2013年02月28日

FRIXION(フリクション)用字消しとしてのバッテリー式コードレス半田ゴテ

2月21日の記事で拙者の机の上にあるボールペンとペンシルを紹介したが、実はその時には別の1本が運送中であった。そちらがこれ!
1 0.5个FRIXIONボールペンで、芯は赤・青・黒の三色。一番のウリはグリップが木製である事じゃ。
木製と聞けば反射的に【何で磨くかなぁ・・・】 と考えてしまうが、今回は迷わずラナパー+大島椿油で決まり!
あけてすぐに大島椿油を少量指にとって3回ほど塗り込んだ。そのあとカラ布巾で油分を擦り落としてから、ラナパーをブラシで叩くように押しつける。
こちらは最初からカラ布巾でよく擦って余分なラナパーを擦り落とす。最後にツヤ布巾の古い布で擦るのじゃ。

2こちらが仕上がりの画像。それほど磨いたわけではない。せいぜい5〜10分ほど。
肉眼で見るとかなり艶が出てきているようなのだが、Scanではほとんど解らないだろうなぁ。
0.5仗弔0.7仗弔茲蠅皀撻鵑鯲てて書く必要がある。ペンを寝かせるとインクが出て来ない。一方0.7仗弔蓮筆記角度にそれほどシビアではない。
この木軸で0.7个3色セットって無いのかな?0.7ミリの書き味に慣れてしまうと、0.5仗弔能颪と、えらく書き味が硬い感じがする。 
握り部分がプヨプヨしたタイプもあるようだが、そちらの方が持ちやすそう。でも書き味は純粋にボールの径が大きい方が上。それを加味しながらペン選びを楽しむのも一興かも? 

FRIXIONボールの特徴は60度を越えるとインクが無色に変化すること。そのために頭頂部に樹脂の消しゴム?がついており、それで擦ればインクが消えたように見える。

34しかしながら、細かい線や模様の中の一部を消すような事は、摩擦熱で消す限りは出来ない。そこで思いついたのが、乾電池式の半田ゴテ。 
善は急げと購入してみた。単三乾電池を3本使うタイプで、先端部まで含めた全長は16.5僉 重量は113g(電池込み)。
先端部の拡大画像が右側。先端部はFRIXIONの0.7ミリのボールよりもかなり小さい。ただし温度は最高480度になる。
右側画像のようにスイッチをONに入れ、上の黒いボタンを押しているときだけ通電し温度が上がる。最初はボタンを押して8秒ほどで線が字が消える。余熱があれば2〜3秒で消える。
では、どれくらい細い部分を消せるのか実験してみた。

5消した状態を肉眼で見た感じは右側。左側はスキャナーをコントロールして、かなり濃く・意地悪くしてみた。
上下左右真ん中の萬の字の下を消したのは、ペンの上についている字消し。そのほかは半田ゴテを使って消した。 
実験前は、半田ゴテの熱で、先端部以外の広い範囲が一挙に消えてしまうのではないかと危惧していたが、まったく問題なし。
消したい部分から1个曚瀕イ譴申蠅棒菽蕊瑤鮖ってきてからボタンを押す。少し消え始めたら離す。
何故か、この段階で一旦消えた字が半田ゴテを離すと少し復活する。そこでもう一度近づけて、離して・・・を繰り返しながら消していく。
逆エアーブラシのようで面白い。FRIXIONインクを塗りまくった紙から半田ゴテを近づけて色を消しながら作品を作るなんてのも、絵心のある人には出来るかも。

左から2列目の一番下の【年】の字の一部を消すことが出来た。この程度の精度で良ければ、かなり細かい修整が出来る。まるで修正液を塗るように!暇な人はお試しアレ! 

Posted by pelikan_1931 at 06:00│Comments(14) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
この記事へのコメント
このマイナーは記事にこれほどコメントが集まるとは!
みなさん、貴重な情報ありがとう!
Keiさんが教えてくれた【文具王・高畑正幸氏がエレキットで作った電池式フリクション消しゴム】の半田付けまえのキットを名古屋に数個持参します。
つきみそうさんが半田ゴテで作ってくれるそうです。お楽しみに!

そういえば、昨日の萬年筆研究会【WAGNER】で笑えない話が・・・

フリクションで書いた書類を何度も校正して最終化できたので、消えては困る。水に濡れないようにラミネート加工しようと考えた人がいたそうです。そして実行しました。
あわれ出来上がってみると・・・白紙に・・・

そこでくじけず、冷凍庫に入れればよかったのにね!
Posted by pelikan_1931 at 2013年03月03日 20:40
文具王・高畑正幸氏がエレキットで作った電池式フリクション消しゴムが売られていますよ。

http://shop.keisosha.com/?pid=52086697
Posted by Kei at 2013年03月02日 15:10
このボールペンはいいですね。
これとインジェ・・・のおかげで他のボールペン、万年筆がすべて観賞用になってしまいました。
Posted by ペリーヌ・クロステルマン at 2013年02月28日 22:47
フリクションボールは本当に便利ですが、ペンのデザインが今ひとつ気に入らなかったので、何年も前からWatermanのKultur Rollerballにレフィルを入れて使ってます。

