


左端は相馬屋の定番品で、拙者が萬年筆研究会【WAGNER】のペンクリで書き味確認に使っている物。緑系のルビ枠無し。大きさはB5(18.2x25.7)。書き味も良く、気に入っているのだが、上と右横のとじしろがもったいないなぁ・・・と感じていた。また萬年筆で実際に原稿を書く人からは、上下・左右の径幅が同じで、ルビのスペースも欲しいという要望もあった。
さらには丸善の原稿用紙のような飾りが欲しいという要望と、それに矛盾するような太字萬年筆で書いても字がつぶれないように枠は出来るだけ大きくして欲しい・・・という無理難題もあった。
それらをBromfieldさんが相馬屋と交渉し、aurora_88さんがイラストレーターのポンちゃんに依頼し、素案を5種類描いていていただいた。それらを東西でアンケートとったのだが、予想に反して東西で票が割れた。版を2枚作るとなるとコストは莫大になる。そこで一計を案じたBromfieldさんがB4の版に違う図柄を2枚繋げて入れ、B4を1枚印刷すればB5の違う図柄が2枚刷り上がる策を相馬屋さんと合意に至り、東西のニーズにマッチした原稿用紙が刷り上がった。
作家でも通常は名入れの位置を指定する程度で、図案まで起こす例はほとんど無いとのこと。ワガママの限りを尽くした原稿用紙なのじゃ。しかも200字詰ではなく180字詰!これは上2列を模様に提供した結果こうなったもの。別に原稿用紙の枚数でお金をもらっていない商売の人には差し支えあるまいということでこの文字数になった。
第1回目の印刷で作ったのは各200部の400部。1部は100枚の原稿用紙からなっている。これを萬年筆研究会【WAGNER】会員優先で予約販売し、もしあまればペントレ会場で販売する。
予約しておいてペントレ会場や、地方の定例会で受けとることも可能。また定例会になかなか参加出来ない人は、レターパック350による送付も検討中。
詳しいご案内は近日中に会員宛メールでご案内するのでお楽しみに!