
噂では5色とか7色の軸色のバリエーションがあるということだったが。もっともM800の茶縞も出てくる様子が無いのでPelikanにありがちな納期遅延かもしれない。
拙者のとってはもはやPelikanは独逸製萬年筆メーカーに対する厳しい期待などしていない。
伊太利亜メーカーでも比較的いいかげんなスティピュラに対するよりも、(皮肉抜きで)広〜い心で接しているつもり。理屈抜きで好きなんだなぁ〜!
ある意味、関西人の阪神タイガースに対する想いに似ているかも?しょうもないから好き!悪口いうけど好き!って感じかな?


こういう場合は、なからず自己調整が施されている。プロの調整ならためらい傷はかならず消し去っておくはずだからな。
ペンポイントの丸めたかは芸術品!素人調整だとしたら、ここだけは拙者よりもうまいなぁ!

またペンポイントの形状も違う。ひょっとすると製造委託先が違うのかもしれない。
現在ペンポイントの形状だけを見ると、専門メーカーに製造委託しているブランドと、自社生産していると豪語しているブランドを比較すると、あきらかに前者の方が出来が良い!
Pelikanは後者なのだが、このペン先だけは製造委託かもしれない。


一つには左右のペンポイントに段差があり、右から左へ引く線やハライが引っかかること。
もうひとつは、ペンポイントの表面が多角形の立体のように研がれていり、無数の位置で引っかかりが出ていること。どの線をとってもスムーズに引けないのじゃ。
これはサンドペーパーを机の上に置いて、その上で字を書いて慣らしを早めようとした結果。引っ掛かるところを順次削っていくと多面体調整となり、ここそこが引っ掛かるようになる。
それと元々ある左右の段差の相互作用で、悪くはないが、下品ではないが、インクフローは良いが・・・今一歩の書き味になってしまっている。
もしフルハルターの調整を経験していれば、似てるのになんでこんなに書き味が違うの?と思うであろう。実は全く違うのだが・・・

M101Nはオリジナルと同じく、左画像の矢印の部分を右に捻れが吸入機構が外れるようにつくられている。
だが、それをやると75%以上の確率で内部の樹脂が割れて一巻の終わりになるので、絶対に矢印の部分をまわさないこと。
説明書にも回して良いとは書いていないので無料修理にはならない可能性が高い。
ピストンを捻っているだけでも割れる事があるくらいなので、矢印部分を捻ったら悲劇発生リスク大!
ぜひ、このトラブルを解決してから次の軸色バリエーションを出して欲しい。Pelikanも修理依頼が頻発してよくわかっているはずなので。