押入れの上の棚が積み上げた趣味文の重みで底が抜けそうになったので、整理のためどけたところ懐かしいペンケースが出てきた。
そちらには、古いペンシルを入れたまま放置していたのだが、存在すら忘れていた。開けてみると、この画像のようなペンシルがごっそりと出てきた。
たしか以前に紹介したことがあるなぁ・・・と捜してみたら、2006年06月28日に紹介していた。 【カラー・メカニカル・ペンシル】なんて呼んでいたが・・・色ペンシルの方がふさわしいかも?
まったく実用にならない色芯(口部分の同じ色の芯)が数本内蔵されている。書こうとするとポキポキ折れてしまう。
色が薄いので力を入れないと紙に色が付かないが、力を入れると折れてしまう。話にならない。
ひょっとすると、発売された頃にはちゃんと濃い色の芯だったのが、色が抜けたのかもしれない。
欧州製万年筆用の黒インクではよくある現象だったので、ペンシルにもあったかも?
この当時は海外から一日に何本も萬年筆やらペンシルやら関連グッズやらが届くほど買いまくっていたので、それぞれをあまり味わってはいなかったなぁ。
いろんな物を購入しないかぎり自分の好みはわからないので、ある程度ダボハゼのようにのめり込む時期は必要だ。
そのうち、方向性が決まって落ち着いてくる。すなわち、好みの物以外には心が動きにくくなる。まったく動かないわけではないが、達観したふりは出来るようになるだろう。
それを 【萬年筆の高みに堕ちた状態】 と定義したら・・・最近は萬年筆研究会【WAGNER】にも 堕人(おちうど) が増えてきているなぁ。
それに対して、面白くてしようがなくて、買いまくっている人を 狩人(かりうど) と名付けよう。
さてあなたは 狩人(かりうど)? それとも 堕人(おちうど)? 拙者はとうの昔に 堕人(おちうど) になっている・・・はずじゃ