そこで、不定期ではあるが、【テストの珍回答】を紹介しよう。
問いと模範解答を最初の頁に、珍回答をつづきの頁 に記す
1: 英語 次の英文を日本語に訳しましょう。(福岡県の中学)
It's summer vacation now.
解答:今は夏休みです
解答:今は夏休みです
この回答は、学生が答えるなら、まぁ許せるが、社会人にとっては違うニュアンスだな。
夏期休暇中で〜す! といって会社からの緊急の依頼を断る・・・という経験はある。
最後のNowを強調すれば、断りのニュアンスが強くなるのではないかな?
2: 社会 戦国時代から江戸時代にかけて、武士には名誉の死として【切腹】が行われたが、これは主にどんな時実施されたか?(岡山県の中学)
解答: 戦争に負けた時、事件を起こした時 など
wikiによれば切腹とは・・・
日本の封建時代の道徳観念のもとでは、不始末が生じた場合にその責任をみずから判断し、自分自身で処置する覚悟を示すことで名誉を保つ社会的意味があり、「自決」また「自裁」とも称された。
近世以降は、自死のみならず処刑方法としても採用されたが、切腹させることは「切腹を許す」と表現され、切腹の場所には新しい畳を重ねて敷き、幔幕をめぐらすなど念入りに整えられ、対象者を武士待遇に扱い、名誉を保証する処刑方法であった。
より罪の重い者には、百姓町人身分に対する斬首や磔、絞首刑などが科せられた。
近世以降は、自死のみならず処刑方法としても採用されたが、切腹させることは「切腹を許す」と表現され、切腹の場所には新しい畳を重ねて敷き、幔幕をめぐらすなど念入りに整えられ、対象者を武士待遇に扱い、名誉を保証する処刑方法であった。
より罪の重い者には、百姓町人身分に対する斬首や磔、絞首刑などが科せられた。
切腹が習俗として定着した理由には、「腹部には、人間の霊魂と愛情が宿っているという古代の解剖学的信仰」から、勇壮に腹を切ることが武士道を貫く自死方法として適切とされたとの説が唱えられているとされる。
切腹の動機としては、
・主君に殉ずる「追腹」(おいばら)
・職務上の責任や義理を通すための「詰腹」(つめばら)
・無念のあまり行う「無念腹」
・士道では喧嘩両成敗が重んじられることから、復讐の手段として遺恨のある相手を名指しして先に腹を切ることで相手にも腹を切らせる「指腹」(さしばら)
・職務上の責任や義理を通すための「詰腹」(つめばら)
・無念のあまり行う「無念腹」
・士道では喧嘩両成敗が重んじられることから、復讐の手段として遺恨のある相手を名指しして先に腹を切ることで相手にも腹を切らせる「指腹」(さしばら)
・敗軍の将が敵方の捕虜となる恥辱を避けるためや、籠城軍の将が城兵や家族の助命と引き換えに行った
・戦場における命令違反を行った者に対し、刑罰的な意味で切腹を命じた
現代においては、詰め腹を切ることは多々あるなぁ・・・いわれ無き詰め腹もな。
・戦場における命令違反を行った者に対し、刑罰的な意味で切腹を命じた
現代においては、詰め腹を切ることは多々あるなぁ・・・いわれ無き詰め腹もな。
3: 国語 次の空欄に語句を入れ、ことわざを完成させましょう。(岡山県の中学)
風が吹けば( )が儲かる
風が吹けば( )が儲かる
解答: 桶屋
理屈は・・・
・大風で土ぼこりが立つ
・土ぼこりが目に入って、盲人が増える
・盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職に由来)
・三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される
・ネコが減ればネズミが増える
・ネズミは桶をかじる
・桶の需要が増え桶屋が儲かる
なのだが、この後もいくらでも展開できるような気がする。
なのだが、この後もいくらでも展開できるような気がする。
4: 社会 江戸時代の人々は、主に職種によって4つの身分に分けられていた。感じ4文字で答えよ。(新潟県の中学)
解答: 士農工商
wikiによれば、士農工商は現代の教科書からは削除されているらしい。
近世日本では、遅くとも17世紀半ばまでに「士」が武士を意味するように意味が改変されて受け入れられた。
また、近代以降には「士農工商」が近世の身分制とその支配・上下関係を表す用語として認識されるようになった。
しかし、1990年代になると近世史の研究が進み、士農工商という身分制度や上下関係は存在しないことが実証的研究から明らかとなり、2000年代には「士農工商」の記述は教科書から外されるようになった。
これに関係して、「四民平等」も本来の意味(すべての民は平等)ではなく、「士農工商の身分制からの解放」という認識を前提に用いられたものであったため、教科書から消された。
ちなみに、士農工商(四民)は、古代中国から用いられた言葉で、紀元前1000年頃には既に見られていたのだとか。
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