
これは本ではない。写真とイラスト付きの【文集】だ。いや【遺言集】 といって良いだろう。
将来、彼らのお葬式で・・・【故人はこんなものに執着していました。アホやったなぁ・・・。でもおかげで本当に幸せな人生を送ることが出来ました】
といって故人に関係する部分が葬儀参列者の配られるような気がする。
鞄に執着が無い拙者は、呆れるばかり。掲載された鞄にも正直、ふ〜ん・・・という感じ。
しかしその鞄達が作り手や持ち手と作り出す関係は、まるでシェークスピア喜劇のように面白い。
いやいや、森繁久弥主演の東宝【社長シリーズ】 か、はたまた朝日放送(ABC)製作の【スチャラカ社員】か?
まったく興味の対象外だった鞄達が、作り手や持ち手によって語られ始めたとたんに、ものすごい輝きを発する。
けっこうくたびれたヲッサンたちが、何故これほどまでに【鞄】 を輝かせるのだろうか?それは愛にほかならない。
作り手が発する愛、使い手が発する愛というオイルによって【鞄】 が輝き、もはや作り手や使い手を凌駕してしまっている。
それにしても、こんなに面白い本を、何故一般販売しないで、自費出版にしたのだろう?答えはこちらに書いてあった。
【アマゾンとか本屋さんで売る予定にしていたのですが、図書コードを取得するのを忘れていて、その為一般の販売ルートを使った方法は相当後になります】とのこと。
このずっこけ具合がなんとも良い。やっぱり【スチャラカ社員】 だ!
この 【スチャラカ社員】 の笑いと涙の
ル・ボナーの元々の店名は【アウム】 、店主の名字は【松本】・・・なぜ店名がル・ボナーになったかの秘密が明かされている!必見!

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