2015年11月28日

テストの珍回答 その151

拙者は最近、小学校、中学、高校で実際に行われた試験での珍回答に涙している。そして自分でも正解できない問いや、同じような間違いを犯しそうな問題も数多くある。
そこで、不定期ではあるが、【テストの珍回答】を紹介しよう。

問いと模範解答を最初の頁に、珍回答をつづきの頁に記す
                                                              
1:
 国語
 慣用句とことわざの問題です。〔   〕に適した語句を入れなさい。
       〔     〕が騒ぐ     意味:心配で心が落ち着かないこと
       お茶を〔        〕  意味:その場しのぎにごまかしたり取り繕うこと
       木で     〕をくくる  意味:面倒くさそうに、冷たい態度を取ること
       〔            〕  誰に対しても如才なくふるまうという意味の四字熟語

解答;
       〕が騒ぐ     意味:心配で心が落ち着かないこと
       お茶を にごす    意味:その場しのぎにごまかしたり取り繕うこと
       木で  〕をくくる  意味:面倒くさそうに、冷たい態度を取ること
       〔   八方美人  〕     誰に対しても如才なくふるまうという意味の四字熟語

そういえば、胸騒ぎの恋人という映画があった。wikiによれば、ストーリーは・・・

ゲイのフランシスとストレートのマリーは姉と弟のような親友同士。
ある日、2人は友人らとのパーティで1人の明るく社交的な美青年ニコラと出会う。
フランシスもマリーも口では好みでないと言いながらも、ニコラに一目惚れする。
そんな2人とニコラは友人として親しくなり、3人で遊ぶことも増える。フランシスもマリーもそれぞれセックスの相手には不自由していなかったが、無邪気なニコラと親しくなるに従って、ニコラへの想いを募らせて行く。
マリーがニコラに対して積極的なのに対し、フランシスはマリーを気遣ってニコラに対しては遠慮がちであった。
しかし、3人で小旅行に行った先で、ニコラと楽しげに戯れるフランシスに嫉妬したマリーは、フランシスと取っ組み合いの喧嘩を始めてしまう。
その様子を目撃したニコラは、この出来事以降、2人と距離を置くようになる。
そんなニコラへの想いを抑え切れなくなったフランシスとマリーはそれぞれニコラに告白するが、ニコラはきっぱりと拒絶する。
共にニコラに振られたフランシスとマリーは再び以前と同様の親友関係に戻る。
1年後、ある夜のパーティでフランシスとマリーはニコラと再会する。
久しぶりの再会にニコラは2人に声をかけるが、そんなニコラを2人は拒絶し、無視する。
そして、パーティで出会った1人のハンサムな青年にフランシスとマリーは再び同時に恋してしまう。 

『胸騒ぎの恋人』(むなさわぎのこいびと、Les Amours imaginaires)は2010年のカナダのドラマ映画。2010年5月の第63回カンヌ国際映画祭(ある視点部門)で初上映された・・・とある。

難解なストーリーだが、何故かフランス映画風の匂いがする。 
 
 
2: 国語 下線部分の漢字をひらがなに直しなさい。
       健気な少年
        
       相殺

解答;
       けなげな少年
       おごそ 
       そうさい

厳かは読めなかった・・・荘厳なら読めたのだがな。

厳かの意味は;
普段とは違うきちんとした雰囲気で、近寄りにくいさま。静かで落ちついていて、真剣にならずにいられない雰囲気があるさま。ふざけてはいけないような雰囲気・・・とある。

皇室の結婚の儀なんかはその代表だろうな。 

最近、厳かな雰囲気って出会ったことないなぁ・・・

健気な少年には頻繁に会う。悪ガキであっても、たまには健気な行動もする。よく見てやらねばな。
親の目の前で健気な行動をするのは、恥ずかしいものだから、絶対にしないはずじゃ。ただ、よそではしてますぜ、きっと。 
  
