先日紹介した拙者のM800ルネッサンス・ブラウンは、未だペン先調整無しで使っている。
かなりペン先の状態が良いので、まぁこのまま使ってみるか・・・と思った次第。
事実、切り割りは模様の中央にあるし、ペンポイントの形状も左右対称。
けっして片方だけがおたふく風邪のほっぺのようにふくれてはいない。
たまたま岡山の自室に他の筆記具が無く、しかたなく未調整のままインクを入れて書いたのだが、おお、なかなか良いぞ!てな感じで現在に至っている。
ところが、昨日の萬年筆研究会【WAGNER】中部地区大会@名古屋で、おなかが一杯になるほど調整したM800の書き味と比べると、やはりかなり物足りない。
そこで完全分解して至高の一本にしようとM800ルネッサンスブラウンの尻軸を外してみると・・・
左画像上のようにピストンガイドが黒いではないか!
あれぇ?樹脂製に変わったのかな?と思い、W.-Germany時代のピストンガイドと比べてみた。
重量を量ってみると、どちらも11gでまったく同じ。さすがペリカンじゃ!重量バランスを買えてしまうような設計変更はしていない。ここが◇社とちがうところじゃな。
でも過去にも黒いピストンガイドを見た記憶もあるので、最近のPelikanを引っ張り出してみると・・・
グランプラスとバーントオレンジは金色のピストンガイド。
M805ヴァイブラントブルーは銀色の金具に合わせてピストンガイドも銀色だ。
このあたりは同じ独逸の△社と同じで好感が持てるな。
そしてM805 ブラックストライプは、銀色の金具なのにピストンガイドは黒。ま、軸の(正確には)グレーのストライプを目立たせるためとして納得できる。
しかし、ルネッサンス・ブラウンという茶軸なら、金色のピストンガイドの方が似合うのではないかな?
よし、自分用のM800ルネッサンス・ブラウンだけは、金色金具付きに改造し、至高の調整を施そう!