2014年01月03日

パイロット カスタム67 初期モデル 14K-BB 入手

1左画像は拙者が現在インクを入れて使っているパイロットの全モデル。2ヶ月前は1本だったことを考えると、最近パイロットの利用本数が増えているのがわかる。

一番上はパイロットのデスクペン。14K-EF付きでペン先の製造は2013年1月。らすとるむ氏がblogで書き味を絶賛されていたので年末に入手。お正月からインクを入れて使っている。
未調整で使えるかなぁ・・・と期待したのだが、さすがにEFだけあって絶妙とはお世辞にも言えない書き味。安いペンと高いペンを同じ時間をかけて出荷調整するような無駄な事はしていないようだ。少し安心した。
スリットには手を入れず、5000番の耐水ペーパーと10000番のフィルムで少しスリスリしたら絶妙の書き味になった。
面白いことにデスクペンなのにキャップが尻軸にささる!試して見ると重心が後ろに来てなかなか良い。デスクペンは本来はペンを立てて書くものなのだろうが、拙者には無理。
むしろこうやってキャップを後ろに挿し、金属部分より後ろを持って筆記すると異次元の書き味になる。EFとしては出色の書き味じゃな。ええですよぅ〜!

上から二番目はずっと未調整で何年も使ってきたカスタム742だったが、年末に我慢できなくなって研磨してしまった。寝かせて書くときのコツンと紙に当たる感じが書き込めば取れるかなぁ〜と思っていたのだが・・・
拙者の筆圧では400年たっても変化は無さそうだったので、ほんの少し腹を丸めた。所要時間2分ほどの調整。
しかし同じタイミングでインクをパイロットのブラックから、Montblancの10年ほど前の(使いかけの)ブルーブラックに変えたらインクフローがかなり悪くなってしまった。
インクと書き味の関係を語る上での貴重な資料なので、これはこのままの状態で使っていくことにした。インクの色は緑がかったグレーに近い黒?いわゆる腐ったインクかもしれない。これは貴重じゃ!ケケケ。

一番下は通販でボールペンの芯を購入する際、1万円以上なら送料無料!という宣伝文句に釣られ、穴埋めで購入したヘリテイジ91のSFM。
玉型クリップではないので購入する気は無かったのだが、SFMの書き味を忘れてしまったので思い出すために購入。やはり拙者の筆記角度では腹がコツンと来る。インクフローも今一歩・・・
そこで少し腹を舐め、スリットをほんの少し開いたら・・・驚くべき書き味になった!滑らず引っ掛からず・・・そして紙にまとわりつくような書き味で、けっして滑ったり掠れたりしない。
なんていうか手を動かした0.01秒後からインクが遅れて紙に乗る感じ。この書き味をデスクペンの書き味と比較すると、やはり価格差だけのことはあるなぁ・・・と改めて感じざるを得なかった。こりゃ絶品です!

2そして真ん中が昨年末の名古屋大会で入手したカスタム67の14K-BBペン先付きじゃ。もちろんN御大のトレイから発掘。
これだけ価格が飛び抜けて高かったので不審に思いペン先を見て納得。実はN御大に気づかれないよう、そっとある部分も調べ、これが発売直後のモデルであると確信し購入に至った。

34こちらがペン先の拡大図。この状態ではペン先に刻印された製造年月日は見えない。それにいくらなんでも外して見るわけにはいかない。
拙者は別の方法で確かめて初期モデルと確信したのだが、それが正しいのかどうかはわからない。その答えは水道橋の大会でN御大が種明かししてくれるであろう。
しかしこのBBのペン先についているペンポイントは立派じゃ。丸研ぎのように見えて角研ぎになっている。紙当たりの面積も広く、ぬらぬらの書き味を提供してくれる。

5自分のものになったのでさっそくペン先を首軸から抜き、表面の曇りを金磨き布で綺麗に磨いた。おお、コストカット穴はこの時代からあったのだなぁ。
少なくとも10号ペンだったパイロット65のペン先にはコストカット穴は無かった。現在のカスタムカエデのペン先は同じ設計だがコストカット穴は付いている。

6この萬年筆はカスタム67というぐらいだからパイロット創立67周年の年に発売されたはず。パイロット65が1983年発売なので、1985年の発売じゃ。
そしてペン先の刻印はH186。これは平塚工場で1986年1月に製造されたペン先ということになる。
すなわち発売年の翌年年初のペン先であるから、このペン先が付いているモデルは初期モデルと考えて間違いはない。

7しかし拙者はペン先を抜く前から、この軸が初期デデルだろうと予測していた。それは首軸を抜いた時に、胴軸の重心がずいぶんと後ろ寄りだったから。
ずっと以前に持っていたカスタム67にコンバーター70が入らないので、デパートの筆記具売場に持ち込んだ。

そこで対応してくれたj女性は、今思えばパイロットの 社員だったのだろうが、【これは古いモデルなので、お尻の所に金属が入れてあります。これを取り除けばコンバーター70は入ると思います。
と教えてくれた。え〜!初期モデルなら貴重じゃないですか!という会話をしたことを思い出し、そっと尻軸の感触を確かめてからお金を渡したのであった。

懐かしき、バランサー付きモデル!この重さが寝かせて書く際には実にいいのじゃ。

これはこのまま未調整で使うつもり。なぜかぴーぴーとたまに鳴く。ペンポイントを30倍のルーペで見ると、Mのペン先では見られない細かい傷がつけられている。
ああ、これは書き出し掠れ対策だなぁ〜! とにんまりとしたのだが、果たしてそれが正しいのかはわからない。さていつまで泣き続けてくれるだろうか?


Posted by pelikan_1931 at 23:30│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
この記事へのコメント
そういえば、今更ではございますけれど、
con-70は、途中で仕様変更が入り短くなっているはずなので、
錘つきの67でも入る気がします。
うちにある67は92年2月製で、錘のようなもの(鈍い銀色)は軸内部の奥に見えましたけれど、これが錘かどうかは分からないので、、この67にはcon-70は入ります。
Posted by 関船 at 2014年01月31日 02:34
 遅まきながら、本年も宜しくお願いします。

 初期のものには、尻軸に重しが付いているというお話、大昔に Pelikan_1931 さんから教わったことを今、思い出しました。

 それを失礼ながら忘れてしまった頃に出会った67のSUニブ付きが手元にあります。こちらは尻軸に重しがなく、そのため筆記バランスが首軸寄りになっていて、首軸を握って書く私には実にピッタリでした。ものは試し的に当時は購入したのですが、ことによると手持ちの萬年筆全ての中で一番書きやすいかも知れず、使ってはいないくせにずっと手放せないまま今に至っています。
Posted by monolith6 at 2014年01月06日 17:27