2015年07月30日

TWSBI Diamond 580 色軸 & ECO

1こちらで紹介されてから欲しくてたまらなかったDiamond 580の赤軸と緑軸をやっと入手。緑軸はBで、赤軸はFを選択した。
この緑と赤の色は、日本人の感覚では出せない色。台湾カラーというよりは、伊太利亜カラーの方に近い。
特に緑の方は、BIANCHI(ビアンキ)のロードバイクの色を彷彿させる。ええですよぅ〜!
赤の方もHPを見て予想していたものよりかなり艶めかしい色じゃな。内部構造は全て透明軸だったころのDiamond 580と同じように思えた。

23キャップ、尻軸、首軸の色が揃えられているのが一番気に入った。これは赤軸も同様。
TWSBIは欧米の筆記具会社の製品や部品をOEMで作っている会社と聞いた。
製造能力がものすごいので、一回で大量に製造すると、次回製造の際にはモデルチェンジする可能性が高い。
従って別の色が出るかなぁ〜と待っているうちに廃盤になってしまう可能性があるので、思い立ったらすぐに入手しておくのに限る。

4左画像の上は、新製品のECOというモデル。こちらで紹介されている。一目見てこれは!と思ったので入手してみたのだが、こいつはすごい!
キャップをした長さはDiamond 580と同じくらい。今のところは白軸と黒軸だけが発売されている模様。
キャップと尻軸が六角形になっている。これが実に使いやすい。TWSBIの萬年筆はいたるところにOリングが使われている。
胴軸のキャップをねじ込む部分にもOリングがあり、結果としてしっかりと締まるが、締める時や緩める時にかなり力を入れる必要がある。
丸い軸だと力が伝わりにくく、ついクリップに指をかけて回しそうになる。そうするとクリップがゆがんでしまうがな・・・
それに対して、ECOでは締めるときの力もさほどでもなく、緩める時もキャップが六角なので回しやすい(力が伝わりやすい)。
また尻軸も六角なので、回しやすい。580と比較しながら回すと、そのスムースさ加減に驚くだろう。

57ECOは尻軸はキャップと同じ色だが、首軸は透明軸。これがやや残念なところ。ここもキャップと同じ色にして欲しいなぁ。
値段は580 緑/赤とも7,128円(税込)に対して、ECOは4,644円とかなり安いだけに多少は我慢かなぁ・・・
ちなみに尻軸へのキャップの挿さり方は、ECOのほうがきっちりとしている。580もガタツキはないが、なんとなく不安定。
それに対してECOではプスっと音がしながら嵌まる。良く見ると、Oリングが尻軸の根元にあり、それを受ける溝がキャップの内側に彫ってある。これ以上の改良は出来ないほどがんばっている。

6ただし、ペン先はややエラ部分が狭く、見栄えは悪い。またペン先が小さい分、やや硬い書き味になっている。
それについてはスリットを拡げ、スイートスポットを作り込めば、書き味は激変するだろう。
580のペン先はソケット式なので左に捻れば外れたのだが、ECOはペン先固定式なので、ペン先交換は簡単にはいかない。調整師に任せなされ。
ちなみにインナーキャップはどちらのキャップにもついている。こういう所の手抜きは無い。さすがだ!
数年前の真夏に書斎館の庭(当然クーラー無し)で、珈琲を飲みながら語り合った若社長はブレることなく、良い萬年筆を作り続けているようじゃな。

8上がECOに付いている尻軸外し工具で、下は580に付属している同じ工具。両方を使ってみたが、下の方が使いやすい。
ただし、軸に傷つけるリスクが少ないのは上の方。このあたりも十分い考えたのだろう。
年々歳々進歩しているというのはうれしいなぁ。しかも、一気にECOが人気にならないよう、過去の製品にも魅力を持たせたまま移行させているのも心憎い。
あおの戦略に嵌まって、結局3本入手してしまったわぃ。 

Posted by pelikan_1931 at 23:30│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック