本日は、まずは昨日整理した不燃ごみを朝7:00から出す。そして、新聞、雑誌、ビン(透明・茶・青・その他)、缶(つぶす)、ペットボトル(つぶす)を分別し、次回帰省時に出す準備を整えた。
本来なら明日、集積所にゴロゴロキャリアーで引っ張って行こうと思ったが、20時ごろから大雨になったので中止し、次回とした。
今回清掃できた2部屋が12月まで散らかっていなければ、次の部屋の掃除に入れる。元の木阿弥なら賽の河原の石積みとなってしまう。
拙者が寝泊りしている2階の部屋(20畳)の押入れには萬年筆とスタートレック関係の書籍が詰まっている。たまに帰省したときに読むのはスタートレック物。萬年筆関係の書籍は東京にもあるので読みはしない。
ただ、今回は、ふと気になって【万年筆クロニクル】 を手に取った。表紙をはずしてみると、それは日本の本とは思えない装丁になっている。
背表紙には 【THE CHRONICLE】 Fountain Pen's History Writing Materials Archives EI Publishing Co.Ltd. と書かれている。
クロニクルとは年代記ということなので、そこには各メーカーの歴史、吸入方式の構造、代表的万年筆、世界の万年筆職人などが、膨大な資料や絵画とともに満載されている。
読み返してみると、忘れていたこともいっぱいある。
絵の具会社だったころのペリカンは初期には、PelikanではなくPelicanであったことなどはすっかり忘れていた。
掲載されている膨大なカタログには価格が残っているものもあり興味深い。
萬年筆愛好家のうち、萬年筆を使って書くことよりも、萬年筆そのものの構造、歴史、調整などに興味がある肩には必読の書といえよう。
幸い、こちらはamazon.comでも新品で手に入るし、絶版にはなっていない。(ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!は編者と相談して絶版にした)
万年筆クロニクル は 2007年8月10日発売
ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン! は 2007年9月28日発売
いずれも当時の萬年筆研究会【WAGNER】会員だけによって執筆された書籍である。
★万年筆クロニクルの著者は 世界のコレクターと画伯
★ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!は著者がたこ吉で編者がkugel_149となっているが、実際は著者・編者がkugel_149で、記事投稿者は萬年筆研究会【WAGNER】会員全員というのが真相。
拙者は自分の部分以外は一枚たりとも書いていない。他はBlogの履歴の中から編者が時間をかけてピックアップしたもの。まさに当時病身であった編者が心血を注いで作った本といえよう。
この二冊に加えて萬年筆の達人と、そのベースとなった四本のヘミングウェイが、Why 萬年筆?を追求する上での必読の書とされているが四本のヘミングウェイの内容は、ほとんどが萬年筆の達人に包含されている。
★ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!は萬年筆愛好家
★万年筆クロニクルはメーカーや機構の歴史(一部は職人)
★萬年筆の達人は職人の話(一部は販売店)
を描いた作品となっている。そして不思議なことに、2007年8月10日発売の万年筆クロニクルの参考資料の頁(380-381)には、2007年9月28日発売のペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!が載っているではないか。
どうしてだか知りたい方は、水道橋の定例会にて【世界のコレクター】に聞いてみてね?
ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!ではWAGNER会員全員が記事を書くことを必須とした。従って投稿しない方には退会してもらう・・・ということになり、実際、10人ほどは退会された。執筆者は59名。会員は60名。
書いていないのは万年筆クロニクルの絵と文章で、とてもその時間が取れなかった画伯なので、クロニクルの執筆を免罪符とした(と思う)。
この時代のWAGNERは、学生の(スポーツ系)部活のような熱気と連帯感を持ち、全員が同じ方向に向かって邁進する・・・という感じだった。
その後、この熱気を維持し続けると、後から入った人はいづらく、結局は萬年筆の裾野を拡げるお手伝いをするという当初の目的を達成できない・・・と考え、WAGNERを団体から場に少しずつシフトした。
今の萬年筆研究会【WAGNER】からは、(スポーツ系)部活の雰囲気は完全に姿を消し、どちらかといえば、学園祭のような雰囲気かなぁ? かなり【場】を意識しているのだがな。