左画像の下は、拙者が日常的に愛用している萬年筆。といっても岡山大会から戻ってからは自分の萬年筆に触っていない。
本日初めて書こうとしたのだが、書き味にかなり違和感がある。アレレ?絶品だったのになぁ?
ルーペで見るまでもなく、原因は松江大会、岡山大会で多くの人に試し書きしてもらったからじゃ。
萬年筆愛好家が、おそるおそる書いても書き味に違和感が出てしまう。
従って、書き味の変化に敏感な方、そして自分でペン先調整が出来ない方は、おいそれと愛用の萬年筆を他人の手にゆだねてはいけない。
多少筆圧が強い人でも、持ち主と同じ筆記角度で書く場合には問題は起こらない(たぶん)。
一瞬でペンポイントが削れてしまったりはしない。サンドペーパーの上で書かない限りはな。
恐いのは筆記角度が全く違う人が、書き出しでインクが出ないのを気にして、グ〜っと押さえつける場合。
また新品の萬年筆を、ペン先の軟らかさを試そうとして、机の上でグイグイと押し付けるのも非常に危険!
この時には、かなりの高確率でペン先の段差の状態が変わってしまう。
これインクが入っていないだけに、やられがち!
上画像の18K-MFは、以前にペン先を多少反らされてしまっていた。まったくの新品状態にもかかわらずじゃ。
これをやられると、ワザと多少の段差をつけて筆記角度に合わせていたものなど、ひとたまりもない・・・
調整師の萬年筆は、多少乱雑に扱っても、すぐに元に戻せるので、さほど気を遣う必要はないが、低筆圧の人の萬年筆は要注意!
特に、ペン先とペン芯がズレやすい アウロラなどは、人に書かせちゃダメですよ。
それと、一言注意!
ミニペントレに並んでいる萬年筆で、インクが入っていないものは、絶対にインクをつけて試し書きしないように!持ち主がOK出した場合を除いては・・・
ミニペントレでは、新品の萬年筆は購入してから書き味を試すのが当たり前。そのために調整師が複数人いるわけじゃ。
インクが入っている萬年筆に関しては、ミニペントレに出ていれば、試し書きOKの意味なので、散々書いても問題ない。
ただし、必ず持ち主に断ってから試し書きすることをお忘れなく!