儀しているのじゃ。ペン先先端部のスリットはかなり寄りを強くしてある。インクはすらすらとは流れるが、字幅はあくまでも細い。最近は太字調整よりも細字調整にはまっている。時間はかかるが調整方法の選択肢が多いのが楽しい!

2012-03-22 @042012-03-22 @05こちらが横顔。ペン先は綺麗にお辞儀している。まるでPelikan 400NNのペン先を彷彿とさせるエレガントさ!ペンポイントは【タコスペ・超不細工】 のお約束どおり背中側も腹側も研磨してあるが、これは滑らかさをねらったものではなく、字幅の細さを演出するため。 【タコスペ・超不細工】のお約束と違うのは、背中側で滑らかに書ける調整は施していないこと。この大きさで背側研磨をやり過ぎるとペンポイントの造型が崩れるのでな。

インクをつけて書いてみると・・・細〜ぇ!大成功!

2012-03-22 @06最近拙者が愛用している萬年筆はどうも女の子っぽい・・・。還暦が近づくと感覚が女子に変化するのかもしれない。お気に入りはエラボーの赤軸。この色は伝統的なPilotの赤(臙脂)ではない。キャップレスが新型になった直後、赤と青で非常に鮮やかな色のものが発売された。仏蘭西では大人気と聞いたが【これはPilotの赤ではない】という意見もあったようで、日本では見かけなくなっていた時期があった。現在のPilotの多色展開を見ていると隔世の感がある。やはり今の方がいい!

2012-03-22 @07こちらは三越の世界の万年筆祭で入手した日興エボナイト製作所製のくすんだピンク・エボナイト製のボールペン。なんでも荒川区長さんも同じ物を購入されたとか。この色は実に綺麗!またレフィルはクロスと互換性があるので、赤の中字を入れて愛用している。こちらは多少ヲッサンが混じった少女趣味というべきか?

外装の金属部分が全くない設計でこれを作って、毎日サンエーパールで磨いていたら、いつしかビッカビカの艶が出るかなぁ?と夢想している。出来ればM800くらいの長さが欲しいが・・・

Posted by pelikan_1931 at 07:30│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 萬年筆紹介