2016年05月21日

AGNER 2016 と WAGNER 11周年 限定萬年筆の仕様が仮決定

本日の萬年筆研究会【WAGNER】中部地区大会で WAGNER 2016 限定萬年筆 と WAGNER 創立11週年記念萬年筆 の仕様が仮決定した。

WAGNER 2016 限定萬年筆の軸色は決定したが、ペン先デザインに関しては、より多くの意見を聞いてみたいので、ランダムに選んだ100人ほどの会員にアンケート調査することにした。
アンケートのメールが届いた方は、積極的な回答をお願いします。

1萬年筆研究会【WAGNER】では、過去に何本かの限定萬年筆を出している。
WAGNER 2007  パイロット
WAGNER 2008  プラチナ
WAGNER 2009  セネター
WAGNER 2010 セーラー
WAGNER 2010 SP0〜5 仕様を明かせない萬年筆(Classic Pens 3本、中屋、パイロット、アストリア)
WAGNER 2010  創立5周年 パイロット
WAGNER 2010 TAKUYA IBISUKI M800 4本用ペンケース
WAGNER 2010 TWSBI Diamond 530 6色
WAGNER 2012 原稿用紙
WAGNER 2013 セーラー 2種類 大島紬ペンケース付き
WAGNER 2014 パイロット
WAGNER 2015 創立10周年 プラチナ
WAGNER 2016 セーラー
WAGNER 2016 創立11周年 プラチナ

WAGNER 2016の2本に関しては現在進行中でーす!

過去の萬年筆研究会【WAGNER】限定萬年筆の中には、既に拙者すら持っていないモデルもある。

WAGNER 2010 に SPxという高額モデルが多いのは、円が強かったので、Classic Pensの限定品などをかなり安く提供できたから。今ではとても恐くて企画できないなぁ。

上の写真は、それらの中で未開封で残っているもの。
濃い茶色の軸が WAGNER 2010 で、規格はダメ出しの女王、販売店交渉は拙者と怠け猫さんとで行った唯一の萬年筆。それ以外の萬年筆は拙者単独か、拙者とポンちゃんか、拙者と世界のコレクター氏しか企画には加わっていない。
出来上がった軸色を見て・・・黒じゃん!と感じたが、光に透かすと濃い茶色だとわかる。

これに懲りて、以降は必ず軸色サンプルを見てから注文するようにしている。

下のWAGNER 2007 は初めての限定品だったので、定番品との仕様の差はあまりない。
キャップリングにWAGNER 2007 と刻印が入っているのと、ペン先が18K-Bが付いているくらいの違い。
当時のシルバーンは海外モデルにしかBニブが無かったので、特別にそちらを付けて販売してもらった。限定番号は特にふっていない。

限定萬年筆を作るには、メーカーとの間に入る販売店にも相当な負担をかけることになる。
ある販売店では全品のペン先チェックをかけ、不良があればメーカーに作り直しを依頼して下さっている。
またメーカーも積極的に限定品を作ってくれるところと、出来れば作りたくないという態度の会社とがあるのでなぁ・・・
希望する仕様を入れすぎると価格が上がり、魅力的な価格にならないのも頭の痛いところ。数が出ないと特殊仕様の軸色やペン先加工、キャップリング加工、限定番号刻印などが割高になる。
作った数の半分しか売れなかったケースもあれば、ペンポイントがあるものに集中して大慌てとか、予想の二倍ほど注文が来て、軸の素材が無くなり、メーカーの定番品に影響を与えた事もあった。

そして残念なのは、萬年筆研究会【WAGNER】の限定萬年筆があまり二次市場に出ないこと。

萬年筆研究会【WAGNER】で作る限定萬年筆の40%は死蔵され、40%は調整師の手によって調整され、残りの20%が調整されないまま使われていると思われる。
そしてオークション市場に流れるのは5%にも満たない数じゃ。この比率がもっと上がって欲しいと考えている。
25%程度が二次市場に流れれば、カスタマイズの楽しさが広まるはず。

インク工房によってインクの魅力が萬年筆市場を活発化させている。
同様に毎年出るメーカーの色違いモデルや、ショップオリジナル・モデル、萬年筆研究会【WAGNER】限定品が二次市場を賑わせば・・・

ますます多くの万年筆ファンが増えるのになぁ〜

Posted by pelikan_1931 at 23:30│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック