
これはシロウさんと、彼の友人で実際に模型カーを走らせるのが趣味の友人との共同開発。ギア比は調整用にかなりいじってあるとのこと。
需要があれば量産します!とのことで、まずは拙者が試用してみることにした。これが初登場したのはかなり前だが、拙者は笑ってばかりで一瞥だにしていなかった。
試用も先日の神戸大会までしていなかったのだが、使ってみると、簡単な作りにもかかわらず、凄い性能なので、ここで紹介することにした。先日の千葉大会で開発者には了解を頂いていたのでな。
乾電池2本しか使っていないのに、ものすごい高速回転をする。しかもけっこうトルクも有り、ペンポイントを押しつけても回転は落ちない。
車軸には4個の小さな市販のリュータ用の砥石が取り付けられていて、スイッチを入れると4輪が同時に高速回転を始める。

車(Car)のキットを用いたチャーチャーなので、Carチャー。いささか呼びにくいので【カーちゃん】と名付けた。
最大の利点は左手にカーちゃんを持って、右手に萬年筆を筆記状態で握り、回転する砥石に筆記状態で押しつけて削れること。とにかく軽い!
気を付けなければならないのは、超高速回転なので、あっというまにペンポイントが削れること。本格チャーチャーやポケッチャーの感覚でいると、ペンポイントが片減りしてしまう。
一方でペン先斜面の研磨などは短時間で出来て大いに助かる。この回転数やトルクはギアを変えれば各字の好みに合わせてカスタマイズ出来るらしい。
ただし作業でスイッチを入れたり切ったりが非常に面倒。スイッチの位置も作業しながらのオンオフには適していない。そこで拙者はすっとオンにしたまま使っている。
ルーペで数秒確認する間だけなので、付けっぱなしでも電池の消耗は気にならない。それにゆくゆくはエネループを使う予定なので、乾電池も不要となる。


なぜこれが必要かといえば、もともとがモデルカーなので、スイッチを入れたままテーブルに置くと、走り出してしまう(笑
最初は大慌てした。実際には走り出して何かに衝突し、乗り上げれば回転は自動的に止まる仕組みにはなっているのだが、それがわかっていても慌てる。
しかも机上にある尖端工具をはね飛ばす可能性もあり、危なくてしようがない。そこでアテゴムを使うことにしたのじゃ。

しかもゴム製なので余分な振動も吸収してくれて実に具合が良い。
左手での持ち方としては、親指と中指で胴体の細い方を挟む。人差し指と小指で胴体の長い方を挟む。薬指は折って背面に当てる。
このようにすると実に安定して作業がしやすくなる。逆にこの状態にしないと余った指がタイヤ部分に当たってしまう可能性が高いのじゃ。
上の画像で〇がついているのはしっかりと使える砥石。回転にもブレがない。Xがついている巾の薄い砥石は左右に回転がブレて使いものにならない。同じ厚みの砥石に揃えた方が良いな。

ただ拙者はトルクの安定したエネループを使う予定じゃ。簡単に充電出来、残量チェック機能が付いた充電器は重宝する!
ボディの形状で指が痛い部分などはプラスティックなので簡単に削り落とせるのも良い。韓国PENHOOD研究員の方々にも大人気だったので、至急仕様をと価格を決めて頂いて量産してもらおう。
ちなみに砥石の交換は出来るのかな?