 
3: 日本史 〔      〕に適する語句を入れなさい。
       1866年、坂本龍馬は、西郷隆盛と〔        〕を引き合わせ、薩摩と長州との提携を実現させた。これを〔        〕という。

解答   1866年、坂本龍馬は、西郷隆盛と〔 木戸孝充 〕を引き合わせ、薩摩と長州との提携を実現させた。これを〔 薩長同盟 〕という。

日本史、特に近代史はまったくダメダメなので、木戸孝充って誰よ? と思い検索してみたら、桂 小五郎 だった。

wikiによれば、彼の経歴とは・・・

長州藩出身。吉田松陰の教えを受け、藩内の尊王攘夷派(長州正義派)の中心人物となり、留学希望・開国・破約攘夷の勤皇志士、長州藩の外交担当者、藩庁政務座の最高責任者として活躍する。
特に志士時代には、幕府側から常時命を狙われていたにもかかわらず果敢に京都で活動し続けた。
維新後、総裁局顧問専任として迎えられ、当初から「政体書」による「官吏公選」などの諸施策を建言し続けていた。
文明開化を推進する一方で、版籍奉還・廃藩置県など封建的諸制度の解体に務め、薩長土肥四巨頭による参議内閣制を整えた。
海外視察も行い、帰朝後は、かねてから建言していた憲法や三権分立国家の早急な実施の必要性について政府内の理解を要求し、他方では新たに国民教育や天皇教育の充実に務め、一層の士族授産を推進する。
長州藩主・毛利敬親や明治天皇から厚く信頼された。
しかし、急進派から守旧派までが絶え間なく権力闘争を繰り広げる明治政府の中にあって、心身を害するほど精神的苦悩が絶えず、西南戦争の半ば、出張中の京都で病気を発症して重篤となった。
そして、夢うつつの中でも西郷隆盛を叱責するほどに政府と西郷双方の行く末を案じながら息を引き取った。
その遺族は、華族令当初から侯爵に叙されたが、これは旧大名家、公家以外では、大久保利通の遺族とともにただ二家のみであった。

薩長同盟を結んだのは、木戸孝充が33歳の時。うーん、今の33歳に期待するのは無理かなぁ〜?
拙者は33歳の時何をしていたのだろう?おお、思い出した、15人くらいの若手社員の論文指導を(頼まれもしないのに趣味で)した年だ。
自分の3通も含めて18通の論文を出し、17通が入選した。ただし、一番出来ない子の論文が優秀論文になって困った記憶がある。論文発表会で質問に答えられなくて泣いたとか・・・
その時に、彼女を助けてくれたのが、同じく優秀論文を取った拙者の友人。あとで話を聞いて非常に感謝したものじゃ。 
 
 
4: 国語 四字熟語の問題です。〔   〕に適した漢字を入れて熟語を完成させなさい。
       馬耳〔  〕〔  〕     
       〔  〕打〔  〕  
       〔  〕〔  〕倒
       〔  〕人〔  〕色

解答;
       馬耳〔 東 〔 風      
       〔 網 〕打〔 尽   
        〕倒
        十 〕人  〕色

七転八倒は、激しい苦痛などで、ひどく苦しんで転げまわること。七転び八起きとはニュアンスが違う。
七転び八起きとは、何度失敗しても、諦めずに立ちあがることのたとえで、浮き沈みの激しい人生のたとえにも使われる。

馬耳東風の「東風」は春風のことで、暖かい春の風が馬の耳元に吹いてきても、馬は何も感じないことから。 
李白の詩『答王十二寒夜独酌有懐』にある「世人聞此皆掉頭、有如東風射馬耳(世間の人はせっかく作った詩賦を聞いても皆頭を振ってわからないと言う。それはまさに春風が馬の耳に吹きかかるようなものだ)」からだとか。 

1: 国語 慣用句とことわざの問題です。〔   〕に適した語句を入れなさい。
       〔     〕が騒ぐ     意味:心配で心が落ち着かないこと
       お茶を〔        〕  意味:その場しのぎにごまかしたり取り繕うこと
       木で     〕をくくる  意味:面倒くさそうに、冷たい態度を取ること
       〔            〕  誰に対しても如才なくふるまうという意味の四字熟語

