第17回 ペントレ PPCIM の Ink ブースの目玉!
画像左側はプラチナのクラシック・インクの瓶の中に入っているインサート。
インクの残量が少なくなっても、コンバーターでインクを吸入しやすくするためのもの。
全部のインクボトルに入っているわけではないが、パイロットでもセーラーでも見た記憶がある。
ただし、各社が製造している萬年筆の場合は良いが、他社製の萬年筆を入れてインクを吸わそうとするとストレスがいっぱい!
今回は、プラチナのクラシック・インクをNo.149に吸わそうとしたのだが、ぜんぜんうまく行かない。
そこで秘密兵器の登場!米国の萬年筆店からまとめて購入したインク・マイザーという容器が右側。
箱の中には、この容器と、二つ折りになった長いスポイドが入っている。
スポイドを二つ折りにするという発想は日本人には無いので、ある意味感心してしまった。
機能的に問題が無ければ二つ折りの名残が残ってもいいじゃないか!という発想。
以前、外資系企業に勤務していた際、ダム端から煙が出た!慌てて本社に連絡したら・・・
【仕様書には火を吹かないようにと書かれているので、煙を吐くのは問題ない】と言われてあきれた。
ともあれ、折り目の付いたスポイドで、インサートを外したクラシックインクからインクを移した。
インサートが瓶の中に残っているとスポイドでインクを吸わせるのに邪魔になる。
そしておもむろにNo.149を首軸まで突っ込んで吸入させてみた。素晴らしい!実に使いやすい!
インクの上端が、いまどの位置なのかが外から見えるので、No.149のように首軸の上までインクが残っていないと吸入出来ないモデルには実に良い!
実は今回のペントレには、左のMontblancの靴型のインク(未使用インク入り)を出品する。
しかし、このインク瓶は、No.149では、すぐにインクが吸えなくなるという弱点を持っている。
そこで、この靴型のインク瓶とインクマイザーをセットにすれば使いやすいはず・・・と考えて輸入してみたが・・・大当たり!
これで幻の未使用キングスブルーが楽しめますぞ!
ご希望の方には、おまけでNo.149(未使用)をおつけします(笑
Posted by pelikan_1931 at 22:07│
Comments(6)│
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お師匠様
白星さんのところにも同じコメントしたのですがm(_ _;)m
ink miserは結局,お幾らについたのでしょうか?
小生はこんなのを使ってます;
https://www.monotaro.com/p/4903/6285/?displayId=4
TPX樹脂製で229円です(ちなみに同じもののガラス製だと1590円ですorz).
もちろん細部での使い勝手は専用に設計されたものが上だとは存じますが...
インクマイザーはインク売り場で販売していま〜す!
インクマイザー、ほっすいっす(笑)
師匠,未開封売るほど持ってると申しましたがモンブラン靴型はひとつだけ,ほかはおそらく70年代の四角い50ml瓶です。1ユーロが140円台の時期にebayで仕入れたもので,どうしてもお金に困ったら売りに出すかもしれません。
でも,古いケーニヒスブラウの退色の仕方はあまりにも刹那的な感じがします。
「渋い色だなぁ」という印象をもはや通り越して「朽ち果ててる。。」という言葉が思い浮かぶのは私だけ?
同じビンテージでも,古典ブルーブラックのほうがまだ生命力を感じるので好きです。
てなわけで古典ブルーブラックのビンテージ物をパイロットとペリカン合わせて人生4回分くらい集めたものの,残りの人生で1回分使い切るのが精一杯。そのため,仕事の合間など気分転換時はお習字ばかりしています。
如意 さん
Kings Blue 売りましょう! あのインクの素晴らしさは、多くの人に知って欲しい!
如意にございます〜
M800系のインク吸引に,セーラーの50mlインク瓶についてるインサートはほんのちょっと深さが足りません。パイロットの70ml瓶は大丈夫そうです。
M1000はどちらも完全にだめで,インサート外して使っています。
iroshizukuやペリカンのインク瓶はそういうストレスがないかわり,ある少なさになったときに吸えなくなっちゃいます。
インクマイザーよさそうですね。未使用キングスブルーは売るほど持っているけど,149は持ってないなぁ。。ペントレ楽しみです!