本日紹介するのは、これからまさにインクを入れようとしている萬年筆。Pelikan M320 パールホワイト。前回紹介したものは
18C-BB ニブに換装したが、今回のものには14C-EFの最新型のニブがついている。オレンジ軸、緑軸も良かったが赤軸は今一歩だった。しかし、このパールホワイトは圧倒的に気に入っている。初めて使ってみたい!・・・という気になったM320じゃ。M300やM350はガシガシ使っていたのだが、どうもM320系は使う気にはなれなかったなぁ・・・スケルトンぽいのが原因だったかも?
M320自体は今までに少なくとも20本ほどは購入したが、そのほとんどが太字付き。ところがM300クラスを太字で使うと、すぐにインクを使い切ってしまう。そこでインクが長持ちするM320を目標に調整した。すなわち【タコスペ・超不細工】書き味硬くインクフロー少ない超極細に研ぎ出した。
スキャナーで取り込んだ画像で見ると先端部が赤色に見える。これはペン先がかなりお辞儀していることを示している。ただしこれは拙者が曲げたのではなく、購入時からお辞儀しているのじゃ。ペン先先端部のスリットはかなり寄りを強くしてある。インクはすらすらとは流れるが、字幅はあくまでも細い。最近は太字調整よりも細字調整にはまっている。時間はかかるが調整方法の選択肢が多いのが楽しい!
こちらが横顔。ペン先は綺麗にお辞儀している。まるでPelikan 400NNのペン先を彷彿とさせるエレガントさ!ペンポイントは【タコスペ・超不細工】 のお約束どおり背中側も腹側も研磨してあるが、これは滑らかさをねらったものではなく、字幅の細さを演出するため。
【タコスペ・超不細工】のお約束と違うのは、背中側で滑らかに書ける調整は施していないこと。この大きさで背側研磨をやり過ぎるとペンポイントの造型が崩れるのでな。
インクをつけて書いてみると・・・細〜ぇ!大成功!