解答;
       〔 血 〕が騒ぐ     意味:心配で心が落ち着かないこと
       お茶を こぼす    意味:その場しのぎにごまかしたり取り繕うこと
       木で  〕をくくる  意味:面倒くさそうに、冷たい態度を取ること
       〔   世渡上手  〕     誰に対しても如才なくふるまうという意味の四字熟語

奥様の場合、何かのきっかけで、一気に血が騒いだらしい。本日確認したら、最近は血が騒がなくなったとか。少しは落ち着いてきたらしい。
いや奥様の場合は、血が騒ぐではなく、頭に血が上るじゃな。

お茶をこぼして話題を変えるのは、高等テクニック。なかなか出来る事ではない。怒りに火を注ぐこともありうるしな。
その昔、スーツの左胸にデュポンのライターを入れるホルスターを設け、毎日即座に点火する練習をしている常務がいた。
お客様が苦情を機関銃のように述べたあと、煙草を口にくわえた瞬間に点火する。
デュポンのライターは大きな音を立てて蓋が開くので、相手はビクっとして黙る。その瞬間に謝罪と、当方の言い分を述べるのだ・・・と教わった。

世渡上手・・・正解じゃね?と思ったが、正式には世渡上手と書くので、四字熟語とは言えない。いずれにせよ、もう少しヒントが欲しい問題じゃな。 
 
 
2: 国語 下線部分の漢字をひらがなに直しなさい。
       健気な少年
        
       相殺

解答;
       かたぎな少年
       きびし 
       あいさつ

カタギな少年の反対がヤンチャな少年かぁ・・・。大阪府知事としげおちゃんは、同じ町の出身で知り合いらしいが、どちらもヤンチャだったんだろうな。

きびしか・・・って、博多の人ですか? 

相殺あいさつと読むのは・・・恐いな。挨拶代わりの殺し合いみたいで。

それじゃ、相殺しましょうか・・・と笑顔で語りかけられたら。
  
 
3: 日本史 〔      〕に適する語句を入れなさい。
       1866年、坂本龍馬は、西郷隆盛と〔        〕を引き合わせ、薩摩と長州との提携を実現させた。これを〔        〕という。

解答; 1866年、坂本龍馬は、西郷隆盛と〔    犬   〕を引き合わせ、薩摩と長州との提携を実現させた。これを〔 動物愛護運動 〕という。

これじゃ、坂本龍馬ペットショップのヲヤジさんになりますね!
ペットショップ〔海援隊〕 なかなかゴロは良いが・・・

ちなみに、上野の西郷さんが連れている犬の名前は、ツンという雌犬らしい。 西郷どんにとって何匹目の飼い犬だったんだろう?ということで、西郷さんと犬について調べてみると、以下のような物を見つけた。

