左は、kugel_149さんが【淫らな書き味】と評したPelikan #600 の 18C-B(EN)。
ペンケースにあった3本をスキャナーの上に置いてScanしたもの。
上は赤軸、下は黒軸。この2本も今では世の中にめったに出てこないが、真ん中のは特別。
拙者も今までに、この一本しか見たことが無い。ちなみに3本とも W.-GERMANYの刻印がキャップに入ってます。
もっとも最近5年ほどは海外オークションを眺めていないがな。
見つけたのは特に#600に執着していた時だったので、速攻で入手した。
値段はNo.139のMintが余裕で買えるほどには高くはなかった。ずいぶん前のことだ。
当然ペン先は18C-B(EN)なんて付いていなかったので、これら3本のペン先は全て後から付け替えた。
この 18C-B(EN)ペン先を入手するのもずいぶんと苦労した。何本入手してもペンポイントが変に削られていたりしてイヤになった。
ところがある時、この 18C-B(EN)のペン先が5本セット(未使用)で売っているサイトを見つけ、試しに購入してみると全てが全くの未使用品!
まぁ、ペン先だけを入手する費用もずいぶんとかかったなぁ、何度も失敗したから。ひょっとすると真ん中の軸の入手価格の半分くらいは投資したかもしれない。
それほど無傷の 18C-B(EN)を入手するのは難しい。ちなみに#600用18C-B(PF)はガチガチに硬いニブですからお間違いなく!
それと、 18C-B(EN)だけではなく、#500用の初期14C-Mや14C-Bもヘロヘロニブです。もちろん18C-BB(EN)もヘロヘロニブだが、そちらはたしか#700トレドに装着してペンケースに眠っている。
こちらがペン先の写真。同じ18C-B(EN)でもペンポイントの大きさにはかなりバラツキがある。
もし18C-B(EN)を入手されたいのなら、この姿形を記憶すべきでっせ。14C-B(#500初期用)もまったく同じ形をしている。
ペン先に丸みが無く、斜面がえぐれており、エラが張っている。
18C-B(PF)バイカラーなどと比較すれば、その形状の違いはよくわかるはずだ。
この形状さえ頭にたたき込んでおけば、いいかげんなSellerの説明に惑わされることなく、またPFかENかを画像で確認出来なくとも判別可能じゃ。
右側画像のペンポイントだけを見ても判別は難しい。拙者はこういう形にPFニブを調整できる。
しかし、左側のペン先全体像を見れば、PFニブとの差は明らか。
そこはそれ、コレクターである拙者が両者の比較をBlogで公開することなどありえないので、皆さんで鑑識眼を養って下され。
やると突然相場が上がって今後入手しにくくなるので勘弁な!
それに自分で努力した事でないと身につかないものじゃ。
18C-B(EN)の大画像を掲載しておくので、18C-B(PF)のペン先と形を比べただけでも特徴は把握できるはずですぞ。お試しあれ!