私の使途では精密に消す必要がありませんので、ペンタイプのRotring Tikky eraserを使います。フリクションイレーザーと違って消しくずがでてしまうのが欠点と言えば欠点です。

ちなみにフリクションボールを使ったメモ用紙ははラミネーターを通すとほぼ白紙に戻りますので、再利用しています。
Posted by TorPelikan at 2013年02月28日 19:17
釣り道具で、なんだかそんなものがあったなあ……と思ったらありました。http://www.edsflyshop.com/hareline-cautery-high-temp-fine-tip/ ちょっと欲しいです(笑)
蛇足ですが、今日突然M800茶縞届きました。新しいM800はソケットがキツくてびっくり!です。
Posted by ポンちゃん at 2013年02月28日 15:47
 ぽちさん。

 あ、私も化学科卒です。
 確かに染料は一般に光には弱いですね。アゾ基は結構すぐ壊れますし。CD-Rもそれがあってフタロシアニン系にしたメーカーがあります。
 御存知だと思いますが紫外線のレーザーもありますよ。ただ、肉眼では見えないので字消しには不適ですね。
 高輝度の白色LEDにレンズ組み合わせとかで消えないかな?あ、消すポイントに合わせるのが大変ですかね。

 CNTはいくら細いといっても細過ぎですよ。あ、けど粉体を焼結するなど出来るのかな?その前に燃えちゃうか変性しちゃうでしょうね。多分。CNTはこれまで微細粉末しかみたことないです。
Posted by Mike at 2013年02月28日 14:54
すいどうさん

電動字消しの先端につく物を発売するというのは有りですね。教室や閑静な事務室では使えませんが自室なら有りでしょう。
Posted by pelikan_1931 at 2013年02月28日 14:10
ハンダ式だとコテ先の温度上昇に時間を要するので、咄嗟のタイミングで使用できないのかな?と思っております。
私が考えていたのもぽちさん方式に近く電動消しゴムのゴム部分をフリクションの消去用樹脂に交換して使ってみようか、というものです。その内機会があれば試してみようと考えています。

ちなみに先程試してみたら、フリクションの筆記線は普通のプラスチック消しゴムで消す(脱色?)することができました。
Posted by すいどう at 2013年02月28日 13:14
ぽちさん

なるほど、金より銅の方が熱伝導率が高かったんですね。
金を手で持って研磨機にかけるとすぐに熱くて持てなくなるので、相当熱伝導率が高いと思ってました。
相手が紙なので銅でも十分でしょう。先から落とさなければ。ま、落としても再度研磨するのは簡単。
紙を燃やさないように近づけたり遠ざけたりするところがこの字消しの妙味です。まるで職人技!
でも先端温度が70度程度に抑えられれば問題なしです。
Posted by pelikan_1931 at 2013年02月28日 12:57
化学的な立場から言うと、ある程度、高温になると、インクが分解して
しまうのではないかと危惧します。
顔料系のインクでしたら比較的熱や光に強いのですが、
染料系のインクは熱、光ともに弱く、変質してしまう可能性が高いです。
レーザーは所詮、可視光の一部の光なので、レーザーで消えると言うことは
可視光である日光に当てると消えてしまいます。
消しゴム等での摩擦熱はそのちょうどよい加減なのではないでしょうか?
半田ごては、よほど正確に温度制御できない限り、紙を焦がして火を
出したり、やけどする危険性が伴いますので、そういう意味では、
加熱式ではなく、細いゴムのヘッドを回転させて摩擦で消すタイプの方が
よいように思います。
ちなみに、熱伝導率は金は銀より悪く、
カーボンナノチューブ、ダイヤモンド、銀、銅、金、アルミ
の順ですので、加工のしやすさやお手軽さで言えば銀か銅でしょう。
先端部の細さでは断然、カーボンナノチューブなのでしょうがw
Posted by ぽち at 2013年02月28日 12:13
Mont Peliさん
それじゃ、三脚がいりまんな。

実際、ドット単位で修整したいことは多々あるのでレーザー字消しは欲しい。
でもスタンドと手元スイッチと拡大鏡が入りそう。

出来れば昔のインベーダーの機械のように上下左右をリモコンでコントロールしながら照射したい!
Posted by pelikan_1931 at 2013年02月28日 11:24
つきみそう さん

そう、半田ゴテを改良して、先端部が70度に一瞬で温度が上がり、単5電池一個しようという字消しが欲しい。
熱伝導を考えて、先端部は18K以上で御願いしたい。ステンレスや鉄では温度が上がるのが遅い!
Posted by pelikan_1931 at 2013年02月28日 11:21
半田ゴテでも「大根を正宗で切る」とか「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」の感はありますが、究極は「レーザー照射」タイプでは?
「弱」モードで仮の位置決めしておいて、「強」モードのボタンを押して消去。
商品化しても、 pelikan_1931 師匠しか買わないと思いますけど。(笑)
あ!火事を出さないように気を付けて下さい。
Posted by Mont Peli at 2013年02月28日 08:21
世にある字消しの類は、精密に細かい部分だけを消す、ということに焦点を当てているものが多いですね。そういう意味では乾電池式半田ごて、最適です。今後、こんなに消しやすい半田ごてを見つけたよ、という競争が何処かの研究会内部で起こりそうな気がしないでもありません。
Posted by つきみそう at 2013年02月28日 07:37