西郷さんと言えば、上野恩賜公園の犬を連れた銅像が有名です。
顔は似ていないとされる上野の西郷象ですが、西郷が犬好きであったというのは、歴史的に事実だったようです。
では、上野の西郷さんが連れている犬の名前は?種類は?
気になりますよねというわけでここで発表しちゃいましょう。
西郷さんは、あの体格にも関わらず、酒は一滴も飲めませんでした。 らすとるむさんみたい。
その代りに甘いものや脂っこい食事が大好物で、薩摩芋や、饅頭のような甘味は一人で幾つも平らげています。
さらに、オカズでは豚のスペアリブを煮漬けたようなコッテリした食事が大好物でした。
それでも、西郷さんが倒幕の先頭に立っていた頃は、激しく運動していたので、そんなに肥満してはいなかったのです。
しかし、明治維新が達成され、雑務は部下がするようになると、西郷さんはデスクワークが主になり身体を動かさなくなります。
明治維新の時、西郷さんは42歳で、そろそろ代謝が落ちる時期、それでも、食べる量は相変わらずだったので、明治も5年を迎える頃には、西郷さんは肥満し、歩くだけで息切れし馬に乗る事も出来なくなってしまいます。
そんな西郷さんは、ドイツ人医師ホフマンの診断により肥満体と診断され、「このままでは長生きできない」と釘を刺されます。
ホフマンは、西郷に炭水化物を減らすようにアドバイスし、それに加えて、運動をするように促したのです。
流石に、西郷は維新まで達成した人物ですから、根性が違います。
ホフマンのアドバイスを受け入れて食事改善をすると同時に狩猟を趣味にして山歩きを始めたのです。
西郷が好んだのは兎狩りでした、当時の東京には自然が豊富にあり、愛犬を連れて、ウォーキングを兼ねて山歩きするには都合が良かったのです。
上野の西郷像の側にある小さな犬は、薩摩犬という野性の血を強く受け継いでいる猟犬で、名前を「ツン」と言いました。
※ただ、銅像の犬はツンがモデルではなく、薩摩犬でも性別は雄だそうです。
小柄な雌犬ですが、猟犬だけあって気性は荒かったようです。
西郷は大の犬好きでツンに限らず多くの猟犬を飼育していました。
そして、征韓論論争で敗れて鹿児島に帰ってからも趣味の兎狩りを続けていたのだそうです。
最初は、ダイエットで始めた兎狩りが、西郷の人生の一部になっていた。
そんな感じがうかがいしれるエピソードです。
明治10年の西南戦争の折りにも西郷は、愛犬を連れていたようです。しかし、追い詰められた城山の戦いで最後を悟った西郷は、愛犬の首輪を外して逃がしてやっています。
大好きな飼い主と離れる時、西郷の愛犬達はどのような思いだったのでしょうか?
薩摩犬は気性が激しく獰猛な為、人の生活圏から姿を消していましたが、昭和の終わりに純潔に近い薩摩犬が発見されています。 
 
 
4: 国語 四字熟語の問題です。〔   〕に適した漢字を入れて熟語を完成させなさい。
       馬耳〔  〕〔  〕     
       〔  〕打〔  〕  
       〔  〕〔  〕倒
       〔  〕人〔  〕色

解答;
       馬耳〔  〔 仏      
       〔 番 〕打〔 者   
       〔  〕〔  〕倒
        大 〕人  〕色

一見ありそうだが、馬耳念仏という四字熟語は無い。何度も紹介した、拙者の先輩の名言。
取引先のお偉いさんに、釈迦に説法の意味で、馬の耳に念仏ですが・・・と説教をたれた。その結果、えらく気に入られ、商談成功!相手が親方のようなシャレのわかる人で良かった! 

七転というのは、どういうシチュエーションなのだろう? 一度だけ経験したことがある。

徹夜明けの部下が7時30分頃、急にお腹を押さえて七転八倒し始めた。 
慌ててタクシーで病院に連れて行ったのだが、救急の先生は一目見て・・・
尿路結石です。命に別状ありませんから 、診察が始まる9時まで、ソファに寝かせておいて下さい】と。

部下はそれでも転がり苦しみながら、病院の対応について罵詈雑言を浴びせていた。まさに、七転 

Posted by pelikan_1931 at 21:25│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
この記事へのコメント
Mont Peli さん

やはり騒ぐ虫は・・・ 浮気の虫でしょうね。
Posted by pelikan_1931 at 2015年11月30日 07:32
1: 国語 慣用句とことわざの問題です。〔   〕に適した語句を入れなさい。

〔 虫 〕が騒ぐ---血の気が多い人は血が騒ぐ。虫が多い(?)人は虫が騒ぐ。胸が騒ぐ人は?
  
木で〔 腹 〕をくくる---木で?どうやって? 痛そう。
 
〔   〕---誰にでも愛想を振りまくひとが「八方美人」、誰にも相手にされない人が「四面楚歌」? 
Posted by Mont Peli at 2015年11月29日 08:28