2016年05月18日

正体不明?のオマス萬年筆・・・素性を調べて下され!

12本日紹介するのはOMASの創立75周年記念萬年筆・・・らしいのだが、素性がわからないのじゃ。

軸には "75 OMAS SYMBOL OF DISTINCTION"という刻印が入っている回転吸入式萬年筆。

925 という刻印は無いので純銀軸では無い。ステンレス軸にパラジウムメッキかな?ようわからんのじゃ。

34普通なら購入しないのだが、ペン先がBBということで購入した。
ペン先はなんとマット調!最初はチタン製かとも考えたが、ペン先に18K-750という刻印がある.

チタン製ペン先はフレックスでびよ〜〜〜んと曲げても元に戻るほど。
でもこいつのペン先は(BBということもあるが)多少の筆圧をかけてもビクともしないほど頑丈!

このマット感は、サンドブラストなのかな?その割にはペンポイントにはマット感が無い。

というか、極めて素晴らしい書き味じゃなぁ〜!コレクションしておいてもOMASは修理する術が無く、朽ちていくだけ。
なら使わねば! ということで、インクを入れて使ってみることとした。スリットもかなり開いているのでインクフローには期待が持てそうじゃ。

5こちらはおなじみのラーメン丼に描かれているのと同じ模様。今回は首軸バンドに描かれていた。
このリングには首軸が割れるのを押さえる役割もあるのだとか。

書き味は気に入ったのだが、素性がわからない。eBayで海外から購入したので、日本市場に出たのかどうかは知らない。

胴体の素材と、ペン先の作り方(サンドブラストかどうか)などが知りたい。もちろん正式名称も!

よろしくお願いします!拙者のコレクションの中で、唯一素性を書いた紙を無くした(そして忘れてしまった)萬年筆なのじゃ。

Posted by pelikan_1931 at 22:52│Comments(5) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
この記事へのコメント
Mont Peliさん

ありがとう!やっと全貌が見えてきました。ルテニウムメッキではなく、ステンレス無垢だったのですね。

75周年のOMASは何本か見てきましたが、ペン先がマット仕上げはこいつしか見ていません。
特にステンレス仕上げ軸と合うペン先とも思われないのに・・・
Posted by pelikan_1931 at 2016年05月19日 20:22
Ogivaの情報を掘り下げて見ました。
結論としてのモデル名は、'Ogiva'です。stainless軸を見つけました。
OMASのいろいろなモデルに75(周年)刻印nib付けて販売したのですが、Ogivaにもこのnibをつけて75周年記念で発売しました。
その根拠ですが、例えば
http://www.ebay.it/itm/Omas-Ogiva-75th-Anniversary-Fountain-Pen-and-Pencil-Set-18kt-Fine-Nib-Used-/251395664241
http://www.prices4antiques.com/Fountain-Pen-Omas-Ogiva-Oversize-Black-Lacquer-White-Metal-Trim-E8949385.html
http://www.icollector.com/AN-OMAS-OGIVA-75th-ANNIVERSARY-PEN-Italian_i165828
Posted by Mont Peli at 2016年05月19日 08:34
1.さらに調べてみると、T2は専用ケースでこんなケースに入っていたようです。
http://www.invaluable.com/auction-lot/omas,-t2-paragon,-75th-anniversary,-a-limited-edi-240-c-a434b4992f
2.それ以外の75周年記念のケースには、軸色やモデルと無関係に'75 years OMAS'と'SYMBOL OF DISTINCTION'の印刷がありますので、'SYMBOL OF DISTINCTION'はモデル名ではなさそうです。
3.「Omas Ogivaでは?」と思い、stainless軸があったのか調べてみたのですがみつかりません。
Posted by Mont Peli at 2016年05月19日 08:08
一時間ほど掛けて身元調査をいたしました。

1.Omasの創業は1925年なので、2000年が創業75周年に当たります。
創業家のビジネスは1997年に終わりを迎えているので、2000年は再興ブランドの時代です。
2.このモデルはここのWorthPoint掲載品と同じモデルだと思います。
75周年記念モデルでモデル名は 'SYMBOL OF DISTINCTION' ということではないでしょうか。通し番号付きの限定品ではないようです。
http://www.worthpoint.com/worthopedia/fantastic-omas-75th-anniversary-symbol-of
3.75周年記念モデルで唯一通し番号付きで発売されたのがココに掲載されているチタン軸の'T2'です。
http://nibs.com/OmasT2LimitedEdition.htm
4.nibはOEM品なので少量発注では単価が割高なため、相当数を発注したのだと思うのですがいろいろな軸にセットして販売したようです。そのエビデンスがコレ。#4のfreakman さんの投稿---75刻印nibを大量に作っていろんな軸につけて販売したと書いてあります。再興ブランドは基本的にブランドビジネスですから。(笑)
http://www.fountainpennetwork.com/forum/topic/301226-omas-paragon-75-years-le-arco-brown/
Posted by Mont Peli at 2016年05月19日 07:19
師匠

素性は、分かりませんがマット仕上げはサンドブラストと
推察します。ペンポイントが綺麗なのは硬度が高いためです。
此方をマットに仕上げるとNIBが穴だらけになります。
Posted by COLNAGO at 2016年05月19日 04:38